あれから4年が経った。その間俺は自分の能力の効果はどの位かとか、この世界のどこら辺に居るのかとか、後は歴史とかを調べていた。
それで分かったことで一番嬉しかったことは、ここが海鳴市だったことだ!うちの両親は父が働き母が専業主婦をやっているため、時々公園に遊びに行くのだが公園の名前が「海鳴公園」と分かった時はめちゃくちゃはしゃいでしまった。まあ、毎日遊びに来るわけではないのでまだなのはには会えていないのだが。
そんなある日母が今日はお友達と一緒になにかの用事があるとかで、年の割にしっかりしているからとお昼の分のお金を渡して出かけて行った。家にいるのも暇なので公園に行ってみるとなんとそこには、いるでわありませんか!未来の魔王様が!ブランコに乗ってうつむいていらっしゃいますね〜。
なんて声掛けようかな?前世では女の子と会話なんてほとんどしてこなかったから、声のかけ方とかわかんね〜な。まあ、せっかく転生して二度目の人生を送っているんだし苦手を克服するのもいいかもしれないな。よし!そうと決まれば善は急げ、早速声をかけようじゃないか!
「お、お嬢ちゃん。そんな暗い顔してどうしてのかな?(ハァハァ)」
いかん!これじゃあただの犯罪者じゃないか!
「お嬢ちゃんって同じ位の年だよね?」
セーーーフ!!!この容姿のおかげで変態には見えなかったようだ。危ないとこだったぜ。
「いやーなんだか暗い顔した女の子がいたから、気になって声をかけたかったんだけどなんて声かければいいか分からなかったからこんな挨拶になってしまった。そんなわけで、何か嫌なことでもあったの?」
「あなたには関係ない。どこかにいって。」
おおー以外にこの頃のなのはさんってば態度悪いね〜。なんて思っていると、
「こらー!私の妹に何ちょっかいかけてるのー!」
なんて女の子の声が聞こえてきた。??妹って言ってるってことは美由紀さん?でも声が聞いたことのないんだけど?と声のした方を見ると、なのは瓜二つな女の子がいた。
「ふぉ!二人になった!」
「そんなわけないじゃない!双子よ。なのは、何か変なことされてない?」
「う、うん。大丈夫だよ、雫お姉ちゃん。」
「いやいや、別に変なことしようとして声かけたわけじゃないから。なんだか暗い顔していたから気になって声かけただけだから。」
にしても原作にはいないこの子はやっぱり転生者ってことだよな。どのように動くか知りたいな。
「ふーん、まあ勘違いしたことは謝るわ。ごめんなさい。ところであなたここら辺の人?見たことないんだけど?」
「ああ、俺は時々しかこの公園で遊ばないからたまたま会わなかっただけだと思うよ。ちのみに俺の名前は伊藤 駿。よろしく。」
「私は高町 雫。そして妹のなのはよ。こちらこそよろしくね。」
「ところで話は戻るけどなんで暗い顔してたの?」
「あー、それはね、あたし達のお父さんが大怪我して今入院中なのよ。」
「なるほど。確かに自分の家族がそんな状態なら暗くもなるか。」
と納得した風を装っていると
「それがなのはにいたってはそれだけじゃないのよ。この子自分がみんなの役にたててないとか思いこんでみんなの前では笑顔でいるけど一人になるとさっきみたいに暗くなっちゃうのよ。」
ふむ、こんなことをわざわざ教えてくれるなんてこいつは原作をあまり知らないのか?まあその話は後できくとして、
「じゃあ、みんなで一緒に遊ぼうぜ!」
そう言って二人の手を取りほかの遊具のあるところに連れて行った。最初は渋っていたなのはだが雫の説得もあり、たくさん一緒に遊んだ。え、いい年した奴がなんでそんなに遊んでいるのかって?それはもちろん、心はいつも少年時代だからさ!
そんなこんなで気づいた時には時間が12時になっていた。ちなみになのはは動き過ぎてダウンしていた。
「そういえば、俺外食か弁当買って食べるんだけど、どこかいい店知らない?」
「そうゆうことなら、うちに来るといいわよ。うち喫茶店やっているのよ。」
「そうなのか?じゃあ、飯食ったらまた遊ぼうぜ。」
やったね!翠屋に行ける!シュークリームが絶品って聞いていたから食べてみたかったんだよね〜。
カランコロン
「いらっしゃいませー」
翠屋のドアを開けると桃子さんが対応してくれた。
「こんにちは」
「「ただいまー」」
「あら、お友達?」
「うん。公園で遊んでて、お昼が外食だっていうからうちの店を紹介したの。」
「というわけで、お昼を食べに来ました。」
「そう。じゃあ、席に案内っするわね。なのは達も一緒にいいかしら?」
「はい。むしろ一緒のほうが楽しくていいです。」
「ふふ、ありがとね。それじゃあ注文が決まったら呼んでちょうだいね。」
そういって奥へと行ってしまった。メニューを見ながら、
「お前達のお母さんって若いなー」
と聞いてみた。すると雫が
「そうなのよ。とても四児の母とは思えない若さよね。」
「ちなみに兄弟は上?下?」
「兄が一人に姉が一人よ。今日は休日だから二人共奥で手伝っていつはずよ。あなたは兄弟いるの?」
「いや。俺は一人っ子。」
なんて会話をしながら原作との違いを情報収集。それにしても俺と雫が会話してるあいだもなのはは居心地悪そうにチラチラと桃子さんの消えて行った方を気にしている。やっぱり、自分にも出来ることがないのか、とか考えているのかね〜。やっぱり女の子にこんな表情は似合わないよな。よし!ここはいっちょあれをやりますか。
「なあ、お父さんが入院している病院ってどこ?」
「海鳴病院だけど、それがどうしたの?」
「ん、いや何。お見舞いいこうかな〜と思って。あ、すみませ〜ん。注文お願いします。」
そして奥からやって来たのはアニメで見たのより幼さが残る美由紀さんだった。
「はい。ご注文を承ります、ってあれ?雫?なのは?こちらは2人のお友達?」
「今日公園で友達になりました、伊藤 駿です。あと、注文いいですか?」
「あっはい。どうぞ。」
「じゃあ、ペペロンチーノとメロンソーダとシュークリームお願いします。」
「はい。かしこまりました。雫達の分はお母さんが今作ってるから待っててね。」
そう言って奥へと行ってしまった。ふふふ、やっと翠屋のシュークリームが食える!俺ってば甘党だから、すげー楽しみだぜ!そのなドキワクしているうちに料理が運ばれてきた。ちなみになのは達はナポリタンだった。
「いただきます!」
俺は勢いよく合掌しペペロンチーノを食べ始め一分で食べ終わった。
「はやっ!もうちょっとあじわって食べなさいよ。」
「いや、俺って早食いが習慣ずいっちゃってよ。これが普通なんだよな。さ〜てと、デッザアット、デッザアット〜♪」
待ちに待ったシュークリームを前に俺のテンションは有頂天に達しようとしていた。そして、いよいよシュークリームにかぶりつく!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
声にならないということを身を持って体感することとなった。しばらく感動で体を震わせていると、
「ちょ、ちょっと大丈夫?体震えているわよ。」
「何か嫌なものでも入っていたの?」
2人の幼女に心配されながらもゆっくりと飲み下し、
「うーーーーーまーーーーーーーいーーーーーーーぞーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」