Fate/Grand Order -Anger of Judgment-   作:ぬのハンカッチ

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前回お知らせした通り、マリー(黒)のステータスを乗せささてもらいます

今回は、宝具の方の説明も乗せますので、よろしくお願いします

クラス:アヴェンジャー
真名:マリー・アントワネット(オルタ)
性別:女性
属性:秩序・悪

【ステータス】

筋力:D++ 耐久:D 敏捷:B 魔力:B 幸運:E- 宝具:A+

【クラス別スキル】

復讐者:B

忘却補正:EX

騎乗:A+

【保有スキル】

魅惑の美声:A+

麗しの姫君:B

神の恩寵:C

【宝具】

私の首を切った鋏(シザー・ブレイカー)
ランク:B+
種別:対人宝具 
レンジ:1 最大捕捉:1人
マリー・アントワネットがアヴェンジャーにクラスチェンジした際に手に入れた宝具。
自分の身長以上のハサミで、相手の首をねじ切る。ねじ切られた首の主はその痛みを一生背負いながら死んでいく。
取り外しが可能で、剣のように振る舞う事もできる。

我が復讐よ栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)
ランクA+
種別:対軍宝具
レンジ:1〜50 最大捕捉:50人
本来のクラスであるライダーとしての宝具が変化し光輝いていたガラスの馬が、アメジスト色に変化し、マリー(オルタ)を乗せて敵へ突撃する。
本来は栄光のフランス王権を象徴した宝具で、外観はフランス王家の紋章が入ったガラスで構成されている美しい馬だが、この馬にはその栄光を象徴した姿ではなく、自分を死に追いやった連中への復讐と憎悪が入り混じり、アメジスト色のガラスとなり禍々しくも美しさを誇る。
真名解放時に呼び出され、黒いオーラを放ちながら敵に突撃し、敵にダメージを与えると同時にバッドステータスを付与する。

それでは、本編をどうぞ


第8話 オルガマリーは俺の嫁ぇ!カルデアなんかにゃ渡さねぇ!

カルデアの連中を逃してから今日で2日目。

 

相変わらず邪ンヌは機嫌が悪い

 

報告しようにもデュへられる可能性もあるので、最近はジル・ド・レイにしか報告していない

 

ルビー達もあれから戻ってきてないし、少し心配だな

 

そう思って外に出てるルビー達を探そうとした時、突然玄関からボロボロの状態になったチーム・RWBYが倒れてきた

 

「ルビー⁉︎どうした、何があった⁉︎」

 

「う…ううん…あ、マ、マスター…?」

 

よく見るとかなりのダメージを受けてるな、このままだとマズいな

 

だがウチには優秀なサーヴァントがいる

 

早く呼べばなんとかなる

 

俺はドラえもんに念話をする

 

『ドラえもん!すぐに来てくれ!ルビー達がボロボロになって帰って来た!』

 

『な、なんだって⁉︎すぐ行くからベットに寝かせてて!』

 

そう言ってドラえもんからの念話が切れる

 

俺は急いでルビー達を担いでベットまで運ぶ

 

そして、全員を寝かせたと同時にドラえもんが大急ぎで現れた

 

「やあやあお待たせお待たせ、すぐに治療するから待っててね?『お医者さんカバン〜』」

 

ドラえもんがポケットから出したお医者さんカバンを使って4人の身体を診る

 

するとしばらくして

 

『全身に裂傷や打撲が見られます。傷薬と貼り薬と包帯を出します』

 

チーンと音がなり、包帯や薬などが出て来た

 

ここから先は男が見ちゃいけない領域なので、偶然通りかかっていたマリーとターニャに任せた

 

俺はこのまま治療が待つつもりだったが、突然俺の目の前にニンジャスレイヤーが現れた

 

「マスター=サン、話がある。しばし付き合え」

 

「え?あ、ああ」

 

このまま待つよりかはいいかもな

 

仕方ないので、俺はニンジャスレイヤーに連れられて部屋を出た

 

何やら真剣な顔立ちだったので、もしかしたら拷問の時の話をされるかもしれないと思うのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

オルガマリーは、ドラえもんの指示を聞きながらルビー達に包帯や貼り薬を貼り、傷口に傷薬を塗っていく

 

「う…ううん…こ、ここは…」

 

