TS転生 地味子と行くインフィニットストラトス~ハーレムには入らない~   作:地味子好き

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結局何を自分が書きたいのか考えました。

その結果、一夏とヒロインを何とかくっつけようと頑張るものの逆にヒロインズから好意を持たれたり千冬さんから逆に一夏とくっつけようとされたりして困惑する冬香の姿を書きたい…。

これが分かりました。というわけで今後はその方向性で行きます。

強引にでもキャラの絡みを増やしていきます。


クラス対抗戦編③

「間に合えぇぇぇ!」

 

私は黒薊を展開してブースターと光の翼を最大出力で放出する。

 

(ゴーレムのビーム…もしシールドを貫通されても一発なら耐えれる!少なくとも二人は守れる!)

 

私は二人の目のまえに…文字通り盾になる。

 

そしてゴーレムの超高出力が私を直撃した…はずだった…。

 

(何…これ。シールドエネルギーが減ってない…?)

 

「あれは…!」

 

「あの時の!」

 

どうやら鈴と一夏は無事のようだ。

 

「二人は早く戻って。ここは私が。セシリアさんにも同じことを伝えて。」

 

そういって二人を脱出させる。

 

(でも…なんでビームが…?)

 

すると、ポンと何かが表示された。

 

「ラムダ・ドライバ正常稼働…?」

 

ラムダ・ドライバは「フルメタルパニック」に登場する装備の一つだ。

 

構造の説明は端折るが劇中では攻撃を跳ね返したり物理法則を無視する軌道を可能にしたりしていた…。

 

「なんでこれがこの子に・・・?」

 

そうつぶやくといきなりISのオープンチャンネルが入る

 

『やっほ~ふゆちゃん!』

 

「束さん…。」

 

『無事起動したみたいだね~。それ、くーちゃんが考えたんだよ~。』

 

「クロエちゃんが…?」

 

『うん。高出力ビームの直撃をファクターに自動的に起動するように設定しておいたんだぁ~。』

 

「これも全部束さんが?」

 

ゴーレムを見ると全く動く気配もない。

 

『当り前じゃん。束さんの実験品だよ~。それじゃ、あとは好きにやってね。それじゃ!』

 

と一方的にかけては一方的に切ってくる。

 

そして切れると同時にゴーレムは再び息を吹き返したように攻撃を始めた。

 

『冬香聞こえるか!』

 

「千冬さん!?」

 

私はゴーレムのビーム攻撃を避けながら千冬さんと話す。

 

『一夏たちが避難してからまたアリーナのロックがかかった。そちらへの教員の支援はできそうにない。』

 

「…分かりました。できる限りやってみます…。何かあったら母さんに伝えてくださいね。』

 

『いざとなったら私の命にかけてでも死なせない。ロックが解除するまで頼む。』

 

通信が終わる。

 

(…ゴーレムの数は6機。そのうち4機は大型の刀を持ってる…。)

 

「…行くよ。黒薊!」

 

二機の長距離ビーム型に向かって突撃する。

 

イグニッションブーストに光の翼で加速し大型対艦刀を右のゴーレム。掌のシャイニングフィンガーを左のゴーレムにぶち込む。

 

「まずは二機!いっけぇぇぇ!」

 

ラムダ・ドライバをフル稼働させゴーレムのシールドを切り裂く。

 

(近距離型には…バックパック切り替え!)

 

光の翼がふっと消えフィン・ファンネルユニットへ換装される。

 

「行って!ファンネルたち!」

 

切り離された六機のファンネルが飛び出ていくのと同時に額のヘッドギアが稼働を始める。

 

インターフェイスには「ゼロシステム」の文字が表示され、同時に脳へとてつもない量の情報が流れ込んでくる。

 

「見える!この前なんか非じゃない!」

 

あの暴走したときとは違いはっきりとくっきりと未来が見える。

 

「そこぉ!」

 

ビームマシンガンとファンネルを予測位置に一斉射!

