sense ~From where to where?~ 作:るーゔぇ
気が向いたら読む、くらいに気軽に読んでいただければと思います
私も更新頻度とアリのような速度でしか書けませんから…
ちなみにこの物語は私の周りに起きた事を盛って作っている所謂半ノンフィクションとなります。
多々拙い部分はございますが何とぞお付き合いくださいませ
部屋の窓から音が聞こえてくる
夏を知らせる虫の透き通るような鳴き声。
ほんの少し、でも耳を澄ますと不快な人間の生活音
部屋の窓から微かに匂う
地面の上に立っていると実感できる少し濡れた土と草木の匂い
雨が降りそうな時の独特な少し重みのあるような匂い
涼しく心地の良い夜風が窓から入り、私の黒くて長い髪を撫でながら通り過ぎていく。
その夜風でなびいた髪にそっと触れて、私の髪ってこんなに伸びてたんだ…と若いのにおばあちゃんみたいな時間の感覚でいることに気が付かず過ごしてたことに苦笑する
照明の付いていない真っ暗な部屋の中で、これらの感覚が今「私」は生きているのだと教えてくれる気がして安堵する。
“誰でもない、「私」が存在しているんだ“
そう私は心の中で噛み締めるようにその言葉が
─黒色の天井を見つめながら、ふと思いたった
世界は、人間は平等を謳いそれを実行しようとする
しかし現実は誰しもが描く平等とは程遠く不平等なもので
そしてそれは生まれた時から既にあるものなのだと実感している。
人は良くも悪くも絶対に同じようにならないのだから
──── そう思った時、どろりと身体の奥底から重みのある不愉快なモノが全身を這い回るような感覚に襲われた。
またか…と思いながら私はため息をつきながら寝返りを打つ
この感覚がなんなのか、私はどんな状態なのか、どんな気持ちなのか…とにかく他人には言葉ではとても伝えきれない不愉快でねっとりとした感覚。
一つだけ分かるのは、これが“私の気持ち“であること。
私の中にある、日常生活の中で沢山顔を出す感情の内の一つだということ。
私にわかるのはそれくらいで正直その気持ちと向き合うことは辛そうで苦しそうだって言うのはわかる
だから私はこの気持ちにいつもしているように蓋をする
もうできれば見たくないな〜、と思いながら。
程なくして、心地の良い眠気はすぐにやってきた。
──何気ない日常の始まりと終わりの到来と共に
私の名前は
田舎にしてはちょっと都会寄りの…でも都会にしては田舎すぎるからやっぱり田舎かな?…に住んでる高校1年生。
家から近いって理由で選んだ青陽学院の受験に合格して無事に入学した立派で普通な1年生なのです
_______だから。明日も平和な1日になりますように
何も無いのはつまらないから好きじゃないけど、何かあるならせめて皆が笑えるハッピーなことがいいよね…?
★
主人公の物思いにふける感覚からこのお話は始まります。
次回以降から普通に進んでいきますので今回はこんな普通の女の子なんだーと思っていただければ。もちろん普通の女の子ですとも