元μ'sマネージャーと女神たちの物語   作:カット

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UAが10000を超え、お気に入り数も前作を超えました。いつも読んでくださりありがとうございます。

これからも頑張って書いていきます。


梨子ちゃん誕生日おめでとう!


15、友達として

「体験入部?」

 

穂乃果と千歌たちが会った次の日の放課後、1年生のルビィさんと花丸さんが部室にやってきた。

 

用件はスクールアイドル部に仮入部してみたいということだった。

 

「入ってくれるの?」

 

「はい!」

「よろしくお願いします!」

 

2人とも礼儀正しいな〜ただ千歌はなんか勘違いしてそうだな。

 

「やった…やったー!やったぁー!」

 

う、うわぁ……もう2人が確実に入ると思ってるよ。

 

入ってくれたら嬉しいって気持ちは俺にもあるけどさ。

 

「これで優勝だよ!レジェンドだよ!」

 

「千歌ちゃん待って、体験入部だよ?」

「へっ?」

「つまり仮入部…っていうかお試しって感じね。それで合わなければやめるって形ね」

「そうなの?」

 

やっぱり勘違いしてたか、まぁでも、曜と梨子がちゃんとわかっててよかったよ。俺が説明する必要なくなったからな。

 

「ちょっと…色々ありまして」

 

「ひょっとして生徒会長?」

 

「はい…だからルビィちゃんがここに来たことは内密き…」

 

「すみません、昨日先生に色々言ってもらったのに」

 

「謝ることないって、ルビィさんからしたらそんな簡単なことじゃないんだろ?わざわざ急かしたりしないさ。

 

それより2人とも練習着とかは持ってきてる?」

 

「ありがとうございます。持ってきてます」

「まるもあるずら…じゃなかった、あります」

 

なら参加してもらえそうだな。ってそういえば千歌たちもまだ着替えてなかったな。

 

「じゃあ2人にも参加してもらっていいよな?」

 

「「はい!」」

 

「できた!」

 

「ん?」

 

何がだ?って思ってたらポスターに1年生2人の名前が書かれているだと!?

 

「千歌ちゃん…人の話は聞こうね」

 

「へっ?あっ、そうだルビィちゃん!ルビィちゃんにもこれあげるね!」

 

ほ、本当に聞いているのか?すぐに話逸らしたよ……

 

ん?色紙?あっ、そういえば……

 

「なんですか?………えっ!?穂乃果さんのサイン!?これどうしたんですか!?」

 

「昨日練習終わりに偶然会ったんだよ!それでサイしてもらった時にルビィちゃんの分もって、喜んでくれるかなって思ったんだ〜」

 

「嬉しいです!嬉しいに決まってます!千歌先輩ありがとうございます!」

 

す、凄い喜んでるな。まぁμ'sが好きなルビィさんからしたらそうなるのも無理ないか。

 

なんか花陽に似てる?

 

「さっ、喜ぶのはいいけど時間なくなるぞ!早く着替えて準備しろ」

 

「よ〜し!それじゃあ今日も頑張ろう!」

 

「「うん!」」

「「はい!」」

 

練習やる気になってるところ悪いんだけどこいつらどこで練習するつもりなんだ?毎日砂浜まで行ってやるわけには行かないし、今日は学校でやってから階段までってなってるんだが…

 

まぁ着替えてからでいいか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それじゃあ体力強化中心以外の時の練習メニューよ。色々なスクールアイドルを参考にしたり先生と相談したりして作ったわ」

 

「毎日体力強化中心ってのも嫌だろ?朝練だけじゃ踊りの方の練習も足りないし1日毎にすることにした。もちろん普段もやるけど中心に練習って時よりは量は減らしてある」

 

俺と梨子でって言っても練習メニューは梨子が1人で考えてたな。俺がしたのは各メニューの時間と基礎体力付けのメニューの量くらいだな。

 

「本物のスクールアイドルの練習…」

「嬉しそうだな」

「当然です!」

 

