~ 俊 ~
「温泉旅行?」
ある日突然母さんから温泉旅行に行かないかと言われた。
「そうよ。高町さんがご家族一緒にいかがですかって言ってくださってね。」
そういえばもうそんな時期か時が経つのは早いな。
「でもあたしもお父さんも仕事で忙しいからあんた一人だけお願いしたわ。」
親がいないとなると夜に動きやすくていいな。
「わかった。じゃあ荷物の準備しなくちゃな。」
「高町さんにちゃんとご挨拶するのよ。」
「わかってるって。」
こうして俺の海鳴温泉行きは決まった。堂々となのは達の湯上り姿を見られるぜ!でも士郎さんと恭也さんに殺されない程度にしないとな。
~ なのは ~
今日はアリサちゃん達と一緒に温泉旅行。俊君も一緒に来ているし、最近少し元気が無い様に見えたから温泉にゆっくり浸かって元気になって欲しい。やっぱり一方的に魔法から離れさせて気落ちしてるのかもと思うと少し罪悪感があるし。それにジュエルシードも全部集まったわけじゃないけどそろそろ休憩しないと体がもたないし、わたしも休みたい。温泉楽しみだな~。
~ 俊 ~
皆さん、ついにこの時が来ました。ユーノは女湯に連れて行かれましたが私にもまだ希望は残っております。ユーノの奴にだけいい思いをさせてたまるか!だがここで問題が1つある。高町 恭也の存在である。士郎さんは桃子さんとどっかに行っているので監視役は1人だ。だがその1人がヤバイ。とらハの存在は知ってはいたが実際にやったことがあるわけではなかったので高町家がここまでヤバイ連中とは知らなかった。二次小説に使われる表現の大半が盛ってるだろうと思っていたがそんなことはなかった。マジで目の前から消えやがる。最初の方は何もできないうちに気絶とかはざらだったな。そんな相手が近くにいてまともに覗きなんてできない。だから恭也さんが頭を洗ってこちらの注意が散漫になった時を狙う!今の俺の身体能力ならここの壁くらい身体強化を使うまでもない。
「おねえちゃん、背中流してあげるね。」
これはすずかの声か。本当に優しい子だね~。
「じゃあ私も背中流してあげるよ、お姉ちゃん。」
「わたしも一緒に洗ってあげるの。」
雫となのはも便乗してら。
「じゃあ私はユーノを洗ってあげるわね。」
(ユーノ。風呂から上がったら覚悟しておけ。)
(ちょ!いきなり何さ!コレ僕悪くないよね!)
(うるへー!温泉に入って溺れちまえ!)
俺の様に覗こうとしなくても最初からガン見できるユーノが憎い!っといつの間にか恭也さんが頭洗っていやがる。残り時間は少ないが今しかない!待ってろ桃源郷!タイルの壁に張り付き、つなぎ目のところに指を引っ掛けてまるでイモリのように登っていく。
「俺の勝ちだ(ニヤリ)」
壁の頂辺に手をついて細く微笑み女湯を覗こうとしたら、
パコーン!ズドン!
恭也さん桶を投げて撃墜された。
「何を、しようとしていた。」
静かに、ゆっくりと、しかし全身から冷や汗が止まらなくなるような声で問いかけてきた。
「えっと、いい景色(女湯)を見ようと高いところ(壁)に登っていました。」
温泉に入って体を癒すつもりでいたが温泉から上がったら全身に痣ができていた。しかも風呂上がりにはアリサを中心とした子供グループにめちゃくちゃ怒られた。