ソードアート・オンライン Fatal Sais 作:お隣の池の中のプラナリさん
ルアは初めてボスモンスターの討伐に成功した!
以上!ゆっくりしていってくださいね!
ルアがボスモンスターを討伐して、2週間ほど....FWO発売開始から約1ヶ月が経とうとしていたころ、ニダンテールの街ではちょっとしたお祭り騒ぎが起きていたりした。
「お前らぁ!準備は出来てるか~!」
「「「「「おおおお~!!!」」」」」
FWO攻略隊と呼ばれるそのまんまの意味のギルドというものができたそうだ。かつてルアがアインクラッドでであった血盟騎士団や、アインクラッド解放軍などの大型ギルドの基礎のようなものだが、違う点を挙げるというなら、命の危険がなく攻略する目的がひとつ違うというところか。FWO攻略隊のスカウトと思われるプレイヤーが周りのプレイヤーに呼び掛けている。
そのFWO攻略隊を見分ける方法は、彼らの編み出した防具である。彼らの防具は赤いFの刺繍が入った物なので、見れば一目瞭然。すぐわかるのである。
「ねぇキミキミ。FWO攻略隊に入らない?」
「ソロ派なんで遠慮します。」
ルアも攻略隊への参加を勧められているが、ソロで進めようとするところがある上、人と馴れ合わないコミュ症であるため、参加はことごとく断っている。
「そんなこといわないで!キミいい武器持ってるねぇ!きっと攻略隊に入ったら後悔しないよ!」
「煩いな。他を当たってよ。」
「他なんてない!キミに入って貰いたいんだ!考え直してくれよぉ!ねぇ?お願いだよぉ!」
「煩い!!!!!!」
ルアがキレた。彼女は粘着系の人間がとても嫌いである。特に理由も理屈もないことであだこだ言われるのが苦手であり、殺意を感じるそうな。
ルアはFWO攻略隊の彼から離れた。周りからの印象などどうでもいいと思っているので、稀にではあるが、背の鞘に収めた武器に手を掛けようとしたりすることもある。
「はぁ....うるせぇ。」ガラッ
ルアはニダンテールの街の喫茶店に立ち入り、コーヒーを頼む。苦いブラックコーヒーだ。
「んむ。やはりあっちのほうが旨いな。」
NPCが営む店でもあるため、小声ではあるがそう呟くことも悪いと感じない。そして御代を払って店を出るのであった。
≧≦
ヴィッセルの森、入り口
ニダンテールの草原の西側に位置するその森は、
アインクラッド第2層のような生い茂った森を感じさせる。
(ソードアート・オンライン Revise Fusion参照)
出現するモンスターも草原のモンスターのような生半可なモンスターではなく、クワガタのような顎をもつカブトムシ、<シザースビートル>や、色を自在に変えて姿を消すカエル型モンスター、<インバイタード>などのモンスターが生息している。フレンジーボア等とは当然比べ物にならず、ルアも少しだけ苦戦しているようだ。
「うぅ......流石に少し辛いな。」
その体力は安全圏のグリーンを保ってはいるが、大分消耗しているようだ。今は森の木に寄りかかって精神的に体力を回復している。また、一応回復ポーションをのんで万事に対応できるようにはしていた。ボスモンスターを倒して天狗になってるわけはないのだ。
「隠蔽。」フッ
アイテム使用後、念をおして隠蔽という姿を消すことができるスキルを発動し、移動を開始した。
(......さらに進むと新しい街か。)
隠蔽スキルを駆使しながら次の街へと歩みを進めるのであった。
続く
大規模なギルドってあんまり入りたくないんだよな。
SAO由来のキャラもそろそろ出したいと思うこの頃。