元μ'sマネージャーと女神たちの物語   作:カット

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評価バーに色がつきました。前作より総合評価も高く嬉しく思います。これも日頃読んでくださる読者の皆さんのおかげです。

これからも頑張って書いていきます。もう1つの連載中の方も頑張って書いていきますね


16、堕天使登場

「それじゃあ穂乃果、しばらく会えないけど元気でな。頑張れよ!」

 

「うん、寂しいけどたっちゃんだって頑張ってるもん。私も頑張るよ!」

 

今日は穂乃果が東京に帰る日、学校では花丸もスクールアイドル部に入って今も練習中……いや、そろそろ終わりの時間か。

 

俺は今日はみんなの練習を見ずに穂乃果の見送りに来ていた。

 

「ゴールデンウィークとか夏休みは帰れるかは仕事次第だけど…お盆の時は絶対帰るからな」

 

「うん、じゃあその時はまた……気持ちよくしてね///」

 

「っ///おう」

 

いや穂乃果、ここは結構人いる……と思ったら珍しくそんなに人いねぇや。だから今のは誰にも聞かれずに済んだ。でも外でそんなこと言わないでくれ…

 

「もうそろそろ時間だな」

 

「うん、最後に……お願い」

 

「そのつもりだ」

 

穂乃果のお願いは俺もわかってる。というより俺も同じことするつもりだった。

 

少し場所を柱の陰に移して他の通行人に見えない位置に移動した。

そしてそこでキスをした後、穂乃果は改札を通っていった。

 

さすがに人前でするならこんなところじゃなくてちゃんとした所がいいからな。今は他の人に見えない位置でだ。

 

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「う〜ん…今日も上がってない」

 

「昨日が4856位で今日が4768位、下がってはないけど…」

 

今日もいつものように練習!ってなる前にパソコンでランキングを見てるけど…

 

梨子ちゃんの言う通り下がってはないけど、千歌ちゃんが言ってるように大幅に上がってるわけでもない。

 

というか先生遅いよ。早く来て欲しいな〜は、早く会いたいとかじゃないよ//

 

「ライブの歌の評判はいいんですけど…」

 

「新加入の2人も可愛いって!そんなコメントたくさん来てるよ」

 

「特に花丸ちゃんの人気が凄いんだよ」

 

ルビィちゃんの言う通り歌の評判は悪くない。それでも順位はそこまで上がってないんだよね。

 

私が新加入の2人のことを言うと千歌ちゃんがそれに乗っかる形で言ってきた。

 

みんなでパソコンを見てみると…

 

『花丸ちゃん、応援しています』

 

『花丸ちゃんが歌っているところ早く見たいです』

 

みたいなコメントがたくさん来ていた。

 

このコメントが送られている当事者の花丸ちゃんはというと…

 

「こ、これがパソコン!」

 

「そこ!?」

 

千歌ちゃん、気持ちわかるよ。私もそこは突っ込みたい…

 

「これが知識の海に繋がっているというインターネットずらか?」

 

「そ、そうね。知識の海かどうかはともかくとして」

 

「花丸ちゃんパソコン使ったことないの?」

 

「実は花丸ちゃんのお家は古いお寺で電化製品がほとんど…」

 

なるほどね、それで使ったことないんだ……って中学とかで授業で使うこともなかったの!?そうだとしたら驚くよ。

 

「それでこの前沼津行った時も…」

 

『この蛇口回すところがないずら』

 

「って言ってたり手を乾かすところでは」

 

『未来ずらっ、未来ずらよルビィちゃん!』

 

「って何故かその下に入って頭に当ててたんです…」

 

ほ、ほんと何故かだね…

 

「触ってもいいですか?」

 

「もちろん」

 

使ったことないなら触りたくなるよね〜梨子ちゃんも意地悪することなく触らせてあげることにしたよ。

 

だけど……

 

「ずらっ!」

 

ブチッ…

 

花丸ちゃんが触った瞬間画面が真っ暗に!?何したの!?

