元μ'sマネージャーと女神たちの物語   作:カット

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誰と誰が遭遇したか、読んでからのお楽しみです


14、遭遇

前回

 

スクールアイドル部として承認され部室を与えてもらった千歌たち3人。部室を掃除して図書室のだと思われる本を持っていくとそこには1年生の国木田花丸と黒澤ルビィがいた。

黒澤ルビィは生徒会長の妹でスクールアイドルに詳しい。そして達也がμ'sのマネージャーをやっていたことを知ってサインを求め、千歌もやっと達也がマネージャーをやっていたことを知った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「先生どういうことですか!?なんで言ってくれなかったんですか!?」

 

おいおい、俺がμ'sのマネージャーをやってたってことを知った途端グイグイ来るようになったな。

 

「知ったら今みたくうるさく…「私もサインを!あっ、色紙がない!?」……」

 

もはや話すら聞かなくなったな。これはどうするべきか。

 

「千歌さん!私まだ色紙余ってるので1枚あげます!ペンもこれをどうぞ!」

 

「ルビィちゃんありがとう!先生!サインをお願いします!」

 

だ、ダレカタスケテ……

 

「それはいいんだけど…もうちょっと静かにしような?」

 

「私たち以外他に人いないから大丈夫です!」

 

「おい曜、梨子、花丸さん…って千歌言ってたよな。この2人静かにさせてくれ」

 

「「「無理です!」」」

 

……………さてどうするか、とりあえずサインすれば黙るか?

 

「ったく…できたぞ千歌」

 

「ありがとうございます!嬉しいです!!」

 

あれ?なんかさらにうるさくなったぞ……

 

とりあえずそろそろ練習行くか。そうすればなんとかマシになってくれる……はず。

 

「そりゃあよかった、じゃあそろそろ練習行くぞ」

 

「「はい!」」

 

あれ?曜と梨子から返事は聞こえたけど千歌からは来ないぞ?

 

「ルビィちゃん!花丸ちゃん!スクールアイドルにようこそ!」

 

「「えっ」」

 

「はっ?」

 

「千歌…ちゃん?」

「突然何を…」

 

何の脈絡もなしに勧誘しだしたよ。みんな戸惑ってるな。

 

「いいじゃん!部活として認められるようになったんだし!大丈夫!悪いようにはしないよ」

 

「「………」」

 

ダメだ、曜も梨子も何も言えなくなってる。

 

「あの私……人前に出るの苦手で……」

「まるも……」

 

「そっか〜…」

 

「千歌、これ以上無理に誘うなよ?」

 

「そうだよ、無理に言ったら悪いよ」

 

いやいや、曜言うの遅くない?まさか俺が言うの待ってたとかないよな?

 

「それもそうだね」

「そろそろ練習行かないと、時間なくなるわよ」

「そうだね、じゃあ私たち行くね!」

 

「着替える必要あるし準備できたら携帯で呼んでくれ」

 

「「「はい!」」」

 

だから図書室でそんなでかい声出すなって……

 

とりあえず俺はもう少しここにいるか。

 

「2人とも、今はやるつもりないとしてももしやりたいって思ったら言ってくれ。俺じゃなくて千歌たちに対してでも構わない。その時は歓迎するよ」

 

「ありがとうございます」

「でも私……お姉ちゃんが……」

 

何かわけありなみたいだな。

 

「お姉ちゃん…昔はスクールアイドルが好きで特にμ'sが好きだったんです。よく2人でμ'sの真似をしていたこともありました」

 

まぁたしかにμ'sのことが好きって言うのはよくわかる。千歌に出した問題のうち1つはかなり好きじゃないとわからないはず。というか俺ですら少し忘れかけてることだったし……

 

「でも高校になって少ししたら急に嫌いになったみたく、私がスクールアイドルの雑誌を読んでる時に、もう見たくないから片付けてって言われたんです…」

 

「それって1年の初め頃か?」

 

「そうですけど…なんで知ってるんですか?」

 

もしかしたら東京のイベントのあとで何かあったのか?それしか思い浮かぶことはないけど……

 

「ルビィさんはダイヤさんがスクールアイドルやってたことは…」

 

「はい、知ってます」

 

「そっか、そのちょっと前に東京でスクールアイドルのイベントのこと言ってなかったか?

