異世界異聞録~生き残る努力をしたらチート化しました~   作:閃狼姫

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まだ、原作に入る前の仕込みをしないと・・・

そんな訳で少しずつ役者がそろっていきます。




第六話 やって来ました!ミッドチルダ!!

はい。無事にミッドチルダにやってきました。手続きも終え、空港から出るとまずは発掘許可証の発行手続きを終わらせるべく管理局の地上本部へ向かうことにした。わざわざ本部なのはこの手の書類は支部に持っていっても部署が違うからとか言われるからである。というか前に来たとき実際に言われた。

 

そんなわけで本部の方へと向かっていたのだが・・・・・・

 

「お前!ボクのアイスを弁償しろ!!」

「レヴィ・・・貴方がよそ見していたのが原因かと思うのですが」

「すまんな。うちの者が迷惑かけた」

「いや、なんかごめんね?」

 

水色の髪をツインテールにした赤目の少女に栗色のショートに青色の瞳、赤いフレームのメガネをかけた少女、最後に灰色の髪に薄い緑色の瞳を持った少女たちと少しトラブっていた。まあ俺が道を歩いていたら水色髪の少女が後ろからぶつかり彼女の持っていたアイスが落ちてダメになってしまった。そんな訳で彼女が俺にアイスの弁償を求め、残りの二人がそれを止めてくれているのだが。

 

「だって~王サマ~シュテるん~」

 

まあ、服が汚れたわけでもないし・・・それにいつまでも泣かれるのもな~さっきから視線が痛い。

 

「分かった。弁償するよ・・・」

「ホントっ!?」

「だから泣くのをやめてほしいな」

「な、泣いてなんかいないぞ!ボクは最強だからね」

 

顔を真っ赤に否定するけど目じりに涙溜まってるよ?

 

「重ね重ねすまんな」

「本当に申し訳ありません。ご迷惑おかけして」

「いいって。で?どこのアイス屋さん」

「へへ♪こっちだよ!」

 

そう言って走り出す少女を追いかけた。

 

「~♪」

「いいんですか?私たちまで?」

「奢ってもらって言うのもあれだが・・・貴様、お人よしか?」

「まあ、代わりに案内してもらうことになったしね。お礼の先払いってことで」

 

レヴィ、シュテル、ディアーチェの三人にアイスを奢ることになったが代わりに地上本部まで案内してもらうことになった。正直、ちょっと迷ってたし・・・ちょうど彼女たちも知り合いに荷物を届けるんだとか。それにしても三人がまさか俺と同い年だとは・・・いや正直レヴィは年下だと思っていたんだけどね?

 

「なんだよ~?このアイスはやらないぞ!」

「いらねーよ」

 

そんなやり取りをしながら歩くことしばし、地上本部についた。三人とは受付で別れた。彼女たちも用事があるって言ってたしね。俺も自分の用事を済ませないと。

 

「確かに書類に不備はありませんね。これなら一週間以内に発掘許可証が発行されます」

「一週間ですか?」

 

前に爺様たちと来たときは三日ほどで降りたんだが?

 

「ええ、今、担当の者が本局のほうに行っておりまして。その関係で少し遅くなってしまうんですよ」

「ああ、それじゃあしょうがないですね」

「申し訳ありません」

 

まあ、ちゃんと受理されるならいいだろう。後で爺様たちに連絡しとくか。問題は・・・

 

「一週間どこで時間を潰すか・・・」

 

正直、旅費に関しては問題ない。俺も護衛依頼などで収入はある。スクライア一族は流浪の部族なせいか幼い年齢でも能力があれば管理局認可のギルドからなら依頼を受けられる。なので爺様が作ってくれていた俺の口座からお金を引き出せば資金面は困らない。ただ、あまり使いたくないのも確かなわけで・・・一度帰るってのもな。航空代も安くはないし。

 

「ん?なんだ・・・まだ居ったのか?」

「あ、ディアーチェ。実は許可証が降りるまで一週間かかるって言われてね。どうしようかと・・・ね」

 

何処かに泊まろうかと考えながらロビーで座っている所に声をかけてきたのはディアーチェだった。レヴィやシュテルがいないが?