「ルビー、私よ、マリーよ?大丈夫?」

 

オルガマリーは包帯を巻きながらルビーに話しかける

 

「…マリーさん?マスターは?」

 

「ヴィンセントなら、ニンジャスレイヤー=サンに連れられてどこかに行ったわ。全く、自分のサーヴァントが怪我してるってのに…いい身分ね」

 

オルガマリーはイライラしながらも、手を休める事なく、包帯や傷薬を塗っていく

 

「…ねぇ、マリーさん」

 

「ん?」

 

「…マスターの事…好き?」

 

「ファッ⁉︎」

 

マリーは思わず驚き、傷薬と包帯を落としてしまう

 

「んもう何やってるんですかマリーさん!」

 

「ご、ごめんなさいドラちゃん!」

 

ドラえもんに怒られながらも、包帯と傷薬を拾うオルガマリー

 

その姿を見てルビーは吹き出す

 

「ぷっ…!ぷくくく…!」

 

「ちょっと⁉︎笑わなくてもいいじゃない!」

 

オルガマリーは怒りながら治療を続ける

 

「ご、ごめんごめん。でも今の話は真剣だよ?どうなの?」

 

ルビーは真剣な顔立ちでオルガマリーに説いた

 

オルガマリーは思わず手が止まり、顔が段々と赤くなっていく

 

「……きよ」

 

「え?」

 

「す……好きよ……///、前に告白したし……返事もらってないけど……///」

 

オルガマリーはもじもじしながら答えた

 

「…そっか」

 

「それがなんなのよぅ…///」

 

マリーは赤くなりながらも、治療を続ける

 

「私もマスターの事好きだよ」

 

「え…」

 

オルガマリーは再び手を止めてしまう

 

「マスターが私たちに隠れて酷い事をしてるのは知ってる。でも、酷い事した後は、必ず自分にも同じ事をするの。前も、あのカルデアのマスターの子の尋問の後、自分の指の爪『全部』に針を入れてたの」

 

「……」

 

オルガマリーは黙ってルビーの話を聞いている

 

その表情に、一切のふざけはなかった

 

「…それにね、マスターは私達の事をサーヴァントととしてだけじゃなくて、普通の人間のように接してくれる時があるの。…私さ、特別扱いとか嫌いだから、そういうのちょっと嬉しかったんだ。だがら、私はマスターが大好き」

 

ルビーはそう言って笑顔を見せた

 

「だから私、マリーさんには負けないから。マスターが私の事、一人の女の子として見るその日まで、私諦めないから」

 

ルビーの表情は真剣そのものだ

 

オルガマリーは、サーヴァントという存在を甘く見てたかもしれないと思った

 

この真っ直ぐな目に真剣な表情、まさしく人間のそれだ

 

オルガマリーはルビーと同じく笑顔を見せる

 

「…ええ、わかったわ。これでお互いにライバルね」

 

「…うん!」

 

二人はそう言って笑顔を見せる

 

その様子を影で見守っていたドラえもんとヤン達は、目線を合わせながら笑顔を見せるのだった

 

特にヤンは、うんうんと頷きながら喜んでいた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はニンジャスレイヤーに連れられて城の屋上に出ていた

 

「…んで、なんだよ用って」

 

ニンジャスレイヤーは俺の顔を見ながら話した

 

「…マスター=サンがカルデアのマスター=サンにやった事は、正直言って許せん」

 

ニンジャスレイヤーから感じる殺意

 

その表情はまさに、ナラクニンジャを見るような表情だった

 

「マスター=サンの行動は拙者の嫌うナラクニンジャその物。あえて黙ってはいたが、拙者としてはもう我慢がならん。マスター=サン、正直に答えて欲しい。マスター=サンのやったあの拷問は本心か?それとも仕方なくか?」

 

ニンジャスレイヤーの真剣な表情や質問に、俺は正直なんて答えていいかわからなかった

 

だけど、嘘を言っても通用しないと思ったから、俺は今の胸の内を明かした

 

「…正直言って、よくわからないんだ…

 

「…」

 

ニンジャスレイヤーはその場から黙って俺の言葉を聞いた

 

「確かにニンジャスレイヤー=サンの言う通り、あの拷問は俺の本心だ。けど、何かこう…本心とは違う感情も入ってたんだ…」

 

