ヤンデレコレクション   作:貧弱貧弱ゥ!!

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 ちょっと急いで書いたので雑かも。


私の愛しい愛しい人 1 後編

 とある昔の記憶。いつもの公園に行くとブランコにいつもいる男の子がいる。その子はいつもブランコに座っていて、死んだような目をしていた。体中にはアザだかけ。小さい頃は分からなかったけど、今思えば虐待だったんだと思った。

 

 私はいつもその子に話しかけた。

 

 今何してるの? 一人で遊んでいるの? 一緒に遊ぼう。と毎回その子がいればそう言って遊んでた。

 

 

 私は何かほっとけなかった。いつも一人ぼっちでいて、死んだような目をしていて、寂しそうだったからほっとけなかった。

 

 

 私はその日こう言った。

 

「あんたなまえは? 私、愛梨っていうの」

 

「……ボクは……相馬」

 

「じゃあ相馬! 私の家に来る? 私の家で遊ぼ!!」

 

「え? い、いいよそんな」

 

「いいからいいから。ほら早く行こ!」

 

 

 私は相馬の手を引っ張った。

 

 この日から私は相馬と友達なった。そして……いつしか相馬に恋心を抱いていた。何でかはわからない。何で相馬を好きになっちゃったんだろう……。あの時、助けてもらった時かな? でも……好きで好きでたまらない。

 

 いつか恋人になれる。そう信じてたのに……そう信じてたのに……。

 

☆★☆★☆★

 

 

 

「相馬?」

 

 

 愛梨は相馬がいる教室へと向かっていた。だけど向かって途中、廊下を走っている相馬を見つけた。ギリギリ私は見つからないよう、すぐに隠れた。どこに向かっているんだろう?

 

 

 愛梨は相馬を追うため、歩き出そうとした。

 

 

 突然寒気がした。殺気も強く感じた。誰か後ろにいる。振り向こうとしても体が震えて動かない。

 

 愛梨は震えている体を強引に振り向かせて、後ろを見た。その瞬間、真っ暗になった。

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

「リセ…!」

 

 

 相馬は机に入っていた紙を読んだ。そこには愛梨がリセを呼び出している内容だった。最初は二人だけの大事な話があるのだろう。と、そのまま教室で待っとこうと思ったのだが、愛梨の事を考えてやはり心配になった。

 

 なぜなら愛梨はリセの事をかなり嫌っている。理由は知らないがかなり嫌っている。だから、今ごろ喧嘩になっているのでは?と考えてしまい、待ってられなくなりすぐに紙に書いてある場所へと向かっている所だ。

 

 

 着いた。ここだ物置室。俺は扉を開けた。喧嘩してませんように。だが……そこには愛梨はいなかった。

 

 男子だ。三人の男子がいた。

 

 

 

 そう……そいつらは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 血だらけになって横たわっていた。 

 

 

 

 そこにリセはいなかった。

 

 

 

☆★☆★★☆

 

 

 

「や、やめ…! やめろ!」

 

 

 死ね

 

 

「やめてよ!!ねぇ!!」

 

 

 死ね

 

 

「グッ!ゴホッゴホッ!!」

 

 

 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

 

 

 

「(この女、本当にただのお嬢様なの?

何でこんなに力が強いのよ!グーで殴らたことないのに!)」

 

 

 リセは愛梨を殴り蹴りを繰り返し繰り返ししていた。顔は勿論、腹も殴り蹴りをしていた。愛梨の鼻は折れてしまい鼻血が出ていた。歯も奥歯が折れている。

 

 

 

「お、お願い…や、やめ…ギャア!!」

 

 

 シシシシシシネシネシネシネシネシシシシシネネネネシネシネネネネネシシシシシシネネネネネシネシネネネネネシネシネシシシシシシネネネネネシネシネネネネネシシシシシシネネネネネシネ

 

 

 

 愛梨は横たわっていて、何とかガードはしていたのだが、腕が折れそうなぐらいリセの攻撃は激しい上に威力が強かった。

 

 

「ヤメロって言ってんだろお!!」

 

 

 愛梨は大声だしてしまい、スキができてしまい、腹の部分が隙間が少しできたのをリセはすかさず、おもっいり愛梨の腹を足で踏みつけた。

 

 

 

「オグッ!オエエェェーーー!!」

 

 

 愛梨は嘔吐した。それには吐血も混じっていた。リセはそんな愛梨を見て

 

 ああ……まだ死なないんだなぁ……と、思っており、特に心配とか死んだ後の事など考えていなかった。

 

 ただ殺す。愛梨に騙された事より、汚されかけたのだ。他の男達に汚されかけた。私の体は相馬さんの物なのだ。

 

 

 リセは愛梨の首に手をかけた。そして一気に強く握りしめた。

 

 

「アッ…! ガッ…!」

 

 

 愛梨は必死に首を絞めている手を取ろうとしたが、ビクともしない。

 

