貴方が隣にいる世界 -Cthulhu Mythos-   作:柳野 守利

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第82話 角の世界の猟犬

 猟犬は青みがかった液体をまき散らしながら素早い動きで接近し、その長い舌の先にある針で突き刺そうとしてくる。桜華はすぐさま後退。西条と氷兎はその場から跳んで、並ぶカプセルを盾にした。翔平も下がりながら射撃を行うが……。

 

「クソッ、なんだよ当たんねぇ!!」

 

 煙の如き猟犬は弾丸が当たる前にのらりくらりと避けていく。翔平の嘆きに対して、猟犬は高い鳴き声で笑った。目の前の存在全ては、自分に害をなさない無力なエサだと思っているようだ。

 

「七草さん、海音さんを連れて安全な場所まで撤退して!!」

 

「それなら氷兎君の方がいいでしょ!! 怪我してるのに!!」

 

「あの青い液体に素手で絶対に触れちゃダメだ!! 七草さんだと相性が悪い!!」

 

「そんなっ……わかった。無理しないでね、氷兎君ッ!!」

 

 桜華がすぐさま海音を押していって離脱する。車椅子に乗っていた海音の顔は青白く、酷く震えていた。しかし彼らには構っていられる余裕が無い。氷兎の叫びに、接近して斬りふせようとしていた西条の動きが止まった。その場から離れて、西条は氷兎に尋ねる。

 

「何故わかる!?」

 

「ネクロノミコンが教えてくれてるんですよ!! その液体に触れると、すぐに水で流さない限り身体がバケモノに変異します!!」

 

「近寄れぬではないかッ!!」

 

 苦い顔をした西条が振るわれる舌を回避しつつ、刀で舌を斬りつけようとするが、舌にも筋肉があるのか自由自在に動き回る。西条の刀は空を斬るだけで傷を与えられなかった。

 

 氷兎は片手で銃を構えながら移動を繰り返し、頭の中に流れ込んでくる情報を確認していた。それは120度以下の角から現れる、角の世界の住人である。半ば実態を伴わず、魔力を纏った攻撃でしか傷を与えられない。その情報を確認すると、氷兎は舌打ちをして猟犬の死角から射撃した。

 

『ウゥッ!!』

 

 しかし弾丸は当たらない。猟犬の身体に当たるかと思えば、その煙のような身体が揺れて避けられてしまう。魔術を使えるから避けられないかと思ったが、そうではないらしい。思惑の外れた氷兎の顔に焦りが生じる。

 

 現状誰も猟犬に対して有効打を与えられない。歯がゆい状態のまま膠着状態が続く。

 

『グルゥ……バウッ!!』

 

「ちょっ、こっち来んなっての!!」

 

 翔平に向かって猟犬が飛びかかる。犬とは比べ物にならない速さで、翔平も全力で回避する。そのがら空きになった背中に西条が斬り掛かるが、やはり猟犬は当たる直前にその攻撃を回避してしまう。

 

 攻撃をかわされた西条はすぐさまその場から退避しようとするが……間に合わない。振り向いた猟犬の伸ばした舌が西条に襲いかかる。

 

「クソッ!!」

 

 刺されてたまるものかと西条は舌に向かって袈裟斬りを繰り出す。しかし舌はひょいと避け、その先端の針が西条の腹に突き刺さる。嫌に生々しい音を立てて、その針は西条から何かを吸い出していく。腹に針を突き刺された西条は苦痛に顔を歪め、気分が悪いのか一気に顔が青白くなっていく。

 

「な、にを……ッ」

 

「西条ッ!!」

 

 五発の弾丸が猟犬のいた場所へと放たれるが、しかし一発も命中しない。針を抜いて撤退した猟犬はその場からすぐさま西条に向かって再び突進する。

 

「西条さん、しっかりしてください!!」

 

 氷兎が西条の元まで駆けつけ、肩を組んで強引にその場から跳び上がる。並んだカプセルを盾にしつつ、猟犬の目から逃れようとしていた。

 

「おら、こっちだバケモノッ!!」

 