「…」

 

ニンジャスレイヤーはただただ黙っている

 

「カルデアのマスターを拷問した時、よくわからないけど、何かこう…怒りの感情が湧き出てきたんだ…最近なんて特にそうだ。お前達人間のサーヴァントを見ていると、何か怒りの感情に支配されそうな…そんな感じがするんだ…」

 

「…」

 

「…俺の言葉を信じる信じないはニンジャスレイヤー=サン次第だ、俺を裏切ってカルデア側に付くもよし、このまま付いてくるもよし、お前の好きな道を行ってくれ、ニンジャスレイヤー=サン、…いや、フジキド=サン」

 

「………」

 

ニンジャスレイヤーは一度目を瞑る

 

しばらく考え込んでいるようだった

 

そしてしばらくして、ニンジャスレイヤーの目が開く

 

「…マスター=サンの言い分、しかと聞き届けた。先の話、信じよう。ただし、もう一人で抱え込むのだけはやめてほしい。拙者やドラえもん=サンやオルガマリー=サンに申し訳が立たなくなる」

 

「ニンジャスレイヤー=サン…」

 

「…シツレイな事を聞いた、マスター=サンは今日はゆっくり休むがヨロシ。ワッショイ!」

 

ニンジャスレイヤーはそう行って跳躍しながらこの場を去った

 

…どうもみんなに迷惑かけてたみたいだな

 

俺はマスター失格だな、全く…

 

とりあえずこんな所で突っ立ってても仕方ない、今日はとっとと寝るかねぇ。

 

どうせルビー達の治療には、時間かかるしな

 

 

そう思いながら、俺は自室に戻って休む事にした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれから3日後

 

俺がルビー達の所に行くと、みんなすっかり良くなったのか、和気あいあいとガールズトークをしていた

 

「…みんなすっかり元気だな」

 

「あ、マスター。うん!この通り皆元気だよ!」

 

ルビーは笑顔を見せる

 

どうやら本当に元気になったみたいだな

 

ドラえもんに感謝しなきゃな

 

「ありがとなドラえもん」

 

「いいっていいって、それよりもマスター、ルビーちゃんたちに聞きたい事あるんじゃないの?」

 

「おっと、そうだった。皆んな、どうしてあんなボロボロで帰ってきたんだ?」

 

「うん、実はね」

 

ルビーの話によるとこうだ

 

カルデアのマスター達を追ってたら、途中で見失ってしまい、1日じゅう探し回っていたと言う

 

そして、ようやくカルデアのマスターを見つけたと思ったら、カルデアのマスターは俺と同様にサーヴァントの召喚に成功したらしく、新たにはぐれサーヴァントを仲間に入れ、さらに新しいサーヴァントを連れて攻勢に出たと言う

 

結果は惨敗

 

軍兵もやられてしまい、ボロボロになりながらもどうにかここまでたどり着けたと言う

 

「…とまあ、こんな感じ」

 

「成る程…、しかし厄介だな…」

 

恐らくはぐれサーヴァントの正体はすまないさんことジークフリートだ

 

あいつはファフニールを唯一倒せる存在の一人だ

 

ファフニールがいなくなれば、こちらの戦力はガタ落ちしちまう

 

まあだからと言っても、もう止めようがないかも知れんがな

 

ジークフリートを仲間にした他にも、新しくサーヴァントを召喚したときた

 

こりゃ本格的にマズいかもな

 

「所で、新しく召喚されたサーヴァントは何騎ぐらいいたんだ?」

 

「んーっと……確か3騎かな?一人はお侍さんっぽい人で、物凄く長い剣を持ってた」

 

やべぇ⁉︎そいつ小次郎じゃねぇか⁉︎

 

オルレアン最強のアサシンの一人じゃねぇか⁉︎

 

「でね、もう一人はすっごいムキムキな体をしてて盾を持ってたのもいたよ!」

 

レオニダスだそれぇー⁉︎

 

あのトリスタンを相手に完封したと噂される低レアサーヴァントの中でも防御に優秀な奴じゃねぇか!