うん、花陽ほどじゃないけどやっぱスクールアイドルのことになると人が変わったように話すな。

 

「作詞とかは?」

「それは別に時間を見つけてやるしかないわね」

 

「別に時間を見つけてやるとしても、それで授業中寝ることになっても俺は庇うつもりないからな?」

 

「うっ……」

 

当然だろ。なんでそこまでやらないといけないんだよ。

 

「まぁそこは千歌ちゃんに頑張ってもらうとして…」

「曜ちゃん!?」

「あはは…それより練習場所は?」

 

やっぱりその話になったな。

 

ちゃんと考えているのかどうか…

 

「じゃあ探しに行こう!」

 

………考えてないんだな。

 

「体育館もグラウンドもどの部活が使ってて空いてないね」

 

「あの、屋上はダメですか?μ'sも屋上で練習してたみたいですし…」

 

「そっか屋上!」

「でも許可取らなくて大丈夫?」

 

さすが梨子、そのことを気にするあたりちゃんとしてるな。

 

……あれ?μ'sの時許可取ったっけ?まぁいっか

 

「大丈夫だ梨子、許可は取ってある。練習場所考えてなかったら多分今日考えるかなって思ってたからな」

 

「「「さすが先生…」」」

 

ハモるなよ。

 

「じゃあ行くか」

 

「あれ?ちょっと待って先生」

「ん?曜どうした?」

「だったら最初から屋上って言えばよかったんじゃ…」

 

いや〜突っ込むの遅いな。わざと黙ってたのは事実だけどもう少し早く言って欲しかったな。なんとなく…

 

「千歌や曜と違って俺を含めた他のみんなは浦女に来てからそんなに経ってないだろ?だから練習場所に良さそうな場所あるか知らないからな。

 

μ'sの時は屋上でやってたからとりあえず許可取っておいたってだけだ」

 

「なるほど…納得です。決してわざと歩かせたわけじゃないんですね」

 

さすがにな〜歩かせたいなら砂浜まで行ってもらえばいいだけだし…

 

時間がもったいないから屋上に行って練習を始めることにした。

 

「それじゃあ行くよ〜アクアー!」

 

『サンシャイン!』

 

さっ、今日も練習開始だ。

 

「それじゃあまずはストレッチから!終わったらファーストライブの時の曲を人数分けてやってもらう!」

 

『はい!』

 

ストレッチは2人1組、千歌とルビィさん、梨子と花丸さん、人数足りないから俺が曜と組んでいる。

 

それにしても屋上で練習か〜まさかまたこういうことになるとは内浦に来た時は思わなかったな。

 

「じゃあまず千歌とルビィさんからな」

 

「はい!」

「あの先生、呼び捨てで大丈夫です」

「オラもずら」

 

そうか?まぁその方が俺も助かるな

 

「わかった、じゃあ千歌とルビィ準備はいいか?」

「「はい!」」

 

「じゃあやるぞ。

 

1.2.3.4 1.2.3.4 1.2.3.4」

 

みんなにやってもらってもいいんだけど今日は俺がリズムを取っている。

 

2人ともばっちりできて……ん?千歌がおかしくなってるな

 

「1.2.3.4 1.2.3.4 1.2.3.4 1.2.3.4!」

 

「はぁ…はぁ…できた、できました千歌先輩!」

 

「……あれ?」

「千歌ちゃん……」

「千歌ちゃんはやり直しね」

 

な、なんで踊った方の千歌ができなくて観客だったルビィができてるんだよ……普通逆だろ。

 

「じゃあ次は曜と梨子と花丸の3人」

 

「「「はい!」」」

 

3人ともいい返事だな。さっきみたくリズムを取ってやったら3人ともできていて、特に曜と梨子はばっちりだ。

 

まっ、千歌ができなかった方がおかしいんだけどな……

 