 

「一機めぇ!」

 

しかし突然その未来は掻き消える。

 

「何・・・?黒薊!」

 

ゴーレムは腹に装備された何やら板のようなものを展開しこちらを囲んでいる。

 

そして…

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

特殊な振動波が機体を包む。

 

(い、痛い!痛いよぉ!何!?これ!)

 

激しい振動波は頭を直撃する。

 

(機体のシステムがすべてダウン!?)

 

予期せぬ攻撃だったためにラムダ・ドライバもその効力を失っていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「行きなさい!アクアクリスタル!」

 

 

 

急に広まった霧がゴーレムへまとわりつく。

 

そして…爆発した!

 

「待たせちゃってごめんなさい。」

 

「あな・・た・・・は…。」

 

それは私の隣に座っていた、黒髪の女生徒。

 

「ここからは…私も戦うわ!」

 

彼女がさっと()()()()()()

 

「更識…楯無…。」

 

「冬香ちゃん。後はお姉さんに任せて。」

 

学園最強が目の前に現れた。

 

 

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~アリーナ・管制室~

 

「何とか間に合ったか…。」

 

管制室で千冬がコーヒーを啜る。

 

(…楯無にも伝えておいてよかった。)

 

千冬は依然冬香が暴走したとき、ひそかに対処できるように楯無にも情報を伝えていたのだ。

 

「…織斑先生。あの子本当に天利さんなんですか?」

 

隣にいた山田先生が聞いてくる。

 

「ああ。」

 

「…日本代表レベルの動きですね。」

 

「山田先生。くれぐれも内密に頼む。」

 

「分かってますよ・・・。」

 

-----

~アリーナ・中心フィールド~

 

「でやぁぁ!」

 

ミステリアス・レイディの一撃が振動波発射機付きを撃破する。

 

「こっちもくらえぇ!」

 

対艦刀にラムダ・ドライバの効果を乗せ貫く。

 

「冬香ちゃん!最後!」

 

「はい!」

 

光の翼に再換装し掌に全エネルギーを込める。

 

「これで終わりだあぁぁぁ。シャァァイニング!フィンガァァァ!」

 

腹部に直撃したゴーレムはコアを残し跡形もなく消滅した…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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~????~

 

「くーちゃん。ラムダ・ドライバはしっかり動いたみたいだよ。」

 

「それはよかったです。束さま。」

 

「何気にくーちゃんもふゆちゃんのこと好きだからねぇ~。」

 

そういいながら束は冬香から送られてきた一夏の写真や動画を整理し、なおかつ冬香の戦闘データを解析する。

 

「うーん今度は何を送ろうかなぁ。時期的に臨海学校くらいだよねぇ~。」

 

クロエは紅茶を注ぐ。

 

「まだまだいろいろありますからね。」

 

「そ~だねぇ~。ガンダム?とかは名前だけ知ってたけど…冬ちゃんの記憶の中には私の知らない漫画とかアニメとかのデータあるんだよねぇ。」

 

空中投影ディスプレイに様々な画像が映る。

 

オーラ力、バスターランチャー、伝説巨神、チバソング、ゲッター線、月光蝶…。

 

「う~んやっぱりふゆちゃんはかわいくて面白いなぁ~。」

 

束は冬香の写真を手に取る。

 

「ちーちゃんといっくん。ふふふ。箒ちゃんがいっくんとくっついて…その障害としてふゆちゃんが立つ…。」

 

「とても美しいですね。束様。」

 

「あ、くーちゃんもそう思う?なんかでも言ってたよねぇ。ワインのこぼれる姿は美しいって。」

 

狂気を孕んだ笑い声が二人の身を包んだ。

 

 

 




というわけで自分の欲望を全部込めて書いていくことにします。

ラムダ・ドライバを出してほしいというご意見があったので今回このような形で出させていただくことになりました。

このようにご意見があればできる限り反映させていきますので、意見や感想どんどんお願いします。

…正直感想の数だけ作者が喜びます。


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