 翔平が柱の影から抜け出して自ら囮となる。デザートイーグルの弾丸を温存しつつ、時折発砲しては猟犬の注意を引く。鬱陶しく感じたのか、猟犬は翔平に向かって舌を伸ばして攻撃し始めた。その隙に氷兎が西条の怪我を確認する。

 

「西条さん、怪我は……」

 

「……ない、な」

 

「……傷が、ない?」

 

 西条の服には傷どころか穴すら空いてなかった。血が流れている様子もなく、西条曰く今は痛みを感じていないらしい。どういうことだ、と氷兎が考える中、西条は口元を抑えながら腹にある違和感について話し始めた。

 

「……刺された瞬間に、違和感が腹の中を突き抜けていった。そして、俺の中から何かが吸われる感覚も……。不思議と意識が薄れて、今もまだ頭がぼんやりとして思考がまとまらん……」

 

「……血を吸われたとかじゃないってことですか……ッ」

 

 氷兎の頭に頭痛が発生する。そして、あたかも元から知っていたかのように脳の中に情報が刷り込まれていく。それを理解しようとする度に、背筋が冷たくなっていくのがわかる。氷兎は必要なものだけを認識し、他の情報を理解するのをやめた。

 

「……あの神話生物、針で人の精神力を吸い取るらしいです」

 

「なに……?」

 

「簡潔にいえば、西条さんの意思です。吸われ続けたら最悪……寝たきりになったりだとか、下手すると発狂もありえるかと」

 

「……刀は通らず、銃も効かず、近寄れば神話生物に変わり果てる可能性もある。俺達の手には余るな」

 

 自分の意識がハッキリしてきたのか、西条の目つきはいつものように鋭くなる。見つめる先は、必死に逃げ回っている翔平の姿だ。互いに合図をした訳でもない。ただ、氷兎と翔平はどっちが何を担ったらいいのかというのを理解していた。

 

 今もなお翔平が恐れずに注意を引き続けているのは、氷兎が必ず戻ってくると信じているからだ。だがしかし、状況は芳しくない。氷兎は背中に背負った槍を触って確かめるが、左腕が痛み始めたので患部を押さえつけた。槍は握れそうにない。

 

「……然しもの西条さんも、お手上げですか」

 

「フンッ……馬鹿を言え。俺を誰だと思っている。やられたからには……斬り返すまでだ」

 

 西条がその場から刀を構えて飛び出した。その後ろ姿を見ながら、氷兎は呟く。

 

「貴方らしい答えだ……」

 

 氷兎も駆け出し、銃を構えながら柱に隠れてカバー射撃をする。翔平の改造した氷兎のコルト・ガバメントは、低反動かつ軽量化されたものだった。片手でも、夜間の氷兎ならば撃つのは容易い。問題は、どんな場所からどんな角度で撃っても、躱されてしまうことだ。

 

 あれは半実態になっているせいだろう。煙の集合体のようなものではあるが、しかし実際そこには実態が存在するのだ。だから、その実態を狙わなければならない。そう思っていても、弾丸は逸れるばかりだ。

 

「おっと……!? 犬っころだって言うなら大人しく座ってわんわん鳴いてろっての!!」

 

 翔平の射撃は正確無比。本来外れる要素がないが、やはり目の前の猟犬には当たらない。弾丸は床を傷つけるだけで終わり、猟犬は素早く動き回って、カプセルの上を転々と跳びながら移動する。流石にカプセルに向かって翔平は射撃することはできなかった。

 

「クソッ、何か手はないのか!!」

 

「おい西条ッ!! 足元の液体に気をつけろよ!!」

 

「西条さん一旦下がって!! このまま突っ込んでも勝てないですよ!!」

 

 仕方ないといった様子で西条が前線から離れる。それを好機と見るや、猟犬は西条に向かって飛びかかった。

 

「そう易々と二度もやられるものか!!」

 

 西条に向かって飛びかかって来たのをひらりと躱し、刀は胴体ではなく首に向かって振り下ろす。首を狙えば、躱さなくては最悪舌に当たる可能性もある。それを危惧して、猟犬はその場から離れて行った。

