前回のあらすじ!
・通り魔が出たぁ
・よっしゃ通り魔捕まえたる^^ノリコメー
・犬は犠牲になったのだ…
大雅side
「…すまん、取り逃がした」
「彼奴は途中で手にした刀で我が身を貫き、息絶えた。恐らく、あの刀こそ奴の本体であろう。拙者としたことが、面目無い…」
「そうでしたか…」
あれから10分、エキビョウを追っていた朝日とヤグード―ゲッショーという名らしい―が戻ってきた。彼らの話が済んでもなおパルスィは泣き続けていたが、その場にいた誰1人として彼女を慰める術を知らなかった…。
「シロがね…喋ったのよ」
通り魔事件の被害を未然に防いでくれた功績もあり、シロはゲッショーさんの勤務する交番の敷地内で埋葬されることとなった。4りで簡素な墓を建て冥福を祈った後、パルスィはぽつぽつと話してくれた。
ある日突然、シロが話すようになったこと。
『ご主人ご主人、おれに手綱をつけてくらさい』と、しきりに散歩に行きたがるようになったこと。
散歩に出るたび、必ずパルスィの手を離れて、例の通り魔を退治する活躍を何度もしていたこと。
「危険だというのはわかっていたし、何度も言ったわ。でも、あの子は絶対に助けたいって…」
「助けたい、か…」
「シロ殿は獣特有の超感覚を備えていたのでござろうか…」
「動物の中には、災害なんかの危険を察知する能力があるって聞いたことがある。あいつもそれなのかもな…」
「この辺じゃ人語を解する動物がいるのは不思議でもなんでもないからな…ありえない話じゃない」
「…ゲッショーさん」
「何か用でござろうか?」
「必ず…アイツを」
「…承り申した」
〜翌日〜
「…とは言っても」
「見つけるのはどうとでもなるが、倒すとなるとな…」
昨日の報告も兼ね、古明地さんや餡刻達も混ぜて今後の相談をしていた。が…、
「…なるほど、攻撃が入らない、ですか…確かにまずいですね」
「そんな強いのか?」
「ジョブアビリティもスペルカードもかすり傷すらつけらんなかった」
「それも真っ向から防御せずに、だ」
「…マジかw」
「お前らが弱いんじゃねーの?」
「それは無かろう」
と、突然横槍が入ってきた。
「ザイド先生?」
会話に割って入ったのは、俺達1-2の担任でもあるザイド先生だった。
「その心は?」
「少なくとも白金は、私の猛攻に5分耐えた耐久力・回避力と、餡刻特製のラストスペル練習用の的に通常攻撃でヒビを入れられるだけの攻撃力はある。餡刻はこの手のものは大概HQ品が作れるだけのスキルがあるから、ちょくちょく新しく作ってるのだが…」
「…チートか?」
「一点突破しただけだし、5時間かけてヒビ入れるのが限界だから言う程でもないよ」
「どちらかと言えば、5時間も続いた方がすごいと思いますが…」
「よくやるよ…ほんと」
「?普通じゃね?」
「「「「「普通じゃねー((ない))から言ってんだよ(言ってるんです)(言っておるのだ)…(w)」」」」」
「えぇ…」
そんなに変かな…?やろうと思えば半日くらい余裕だと思うけどなー。
「それが正常ならこの世界に平常な人がほとんど居なくなります」
「そうかな…?」
「もはや狂気の沙汰だよ」
「同じ人間とは思えねぇ…w」
「お前妖怪だったか?」
「もう少し常識というものをだな…」
…ひどい言われようだ。悲しきかな味方がいねぇ。
〜放課後〜
結局、朝日と古明地さんが中有通り経由で西側をまわり妖怪の山へ向かうルート、俺と餡刻が東の地底温泉街方面経由で海水浴場方面へ向かうルートを捜索することになった。のだが…
「さぁ、どこから探してまわりましょうか?」
「パ、パルスィ?」
「休んでたんじゃねぇのかよwww」
正門前にパルスィがいた。
「何ボケっとしてんのよ。通り魔の調査、やるんでしょ?私もついて行くから。協力者は多いに越したことはないでしょ?」
「お、おう…w」
「そりゃそうだが…」
「ほら行くわよ、絶対にシロの敵を取るんだから」
「あ、あぁ…」「…頑張れw」
捜索メンバーにパルスィが加わった瞬間だった。
「…で?どこ探すの?」
「あっちの方だ。商店街は昨日捜索したからな…」
…結果だけ言うと、特に何の収穫もなかったのだが。
朝日side
「…中有通りは異常なし、っと…」
「…なかなか尻尾を掴ませませんね」
「うーむ手強い」
大雅達と別れて西側を捜索するも、成果は芳しくない。強いていえば…
「路地裏どんだけあると思ってんのよあなた達…」
「虱潰しも限度があるぞ…?」
誰かの式神らしい(自称なので定かでない)妖怪…というか妖獣2匹が捜索の手伝いをしてくれるってことくらいだが。ちなみにさっきそこで…そこの通りで出会った方々です、はい。
「でも他に良さげな方法が無いんですよ」
「そうよね〜…」
さとりに相槌を打った勝気な性格(個人の偏見)の彼女がカーバンクルのカームさん。って神獣じゃんこの人…人?