「花丸はちょっと遅れてるかな。曜と梨子はOKだ!花丸、連続でやれるか?」

 

「大丈夫ずら」

 

「それじゃあ千歌と花丸はもう一回、ルビィはどうする?できてたけど2年組ほどやってないしやりたいならやっていいぞ」

 

「じゃあ私もやります!」

 

うん、そう言うと思った。さっきから近くでずっと体動かしてたからな。千歌とは違って……

 

「それじゃあいくぞ!」

 

もう一度やってもらうと花丸はさっきより遅れがなくなってきてルビィもさっきと比べてよくなってる。

 

千歌もできてるな。

 

「よし、3人ともOK!しかしルビィも花丸も凄いな。初めてだろ?」

 

「初めてですけどその…ライブがよかったので」

「それで印象に残ってたずら」

「「「えへへ」

 

よかったな3人とも、ただ千歌は照れてる場合なのかはツッコミたいところだ。

 

「それじゃあ少し基本的なステップをやった後は筋トレ、それから階段まで行くぞ。階段の場所はルビィと花丸はわからないと思うから行く時はちゃんとついてきてくれ」

 

『はい!』

 

「よーし、頑張ろう!」

 

うん、みんなやる気が凄いな。そのやる気は筋トレの時は少し沈みかけてたけど…

 

「その前に歌詞は?」

「……まだです」

「今日までって言ったはずよ!」

 

………千歌、期限は守ろうな。

 

 

「ここを…上るんですか?」

 

屋上での練習が終わってからトレーニングに使ってる階段までやってきた。

 

「私たちも途中で休んじゃったりするけどね」

 

「倒れるよりマシだ、それじゃあみんな自分のペースでいいから上まで行って来い。上ったら少し休んでからでいいからゆっくり下りてくるように!あとどうしても無理ならそこで止まってて構わない。下りて来た時に誰かが伝えてくれ。

 

それじゃあはじめ!」

 

「よーし、μ's目指して行っくぞー!」

 

えっと……それが理由?

 

それにしてもみんなが階段上っていって俺1人残ってるから暇だな。

 

穂乃果に電話して戻ってくるまで話してるか。

 

「小野先生?」

 

「ん?あれっ、ダイヤさん?なんでここに?」

 

電話しようと携帯を取り出した途端にダイヤさんが来た。なんでここに?

 

「先生は私のこと名前で呼んでいなかった気がするのですが…」

 

「あっ、最近君の妹に会ってさ、それでわかるように名前で……」

 

「ルビィに!?あなた何もしてないでしょうね!?もしルビィに何かあったら……」

 

「してないから!?」

 

そっか、そういや花丸がルビィは究極の人見知りだって言ってたっけ。

 

もし美希が同じように人見知りだったら俺も同じように心配するかもな

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その頃階段では…

 

「花丸ちゃん…」

「やっぱり…まるには…」

 

千歌、曜、梨子、ルビィのペースに花丸がついていけていなかった。それを心配してルビィが止まっていた。

 

「どうしたの?」

「ちょっと息が切れちゃって…先行っててください」

「わかった、無理しないでね」

 

曜からの質問に嘘をつくことになってしまったルビィだが、それでも友達の花丸を気にしている。

 

「花丸ちゃん!」

「ルビィちゃん?」

「一緒に行こっ」

 

ルビィが一度止まった理由、それは友達の花丸と一緒に階段を上るため、自分1人で先に行くこともできるけど花丸のために残ったのだ。

 

「ダメだよ」

「えっ?」

 

それでも花丸は一緒に行くことを断る。ルビィが花丸のために待っていたように、花丸はルビィのために一緒に行くことを断った。

 

「ルビィちゃんは先に行かないと…ルビィちゃんは自分の気持ちを大切にしないと…自分の気持ちに嘘ついて無理に合わせても辛いだけだよ…」

 

「別に合わせてるわけじゃ…」

 

「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ?」

 

「………うん」

 

「だったら行かないと、さぁ走って」

 