 

「氷兎君、大丈夫ッ!?」

 

 空間に響き渡る女の子の声。『英雄(ヒロイン)』の登場であった。桜華は氷兎の隣まで走ってくると、猟犬を見据えて両手につけた黒い手袋の感触を確かめながら手を握り締めた。

 

 そんな彼女に氷兎は、背中に背負った槍を手渡した。使うことの出来ない自分が使うよりも、彼女に渡した方がいいと思ったからだ。

 

「七草さん、槍みたいに使えなくていい。長い棒を振り回す感覚でいって! 距離を詰めすぎないように!」

 

「わかったよ、氷兎君ッ!!」

 

 桜華は凄まじい速度で走り出し、すぐさま西条と同じ前線へと突撃した。槍の中程ではなく、完全に後方を持って、棒のように扱った。バットを振るようにフルスイングで槍を振るう。

 

「えいっ!」

 

 横薙ぎの槍を躱すべく、猟犬はその場で跳び上がった。しかしそれを予見していた西条はすぐさま猟犬に向かって飛びかかり、すれ違うように一刀斬りつけていく。ここでようやく、猟犬の身体に西条の刀身が掠る事ができた。しかし傷つけられた訳では無い。攻撃が失敗してすぐに西条はその場から距離を取った。

 

「まだまだッ!!」

 

「当たりやがれッ!!」

 

 桜華は槍を無尽に振り回す。氷兎ではその重さを自由自在に、まるで軽い素材でできた玩具のようには振るえないが、桜華にはその槍を軽々と振るうことができた。振り下ろしたらすぐに振り上げ、勢いを殺さぬまま今度は横に薙ぐ。その合間を狙って翔平はデザートイーグルで撃ち抜く。

 

 しかしやはり弾丸は猟犬の身体には当たらない。このままではジリ貧になるのが明らかだった。

 

「クソッ……どうすれば……」

 

 一人まともに戦闘に加われない氷兎は離れたところから射撃を繰り返していた。しかしもうすぐ弾は尽きる。その前に一手、何か戦局を変える一手を打たなければならない。

 

 ふと、氷兎は自分の身体の底が冷えていく感覚にとらわれた。指先までもが冷たくなり、脳には先程よりも酷い頭痛が襲いかかってきている。だが……そんな状況だというのに、氷兎の口元は歪み、嘲笑(わら)っていた。

 

 深く呼吸をしてから、彼は二人の仲間の名前を呼んだ。

 

「七草さん、西条さん! 合図をしてから30秒後に、奴を一瞬だけ動けなくさせます! その一瞬で決めてください!」

 

「えぇッ!? い、いきなりそんなこと言われてもっ……!!」

 

「……やるなら確実にやれ、唯野」

 

 動揺している桜華とは違い、西条は落ち着いたものだった。すぐ近くにいる猟犬の攻撃から逃れながら、刀を地面と並行にして構える。

 

 氷兎はまた深く息を吸い込むと……自分の意識が、身体が別の次元へと浮き上がるような感覚を感じた。身体は冷たい。だが、その身体の奥深くには小さな蝋燭の火のような暖かさがユラユラと揺らめいている。

 

 今もなお逃げ続けている翔平達とは違い、氷兎だけがただ立ち止まって息を吐いていた。

 

「……詠唱、いきます!」

 

 氷兎は魔術を使うことを選択した。この手でしか、あの猟犬には攻撃することができない。それを嫌という程理解してしまったからだ。

 

 彼が口を開けば、そこから漏れ出たのはもはや日本語ではなく、はたまたどの言語にも属さないであろう、聞くものによっては気味の悪い発音の言葉だった。

 

「にゃる しゅたん にゃる がしゃんな

 

にゃる しゅたん にゃる がしゃんな」

 

 詠唱を始める前に、契約を結んだ相手への賛美を二回。

 

「我 旧き神 外なる神より授かりし知恵を用い

 

その力の一端を振るわんとする者なり

 

宇宙の中心に在る全にして一の我らが主よ

 

今 我が声が届くのならば

 

目の前の空間を歪ませ 目の前の敵を歪曲させよ」

 

 呪文の詠唱を済ませ、その後は力を借りる宇宙の彼方に在る存在への賛美を唱える。

 

「いあ いあ よぐ・そとおす!

