『天使達の手段(ハウツー・エンジェルズ』
パワー:E
スピード:A
射程範囲:A(味方全員)
持続力:A
精密動作性:なし(正確に味方だけを治せる)
成長性:A
本体:アーシア・アルジェント
元ネタはアメリカのバンド、『ハゥ・トゥ・デストロイ・エンジェルズ』。
完全なサポート能力であり、スタンド自身の直接攻撃は不可能であり、能力頼りとなる。
傷ついた千寿を『助けたい』こととフリードに乱暴されそうになったアーシアが覚悟を決め、自分がどうなろうとも怪我を『治す』と決めたことから発現した。
その能力は自らの精神力や体力を『削り』、味方の傷を完全回復させるもの。
ただし、自分の怪我を『治せない』(精神力や体力を自分で削り取るため)。
『聖母の微笑』と共に用いれば完全回復が可能となるが、どちらか片方をえらばないと本体のアーシアに負担をかける。
悲しいほどに優しく、それでいて自らを傷つけてでも誰かを治そうとするアーシアの『覚悟』から発現した女神像を思わせるスタンド。
成長次第では強力に…?
『十字架に拘束された戦士』
パワー:?
スピード:A
射程範囲:E
持続力:?
精密動作性:?
成長性:A
本体:士藤千寿
両手首が十字架に挟まり、肩にも十字架が突き刺さった逞しい戦士を思わせる大柄な男の像を持つ。
それまでは『奇怪現象』とその存在について決めつけていた、千寿がオオヤマダの率いる不慮グループの舎弟の一人のナイフを持った一人にナイフで突き刺されそうになった時、時が立つのが『ゆっくり感じられた』際に存在を感じた。大きな力を放つが、園と後ろに発現した千寿の精神状態がまだ不安定だったところがあるため、どのような能力を持っているのか定かではないが、両方の手首が挟まっている十字架が砕けた時のパワーが強いことから『十字架が砕ける度に強くなり、完全に砕けた時に真価を発揮する』と思われる。
なお、『石の薔薇』として発現した後は未登場。
『石の薔薇』Act.1
パワー:D
スピード:C
持続力:A
射程範囲:(ピンボールサイズの球が届くところまで)
精密動作性:D
成長性:A
本体:士藤千寿
元ネタは1983年にイギリスはマンチェスターで結成されたバンド、『ザ・ストーンローゼズ』。
このバンドの曲には『イエス・キリストの正体は実は女性だった』として描かれている曲があり、その中で歌う男の心情がかつての千寿のものと似ているところがある。
全体的に黒く、腕の長い赤ん坊の姿を取る像を持つスタンド。
本体の士藤千寿がはじめて自分の意思で発現させた際の姿。
その能力は『ピンボールサイズの球を打ち出す』。
非常にシンプルな能力だが、千寿の得意とする『回転』を集中すればかけられることから特訓を積めば強力なスタンド能力となろう。
連射制限は最大でも二発まで。
千寿の激昂に答えるように、『石の薔薇』はAct.2へと進化した。
『石の薔薇』Act.2
パワー:なし
スピード:A
持続力:A
射程範囲:(カギ爪ロープが届く範囲)
精密動作性:B
成長性:A
本体:士藤千寿
カギ爪ロープを持った少年のような姿を持つ像のスタンド。
千寿の激昂に答えた『石の薔薇』の第二の姿。Act.1より人型に近くなっているが、ステータス自体が大きく変動しており、攻撃手段となる能力を持たないため、主な戦闘スタイルは作中でカギ爪ロープで縛り上げたのを引き寄せ、対象を千寿自身が殴りつけると言ったもの。『引き寄せる』、と言った点では、原典のの『ジョジョの奇妙な冒険』part.5『黄金の風』に登場する暗殺チームのペッシが持つ釣竿のようなスタンド、『ビーチボーイズ』と類似している。
なお、カギ爪ロープだけを出すこともできる。
オカ研活動日誌
私、リアス・グレモリーには眷属がいる。
最近、それも千寿が眷属となって二晩で新たに眷属となったアーシアを除けば、みんなが未熟な私についてきてくれている。
ただ一人、ジョジョを除けば(ジョジョとは私がつけたニックネーム。勝手ながら、本名だというジョード・ジョースターからつけた)。