 

俺が見たグループの中にいたんだけど」

 

「あっ、それで…」

 

隣にいる花丸さんはそうなんだって顔してるな。

 

それは置いておくとして…

 

「本当に嫌いになったのかは俺にはわからない。でも仮に嫌いになったと仮定して話すけど…

 

姉のダイヤさんが嫌いになったから自分は好きでいたらダメとか思ってるのか?」

 

「はい…」

 

やっぱりか、そこまで気にする必要はないと思うけどな。

 

「これはあくまで俺の考えだけど…

 

別に姉が嫌いだからって妹の君が嫌いにならないといけないってことはないと思うぞ?本当に好きなら他の人の気持ちとか関係なしにやっていいと思う。まっ、迷惑かけるようなことはよくないけどな」

 

「先生……でも」

 

「それに嫌いにならないとって思ってても嫌いになれてないんだろ?自分の気持ちをちゃんと言ってみるのもいいんじゃないか?

 

ん?準備できたのか、もう行くどうしたいかは自分で決めることだ。やりたいって言うなら歓迎するからな」

 

千歌たちが準備できたって知らせ来たし、あとは自分で決めてもらうとして図書室を出て行ったけど…

 

色々言っちまったけど大丈夫だよな?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「先生遅〜い!」

 

おいこら千歌、文句言うなよ…

 

まぁほっとこうか。

 

「それじゃあ曜、案内頼む」

 

「了解であります!」

「先生無視するなんて酷い!?」

「あはは……」

 

敬礼しながら答える曜に文句を言う千歌、そして苦笑いしている梨子。誰も千歌を止めようとしないな。

 

「そこまで遅くなってないだろ……」

 

「そうだよ千歌ちゃん!先生を困らせちゃダメだよ」

「曜ちゃんは先生派なの…」

 

先生派ってなんだ?まぁ気にしなくていいか、

 

曜に案内してもらって階段下まで来たけど……長そうだな。

 

「結構長そうだな、みんなすぐ動けるか?」

 

「「「はい!」」」

 

「それじゃあまずはジョギングペースで上ってみようか。どれくらい長いかわからないしな」

 

「「それ先生だけじゃ……」」

 

「ごめん、私もわからない…」

 

「「あっ…」」

 

そりゃあずっと住んでる千歌や曜ならわかるとしても、さすがにこっち来てそこまで日が経ってない俺や梨子はわからないって。

 

「それじゃあ行くぞ。俺も今日は付いてくから」

 

4人で登り出した。最初は順調に登っていたけどだんだんペースが落ちてきた。そして途中で座り込んでしまった。

 

「あれ?もう座り込んじゃう?」

 

「そりゃあ男の人には敵わないですよ…」

 

曜が言う通りかもしれないけど…3人とも座り込むとはな。1番体力ある曜が一緒にってことは相当きついのか。

 

「あれ?千歌?」

 

「果南ちゃん!?」

 

3人と一緒にいると上から松浦さんが降りてきた。ってことは上まで行ってたのか。息も乱れてないし。

 

「どうしたの?こんなところで」

 

「スクールアイドル始めたし鍛えないとって…」

 

「……そうだったね、それじゃあお店もあるし私は行くね。あっ、先生もまたいつでもどうぞ。綺麗な彼女さんと一緒に」

 

「おう……ん?」

 

あれ?今の時間店大丈夫なのか?というか最後の一言は余計だろ。

 

「えっ!?果南ちゃん先生の彼女の人と会ったの!?というかたしか先生の付き合ってる人ってμ'sの穂乃果さんなんですよね!?会わせてください!」

 

ほらな?やっぱり千歌がこうなったよ。だからできれば今こっちにいること知られたくなかったんだよな。

 

「と、とりあえず落ち着け」

 

「そ、それじゃあ私はそろそろ…頑張ってね!」

 

……逃げたな

 

「果南ちゃん凄い」

「息1つ乱れてない」

 

「先生会わせてください!」

 

お〜い、曜と梨子は助けてくれ〜

 

「千歌落ち着けって」

 

「だって……わっ!?」

 

「えっ…」

 

会わせてってしつこく言ってきてる時にいきなり俺の方に倒れてきた。そういやさっきまで座り込んでたんだっけか…

 

とっさに手すり掴めたから俺も千歌も落ちなくて済んだけど……手すりなかったら危なかったな

 

「千歌大丈夫か?」

 

「すみません、大丈夫です」

 

「とりあえず上までどれくらいあるか上って見てみるからお前たちはゆっくり歩いてこい!また倒れられても困るしな」

 

