紅は買い出しに出ていた。実は服のなかに鎌を収納してある。それは紅の愛用の鎌『百鬼夜行』。原理はめだかボックスの
「あ、紅さんじゃないですか!」
野菜を見ていると後ろから聞きなれた声が聞こえた。その声の正体は眼鏡君こと志村新八だ。
「誰が眼鏡君だ!まるで眼鏡が本体みたいな言い方やめろ!」
その横には綺麗な女性がいた。紅はそれに気がつくと新八に聞いた。
「隣にいる女性は誰だい?まさかさらってきたのかい
?」
「んなわけあるかー!?あんたいったい僕をなんだと思ってんだ!?この人は僕の姉ですよ!」
疑うような目で見てきた紅に新八はツッコミをいれた。次は哀れむように見ていた。
「成る程、新・・・眼鏡君かわいそうに」
「何で言い直したー!?っていうかかわいそうって何!?」
「いや、姉がこんなに綺麗なのに・・・ねぇ、あ!もしかして君よう・・・」
いってる途中ですかさず新八はツッコミをいれた。
「養子じゃねーよ!?確かに姉さんは美形で、僕は一般的だけど、義理の姉弟じゃねーから!?」
「ボケるのもこの辺にして」
ふぅと一息をついて言った紅に驚きツッコミをいれた。新八はぜぇぜぇと疲れた声をだしていた。
「自覚あったのかよ!?わざとだったんですか!?」
新八の姉
「あらあら、新ちゃん。新しいお友達かしら?」
「この人は時雨紅さん。銀さんの昔からの友達で、この前知り合ったんですよ。紅さん、この人は僕の姉の志村妙です」
新八が二人をお互いに簡単に紹介した。紅が最初に自分の紹介をした。
「俺は時雨紅。歌舞伎町にある料理店で働いていたりするものだ。気軽に紅と呼んでくれ」
「私は志村妙です。紅さん私のことはお妙とでも呼んでください」
お互いに自己紹介が終わった。お妙が意外そうに言った。
「銀さんにこんなまともそうなお友達がいるなんて驚きね」
「別にまともって訳でもないけどね」
紅は肩をすくめるかのように言った。
三人は喫茶店に来ていた。紅は一度帰ってから戻ってきた。
「ご注文はなんでしょうか?」
「ブラックコーヒーを一つ、お妙さん達は?」
「私はお茶かしら」
「あ、僕も姉上と同じものでお願いします」
三人とも注文を終えて会話を再開させた。お妙が紅に聞いてきた。
「紅さんは銀さんといつから友達だったの?」
「小さい頃だったかな。俺も侍だからな。まぁ俺の剣術は時雨流だけどな」
それを聞いて二人が驚いていた。新八は紅に聞いた。
「え?紅さんの家も道場だったんですか?」
「まぁね。とはいっても昔の話だよ」
苦笑いをしながら答えた。お妙は少し悩むようにしていた。そして思い出したかのように言った。
「時雨流って言えば名門だった所じゃない!」
「よく知ってるね?道場の方をやめる代わりに時雨家の本来の役目を与えるようにしたんだよ」
「あの、それって何ですか?」
新八が質問すると紅は首を振りながら答えた。
「君達にはまだ話せないよ。アレらはちょっと危険すぎるからな」
「アレ?」
新八がなにか言おうとしたらそこにウェイターがきてコーヒーとお茶を持ってきた。置いてから去っていった。
紅はそのコーヒーに懐から出した粉が入ってるなにかをとりだしかけていた。
「あのそれなんですか?」
「あ、これ?チョコだよ粉状のね」
「もしかして苦いの苦手だとか?」
「いや、その逆でこのチョコカカオ豆99%のチョコだから」
「はぁ!紅さんまで変人だったのかーー!?」
新八の声が店じゅうに広がっていった。