「でも…」

 

花丸はルビィを先に行かせようとしている。ルビィは渋っているが……

 

「さぁ、行って」

 

「うん、上で待ってるから!」

 

花丸の想いが伝わったのか、ルビィは千歌たちが待つ上に向かって走り出す。

その姿を花丸は見送った後、下に歩いていった。

 

とても満足そうにした様子で…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ところでダイヤさんはなんでここに?家がこの辺とか?」

「いえ、私は花丸さんに呼ばれてここへ…」

「花丸に!?」

 

そっか。やっぱり花丸は……体験入部の提案したのも花丸みたいだしな。

 

「こんなところに呼び出してなんの用ですの?」

 

ん?

 

「花丸!?お前上まで行かなかったのか!?」

 

「先生はオラの考えはわかってると思ってたずら」

 

いやまぁ、大体の予想はできてるけど…いいのかよそれで…

 

「ダイヤさん、ルビィちゃんの気持ちを聞いて欲しいずら」

「ルビィの?あっ!?」

 

「花丸!お前本当にこれでいいのか!?」

 

「っ!?もちろんです。今日はありがとうございました」

 

花丸……

 

「行っちまったか……

 

花丸はあんなこと言ってたけど…ダイヤさん気付いてるんだろ?」

 

「ええ、ルビィの気持ちくらい気付いていますわ。ただ、あの子は気が弱いですから…でもいつか自分で言ってくれたら…」

 

だよな、自分の妹を大切に思ってるんだ。それに毎日同じ家にいるんだしわかるよな。

 

「お姉ちゃん?」

「ルビィ!?これはどういうことですの?」

 

話してたら千歌たちが戻ってきたな。もう少し時間かかると思ってたけど…

 

まっ、こっからはみんなに任せようか。

 

「違うんです生徒会長!これは…」

「千歌さん…」

 

さっ、どうなるか見てるとするか。

 

「お姉ちゃん、ルビィ、ルビィね!スクールアイドルがやりたい!お姉ちゃんがスクールアイドルを嫌ってることはわかってる!だから私も嫌いになろうとした……

 

でも嫌いになれなかったの!私は千歌さんたちと一緒にスクールアイドルやりたい!」

 

普段気が弱いか…確かにそうだとは思うけど、それでもちゃんとやりたいって気持ちは持ってる。こんなに言えるくらいな。

 

「ルビィ…わかりました。あなたがやりたいと言うなら止めることはしません」

 

「お姉ちゃん…」

「ただし!」

「はい!!」

 

「節度を持って、そしてこの方たちと小野先生に迷惑かけるのではありませんよ?」

 

「お姉ちゃん……うん!ありがとう!」

 

ちゃんと言えたなルビィ、これは言わないけどダイヤさんはお前の気持ちに気付いてたんだよ。その気持ちを言うのを待ってたんだ。

 

だから、ちゃんと自分の気持ちを言ったルビィを認めてくれたんだ。

 

「それじゃあ今日は学校までランニングして帰って終わりだ。俺は歩いて行くから気を付けてな!ルビィは明日入部届け持ってきてくれ」

 

『はい!ありがとうございました!』

 

まぁ体力的にやばくなっても無理はしないだろ。むしろ俺がいる方が千歌とかが何をするかわからないな。

 

「小野先生、ルビィのことよろしくお願いします」

 

「わかってるって」

 

ルビィは元から興味あったみたいだからな。あとは花丸をどうするかだ。

 

あいつ……今日の練習楽しそうにやってたんだよな。筋トレ以外だけど

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「どうすっかな〜」

 

家に帰ってから夕飯を食べて少ししてから今は風呂に入ってる。

 

「ねぇたっちゃん、さっきから考え事しすぎじゃない?まさか私以外の女の子のこと考えてるの?」

 

ちなみに今日の夕飯は穂乃果と作った。こっちに泊まるのが今日で最後だからな。それで一緒に入ってるところだ。

 