「面倒だが手が無い…か。どうしたもんかなぁ…?」
と頭抱えてるのがケルベロスのケールさん。…やっぱ神獣じゃねーか!?
「「気づくのが遅い」」
「あっはいすいません」
「探さないで良いんですか…?」
「「「良くはないけど…」」」
もっと効率あげらんないかなぁ…?
「なんか妖怪の溜まり場みたいなところ無いの?」
「「…あ」」
そうだ、妖怪の山があるじゃないか。しかもこれから捜索予定。とすれば…
「行きましょうか」
「おう、なんか手がかりの1つでも見つかりゃいいが…」
こうして、新たな仲間も加え、妖怪の山へ向かう俺達だった…。
「いやいい感じに終わらせようとしないでください」
「だって字数が…」
「メタはやめろと言っているサル!!」
「「「?」」」
「なんか言わなきゃいけない気がした」キリッ
「「「はぁ…」」」
用語説明の巻
・ジョブアビリティ、スペルカード、ウェポンスキル、ラストスペル、ラストワード
本話時点で未出の語句もあるが、似通ったものなのでまとめて解説する。
基本的にこの世界での戦闘では、大きく分けて5種類の攻撃手段がある。
1つは手持ちの武器で攻撃する通常攻撃。これはもはや言わずもがなである。
次にジョブアビリティ(以下JA)。これはジョブごとの固有スキル全般を指す。例えば、忍者の忍術や黒魔道士の黒魔法、召喚士の召喚魔法など。これらはジョブチェンジすると対応しない技が全て使えなくなるという特徴があり、裏を返せば例え素手でも竜騎士ならジャンプ攻撃(本来は槍を使う)ができる、みたいなことが多々ある。
3つ目はスペルカード(以下SC)。JAがジョブ固有の技ならこちらはキャラ固有の技である。作中で出たものでは、パルスィが使った「グリーンアイドモンスター」(正式には妬符「グリーンアイドモンスター」)がそれに該当する。一部の例外を除き、複数人が“全く”同じSCを持っていることは無い。
続いてウェポンスキル(以下WS)。これは装備している武器に依存した技で、該当する武器を装備していなければ使用できない。ちなみに素手の場合は格闘技のWSが使える。
ラストは必殺技。必殺技はさらに2種類に分けられ、燃費の良いラストスペル(以下LS)と火力特化(一部例外あり)のラストワード(以下LW)がある。この2つはTPという、MPとは別のエネルギーを消費して発動する(WSも同様)のだが、TPは非戦闘時には常に0%で固定されており、持ち越しができないうえ、LWに至っては限界値まで溜めないと打てない仕様になっており、そうそう連発できない。ついでに言うとLWは1戦闘1回きりしか打てない。
あと、一応アイテムを使うとかもあるが、解説するほどでもないので割愛する。
オリキャラの登場雑すぎますね、うん。でも直さないよ。
次回くらいに決着つけば良いなとは思いますが、また2000字超えるようなら分割かなぁ…。
いい加減戦闘シーンが入ってきます。描写出来るかはさておき。期待しないでね?フリじゃないよ?
バイトやら合宿やらで更新速度激減中ですが、あまり回復することは無いと思われます。作者のバイトは朝から晩までスマホをいじる時間すらほとんど無いので(人目的な意味で)書けないんですよね…。これで学校始まったらどうなるのやら…。失踪しない程度に頑張ります。
それでは。