 

「な、何をしたの!?」

 

「え、えっと…1つだけ光ってるボタンあったから…」

 

それ電源ボタンじゃないの!?

 

すぐデータ無事か確認しないと!?

 

「衣装のデータとか大丈夫?」

 

「保存してあったかな…」

 

あっ、なんとか大丈夫だった。保存しておいてよかったよ。

 

「ま、まる何かいけない事やってしまいました?」

 

「あ、あはは…大丈夫だよ」

 

たしかに今回は大丈夫だけど…

 

下手したら一大事だったからね?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おお!こんなに弘法大師や空海の情報が!」

 

練習のために屋上に来たんだけど花丸ちゃんにパソコンの使い方を教えてるよ。でも花丸ちゃんが見てる内容で喜ぶ人は初めてみたよ…

 

というか先生まだかな〜はっ!?これだと私が早く会いたいみたいになってる!?

 

「これから練習だから来たんじゃないの?」

 

たしかに練習のために来たけどちょっとくらいいいかなって思って

 

「まぁまぁ梨子ちゃん、少しくらいいいじゃん!」

 

って梨子ちゃんに言ったよ。それに先生にも見てもらいたいし…ってまた!?なんで私先生のことばっか考えてるんだろ?

 

「それよりランキングどうにかしないとだよ…」

 

「毎年スクールアイドル増えてますからね…」

 

「しかもこんな地味&地味&地味!な場所でやってるんだし…どうやったらランキング上げられるかな」

 

千歌ちゃん…地味って言い過ぎだし最後自分のことも言ったよね?そんなことないのにな〜

 

「いっそのこと名前をもっと奇抜にしてみる…とか?」

 

「奇抜って……スリーマーメイド?」

 

出た!?グループ名決める時に梨子ちゃんが言ったグループ名!?

 

「あっ、ファイブか!」

 

「それはやめてって言ってるでしょ!?」

 

「ファイブマーメイド」

 

梨子ちゃんはやめてって言ってるけどルビィちゃんはなんか嬉しそうにしてない?というか何か想像してる?

 

「なんで蒸し返すの!?」

 

「ってそれじゃあ踊れないよ!?」

 

「じゃあみんなの応援があれば足になっちゃうとか!」

 

「でもその代わり声がなくなってしまう…」

 

「ダメじゃ〜ん!?」

 

「だからその名前は忘れてって言ったでしょ!?」

 

「悲しい話だよね人魚姫…」

 

はっ!?つい乗っかっちゃった!でもたまにはいいよね?ダメ?

 

あっ、でもそろそろ本当に練習始めないとだね。

 

「すみません、ちょっとお手洗い行って来ます」

 

あれ?そろそろ始めようと思ったのに、というかこのタイミングで行くの珍しいね。

 

練習は花丸ちゃんが戻ってからってことになったよ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ちょっと遅くなっちまったな」

 

色々やらないといけない作業やってたら遅くなっちまった。みんなもう練習始めてるよな?

 

早く行こうと思い屋上へ続く階段がある所へ曲がろうとしたら…

 

ドンッ!

 

「きゃっ!?」

「うわっ!?」

 

誰かとぶつかってしまった。

 

「悪い、大丈夫か?」

 

「大丈夫です。私こそすみません。よく見ずに曲がってしまったせいで…」

 

ぶつかったのは…リボンの色からして1年生だな。それに俺も見たことないし。

 

「大丈夫ならよかった。俺もあんま人のこと言えないけど気を付けろよ」

 

「はい。失礼します」

 

ぶつかってしまった1年生の子はすぐ去っていったけど……

 

あれ?よく考えたらこの先の階段屋上しかなくね?

 

「あっ、先生!」

 

「花丸!?練習はどうしたんだ?」

 

「え、えっと…ちょっとお手洗いに」

 

怪しいな。花丸は…というかみんな練習時間に行くことは今までなかった。何かありそうだけど…

 

ひょっとしてさっきの子か?

