神様、俺を異世界へ。   作:Watapon-

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遅れてすみません。
第18話、書き上げました。



第18話 神様、遂に護衛任務の始まりです。

ガルフとの決闘を終え、任務前の最後の確認を行うために、俺とガルフは広間へと向かっていた。

 

「ヒロト、1つ聞いてもいいか?」

 

とガルフが尋ねてくる。…お前の強さの秘訣は?とか聞かれても別に意識してないから困る。

 

「…何故お前は俺の一族が持つ秘伝の魔術を使えたんだ?稀に他人の無属性魔法を使える者がいるとは聞いていたが…」

 

あ、何だそんな事か。

 

「俺がその稀にいる人間だったんだよ。…それ以外に言えることなんて無いな。」

 

「まぁそうか。…さっきはすまなかったな。貧弱などと言ってしまって。」

 

いや、多分神様パワーがあるだけで元々俺は貧弱だと思うけど…

まぁそんな事を言っても「は?」と言われるような気がするのでそっとして置き。

 

「さっき、秘伝の魔術って言ってたよな?速度強化がガルフの一族の秘術なら、他の一族にも何かあるのか?」

 

「ああ、うちは犬系の家系だから速度強化なんだ。他だと筋力倍化に飛躍強化、凄い物だと容姿変化などもあるらしい。」

 

へぇー、それは興味深い。もし他の獣人に会う機会があれば教えてもらおう。

と、俺達が話している所へイリアが駆け寄ってきた。

 

「二人ともお疲れ!凄かったなぁ!」

 

と子供のようにはしゃいでいる。

…コイツ本当に14歳なのだろうか。

下手するとリオナよりも年下なのでは無いかと思ってしまう。

 

「…ん?なぁ、イリア。お前、その服どうしたんだ?」

 

いつの間にかイリアの服は、いつもの盗賊風の服ではなく、何やら隊服のようなものを着ていた。

黒がベースのその服には胸の所に公爵様に貰った手紙にあった紋章と同じ物があしらわれていた。

 

「イリア殿はもう団服を受け取られたか。…ヒロト、お前も団服をもらってくると良い。俺は少しやる事がある。」

 

「え、ああ。分かった。」

 

ガルフはそれだけ告げると、何処かへ走っていった。

…てか、イリアの団服が心無しか少し大きい気がするんだが…。

まぁ、本人は気づいていないようだしそっとしておこう。

 

「お、ヒロト殿!いやー、先程の戦い。見事なものであったな。久々に血が違った。」

 

「こ、公爵様!?あ、ど、どうも。」

 

あの、公爵様。息が荒いです。…後、掴まれてる方が凄く痛い。

 

「お父様!ヒロト様が困っておられます!」

 

「おお、これはすまない。つい、興奮してしまった。」

 

「あ、いえいえ。」

 

…しかし、何という握力。後でヒールをかけようか。

 

「すみません、ヒロトさん。父はああいうものが好きでして…」

 

「いや、別に気にしてないから大丈夫。」

 

「そうだヒロト殿。ザウロが探しておったぞ。まだ、団服を貰ってないのではないか?」

 

あ、そうだった!一連のやりとりですっかり忘れてしまっていた。

 

「それじゃあ公爵様、リオナ。また後ほど。」

 

「はい!頑張ってくださいね!」

 

「あ、ヒロト殿。後もう1つ言い忘れておった。」

 

「…?なんですか?」

 

俺がそう問い返すと、さっきの表情とは打って変わって真剣な表情でこう言ってきた。

 

「後で私の部屋に来て欲しい。君にはもう1つ。頼みたい事がある。」

 

 

「お、似合っているじゃないか。」

 

「そうですか?それはどうも。」

 

公爵様との約束の後、俺はザウロさんから団服を受け取り、広間でみんなの歓待を受けていた。

…あれ?そういえばガルフの姿が見当たらない。

まだ何かしているのだろうか?

 

と、考えていると、そこへガルフが走って帰って来た。

 

「遅れてすみません。すぐ終わらせるつもりだったのですが、少々手間取ってしまいまして…」

 

「いや、構わん。今から作戦会議を始めるから席に付け。」

 

「はい。」

 

…妙だな。

俺とガルフが別れたのは今から小一時間前だ。

何処かへ走っていったのは確認したが、一体何の用事なのだったのだろうか?

…まぁ、本人が用事だといっているのだから深く考えることは無いが。

 

「それでは、作戦会議を始める。」

 

…会議の結果。

ザウロさんが南側。ニヒルさんとバラクさんが東側。ガルフが西側。イリアが北側の正門。

そして、サポートの出来る魔法を持つ俺は屋根の上からの見張りになった。

 

「それでは開始まで少し時間がある。各々準備を怠るな。」

 

「あ、ちょっと待ってください。」

 

「ん?どうしたヒロト殿。」

 

会議中の話を聞いてたらどうやら連絡の手段がないようだ。

…この前アリエさんに貰った魔道書に便利な魔法があった。

 

『コネクト!』

 

俺がそう唱えると、その場にいる全員を光の線が繋ぎ、そして消える。

 

「ヒロト殿。今の魔法は?」

 

「遠隔連絡魔法です。これがあれば、万が一の事態が起きても、すぐに駆けつけ、万全の対処が出来ます。」

 

無属性魔法『コネクト』

指定した者との通信が可能となる魔法。魔力の質と量にもよるが、その距離は無制限である。

また、消費魔力も少なく、発動していない時には魔力の消費がないため、省エネ魔法として重宝されているらしい。

 

「お前は万能だな、ヒロト。」

 

とガルフが呆れたような表情で言う。

…いや、あれもこれも万能なのは神様パワーなのだが。

と言ってもみんなにこれまた「は?」と言うような表情をさせるので言わないでおこう。

 

「それでは解散!30分後に正門は集合だ!」

 

「…お、来たか。待っておったぞ、ヒロト殿。」

 

「お待たせしてすみません。」

 

「いや、構わん。そこに座りたまえ。」

 

「それでは失礼します。」

 

…しかし、公爵様が俺に頼みたいことというのは一体何なのだろうか?

 

「実はだな…」




なんか中途半端に終わってますが、気にしないでください。
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