「まぁ部活関係だからそうなるかな」

 

「そっか〜何かあったの?」

 

穂乃果も湯船に浸かり出して寄りかかりながら聞いてきたから、後ろから抱きしめる形になったな。ってかこの状況前と一緒だな…

 

「今日1年生2人が体験入部ってことで来たんだよ。そのうちの1人は生徒会長の妹でさ、前に話したら?なんでか知らないけど今は嫌いになってるって」

「うん…」

 

「それでも嫌いになる必要はないと思ったのかな。もう1人の子が体験入部を提案したみたいなんだよ。それで2人一緒に体験入部してきて今日一緒に練習したんだ」

 

「う〜ん…そうなるとたっちゃんはその妹の子の友達のことで悩んでるって感じ?」

 

す、鋭い…あっ、でも今までも時々すごく鋭い時あったか。

 

「そういうこと、今日の最後の練習は階段使ってたんだけどその途中で帰っちゃってな。本当にいいのかって質問にはもちろんって返ってきたけどそうは思えなくてさ。聞いた時少し迷ったように見えたし練習の時も見てたけど楽しそうきしてたんだよ。筋トレは別だけど……」

 

「あはは……筋トレは仕方ないね。でもそれだとたっちゃんがどうにかするよりその友達の子が想いを伝えればいいんじゃないかな?」

 

……そうだよな。俺が何かを言うこともあっても最終的にやるのは生徒たちだ。

 

「穂乃果の言う通りだな。やるのは俺じゃないんだしルビィも…あっ、その友達の名前だけど一緒にやりたいって思っててくれれば自分から言いにいくかもな。迷ってたら何か言ってあげればいいんだし」

 

「そうだよ!やっといつものたっちゃんらしくなったね!」

 

「穂乃果のおかげだ、ありがとな!」

 

俺が迷ってどうするんだよ。顧問だからじゃないけど俺はあいつらを最小限とはいえ手伝ってるんだ。俺が不安になったらみんなも不安がるよな。もちろん1人で抱え込む気はない……

 

「どういたしまして!それで……どんどん手が上にんっ//来てるよっ//」

 

手が上に行ってる理由か。言うまでもないだろ。というよりやっぱりこうしてると我慢できないに決まってるだろ。前みたくワシワシMAXとまでは言わないが軽めに触って……

 

「またしばらく会えなくなるだろ?だから…さ」

 

「たっちゃん//寝かせないつもり?」

 

「そうしたいけど明日も学校だし無理だな。それじゃあベッド行こっか」

「うん//」

 

この後風呂から上がって遅くまで……

 

 

翌日

 

「それじゃあ行ってくる。見送りに行くからな」

 

「うん、待ってる!たっちゃんもファイトだよ!」

 

その言葉を聞くとほんとやる気になれるんだよな。穂乃果が言うからだな。

 

最近はいつも家を出る前にキスをしているが、今日はいつもより深く長めなキスをして家を出た。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「よろしくお願いします!」

「よろしくね!」

「はい!」

 

放課後、ルビィちゃんが入部届けを部室で書いて千歌ちゃんに渡してスクールアイドル部の部員になった。

 

国木田さんは結局どうなったんだろ…それに先生もまだ来てないし…

 

「そういえば国木田さんは?」

 

梨子ちゃんが疑問に思ったことを聞いたけど…ルビィちゃん暗くなっちゃった。もしかして図書室にいて先生もそこかな?