 

「大丈夫ですよ愛梨さん。死んだら葬式に相馬さんと一緒に出席してあげます。フフフフ」

 

 

 狂気に満ちた笑み。目の奥の色が黒く濁んでいる色だった。

 

 愛梨は目の前が黒くなり、意識朦朧となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リセ!」

 

 

「………」

「……!」

「……相……馬さん?」

 

 

 

 リセは驚愕した。この時間帯は誰もいないし、この教室には誰もこない。相馬さんはあの教室に待ってたはず。ここの教室とは離れている。何故…ここに……。

 

 いや……そうですか……あの紙を見てくれたのですか……それで助けに行ったけどいなくて探したらここにたどり着いた……か。

 

 愛梨さんの手紙……正直怪しかったので、予備として相馬さんの机に入れていたのです。それを相馬さんは見てくれて、恐らく物置室まで行ってくれたのでしょう。

 

 でも……それが仇になりました。怒りで我を忘れていました。ここは物置室から少し近い。多分愛梨さんが叫んだ声が聞こえたのでしょう。

 

 

「リセ…? お前何して……」

 

 

 終わった……終わりました。相馬さんに見られたら。私が愛梨さんを殺そうとしている姿を見られた。オワリマシタ。オワリマシタ。オワリマシタ。オワリマシタ。オワリマシタ。オワリマシタ。オワリマシタ。

 

 私は嫌われるんだ。嫌だ。相馬さんの表情は嫌悪そうな表情だった。

 

 

 

 イヤだ……そんな顔で私を見ないで下さい。お願いします。見ないで……イヤ………イヤ……相馬さん………イヤ…イヤァ………

 

 

 

 

 

 

「イヤァァァーーーーーーー!!」

 

 

「リセ!」

 

 

 

 リセは相馬を押し抜けて、何処かへと走り出して行った。

 

 相馬は追いかけようとしたが、愛梨は大丈夫なのか? 明らかに大丈夫じゃない状態だ。だが、リセが行った方法は上の階段。まさか……。

 

 

「クソ……愛梨!」

 

 

 まず相馬は愛梨の状態を確認した。意識がない。息はしている。早くリセを追いたいが……愛梨をほっとく訳にはいかない。早く保健室に連れてリセを追わないと!

 

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 相馬は愛梨を保健室に連れて行き、すぐさま屋上へと向かった。

 

 

「リセ!」

 

 

 やはりいた。フェンスを乗り越えて立っていた。

 

 

「リセ。コッチ来い。」

 

「相馬さん……私はもう終わりました。」

 

「何が!? 愛梨をボコボコにした事か? 多分愛梨が何かしたんだろう?お前が怒るぐらいだからな。俺が庇ってやるから、コッチ来い」

 

「…………」

 

「……アナタは……私の事どう思っていますか?」

 

「え?」  

 

「私の事……愛梨さんを暴行を加えたこの私の事どう思っていますか? あの物置室見ましたか?あの男子達は私がやったんですよ。これでも空手と柔術と合気道二段です」

 

「……」

 

「……どう……思いますか?」

 

「……」

 

 

 ああ……私の事軽蔑してますね。さっきから彼は沈黙してます。それはそうですね。男三人を血だらけにするほどボコボコにして女性を殺そうとしてたのですから。(実際一人殺しましたけど)

 

 

 あっ。彼が何か言おうとしています。口が動こうとしてる。でも聞きたくない。どうせ嫌な言葉。相馬さんからそんな言葉は聞きたくない。

 

 

「……じゃん」

 

 

 え?

 

 

「すごいじゃん。二段を三つ持ってるの? すごいじゃないか!」

 

 

 ………。

 

 

「フフ」

 

「え?」

 

「フフフフ。アハハハ。アハハハハハハッ!」

 

 

 私は予想外の言葉に笑いが出ていました。彼はちょっと引いています。

 

 そうでした。彼は『昔から』そういう人でした。彼は優しい。誰にも優しい。愛梨さんにも。あのほのかさんにも。義理の妹さんにも。あの子にも。

 

 

 彼は私を何とか止めようとその言葉が出たんですね。ますます飛び降りたいです。飛び降りたら彼は追いかけて救おうと飛び降りてくれるのでしょうか?