3人にはゆっくり来てもらうことにして、あとどれくらいあるか確かめてみるか。

 

そう思って上り出したら意外とすぐ上に着いた。体感的に中間くらいかな。

 

つーか…よく考えたら千歌や曜に聞けばよかったんじゃ…まぁいいか、とりあえず戻ろう。

 

「先生も全然息切れてなかったよね…」

「前に体動かしてたんじゃない?」

「μ'sの練習で一緒にこういう練習はやってたとか……」

 

ん?声が聞こえてきたけどもう来たのか?もしかして走ってるとか……

 

姿見えた。って歩いてきてないのか。

 

ここは見守ってやるかな。

 

「もう少しだ!3人とも頑張れ!」

 

「先生……曜ちゃん!梨子ちゃん!頑張ろう!」

「「うん!」」

 

いいやる気だな。

 

最後ペース少し上がったけどあげる必要はなかったな、でもみんな上りきったな。

 

「3人ともお疲れ様。よく上りきったな」

 

「本当は歩いてって思ったんですけど」

「やっぱり走って上りたいって曜ちゃんが」

「だって先生だけ走って私たちだけ歩くなんて嫌だったんだもん」

 

「なるほどな、無理してってわけでもなさそうだし大丈夫そうだな。じゃあここで少し休憩だ。これでも飲んでな」

 

「「ありがとうございます!」」

 

俺が渡したのはただの水、外に出る前に学校の自販機で買っておいたものだ。

 

千歌と曜は遠慮なく受け取って梨子だけはまだ受け取ってない。

 

「あの…お金は…」

 

「これくらい気にすんなって、学校の自販機にあるやつなんだしさ。2人みたく遠慮しないで飲んでくれ」

 

「あ、ありがとうございます。いただきます」

 

こういう時に性格って出るのか?まぁいいか。

 

とりあえずここの階段だと階段ダッシュをするより自分たちのペースで上ってもらった方がいいかもな。

 

でも朝に休み休みだと遅刻しかねないし……よし!

 

「休みながらでいいから聞いてくれ。朝練は砂浜に集合して軽く準備運動してからここに来て最初3人が休んだところまでを往復、その後遅刻しないように学校に行って基本的なステップの練習をする。

 

放課後は学校で準備運動してからここに来て今度は頂上まで上ってもらう。休みながらでも途中少し歩いても構わないから頑張ってくれ。その後は時間次第で決めるけど砂浜で練習かな」

 

「おぉ〜きつそう…」

 

「千歌、これくらいできついって言ってたらこの先やっていけないぞ。というか無理はさせないし階段は俺もついてるし大丈夫だろ」

 

「それなら安心かも」

「次のライブに向けての練習はどうするんですか?」

「でも曜ちゃん、まだ曲も何も決まってないし…」

 

「その辺は時間作りながらってなるけどまずは体力作りからだ」

 

「そっか、体力ないと困りますもんね」

 

さて、こんなところか。

 

「それじゃあ下りるけどゆっくりでいいからな。体力に余裕ができてきたら下りる時も気をつけて走ってもらうけど今はゆっくり歩け。また倒れられても困るからな?」

 

「あはは………ごめんなさい」

 

さすがに下りる時に転ばれたら危ないからな。そこは3人の体力に余裕ができてからだな。

 

ゆっくり話しながら下まで下りると買い物袋を持った人が通っていた。ってか……

 

「穂乃果!?」

 

「あっ、たっちゃん!」

 

なんでここを?買い物ならバス使えば……

 

「えっ……嘘……奇跡だよ!」

 

「千歌ちゃん?先生も…」

「どうしたの?」

 

これは2人とも穂乃果の顔知らないってことだな。まぁそんなにスクールアイドルに詳しくなさそうだし仕方ないか。

 

「どうしたんだ穂乃果、買い物なんて。それにバス使えばもっと楽なんじゃ…」

 

「いや〜冷蔵庫の中もうそんなに無くて…それでお買い物してたんだ〜行きはバス使ったけど帰りはこの辺歩けば会えたりしないかな〜って」

 

そ、それでここを歩いてくれてたのか。

 

「穂乃果さんですよね!?」

 

「千歌!?」

 

いやいや、話してる時にいきなり大声出すなよな〜気持ちはわかるけどうるさいしびっくりする。

 

「高海千歌ちゃんだよね?ファーストライブ見てたよ!」

 