 

「ルビィ、図書室行ってきます!多分花丸ちゃんそこにいると思うので!」

 

あっ、行っちゃった。

 

「私たちも行こっか。何か力になれるかもしれないし」

 

千歌ちゃんの提案で私たちも行くことになった。

 

一応先生に連絡しておこうかな。

 

 

 

「先生!」

「ルビィ?」

 

練習前に図書室に向かってたら後ろからルビィが走ってきた。来るとは思ってたけどこんな早く来るとはな。

 

「先生、ルビィに任せてもらえませんか?花丸ちゃんはルビィの大切な友達です。だから…私の想いを伝えたいんです!」

 

ちょっと前から気が弱かったルビィがここまで言うようになったか。

 

こんなに言われて断るつもりはない。というかみんな図書室に行くって思ってたし先に来てただけだからな。

 

「行って来い!」

「はい!」

 

ルビィが図書室に走って行ったあと俺はゆっくり歩いていた。

 

そしたら

 

「先生!?」

 

千歌たちが追いついてきた。やっとか。

 

「遅かったな。ルビィは先に行ったぞ」

 

「やっぱり先生も花丸ちゃんのこと気になってたんですね!」

 

まぁ気になってたって言ったらそうなるか。

 

「まぁな、それにみんななら花丸のことをほっとかないと思ったからさ。俺も図書室行こうと思っただけだ」

 

2年組3人と合流して話しながら歩いていたら……

 

着いたな。中から話し声も聞こえる。

 

「そこに載ってる凛ちゃんもね、自分はスクールアイドルに向いてないって思ってたんだよ」

 

載ってるってことは何かの雑誌か。何を見てるかわからないけどそう思ってたってことは修学旅行の時に花陽に電話で聞いたことだな。

 

「でもやりたいって気持ちはあった、それでいいんじゃないかな?」

 

梨子の言う通りだ、やりたいって気持ちがあるならそれで大丈夫。

 

というか花丸が見てた雑誌って、ちょうど修学旅行で帰れなくなって当時の2年組が参加できなかったやつじゃん。

 

「やりたいって気持ちがあっても1人じゃ無理かもしれない。でもさ、ルビィがいる、それに千歌たち2年生や俺もいる。

 

もし途中でやめたくなっても構わない。やりたいって気持ちがあるならやってみないか?みんなも一緒にやりたいって思ってるはずだ」

 

「先生の言う通りだよ!」

「昨日楽しそうだったもんね!」

「一緒にやらない?」

 

千歌、曜、梨子が順番に声をかける。

 

そして

 

「ルビィも一緒にやりたい!」

 

「みんな…まるもやっても…いいんですか?」

 

『もちろん!』

 

「ありがとうございます。よろしくお願いしますずら!」

 

いち早く花丸に自分の想いを伝えにきたルビィ、それにあとから来た2年組、みんなのおかげで花丸もスクールアイドル部への加入が決まった。

 

そして部室に戻ってラブライブ!にエントリーすると…

 

「4999位…上にこんなに」

 

「上に約5000組もいるんですね…」

 

「結構いるんだな。でもいいんじゃないか?その分上に上がれる楽しみや回数が増えるんだからさ」

 

俺の言葉に不安そうだったみんなが笑顔になった。まぁ一気に急上昇すれば回数は減るけどその分喜びが増えるよな。

 

「よーし!ランニング行くずらっ!」

 

スクールアイドル部に入って花丸はやる気になっている。でも表情を見る限り楽しそうだな。

 

今日も練習が始まる。って言っても今日は穂乃果の見送りに行くからみんなだけでやってもらうことにした。

 




前回の投稿をして少ししてからUAが10000を超えていました。前作では1期編が終わる32話を投稿する時に超えてたので、今作では半分くらいで超えています。

いつも読んでくださる読者のおかげです。本当にありがとうございます。

次回は最初の方に少しだけ穂乃果ちゃんを登場させる予定です。
その後はアニメ5話に入るのであの人が登場…書けるかな

高評価をしてくださったピポサルさん、ありがとうございます。

これからも頑張って書いていきます。お気に入りや感想や評価などいつでもお待ちしております。

最後に、今連載中のもう1つの作品の『絶望を感じた少年に光を』(タイトル変更の可能性あり)の投稿ペースは遅くなるかもしれません。今までちょっと勢いに任せて書いていたのですが、それはやめようと思うので。
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