ソードアート・オンライン Fatal Sais 作:お隣の池の中のプラナリさん
ルアはボスに勝つことは出来るのでしょうか!?
その後ルアは学校の授業を終え家に戻った。そしてアイマスクのような機器を被って、
「リンクスタート。」
と呟いた。すると彼女の意識は現実世界から遠退き、FWOの仮想世界へと引き込まれていった。
彼女の体を構成するポリゴンの粒子はニダンテールの街にて形作り、やがてルアの体へと変わる。
「......ふぅ。」
ルアの体の構築が終わり、体の感覚を確かめ直して街を出る。地下洞窟へと向かっていった。
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地下洞窟最奥手前
地下洞窟の奥には威圧感を放つ扉があり、その左右には赤色の松明が1つずつ立ててあった。ボス部屋で間違い無さそうだ。
「絶対勝つからな。」
ルアはそう一息つくと、扉をゆっくりと開けた。その彼女の表情は変わらなかったが、その開ける速度が遅いことから、少なからず緊張していることがうかがえた。
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地下洞窟、ボス部屋
ルアが入ってきた入り口の向かい側には、豪華な玉座があり、そこにはツタンカーメンを縦に伸ばしたかのような頭に空洞化したかのような白い口と目。古代人かのようなイメージのモンスター。<デットレイキング>が座っていた。ルアが鎌を遠くから突きつけ、戦闘の意思を見せると、ボスモンスターは玉座から立ち上がり、唸り叫んだ。
「シャ────!!!!!!!!」「「ガー!」」
デットレイキングの叫びと共に2体のゾンビが現れた。そのゾンビは2体とも右手に片手剣を、左手には丸い盾を構えている。一目でエリートとわかる存在だ。
「かかってこい。」
ルアがそういうが早いのか、エリートゾンビが2体がかりでルアに突進を仕掛けた。ルアはその動きを読みきって回避する。そして攻撃モーションから回避、防御モーションへ移る隙を狙ってエリートゾンビ達に確実に攻撃を当てていく。ルアの持つ武器のリーチが長いのも、この戦法を確実にする要因であった。
「「ガアッ............」」パリン!!
幾らか攻撃を続け、エリートゾンビを仕留めた。そして距離を縮めなかったボスモンスターがルアへ接近する。体長が約3m程あるその巨体でありながら、ゾンビ達を上回るスピードとパワーで、持ち武器の杖のようなものを振りかざしてルアの鎌と鍔迫り合いをする。
「~~!」 「シャ─────!!!」
武器が弾かれ合うたびにガァンという鈍い音が響く。単純なパワーでは勝てるはずもなく、攻撃を弾かれるたびにルアは仰け反ったり地面に叩きつけられたりする。物理的攻撃でない上に、ソードスキルを受けた衝撃でもないため、ライフバーは減らないものの、精神や身体的なダメージになっている。逆にライフバーが減らないからこそ、苦痛を受けているという風にも捉えられる。
「私は......アイツに勝つんだ。」
ルアは怯むことなくFWOの持ち前の反射神経でボスモンスターの裏をついて確実に攻撃を当てていく。とはいえエリートゾンビらのようにポリゴン片とならないあたりボスモンスターと言うべきか。
「ソードスキル!ミッドパワークラッシュ!」
「シャ─────!!!!!!!!」
ルアは後ろから大きく鎌を振りかぶり、相手の首に掛けて相手の首を落とす技、ミッドパワークラッシュを発動した。現実であれば骨ごと首がスッパーンと飛んでいくようなものだが、仮想世界ではそんなことはない。とはいえ後ろから思いきり切り裂かれたボスモンスターは地面に膝をついた。ルアも精神的に体力を消耗したので、鎌で体を支えている。
「はぁ....はぁ....」 「シャ────........」
ボスモンスターの声が聞こえなくなった。そして、いつのまにかいなくなっていた。ボスのいた所にはなにもなく、玉座にもボスモンスターの姿はなかった。ルアがインベントリを確認すると、ダークコートという防具が追加されていた。
ダークコート
防御力+25
反射神経 +32
追加能力 隠蔽、暗視
ルアはその防具を早速装備する。その防具は、黒いパーカーのようにフードがついていて、とても軽く移動しやすい作りになっていた。
「やった........!」
ルアは喜びの声を漏らした。
続く
一人でボスモンスターに挑むとか大変そう。
とりあえず、次どうしようかな。