Willkommen in den Traum des Landes 作:@aopro_tsuki
千切れたお人形の話。
ある所に、とても可愛くて綺麗なお人形がありました。
お人形は双子の姉の誕生日プレゼントとして渡されました。
妹の方にはたくさんの色鉛筆が渡されました。
姉は大変そのお人形を気に入り、毎日大切に使っていました。
妹の方も色鉛筆を気に入り、毎日それでたくさんの綺麗な絵を描いていました。
お人形は愛されたので心が宿りました。
色鉛筆は毎日使われていたのでどんどん小さくなって、使えなくなってしまいました。
そんな時、妹は姉のお人形を欲しくなって、そのお人形を貸して欲しいと言いました。
しかし姉はお人形をとても大切にしていたので嫌がりました。
日に日になくなっていく色鉛筆を見て妹はついに姉からお人形を奪いました。
そして妹が遊んでいるとお人形が千切れてしまったのです。
妹は慌てて千切れたお人形を隠して、次の日に遠くのゴミ箱に捨ててしまったのです。
姉はお人形がなくなったことに気がついて妹を問い詰めますが、妹は知らないふりをします。
それから毎日姉はお人形を思って泣いていました。
お人形には心が宿りましたので、そんな姉の様子を見守っていましたがある時、妹を憎く思って妹に仕返しをすることにしました。
お人形は台所で包丁を持ち、寝ている妹のところに行き、持っている包丁で妹の頭と体を切り分けました。
お人形は妹の血を浴びて赤くなりました。
次に、お人形は姉に会いに行きました。
姉は真っ赤になって千切れているお人形を見て思わず放り投げてしまいました。
お人形はそれを恨んで、寝ている姉を机や椅子などと手伝って、窓から突き落としました。
そしてお人形は包丁を台所に戻しに行きましたが、うっかりコンロの上に立ち、足がはまって抜けられなくなりました。
机と椅子が気付いて、助けようとしますが間違えて火をつけてしまい、お人形の足が火で千切れてしまいました。
そして熱くて熱くてたまらなかったので、お人形は逃げようとして机の上に落ちました。
机は木で出来ていたので、机にまで火が燃え移り、やがて灰になってしまいました。
そうして妹は包丁で首を切断され、姉は窓から突き落とされ、お人形と机と椅子は火で焼かれ、みんなみんな死んでしまいました。
END.
Thank you very much for reading my literary work.
897
別話
椅子は机に火が燃え移るのを見て慌てて逃げ出しましたが、勢い余って窓から落ちて、粉々になってしまいました。