恋姫†鹿蜻   作:えなとん

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見切り発車でGO!


0話「転生」

私はどうやら死んだようだ

社会人だった私は初めての会社への就職を遂げたが

そこは世間で言うブラックのようだった。

毎日残業休みは月2日で他人から見ればバカだと言われるだろう。

実際友達からも「辞めたほうがいい」と何度も言われていた。

 

でもやめられなかった・・・上司に辞表をだしにいけば「もう少しいてくれないか」と

言われ断れない性格だった私はそのまま働いていた。

そんな状況が続きある日会社で夜遅くにパソコンを使い仕事をしていたら突然倒れたらしい。そしてそのまま過労死だ。

独身で彼女もいない、ただ親に悲しい思いをさせてしまった・・・

それだけが心残りだ。

 

 

これらのことを

目の前にいる真っ白なじいさんから聞いた。

自分で神だと言っていた。周りは真っ白な空間で何もない

あるのは机とイスだけ、こんな所地球ではないだろう。

 

そんなことでその神に話を聞き今に至る

 

 

「それで私はどうなるんだ?このまま天国行きか?」

 

「うーむそれなんじゃが、ちょいとわしの遊びに付き合ってもらえんか?」

 

満面な笑みをしたじいさんが楽しそうに提案してきた

 

「遊び?どういうことだ?」

 

「そうじゃな、お主が知っているかどうかわからなぬのだがある世界に行って欲しい

 のだ恋姫無双というゲームはしっておるか?アニメにもなったんじゃが」

 

知っている、会社の隣に座っていた同僚が好きで夜遅く帰って徹夜でそのゲームを

していると知ったとき奴の体力はどうなっていうるんだと疑ったもんだ

休憩中にまでその物語やら好きな子のことを毎日語っていたため

私も覚える気がなくても覚えてしまった。

 

そのゲームは三国志の有名な人物たちを女性にしそこに現代から突然やってくる主人公がその女の子たちと一緒に乱世を生きていく物語だったはずだ。

いわゆるハーレムというやつだな

ルートは魏蜀呉に分かれていてそれぞれ違う物語になる。

しかし間違えても三国志の時代、戦争もあるし盗賊もいる。

そんな時代で生きていける自信がない

 

 

「ゲームは知っている、だがそのゲームがどうしたんだ?」

 

「いや一度は聞いたことがあるじゃろうが、転生というやつをしてほしいのじゃ

 転生というか転移じゃな」

 

「多分その話からすると元の世界へは戻れないんだろう?それなら構わないが

 その時代を生きていける気がしないんだが・・・」

 

「そうじゃな・・・一度死んだ世界へは戻れない・・すまぬ・・。

 そのままでその世界に放り出すことはない安心せい!そこはわしからいろいろプレ

 ゼントするぞ!」

 

そういうと神は笑みを浮かべながら手を振りかざす

 

「おぬし学生の頃から無双系のゲーム好きじゃったろ?あのキャラクターの

 能力を付加しようと思うんじゃ、そうすればある程度は死なないじゃろう」

 

「ああ社会人になってからは忙しくてなかなかできなかったが好きだったぞ

 三国も戦国もな、その能力は有難いのだがそれは鍛錬を積めば

 どんどん強くなっていくということか?」

 

「いや最初からゲームでいうMAXの状態じゃな、動き方等は

 身体に覚えさせておく、どのキャラクターになるかはお楽しみじゃ!」

 

「そうか、すぐ死なないのであればなんでもいいさ。

 だが一つ聞きたいなぜ私だったんだ?」

 

笑みを浮かべていた神の表情が少し暗くなる。

 

「そうじゃな・・・おぬしを見つけたのは本当に偶然だったんじゃ。

 だがその人生働くことだけで幸せではなかったじゃろう?

 だから今度の人生少しでも楽しんでもらおうと思っただけじゃ

 本当に偶々だったんじゃぞ?」

 

「ということは私は運がよかったんだな」

 

「言ってしまえばそういうことじゃな、さてそろそろ転移してもらうかの

 実は長くこの空間にお主がいるのはまずいんじゃ・・・

 自我が崩壊してしまうからの・・・」

 

(自我が崩壊とは・・・早くいってもらいたかったな・・・)

 

「そうか・・じゃあ転移を頼む」

 

「よしわかった!転移した後のことじゃがお主の好きに生きるがよい!

 二度目の人生じゃしっかり生きるのじゃぞ?」

 

そう言って目の前が真っ白になる。

二度目の人生か・・・せっかくもらったんだ、しっかり楽しもう

と密かに思った・・・。

 

 

・・

・・・

・・・・

・・・・・

 

 

 

 

 

「行ったか・・・」

 

今程行った若者は目が死んでおった

亡くなった原因が働きすぎとは・・・。

今度は気楽に生きてほしいものじゃな

 

「さてと・・あやつの能力・・

 おお!そういえば容姿ももう少しかっこよくしてやるかの!

 ゲームの主人公もいるわけじゃし、負けてられないしの

 フォッフォッフォ」

 

先ほど話をしていた真面目な性格ではなくただのおちゃらけたじじいに

変わった瞬間である。

 

 

「能力の方はいいようじゃな・・・ふぅ・・

 次は容姿じゃな、よしここをk・・ガチャ!バンッ!!うわあああああああ!!!

 だ、誰じゃ!」

 

「失礼いたします、面接の方はやっと終わりましたか?

 とても長かったように思いましたが?」

 

「あぁ・・お前さんか・・・ってあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 性別まで変わってしまっとるぅぅぅぅ!!?

 ど、どうするんじゃ・・もう決定してしまった・・あわわわわ

 すまぬ・・・%#$#よ・・・元気にいきてくれっ!!」

 

 

見えもしない空を見上げ転移してしまった主人公を憂う神であった。

 

 

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