「わわわっ!?伝説のスクールアイドルのリーダーに見てもらえるなんて…あの!よかったらサインお願いします!」

 

まぁ絵里や希もいたけどな……

 

つーかいきなりサイン求めたけど……

 

「いや千歌、色紙もペンもないだろ…」

「あっ……そんな〜はっ!?ルビィちゃんが偶然通る偶然が起きれば…」

 

「この辺今人いないな」

「むぅ……」

 

か、かなりへこんでる…そして曜と梨子は蚊帳の外状態に……

 

「家に帰ればあるの?」

「あります!」

「じゃあサインをしに行ってあげよう!」

「ほんとですか!?やったー!」

 

「千歌ちゃん嬉しそう」

「それだけ嬉しいってことね」

 

そりゃあ穂乃果たちに憧れて始めた千歌からしたら嬉しいだろうな。

 

「悪りぃなわざわざ、サインもだけど買い物までしてもらって」

 

「大丈夫だよ。それに私が今こっちにいるからそれで減りが早くなってるわけだし…それにいずれはこうなるんだからね//」

「っ//そうだな、じゃあなるべく早くかえるから」

「うん!」

 

ちょうどいいタイミングでバスが来たからそれに乗って穂乃果は帰っていった。

 

さっ、それじゃあ俺たちも学校戻るか、荷物学校だしな。

 

「サインもらえる〜みんな早く戻るよ!」

 

先に走り出したけど……

 

「大丈夫か?体力…」

 

「ま、まぁなんとかなるんじゃ…」

「それより先生、さっき最後の方見せつけてたんですか?」

「何をだ?」

 

曜がニヤニヤして聞いてきたけどなんのことだ?普通に話してただけなんだけどな。

 

「またまた〜惚けちゃって〜ねっ?梨子ちゃん!」

 

「私に振る!?で、でもたしかに見せつけるようにも見えた……かも」

 

「まともな梨子でもわけわからないことを言い出してしまったか…」

 

これくらいだったらμ'sのみんなといる時だってよくあったし何か気にするところあったか?

 

学校に戻る間、曜はずっとニヤニヤして色々なことを聞いてきたけど、完全に面白がってるし適当に返事は返しておいた。

 

梨子は……普通にしてるな。

 

「ちょっとみんな遅いよ!早くしないと穂乃果さんいっぱい待たせちゃうじゃん!」

 

「落ち着け千歌、バスはまだ来ない」

 

「あっ……」

 

「「千歌ちゃん……」」

 

千歌は完全にバスのことを忘れてたな。というかもう着替えて帰る準備できるだと!?

 

どんだけ早くサインもらいたいんだよ……

 

「曜、梨子、もう帰ろうとしちまってるし2人も着替えて帰る準備してこい。」

 

「は〜い!」

「急げばバスに間に合いそうだね」

 

急がなくても大丈夫じゃね?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はいどうぞ!」

 

「わぁ〜ありがとうございます!」

「よかったな千歌」

「はい!」

 

あの後曜たちもバス停に来て4人でバスに乗り込んで帰ることになった。

 

そして千歌が家に色紙を取りに帰っている間に、俺が穂乃果を呼びに行って外へ出たら家の前に立っていた。

 

表札を見て判断したらしい。

 

「穂乃果さんありがとうございます!大切にします!」

 

「そう言ってくれた嬉しいよ!これからも頑張ってね!ファイトだよ!」

 

「生でファイトだよ!が聞けたー!頑張ります!」

 

嬉しそうに帰ってったな〜それはそうか、憧れの人に言ってもらえたんだからな。

 

「わざわざありがとな穂乃果」

 

「どういたしまして、喜んでもらえてよかったよ!」

 

そりゃあ今でもμ'sメンバーは伝説として語られてるしサインもらえたら喜ぶよな。

 

というか会えただけでも嬉しいだろうな、マネージャーやってた俺にすらサイン求められるくらいだし……

 

そう考えるとμ'sってやっぱすげぇんだな〜

 




読んでわかったように、千歌たちと穂乃果を遭遇させました。
アニメの4話目はあと多くて2話になります。

そして高評価をしてくださった
エーデルフェイトさん、坂井雄二さん、ありがとうございます。

評価も入り、お気に入りも増えてきて嬉しく思います。これからも頑張って執筆していきます。感想や評価やお気に入りなどいつでもお待ちしています。
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