 

いあ いあ よぐ・そとおす!」

 

 身体はだんだんと熱くなり、やがて熱は右腕に集まり始める。氷兎は右手で持った銃を猟犬に向け、指向性を持たせた状態で、最後の呪文を詠唱した。

 

「《ヨグ=ソトースの拳ッ!!》」

 

 身体から何かがなくなっていく感覚と共に、目の前の空間が歪んでいく。詠唱が終わると同時に、桜華と西条は氷兎の射線上から退避していた。残された猟犬は誰を狙おうかと伺っていると……突然、目の前の空間がぐにゃりとネジを巻くように歪んだ。

 

 歪みは一瞬だった。次の瞬間には歪みは元通りになり、バチンッと何かに弾かれたように猟犬が青みがかった液体をまき散らしながら吹き飛ばされた。

 

「っ、いっけぇぇぇぇぇッ!! 」

 

 この隙を逃しはしない。桜華は手に持っていた槍を引いて、力の限りで投擲した。槍は綺麗な一直線を描いて飛んでいき、やがて空中で猟犬に突き刺さり、そのままの勢いで壁にまでいって突き刺さった。

 

「斬り落とすッ!!」

 

 西条が氷兎の時間ピッタリに走り出し、桜華の投げた槍が突き刺さると同時に猟犬に向かって跳び上がって刀を振り下ろした。刀身は避けられることなく猟犬の首筋にくい込んでいき、やがてその首を斬り落とした。

 

『ゥ……ガァッ!!』

 

「なにっ!?」

 

 首だけになっても猟犬は動いた。地面に落ちるまでの間に西条へと舌を伸ばし、もう一度針で突き刺そうとするが……。

 

「ラストだ」

 

 一発。銃声が響くと翔平の撃った弾丸が落下していく猟犬の頭を撃ち抜いた。勢いそのままに、頭は壁に叩きつけられて今度こそ活動を停止した。

 

 地面に落ちた頭はまた悪臭のする煙となって霧散していき、同様に壁に縫い付けられた胴体も、そして青い液体も、元からそこに何もなかったかのように煙となって消えていった。周りから危険がなくなると、翔平は西条に向かって歩み寄っていった。

 

「最後、油断したな西条」

 

「……まさか助けられるとはな」

 

「ひひっ、まぁ結果オーライだ。無事倒せたんだし、やったな」

 

 そう言って翔平が片手を上げながら西条の前までやってくる。しかし西条はその行動を見て首を傾げるだけだった。

 

「……なんだ、その手は」

 

「なにって、ハイタッチだよハイタッチ! ほら、うぇーい」

 

 翔平は半ば無理やり西条の手を叩いて、今度は氷兎の元へと走っていった。西条はただ頭を掻きながら叩かれた手を見つめていた。

 

「氷兎、お前今の魔術だよな。身体は平気か?」

 

「今のところ問題は……ないですね」

 

「はぁー、ならいいや。よく判断してくれたよ。あのままじゃジリ貧だったし、最悪全滅だった」

 

「……まぁ、こんな身体でも役に立てたなら良かったですよ」

 

 言いながら氷兎は怪我をした左腕を抑えた。未だに左腕は動かないようで、痛むのか顔を歪めていた。そんな二人の元へと、桜華が槍を持って駆け寄ってくる。その顔は笑顔で、見ているだけで氷兎の冷たくなった心が溶けるように暖かくなった気がした。

 

「氷兎君っ、勝てたよ! 私達勝てたんだよね!!」

 

「あぁ……そうだな。なんとか勝てたって感じだな」

 

「……落ち着くのはまだ早い。マイノグーラとやらが残っているだろう」

 