ジョジョはとにかく、一直線な後輩だ。
私より一つ下の学年と思えないくらいに大柄で高身長、そして年に似合わない貫禄と威圧感。
それに長ラン。
どういう理由か知らないけど、彼は決まってこれを着て学校に来たがる。
駒王学園側に申請はしてあるというし、ソーナもそれを受理したとのこと(珍しく、普段はしゃべることが少なく寡黙なジョジョが水からプレッシャーを出していたと聞いた。ちょっと可愛い)。
生まれの関係か、少し白人よりの容姿に大柄な身体から彼を不良と認識する教職員も少なくない。
それに、生来の彼の無愛想さから更にブレーキは止まらない。
私もジョジョに対する第一印象は最悪だった。
眷属のことは気にかけているつもりだけど、本当にこの子とやっていけるのか、と心配になったものだ。
その無愛想な性格から契約を取れないだろうし、契約者と争うのは確実。
祐斗や朱乃、それに小猫やチェザーレのように私は彼に契約を取らせるのでなく、戦闘担当として彼に言い渡した(それをチェザーレが冷やかして殴り合いになってたけど・・・)。
しかし、事件は起きてしまった。
眷属になったその夜、祐斗や小猫や朱乃やチェザーレのように特殊な力も神器にもまともに目覚めていないのに眷属となって日の経たないうちに堕天使を『スタンド』と呼ばれる力で撃退してしまった。
パワーある“
そのスタンドが繰り出す、便宜上“ゴラゴラの
一般に『スタンド』は
母親のホリーが純粋な人間であり、たとえば父親が人間でない存在だったにしろ、発現の可能性は十分に有り得る神器の発現。
当初は『スタンド』こそがジョジョの神器ではないか、と考えたが堕天使の群れを前にしてジョジョの『
当初の姿が腕の長い赤ん坊で能力が『ピンボールサイズの鉄球を打ち出す』から、進化してカギ爪ロープを持った少年へと変化している。
Act2と変化した少年の形態が2番目であるなら、当初の状態をAct1と呼ぶことに決めた。
『スタンド』が進化する可能性がある、事には気づかなかったが、ひょっとしたら見知らぬ技術である応用の利く『回転』を含め、未だに目覚めぬ神器がジョジョに目覚めるかもしれない、と不謹慎ながらにも
それだけなら、成果が得られて良かったと思う。
ジョジョのあの一面を見るまでは。
アーシアに乱暴を働こうとした少年神父を絞殺、一応殺した相手であったにしろ、アーシアを何かに利用しようと考えていたジョジョの元カノのレイナーレを『石の薔薇』Act2できつく縛り上げた上
、フリードを殺した際に発揮した膂力で殺そうとしていた。
あそこまで怒ったジョジョを見た事がなかった。
短期間ながらにも、私は様々な事を知ったつもりだ。
ジョジョの母やおじい様は良い人で凄くジョジョを大事にしている、と感じた。
お父様についての話は地雷だったかもしれないけど、なんだかんだ言いながらも話を聞いてくれたり、チェザーレや祐斗と仲良くしていたり、アーシアに見せた優しさ、小猫に外食店で奢ってやった
話とか、最近では朱乃に可愛がられ・・・ちょっと、朱乃!?その子は私のものだから!
「えー、そんな、つまらないですわ♪センジュ君の弱い所とか探してましたのに。」
「つか、グレモリー先輩よォ。なに書いてんだよ、さっきから」
「え?うん、活動日誌、って奴ね」
朱乃はそこのところ詳しく!
……ジョジョ、あんな風に朱乃に言い寄られていても鉄面皮なのね、というと私がもっと積極的に行けば可愛くなる……?
「何考えてんだかしらねえけどよ、あんまりへんな事考えんなよ?アンタは俺の主なんだからさ。」
え?
なにこの子、私にデレた!?
どうしよう、ついにジョジョが私に甘えてくれるのね!?あんな鉄面皮じゃなくて、もっと良いところも……?
でも、どうして未だに部長って呼んでくれないんだろう……。
朱乃のことは「副部長」って呼んでるのに。
朱乃がイタズラする為にジョジョの腕にしがみついて耳元で誘惑するように何か囁いているけど、なにを言ってるのかしら?