 

「あの二人なら先に帰らせた。・・・ふむ?察するに貴様は今暇なのだな?」

「ん。暇だね」

「なら、手を貸せ。代わりに夕餉をごちそうしてやる」

 

そう言って不敵に笑うディアーチェの提案を断る理由もなかったので二つ返事で了承した。

 

そんなわけでディアーチェについていくとそこは商店街。

 

「今日は何を作ろうか?貴様は何か希望があるか?」

「カレーが食べたい!」

「ほう?我にカレーを所望するか?なら任せるがいい!」

「なるほど・・・カレーには自信があるということだな?」

 

お互いの目が光る。自慢ではないが俺はカレーにはうるさいぞ?食うのも好きだが作るのも好きだ。部族内でも俺の作るカレーは評判なのだ。

 

「ふん。貴様はゲストだ。その舌を必ず満足させてやろう」

「ならば楽しみにさせてもらおう」

「「フフフフフフフフ・・・」」

 

商店街の入り口で笑いあう二人のそばを周りの人は不審者を見る目で通っていた。

 

「お、ディアーチェちゃん。今日は何にするんだい?」

「そうですね。今日はカレーを作るのでカレー用の牛肉を頂きたいのですが」

「お!そうかい。じゃあ少しおまけしてあげるよ!」

「ありがとうございます」

 

「ディアーチェちゃん!今日はいいキャベツが入ったよ!」

「これは確かにいいものですね・・・ですが、今日はもうメニューが決まっているので人参とジャガイモをいただけますか?」

「おし!じゃあ一番いいやつを選んでやろう!」

 

こんな感じで商店街を回っていく。

 

「ディアーチェって商店街の人には敬語使うんだ?」

「む?そうだな。ここの方々には世話になっているからな」

 

買った荷物を俺が持ちながら歩いていると。

 

「あらん?王様じゃない?」

「あ、本当ですね」

 

背後から声をかけられた。

 

「む?二人とも今、帰りか?」

「はい!ところで其方の子は?」

「あらら~?王様の彼氏?」

「た、戯け!少し縁があってな・・・」

「あ、どうも。ユウ・スクライアといいます」

 

赤い髪をおさげにした女性と桃色の髪をゆるふわストレートにしている女性。制服姿から高校生くらいだろうか?とりあえず自己紹介しておく。

 

「ユウ君ですか。私はアミティエ・フローリアン。こちらは」

「妹のキリエ・フローリアンよ。王様たちのザ・ホストファミリー…T・H・Fってやつね」

「あ、私の事はアミタって呼んでください。親しい者はそう呼びますので」

「では互いに自己紹介も終わったところで帰るとしようか。最後まで荷物運びを頼むぞ。ユウ」

「了解」

 

その後、自分がスクライア一族の人間でミッドチルダには遺跡の発掘許可証をもらいに来ている旨などを話しながらディアーチェたちがお世話になっているというアミタさんたちの家であるグランツ研究所へ向かった。

 

「着きましたよ。ここがグランツ研究所です!」

「でかっ!?」

 

アミタさんの示した先には地上本部に匹敵するくらいの建物があった。

 

「まあね~ん。ここでは色々な事を研究してるのよ。私たちのパパが今研究しているのは最新のゲーム開発だけどね」

「我らは留学生でな。ここの研究所で古代ベルカの魔法の研究を手伝う代わりに世話になっているというわけだ」

「なるほどね。ん?グランツ研究所・・・?そういえば前に護衛依頼を受けた時の荷物がここ当てだったけ?」

「「「え!?」」」

 

俺の呟きに三人が驚く。え?どうしたの?

 

「・・・そういえばスクライア一族出身っていってたわね」

「スクライア一族で黒髪に赤い目・・・まさか、貴様が『黒の破壊者』か?」

「もしそれが本当なら凄い事ですよ!どんな護衛、討伐依頼も全てS評価で終わらせ、次元犯罪者を圧倒的な強さで叩き潰す姿はその髪の色と容赦の無さから『黒の破壊者』と呼ばれている凄腕の魔導師。幼い外見とは聞いていましたけどまさかディアーチェたちと同年代の子だったなんて・・・」

 

なんだそれ?そんな話一切知らないぞ?確かに依頼を受けた際に敵は容赦なく潰して回ったけどさ・・・。

 

「シリマセンヨー。ソンナチュウニビョウナ、フタツナナンテシリマセンヨー」

 