 

「んで最後はね、お菓子を齧りながらロケットパンチしてた女の子がいたの!あの子強かったな〜」

 

それ完璧にイバラギンじゃん⁉︎

 

ヤバイな、カルデアの勢力もやっぱ黙ってはいなかったか

 

このままだとマズいな…

 

仕方ない、後で1回だけ召喚しとくか

 

「ありがとなルビー、お陰でいい情報が得れたよ」

 

「えへへー」

 

んじゃ、ドラえもんにどこでもドア借りて召喚しに行きますかねぇ

 

「あ、マスター待って!」

 

「ん?どうしたルビ…………」

 

俺が振り返るとルビーが前に立っていて、俺の頬に軽くキスしていった

 

………ファッ⁉︎

 

え、ええ⁉︎

 

生チュー⁉︎

 

俺に⁉︎

 

アイエエエエエ⁉︎生チュー⁉︎生チューナンデ⁉︎

 

俺の思考回路が段々と熱暴走を始めたぜこの野郎!

 

「…えへへ///褒めてくれたお礼だよ…、嫌だった?」

 

嫌な訳ないだろおい⁉︎

 

生チューなんて幼稚園以来だよ⁉︎

 

「あ、いや、その、えっと、う、嬉しい、けど、あのあの、あののののののの……」

 

俺は顔を赤くして頭から湯気を出す

 

これじゃあ俺機関車じゃねぇか!

 

俺はしばらくこの場を離れる事が出来ず、ヤン達にニヤニヤされるだけなのであった

 

「…私も、負けないんだから…!」

 

なんか対抗心を抱いたような声が聞こえたけど、ボクキニシナーイ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はドラえもんからどこでもドアを借りて(何故か変な目で見られてたが)拠点に戻ると、いつの間にかついてきたマリーと出くわした

 

「ん?どうした?忘れ物か?」

 

心なしか、マリーの顔が赤くなっていた

 

まあ俺はあんましそういうのは聞かない方がいいと思うし、このままコンクリートの壁に穴召喚陣を描いていた

 

「…ね、ねぇ、ヴィンセント…」

 

「んー?」←俺は書きながらなので顔を振り向く事ができない

 

「…私達、出会ってどのくらいになる?」

 

「んー…そだなー、まあ大体ここで過ごした時期も考えて3週間ってとこだな」

 

俺は手を休めずに陣を書き続ける

 

「そ、そう…」

 

「それがどうしたー?」

 

「…」

 

マリーの声が聞こえない

 

さっきから何言ってんだ?

 

俺にはよくわかんない事だらけだぜ

 

すると、足音が聞こえて、そのまま後ろを誰かに抱きつかれた

 

…ん?今後ろにはマリーしかいなくね?

 

後ろを振り向くと、顔を赤くし涙目になったマリーが抱きついていた

 

「え?あの、マリーさん?どしたの?ホームシック?」

 

「…き」

 

「んあ?」

 

よく聞こえねぇ、マリー最近声小さいな

 

…んん?なんか前にもこんなのがあったような…

 

「…好き、ヴィンセント…///」

 

…………………………………

 

………………

 

……

 

 

え?

 

「好きなの…私…、貴方が好き……///」

 

抱きしめる力が強まる

 

……おいおいおい

 

何を期待してんだ俺?

 

まさかそんなマリーが俺に告白なんて……

 

……されたな

 

一回されたな俺

 

んで返事してねぇな俺

 

え?でも何で?

 

俺に好かれる要素なんてあったか?

 

振り返ってみる

 

マリーを骸骨兵から助けるだろ

 

ショットガンむけちゃうだろ(俺ものすっごく嫌だったけど)

 

マリーをレ…レ…レズン・シュナイダーから助けるだろ?

 

てかあのモジャモジャの名前なんだっけ?すっかりど忘れしちまったぜこの野郎

 

後はマリーの肉体を蘇生させてここに住まわせるだろ

 

……んー、どう見ても好かれる要素なんて……

 

………………………………

 

……………

 

……

 

 

あーーーーーーッ⁉︎

 

あった!

 

あるじゃん!

 

俺マリーの命救ってんじゃん⁉︎

 

命の恩人じゃん⁉︎

 

しかも生きててありがとうとか言ってんじゃん⁉︎

 

そら依存癖のあるマリーなら好感度上がるに決まってんだろ!

 

何で気がつかねぇんだよ俺の馬鹿野郎‼︎

 

どう見ても好感度上がるわ!