「あっ、センジュさん!浮気はダメです!朱乃さん、センジュさんに変なことしないでくださいっ!」
「あらあら。アーシアちゃんったら、センジュ君を取られるからって妬いてるの?」
「そ、そんなんじゃないですっ!」
ニヤニヤする朱乃にからかわれ、アーシアが空いてるジョジョの腕に絡みつきながら、顔を真っ赤にしてジョジョの背中に移動して長ランから顔を覗かせる。
そんなアーシアや朱乃やジョジョを遠くから見ている小猫、本を読む手を止めてソチラを見ている祐斗。
「た、ただいま戻りました」
「よう!邪魔するぜ!・・・って、ジョード!お前はなんつー羨ましいことをしてくれているんだ!お前はこの瞬間、全男子生徒の敵となった!覚悟しろ!」
扉が開いて騒がしい様子で入ってきた、準部員のチェザーレと事実上、ジョジョの家のメイドに当たる元・堕天使のレイナーレ。
自分が殺した相手に殺されかけ、なおかつ一度は殺した相手の家で働く。
レイナーレがどんな気持ちかは知らないが、私はまだ彼女を認めていない。
チェザーレの必死な「何か理由があるだろうから、滅することだけはやめてくれグレモリー!」という土下座とアーシアの「レイナーレ様が反省しているんでしたら、許してあげてください!」という頼みを聞いて許してやっただけ。
もしも、私の可愛い下僕のジョジョにまたなにかしようものなら、私がこの手で・・・。
「ねえ、センジュ君?よかったら僕も混ぜてくれない?」
祐斗が本を読む手を止め、朱乃とアーシアに手を取られているジョジョの前に立ち、爽やかな笑顔でサラリととんでもないことを言った。
無表情ではあるが、困惑の色と少し引いた様子が私にはわかった。
あれからそんなに時間は経ってないけど、ジョジョの表情の機微は察するのは難しくなくなった。
「……センジュ先輩、食べ放題に行きましょう。ステーキハウスの『アリーヴェデルチ』が今日やってるそうです。ゴーです、先輩。財布としてツェペリ先輩を連れてきましょう。」
「まずはこの状況をどうにかしてからだ、しばらく待て。副部長、まずは離れてもらえないだろうか?祐斗、お前はナチュラルにやめろ。アーシア、少し離れてくれ。」
小猫がジョジョの前に立ち、長ランの裾を引っ張りながらジョジョを見上げると、冷静ないつもの表情で何かを思ったらしいジョジョが言うと朱乃が惜しみながらも「あらあら、残念ですわ。また機会を窺わないといけないわ」とサラリととんでもないことを言い、アーシアは「動き辛いなら仕方ありませんね。……家でもチャンスあるからいいですよ、ね」とぼそりと最後に呟き、祐斗は「ふふ、君らしいね。なら、部長に終わったら行くかどうかを聞いておかなきゃ」と私のフォローもしてくれた。
「クッソォー!末代まで呪ってやるぞォォォォォォ!ジョジョォォォォォ!あ。夕麻ちゃんも行く?」
ハンカチを握り締め、角の部分に噛み付いているチェザーレはレイナーレに声をかけるときはすっかりケロッとしていた。
「センジュ様!私もお供します!」
すっかりジョジョのメイドが板に付いたのか、ジョジョの裾をアーシアのように引こうとしたが、流石に以前のことを思い出し、手を引っ込めた。
ジョジョの視線が、凄く怖いけど……。
「……グレモリー先輩、んな風に言ってるがどうすりゃあいい?財布が騒ぐのはいつものことだし、部活終わったら行くことにすんのか?」
やった!
ようやく、私に話しかけてくれた。
眷属のみんなと仲良くやっていけるか不安だったけど、こんな感じなら大丈夫そう。
私は、護るわ。
朱乃を、祐斗を、小猫を、チェザーレを、アーシアを、そして無愛想で粗暴で全然隙とか弱点を見せないけど、私の可愛い
「今から行きましょう。待たせるのもあれだしね。それに、ジョジョ。チェザーレを財布なんていっちゃダメでしょう?」
「グ、グレモリー!」
私の言葉にチェザーレが感涙する。
何故か、こちらに期待するような視線だったのが気になるが。
「そうだな。財布じゃなくて、コイツは……」
アーシアに諭されてるときとか、朱乃に遊ばれてる時とか祐斗に入れる突っ込みや小猫に対する気遣いを見てると不良じゃないのよね、ジョジョ。
むしろ、素直って言うか……。
「ドル箱だ。」
「金のなる木、っていいたいのかよ!?」
チェザーレと少し突込みが被ってしまった。
前言撤回。
少し、天然の属性もジョジョは間違いなく秘めている。
これもまたギャップとして可愛らしいんだろう、今度、朱乃とソーナに言ってみよう。
久しぶりにしてなかったな、女子会。
今回は閑話であり、オカ研の面々のある日の一日、って所でしょうか。
レイナーレはどうも殺された相手、っていうのに千寿にしか目に入ってないようです。
その圧倒的過ぎる力に見蕩れたのか、はたまた・・・。
展開とかを考えますと、赤龍帝の力も必要なんでしょうが、イッセーがいない世界、どうすればいいのか。
スタンドの進化の都合上、いらないような気もします。
今回は通常より少ない文字数ですが、閑話は大体そんな感じになります。