 

「じゃあそういうことにしておく。もしお団子結び…って言うのか?その子を探してるなら向こうの方に行ったぞ」

 

「あっ、バレてましたか…ありがとうございます」

 

もう誤魔化す気はないんだな。何か訳ありみたいな感じだしみんなには黙っておくか。

 

 

先に屋上に行ってみんなにはストレッチをして待っててもらうと、少ししたら花丸は戻ってきた。

 

花丸にもストレッチをしてもらって今日の練習を始めた。

 

そして次の日…

 

「あれ?君は昨日の…」

 

「こ、こんにちは…」

 

部室に行くと昨日ぶつかった子が何故か部室にいた。

 

部室の雰囲気的にはスクールアイドル部に入部しに来たわけじゃなさそうだけど……

 

何かあったのか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「えっと…とりあえず何があったんだ?」

 

「まるが説明します。えっと…実は昨日善子ちゃんに頼まれたことがあって…」

 

善子ちゃん?あっ、この子の名前か。

 

「善子じゃなくてヨハネ!」

「今は黙ってるずら!」

「はい…」

 

ヨハネ?よくわからん。聞くのが手っ取り早いな。

 

というか花丸、そんな有無を言わせないような言い方もするんだな。

 

「その…何それ?って思われるかもしれませんけど善子ちゃん、自分のことを堕天使だと思ってたみたいで…」

 

うん、たしかに何それってなるな。あえて何も言わないが…

 

「気を抜くとその堕天使が出ちゃうからそうなる前に止めるように頼まれてたんです」

 

なんか大体予想できてきたぞ。

 

「つまり、その堕天使って言うのが出るのを止める前に出ちまったってわけか」

 

「そうずら」

 

まぁ堕天使っていうのが出たってことは大体予想できたけどなんで出たんだ?

 

さすがにそこまでは今の話じゃわからないな。

 

「実は善子ちゃんそのせいでずっと学校に来てなくて…それで久しぶりに来たらまた堕天使が出ちゃって…」

 

「どんな状況だったんだ?」

 

「えっと…途中までは普通に話してたんですけど趣味の話になって、占いって言ったら占ってくれるように頼まれたんです」

 

占い?別に不思議なことでもないよな?μ'sにもスピリチュアル少女がいたくらいだし。

 

「そうしたらその…よくわからない物を取り出して火をつけてもらって…

 

『天界と魔界にはびこむあまねく星霊、煉獄に堕ちたるけんぞくたちに告げます。ルシファー、アスモデウスの転生者、堕天使ヨハネとともに、堕天の時が来たのです』

 

って言い出して…」

 

その占いに使った物を出してもらうと、黒い布にローブに羽?しかもロウソクってまさか学校で火をつけたんじゃないだろうな?

 

「それでこうなったと…」

「そうずら」

「うぅ…」

 

「好きなことをやるのは悪いとは言わないから今はそのことは言わないでおくけど。まさか教室で火をつけたとは言わないよな?」

 

「………つけました」

 

つけたのかよ…

 

「おい、それでもし何かあったらどうするつもりだったんだ。危ないことすんなよ」

 

「っ!?ごめんなさい……」

 

「別に好きなことをやるなとは言わない。でもな、教室で火をつけたりとか危ないことはするな。責任取れないだろ」

 

「………はい」

 

「わかればいい。これからは気を付けろよ」

 

「すみませんでした」

 

わかってくれればいい。反省してるみたいだし、さすがにもう学校で火をつけたりはしないだろ。堕天使は出るかもしれないけどな。

 

prrrr…

 

電話?山田先生から?

 

電話に出ると職員室に戻って来て欲しいってことだった。手伝って欲しいことってなんだ?

 

とりあえず部活の方は見れるかわからないことを伝えて職員室に戻った。

 

だけどこの時、まさかあんなことをするとは予想もしていなかった。

 




堕天使口調書くの難しい。できるたけ書きたいと思ってるんですけどね…
とりあえず穂乃果ちゃんは少しの間出てきません。その少しがどれくらいになるか…

投稿していない間にお気に入り数がかなり増えていることに驚いています。

最後に高評価をしてくださった
パンナコッタ吹雪さん、デク勇樹さん、ありがとうございます
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