 

俺でも上がっちまうわ!

 

「…ねぇ」

 

「はい?」

 

思わずはい?なんて聞いちまったよ…

 

やべぇ、全く落ちつかねぇ…!

 

「……返事……聞かせて……」

 

抱きしめる力が一層強まる

 

…どうしよ

 

まだ気持ちの整理つかねぇな

 

…とりあえずマリーには悪いけど、待っててもらうか

 

せめて、この特異点が終わるまで

 

「…少し、待っててくれないか?」

 

俺がそう言うと、マリーは涙目から、涙がこぼれ出る

 

「お、おい?大丈夫か?」

 

マリーはひっくひっくと言って聞こうとしない

 

よっぽど勇気出したんだな

 

それでいて待ってて欲しいなんて言われたらそらこうなるわな…

 

……しゃーない、覚悟決めるか

 

「…悪い、やっぱ今言う」

 

「ひっく…ひっく…え?」

 

俺はマリーの顔を見ながら答える

 

「俺もお前が好きだ、マリー」

 

「…………本当?」

 

「ああ」

 

「本当?ホントに本当?」

 

「ああ」

 

「う…うぐぅ………うわあぁぁぁぁあぁぁぁん‼︎」

 

マリーが泣きながら抱きつく

 

よっぽど緊張してたのか、助けた時と同じくらいに泣いている

 

全く泣き虫だなぁ…

 

「おい泣くなよ?俺が泣かしたみたいじゃんか?」

 

「ひっく…ひっく…だってぇ…!」

 

「わかったわかった、俺の胸でよけりゃ喜んで貸すから、な?だから今は泣いとけ」

 

「ひっく…うん…」

 

マリーは俺の胸元で顔を埋め、俺はマリーが泣き止むのじっと待っていた

 

しばらくすると、マリーもようやく泣き止む

 

「…落ち着いたか?」

 

「…うん」

 

マリーは俺の胸元から離れずにずっと抱きしめている

 

「…ねえ」

 

「ん?」

 

「…私達、恋人同士って事で…いいのよね…?」

 

「まあ、そうなるな」

 

「…そう」

 

マリーの表情はわからないが、どこか嬉しそうだと言うのだけはわかる

 

なにせ痛いぐらいの強さで抱きしめてくるからな

 

いやぁ、女って強いねホント

 

「…ね、ねぇ…」

 

「ん?」

 

マリーが胸元から離れ、顔を上げる

 

「……キスして」

 

マリーは目を瞑って顔をこちらに寄せる

 

…落ち着け

 

大丈夫

 

これは恋人とする事なんだから問題はナッスィブル!

 

それにこういう時には素数を数えろって神父様言ってたし

 

確か…1、10、100、1000、10000、ってこれ素数じゃねぇ⁉︎

 

ええい!

 

もうどうにでもなれ!

 

俺はマリーに近づき、ゆっくりとキスした

 

なんだろう、キスって結構幸福感ってか、優しい気持ちになるんだな

 

特に、マリーと一緒にいると、特にそうだ

 

マリーと一緒にいる時は、怒りとかそういう感情を忘れられる

 

なんでなんだろうなホント

 

しばらくキスしていると

 

「あ、いっけなーい、忘れ物してた………え?」

 

突然どこでもドアが開いて、そこから出てきたのは、ルビーだった

 

マリーも気づいたのか、ルビーの方に向く

 

俺は思考回路が錆びついたのか、はたまた故障したのか、キス自体はやめれたが、なんか固まって動けねぇ…

 

「…マリーさん」

 

「……」

 

マリーは目をそらすだけ

 

しかし、ルビーが目を離せばニヤァと笑っていた

 

おー、ドス黒ぇ…

 

そしてルビーは何かに負けじとといつまた表情になり、俺の顔を掴むや否や、俺にキスする

 

…ん?ちょい待て、何でキスすんの君?

 

マリーもなんか意外な顔しとるし

 

具体的には物を取られたって感じの顔を

 

「……ぷはっ、これでおあいこだね、マリーさん?」

 

ルビーもニヤァと笑う

 

マリーは「ぐぬぬ…!」と言いながらルビーと火花を散らしていた

 

あの?所で、この状況どしたらいいの?