 

 

「捕まえた」

 

 

 いつの間にか相馬さんは私の手を掴んでいました。考え込んでいたら、いつの間にかフェンスを乗り越えてみたいですね。

 

 

「ふぅ~。全く焦るよ」

 

「…ごめんなさい」

 

「いいよ。愛梨が何したかは分からないけど、何かしたんだろう?」

 

「……」

 

「物置室の奴らは…」

 

「…っ!」

 

 相馬さんは私の嫌な表情に気づいて、言うのを止めた。

 

「まぁ分かった。」

 

 

 相馬さんは私の頭を撫でてこう言いました。

 

 

「俺はリセがどんな女性でも俺は……」

 

 

 ………。

 

 

「俺は親友だ。」

 

 

 ………親友………か。親友ですか。うん。……………ちょっと残念ですけど嬉しい言葉です。でも……できれば…………親友じゃなくて………。

 

 

 

「さっ、戻ろ。帰ろうぜ」

 

 

「………」

 

 

「リセ?」

 

 

「………」

 

「はい。相馬さん」

 

 

 

 私は相馬さんを道連れにしようと飛び降りようとしていた両足を必死に止めて、相馬さんと一緒に戻りました。

 

★☆★★☆★

 

 

「あ、あの……これは?」

 

「これ? 十億円ですけど?」

 

「そ、それはさっき聞いたので分かりますが、何でこれを私達に見せるのですか?」

 

「いえ、私の娘がそちらの学校にご迷惑をかけたらしいので迷惑料でございます。」

 

「え? い、いや、あの、」

 

「いいですね? この出来事はこれで終わりました。リセがやった事はこれで終わりです。いいですか先生方」

 

「で、ですが…」

 

「では、アナタ方一人ずつに十億で?」

 

「…………はい。これで終わりです。」

 

 

 

 

 今日の夕方の出来事は、母様の迷惑料(口封じ料)で解決しました。

 

 結局、相馬さんに説得され自殺を止めましたがあの後、私がした事がバレて先生方にこっぴどく叱られました。それはそうです。殆ど瀕死状態なのですから。

 相馬さんは必死に庇おうとしてくれました。あの姿には濡れ…ゲフンゲフン素晴らしいです。

 

 でも相馬さんは職員室から追い出されました。その後は親に連絡したそうです。

 

 

 母様が来る訳ない。あの母様が私の為に来る訳がない……そう思ったのですが………まさか来てくれるとは思いませんでした。

 

 

 先程、問題が解決し、職員室から出ました。そこには相馬さんが待ってくれていました。

 

 

「リセ大丈夫だったか?」

 

「そ」

 

「アナタが相馬君?」

 

 

 私が名前を言おうとした時、母様が入ってきました。

 

 

「あ、はい。初めまして。リセの親友の相馬です。」

 

 

「親友……ねぇ。リセの…」

 

 

 母様は私を見てくる。私は下を向く。母様を見ることができない。小さい頃から酷い目にあわされてマトモに見る事ができない。

 

 

「ウフフ。それではまた。相馬君。」

 

「え、あ、は、はい」

 

「行くわよリセ」

 

「はい母様」

 

 私は母様の後をついて行く。私は相馬さんの方を向き、

 

「ありがとう」

 

 

 相馬さんは爽やかな笑顔で手を振ってくれました。

 

 

 

 

☆★☆★★☆★★☆

 

 

 

 私は母様と一緒にリムジンで帰っていました。私は気になっていた事を聞くことにしました。

 

 

「あ、あの…母様」

 

「……何か?」

 

「いえ、あの、な、なんで来てくれたのですか?」

 

「……どういう意味かしら?」

 

「す、すみません。何故私のようのロクデナシの所へ来てくれたのですか? 問題行動を起こしたのですよ?」

 

「……そうね。まず、アナタは偉大な家系の一族よ? それをあの問題行動で世間に広がってみなさい。恥よ恥。家系で最大の恥。だからすぐに口封じであのお金を渡す必要があったのよ」

 

「……すみませんでした」

 

「あと、アナタはロクデナシでも私の娘よ。」

 

「……母様」

 

「あんな学校は辞めなさい。またあの学園に戻りなさい。あの学園だったらアナタでもトップでしょう。あんな下等で下品で下痢共が集まる所に行くのはもう辞めなさい。」

 

「………」

 

「すみません母様。それはできません。」

 

「………」

 

「すみません母様。理由はまだ言えません。でも近い内に言いますので…」

 

「相馬君でしょう?」

 

「え?」

 

「相馬君が好きなのでしょう?」

 

「……」

 

「……はい」

 

「ウフフフ。なる程。だからあんな問題行動を起こしたのね。ウフフフ」

 

「あの……何故相馬君の名前を?」

 

「知ってるのは当たり前よ。当たり前なのよ……ウフフフ。」

 

「………」

 

「リセ……アナタが一番私に似てるかもしれないわね。」

 

 

 私はその時、その言葉の意味を理解できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時までは…………。

 

 

 

 

 

 

 

「あと今日の夜、リカが帰ってくるわよ。」

 

 

 

 豐濤リカ……私の妹。コイツのせいで……コイツのせいで……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 相馬さん。常識は私を救ってくれるのですか?

 

 

 

 

 

 私の愛しい愛しい人 1 完。




 一応第一部完みたいな感じです。次は別のヤンデレを書く予定ですが、続きが早くみたいという声があったら早く続きを書こうと思います。一応結末までの構想はあります。一応ですけど。

 次は普通の王道的なヤンデレを書こうかな。
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