ええ。断じて受け入れられませんよ!そんな二つ名!大体、時空管理局が悪いんだよ。なんだよ、高ランク魔導師優遇って。魔導師なんて魔法が使えなかったらマジで役ただずなんだぞ?現に危険害獣の討伐依頼で一緒だった魔導師は俺の事さんざんバカにしていたくせに魔法が効かないってだけでパニくりやがって・・・重火器が禁止されてるのは分かるけどさー。暴徒鎮圧用の非殺傷兵器だってあるんだし犯罪者を取り締まるなら非魔導師にはそういうもんを配備しとけよ。なんなら俺たちが作ろうか?バッテリーで動かせるパワードスーツとか。まったく魔法以外の技術に目を向けないから人手不足なんて言い訳しか出ないんだよ。

 

つまり、俺は悪くない(目そらし)

 

「ふん。まあよい。どうせ一週間はミッドにいるのだろう?その間に貴様の武勇伝を聞かせてもらうとしようか」

 

ニヤリと笑うディアーチェ。

 

「ふふ~ん?面白いわねん。お姉さんも聞きたいな~」

「もう!キリエもディアーチェも・・・でも私も聞きたいです」

「・・・・・・気が向いたらね」

 

そういう以外にないでしょ。まあ好奇心にあふれた六つの目から逃れられるとは思えないけど・・・

 

研究所内部にはいると大きなエントランスに白衣を着た人もいればスーツを着た人もいる。そんな中をディアーチェ、アミタさん、キリエさんが歩いていく。俺も荷物持ちなので後を続く。なんか注目を浴びている気がするけどまあいいか。

 

「おや?帰ってきていたのかい?」

「今帰りました。博士」

「ただいま~パパ」

「父さん。今帰りました」

「博士と呼びなさいと言っているだろ?二人とも~っとそちらの子はお客さんかな?」

 

三人を出迎えたのは少し痩せた男性。男性は俺に気が付くと微笑んで挨拶してくれた。

 

「初めまして。グランツ・フローリアンだ」

「初めまして。ユウ・スクライアです」

「スクライア・・・!そうか!君が噂の『黒の破壊者』君か!」

 

ま・た・か!

 

俺はどうやら転生しても破壊神、破壊者とかの異名が付きまとうのだろうか・・・

 

「お、おや?どうかしたのかい?」

「い、いえなんでもないです」

 

凹む俺にグランツさんが慌てるなんてことがあったが研究員から連絡を受けたグランツさんは夕食にまたゆっくりと話そうと言われ、アミタさんたちも研究の手伝いをするとのことで別れた。俺はディアーチェに案内され、荷物を運んでいたのだが研究所の一部区画はグランツさんの自宅も兼ねているのだそうで案内されたキッチンは一家庭にしては設備が充実していた。オーブンとが業務用じゃん。ピザが焼ける竈までついてるし。ディアーチェがいうには元々はフローリアン夫人の趣味が料理だとかでグランツさんが用意したんだとか。すげーなグランツさん。

 

「荷物はそこの台に置いといてくれ」

「はいよ」

 

言われたとおりに荷物を置く。

 

「さて、これから作るわけだが・・・貴様は何をしている?」

「え?手伝うんだけど?」

 

アイテムボックスから取り出したエプロンを装備。さらにマイ包丁セットも出しておく。

 

「その空間から物を出し入れしていることはこのさい置いておくとして・・・夕餉に誘ったのは我だ。客に手伝わせるわけにはいかん」

「いや、時間も時間じゃん?仕込みくらい手伝うぞ?」

 

時間は四時くらい。夕飯の時間が何時なのかわからないが手伝うくらい問題ない。そう思って提案したんだけどね?

 

「・・・まったく。なら我がカレーを作る。副菜を頼んでいいか?」

「任された」

 

やや呆れ半分で白いエプロンを身に着け、髪をアップにしたディアーチェにそう答え、何を作るか簡単に決める。

 

さて、始めようかね?

 

といっても作るのはサラダとデザートくらいだけどね!

 




レヴィは精神が外見よりもかなり幼いっていうのが作者のイメージ。ついでに作者はカレーを食べる時はサラダとフルーツヨーグルトをセットでよく食べます。

あと、なのはの映画をまだ見ていません。ゲームはやりましたがなので三人娘に関してはゲームや漫画基準です。デバイスの形も変わってるみたいですけどね~。

では感想、ご意見をお待ちしています。
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