緋弾のアリア CODE:J   作:Bligh_Drunk

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急遽作られた労働システムの所為で、オデノカラダハボドボドダ!

長らく山籠もり生活から、ようやく帰ってまいりました。
ちょっと資格試験キツ過ぎんよ~

まあ... 取り敢えず、次話投稿です。

イってみよう!!!


File.7 有毒の花

バスジャック事件から翌日、武偵の何人かが周辺の警戒につくことになった。俺もその1人だ。

 

「こんな処を警戒する必要があるか?」

 

だが、いくらなんでも人工島の末端にあるコンビナートエリアまで行く必要は無いと思うんだが...

 

しかし、教務科の指示である以上しかたない。

 

「まーだ止みそうにないか... こりゃあ夜まで降るか?」

 

昨日の夜辺りから降り続く雨が、大型倉庫の屋根を叩く。

まだ真昼間だが、日が当たらない為に暗闇は所々にできている。

それ程露骨に構える必要も無いと思うが、一応ヘヴィマシンガンとジャイアントショットガン「S」を持って重武装をしている。

ガンライトを照らしながら倉庫を見て回るが、人影は無し... 当然だがな。居たらそいつは、間違いなく不審者だ。

唯々外の雨音だけが、内部に響いていた。

 

「遠山なんかがともかくとして、[C]の俺に矛先が向くことなんかねぇだろ...」

【そうとも限らないわよ?】

 

!! ・・・いきなり出てきやがった、気配すら感じなかったぞ... 見た感じ中学生位かの奴が暗闇から姿を現した、何者だこいつは?

 

「こんなとこで、何してんだ?」

「そうね... 待望の獲物を目前にしての余興、と言ったところかしら。」

「・・・話が見えないな、まさか"武偵殺し"じゃないだろうな?」

「その答えを知るには、貴方自身の力を示さなければならない。」

「何のことだ...」

「わざわざ隠す必要は無いわ、J・マックス。"伊・U"は全てを知っている。貴方に興味は無いけど、あの子が狙っているのが少し気になってね。」

「"イ・ウー"、だと?」

 

只事じゃないな。"イ・ウー"... 聞いたこともないな。

だが、少なくともこいつ以外に1人以上仲間がいることから、人名もしくは組織の事を指していると考えられる。

 

それよりも、"力を示せ"とはつまり...

 

「随分と物騒な話だな。いずれにせよ、話を聞く必要ありだし、避けられそうも無いな?」

「最初から結果は見えているのだけど... 少しは楽しませて頂戴? "モルモットさん"。」

「知ったような口で呼ぶな!」

 

とは言え、どうしたもんか... 相手は一見丸腰に見える、だが仕込みを警戒するのは当然だろう。なら、こちらの火力で制圧に...

 

「ぐっ!?」

(何、だ...? 急に意識が... ああ、くそっ... こいつは、毒か...!)

 

目の前が暗くなったかと思えば、俺は地面に膝をついていた。

神経毒? いや、こいつはそんなもんじゃないぞ!?

 

「"結果は見えている"と言ったでしょう? 安心して、死にはしないわ。ほんの数週間は意識が戻らないかもしれないけど... !!」

「ぐおおおぉぉぉぉぉぁぁぁっ!」

 

 

 

 

 

彼女は一瞬驚いたことだろう。毒は確実に体内に回っていた、本来なら動くこともできない筈なのだ。

それをジェイは、肉体の感覚だけで腕を無理矢理に動かし、突き立てた親指を思いっ切りツボに打ち込んだのだ。

 

「ぶっはぁっ! へぁっはぁぁぁ...! ま、まさか、綴先生の調... もとい、対毒訓練が役に立つ日が来ようとはな...!」

 

以前、訓練と称して俺に対し行われたあの地獄のような苦行がこんなところで活かされるなんてな...

あれの所為で、自分でも分かってしまう位に毒抵抗がついたり、無意識の内に動けるようになっちまったがな!

 

「予想外ね... 情報以上の化け物ぶりだわ。」

「平然と毒ガス使ってくる奴がよく言うぜ、こん畜生...」

 

ああクソ、一時的に持ち直したとは言え、完全にこちらが不利な状況なわけで...

 

そもそも、俺は諜報科だぞ。何故、こんな表仕事をしなけりゃならんのだっ!

つまるところ、俺がヤバいことに変わりは無い! いやホント、マジでヤバいぞ、どうすんだ...(心の句)

 

「ふふっ、確かに興味深い存在だわ。あの子が欲しがるわけね... その身に毒を宿して、あまつさえそれを自ら制しているなんて、本当に...」

 

・・・なぁんかどんどんヤバい方向に向かっていってねぇか? 思考が明らかにアレじゃないか?

 

気のせいか? 気のせいだよな? 俺はそう思いたい... そうであってくれ!!

 

「ますます惜しいわね。貴方は伊・Uに来るべき存在だけど、それをするのはあの子の役目... 私にも目的がある。私は、『夾竹桃』... 生きていたなら、また会いましょう? 死にぞこないさん...」

「待、て... クソッ、駄目か...」

 

あいつはそう言い残すと、闇の中へと消えて行った。追いたかったが、無理が過ぎたな。

生きている... いや、生かされている、と言った方が正しいな... 完全に見逃されたようなものだ。強かった... 色々勘違いされてたみたいだが。

 

俺はかろうじて残った意識でバイクを走らせ、何とか武偵校までは辿り着けた。

救護科の連中は、何故俺が動けていたのか不思議でしょうがないといった表情だった。

・・・まあ、俺自身も何で動けたのか分からねぇんだけどな。

 

 

 

 

 

だが、正直言って今はそんな事は問題ではない。

 

・・・「武偵殺し」,「夾竹桃」,「イ・ウー」... 何か、かなりキナ臭くなってきやがった。

しかも、何でか知らないがイ・ウーなる奴らの一部から狙われている、のか? そんな話を聞かされてしまったんだが。

 

訳が分からねぇ... 一体、俺の回りで何が起ころうとしてやがんだ...

何にせよ、イ・ウーって奴らに関する情報が必要だ。

でも、今はそんな事を考えていられそうもない。疲れが一気に出たのか、俺は丸1日深い眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・。

 

「何か用?」

『ねぇ、もうジェイには会ったんでしょ? どうだった?』

「まあまあね。確かに、資質はあるみたい。」

『でしょでしょ? あいつの生存力があればぁ... ふっフハハ...!』

「そんな簡単に行くかしら? 仮にも、私の毒に耐えて見せた男よ?」

『ま、こっちは私に任せて万事OK牧場っ! 今日はそっちの方をじっくりねっとり見させてもらうよ。』

「・・・勝手にして頂戴...」

 

数人の足音が聞こえてくる。既に、周囲は囲まれているようだ。

しかし、何人来ようが意味は無い。彼女は、最初からたった1人の... いや、そいつの持つものしか見ていない。

 

機は熟し、漸くその時が来た。ずっと探し求めた、"アレ"が遂に自分の物になるのだ。

 

 

 

「・・・話をしに来た。」

「・・・・・・来たわね。」

 

 

 

眠りにつく彼を余所に、事件は目まぐるしい展開を繰り広げていくのだった。




自分的には、鈴木・妹の描写が物凄く難しい...
考えが読めなさ過ぎて...

次回は、いよいよ最初の本格戦闘へ!
しかも、鳥になる!?(先バラシ)
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