 

僕ちゃんわからなーい

 

てか、ホント、誰か助けて

 

割とマジで

 

そう思いながら、マリーとルビーの争いが終わるまで待つ事なるのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さあ!皆さんお待たせしました!今日の召喚のコーナーじゃあ!この野郎!」

 

「「イェーイ!」」

 

「「イェーイ」」

 

「イ、イェーイ…///」

 

いつの間にか揃ったチーム・RWBYとマリーと共に、今日も召喚行くぞぉ!

 

てか今日はワイスも乗ってくれるのね

 

それじゃあ、今日は一回しかやらねぇけど、いっちょ派手にやるぜー!

 

「では行くぞぉ!聖晶石、放てぇ!」

 

「「そぉーい!」」

 

「そ、そぉーい!」

 

ルビーとワイスとマリーが同時に投げる

 

今日はやけにワイスがノリノリだな

 

なんかあったんかねぇ?

 

投げ込んだ召喚陣から回転が始まり絵柄が出てくる

 

本日のクラスはと……バーサーカー?またか

 

まあ戦力は多い方がええよね?

 

回転が終わり、いつも通りに人影が出てくる

 

「ほう?この私を呼び出すとは、随分と身の程知らずがいた物だな」

 

人影が出てくる

 

ん?なんか聞いたことのある声だな

 

「しかし、呼ばれたのなら、私の名を答えると言うもの」

 

人影の姿が段々と見えてくる

 

って、まさか…このツノといい福山ボイスで再生といい

 

…こりゃまさか⁉︎

 

「我が名は茨城童子、精々この私の足手まといにはならぬようにな、人間よ?」

 

さ、最強のイバラギンキタァー‼︎Σ(゚д゚lll)

 

こいつあの本格幻想RPGの方のイバラギンじゃん⁉︎

 

嘘ぉ⁉︎こっちのイバラギンまでこれんの⁉︎

 

どうなってんのこの召喚システム⁉︎

 

「どうした?我が姿を前にして怖気づいたか?」

 

そりゃあね⁉︎

 

なんてったってアナタあっちだと無類の強さ誇るのよ⁉︎

 

何回親友さんにお世話になったことか!

 

「ま、まあとりあえずようこそ、茨城童子。俺はお前を歓迎する」

 

そう言って俺は握手を求める

 

「…ふむ、鬼である私に手を差し伸べるか…、本来ならその首をもらう所だが、まあいい折角だ、偶には人間に使えて見ると言うのも悪くはない」

 

イバラギンはそう言って握手に応じてくれる

 

あれ?なんかそんなに悪いやつじゃないみたいだな

 

「精々私を上手く従えて見せよ、でないと死ぬぞ?」

 

「じゃあ私、この人をオルレアンに連れてっとくね」

 

そう言ってイバラギンはルビーに案内されながらオルレアンへと向かうのだった

 

さてさて、これはもしかしたら夢の対決が見られるかもしんねぇな…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

辺りを包み込んでいる白い空間

 

そこにヴィンセントのよく知る神様がいた

 

『うぉぉぉぉぉ⁉︎マリーちゃんチューしちゃったよこの子!うっわ最高!マジで最高!しかもルビーともキスするなんて、こりゃご褒美一択っしょ!』

 

神様は興奮しながら手元のタブレットを起動し、また何か弄り始めた

 

『これからまたビーストの力が出るとマズいからね、『アイツ』には悪いが、ここはしっかりと制御させてあげなきゃね!信頼関係にも左右されちまうし!』

 

そう言って神様はタブレットを色々押すと、『完了』の文字と共にタブレットが消える

 

『さあさあ!どんどん我々に君の面白い行動を見せてくれ!我々は君を応援するぞー!』

 

そう言って神様はまた光の中に消えていく

 

しかし、神様が去った後

 

黒い影と思わしき者が光の中から出てくる

 

『んもう!なんてことすんのよあの馬鹿神め!私が折角ビーストVの力をあげたってのに、こんな事されたらたまらないわ!今に見てなさいよー…!』

 

黒い影は光の中に消える

 

その姿はわからなかったが、ヴィンセントのよぬ知る神様とは違って、ロリータファッションを決めた少女っぽい姿である事は明白にわかったが、それを知る者は今は誰もいない

 

To Be Continued……




陰陽師版イバラギンのステータスは、後日紹介します

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