 西条も近寄ってきて、猟犬との戦いの最中に一切手だしをしてこなかった女神の名を呼んだ。すると、どこからともなく霞のようなものが集まってきて、そこからマイノグーラが現れた。その顔には怒りの感情はなく、むしろ関心を覚えているようだった。

 

「へぇー、すごいすごい。まさか倒せちゃうとは思ってなかったよ。物理的なものは効かないはずなんだけどなぁ……。もしかして、起源とやらのおかげかな?」

 

 軽く手を叩いて褒めてくるマイノグーラに対して、誰も警戒は解かなかった。いつ襲いかかられても対処できるように、全員準備していた。

 

「まぁまぁ、もう猟犬をけしかけたりしないから。それに、いい暇つぶしになったしね。これは君にあげるよ」

 

 そう言ってマイノグーラは手に持っていた薄暗い茶色の本を氷兎に投げ渡してきた。それは辞典と同じくらいの厚さで、触るとどこかひんやりとしている。

 

 氷兎が本に触れていると、やがて本が輝き始めて光の粒子へと変わり、氷兎の身体の中へと溶けるように入っていく。流石に氷兎はその状況に目を見開いて驚いた。そんな彼を笑って見ていたマイノグーラは、氷兎に告げる。

 

「これで君の中には魔導書が二つ。ネクロノミコンと象牙の書……エイボンの書ともいうね。ちゃんと利用しなさい。お姉さんとの約束よ」

 

 誰に向けてか、マイノグーラは投げキッスをするとその場から歩いて離れて行こうとした。軽く振り返り、片手を振りながらフランクに別れの挨拶を告げてくる。

 

「それじゃ、私は帰るから。今やってるイベントの周回しなきゃいけないし」

 

「……はっ? おいちょっと待て」

 

「じゃあねー、諸君。また会えたらね」

 

 にこやかに笑って、闇に溶けるように消えていったマイノグーラだったが、去り際の一言に翔平と氷兎が完全に呆気に取られていた。

 

「待て待て待て。今なんかサラッと凄いこと言って帰らなかった!?」

 

「……人外もソシャゲをする時代ですか」

 

「感性が人寄りって、まさか他の趣味とかも人間寄りなのかよ!! 俺達のやってるようなゲーム、わりといろんな神話生物がやってるんじゃねぇだろうな!?」

 

「そんなポンポンやってられても困るんですが……」

 

 ため息をついた二人と、何を言っているのか理解できていない残りの二人。とりあえず当面の危機は去ったということで、四人は海音の元へと戻り、休憩を挟むことにした。特に氷兎は心身共に疲弊しズタボロであった。

 

 

 

 

To be continued……




 ティンダロスの猟犬

 厳密にはティンダロスという場所に住んでいる存在である。猟犬というが見た目は犬ではなく四足歩行の何か。見た人が忌々しく「あの猟犬め」と呟いたためティンダロスの猟犬という名前になった。

 角の世界という、我々の世界とは異なる場所にいる。120度以下の鋭角から彼らは悪臭と共に現れる。鼻がよく、逃げても追いかけてくるので、物理はきかないから退散の呪文を知らないのであれば諦めて、どうぞ。

 青みがかった脳漿のようなものを垂れ流していて、触れるとドロドロの化け物に変異してしまう。触ったら洗おうね。それと、時間や時空を移動しようとすると確実に猟犬に見つかるから、移動するなら対策を立てよう。

 針のような舌に刺されると、POW(精神力)を吸われる。もう気が狂うほど気持ちが悪い。

 マイノグーラの落とし子であるヘルハウンズと呼ばれる角の制約を持たない上位互換存在の子孫とされる。猟犬でこれなんだから、ヘルハウンズやら角の世界の住人やらはどんだけ強いんですかね……。


説明が長すぎるっぴ。
いやー、ぶっちゃけティンダロス相手にこのメンバーでどうやって戦闘長引かせようかと思ってました。書くのすっげー辛かったゾ。

それと、今回の本文の文字数が6666文字でした。
なんか神秘的。

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