声を出さない提督
────司令官、あなたは、まだ、死んで、いい時、では、ないでしょう?だ、から、もう、私はいい、か、ら、次は、勝つために、逃げ、て?
かつて────
国の為に守る為に鎮守府近海で激しい防衛戦が起きた、それは防衛、とは言えなかったが────
敵の戦力は
戦艦69
正規空母50
軽空母69
重軽巡合わせて113
駆逐402
の大艦隊であった、
対して鎮守府の防衛戦力は
戦艦
長門 陸奥 金剛 比叡 榛名 霧島 大和 武蔵
Bismarck Roma
計10
航空戦艦
伊勢 日向 扶桑 山城
計4
正規空母
赤城 加賀 飛龍 蒼龍 翔鶴 瑞鶴 葛城
計7
軽空母
隼鷹 飛鷹 祥鳳 瑞鳳 龍驤 龍鳳
計6
重軽巡
古鷹 加古 鈴谷 他21
計24
駆逐
島風 雪風 曙 叢雲 他40
計44
敵の大規模な艦隊の確認が遅れた鎮守府は直ちに主力艦隊から出撃し、積めない艦載機も滑走路から発進させた、そして大規模な作戦が終わったばかりの鎮守府勢力は少ない資材、高速修復剤も全て使い、鎮守府が肉眼で視認出来る程近くの近海で戦闘を繰り広げていた、しかし2時間で資材、高速修復剤も底を尽き、前線で肉薄して魚雷を撃っている駆逐艦から轟沈を始め、重軽巡も轟沈し始めた、そして装甲の薄い軽空母も航空機に囲まれ轟沈した、
残った正規空母は残り2隻、装甲の厚い戦艦もいつ沈んでもおかしくなかった。
ここまでわずか3時間の戦い、沈んだ艦娘の燃料の流れた海面はまさに火の海、そして遂に出撃した動ける艦娘は全滅、敵勢力も決して軽い打撃では無かったが、敵戦力は鎮守府を攻撃するのには充分な程残っていた、それより1時間後、修復した深海棲艦は鎮守府の空襲と砲撃による飽和攻撃を実行、10分と持たず鎮守府は瓦礫の山、クレーターになった、逃げてきた叢雲と共に提督も逃げたが、提督を砲撃から庇って叢雲は一瞬で下半身と、左腕を失った、自分を守って目の前で妻が吹き飛ぶのを見た提督はトラウマで声を失った、でもあの言葉は忘れない。
それから1週間────
山の裏に逃げていた提督は瓦礫だらけの埠頭に戻ってきた。
「・・・・・」
埠頭の下の海面には、艦娘の髪飾りや、服の一部、腐った内臓、体の一部が海流の関係で全てここに流れ着く、恐らく浜辺はもっとあるはずだ、提督は腐臭と衝撃で吐き気に襲われたが耐え、足を引きずりながら全ての髪飾りと体の一部を集めて、それぞれの艦娘達の墓を作った。
あの惨劇より2年、その間も復讐と自分への怒りを糧に鎮守府の修復をし、新たに艦娘を呼び出した、最初の艦娘はもちろん・・・・
今回は暗い話でしたね