十代の転生者達   作:筋肉革命

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今回はゲームやったことはないけどトラハ3のネタを書きました。他の皆さんの小説読んでいたら、どうしてもやりたくなって書きました。明らかに違うところも多々あるかとは思いますがそこらへんは生暖かい目で見てください。すみません。


5俺誘拐、誰得!?

俺が目を覚ました時にはもう空があかね色に染まっていみんなが帰る時間となっていた。アリサとすずかはこのまま塾に行くといい、俺が2人を送って行くこととなった。

「そういえば駿がなのは達を通さないであたし達と一緒にいるのって初めてじゃない?」

「そういえばそうだね。」

「あー、そりゃなのはつながりで一緒にいることが多いけど俺からは何話したりしていいのかわからないからな。別に2人のことが嫌いとかじゃないんだけど、住む世界が違い過ぎてな〜」

「なによ。そんなこときにしていたの?男の癖にまどろっこしいわね。住む世界なんて同じ日本に住んでいるんだから違いなんてないわよ。」

「そうだよ。そうゆうの気にしないで話してくれると嬉しいな。」

「うん、まあ善処するけどね。昔からなのは達と遊ぶ時も話とかあんまりしないでひたすら体を動かしていたからな。会話自体が苦手だわ。」

とそんな会話していると前から黒い車がやって来て俺達のすぐ近くで止まり、

「オラ!さっさと連れ込め!」

3人共何かの薬を嗅がされてそこでまた気を失った。

 

 

 

気がついた時にはどこかの廃ビルっぽいところの中に寝かされていた。手足は縛られていたがそのほかには何もされてない風だった。近くにはアリサとすずかがまだ寝ていた。周りをこっそり見渡すと男が1人近くに座っていた。見張りなのだろうが1人って少なくね?まあ、いいか。それよりここから無事に逃げれる方法を考えないとな。[大嘘憑き]で誘拐犯どもをなかったことにするのは簡単だがあまりそんなことはしたくないしな。

「う、う〜ん。あれ?ここは?」

考え事をしているとすずかが目を覚ました。ちなみに俺は寝たふりをした。

「お、やっと起きたか。ただ見張っているのも飽きていたから良かったわ。」

「あ、あなたは誰ですか?」

「ん?俺?俺は君たちを誘拐した奴らの仲間だよ。」

「う〜ん、うるさいわね〜。寝ているんだから静かにしなさいよ。」

「アリサちゃん、起きて。寝ている場合じゃないよ。」

「ん、すずか?なんであんたがうちに?」

「アリサちゃん、ここは家じゃないよ。私達誘拐されちゃったんだよ。」

「あ!そういえば!ってここどこよ?すずかは怪我とかないの?」

「ああ、そこの月村のお嬢さんには何もしないよ。なんたってお客からは出来るだけ無傷で連れてこいって言われているからね。」

「あんた私達を誘拐した奴等の仲間ね!こんなことしてバニングス家と月村家が黙っていないわよ!今すぐ家に返しなさい!」

「おお、元気のいいお嬢さんだね。だけどね無傷でって言われているのは月村だけでそのほかはどうなってもいいんだよ。この意味わかる?」

「うるさい!そんなこと言って脅したってあたしが言うことは変わらないわよ!」

「ふむ、こうゆう言葉で脅しても堪えないのか。それならこんなのはどうだろう。君たちの誘拐された理由を教えてあげよう。」

「ふん!どうせお金目的でしょ!分かりきっているわよ!」

「まあ、俺達は雇われているから金目当てっていうのは間違いじゃないんだけど本当の意味で誘拐したのは違うんだよ。ぶっちゃけると誘拐したかったのは月村のお嬢さんだけでほか2人は一緒にいたからついでにって感じなんだよね。それでなんで月村のお嬢さんを誘拐したかっていうとその子が化物だからなんだよ。」

「はっ、すずかが化物?あんた馬鹿じゃないの。すずかが化物なわけないじゃない。ねえ?」

アリサはそう言ってすずかの方を向いた。すずかはうつむいて体を震わせていた。

「嘘じゃないさ。月村家は夜の一族と呼ばれる吸血鬼なんだよ。なんなら本人に聞いてみるといいよ。」

「すずか、あいつの言ってることは全部嘘なのよね?」

「ごめん、ごめんねアリサちゃん。私のせいでこんなことに巻き込んじゃって。本当にごめんね。」

すずかははいともいいえとも言わずずっと謝っていたが答えはそれで十分だった。その様子を見てニヤニヤしている男の顔が俺の視界に入ってきた。胸糞が悪くなった。もう寝たふりはやめようそしてこの野郎に痛い目を見せてやろう。そう思って俺は、

「[大嘘憑き]」

野郎の足元の床をなかったことにした。

「へ?うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「え?何、何が起こったの?」

「さて、逃げる準備をしよう。」

既に手足の拘束をなかったことにしていた俺はアリサとすずかの拘束もなかったことにし、2人を立たせた。ヤバいな感情任せにやってしまったけど、相手の数も今自分達がいるのが建物のどこら辺に居るのかとかもわからねえな、と頭をひねっていると

「ちょっとさっき何したのよ!なんでいきなり床が消えちゃったの?」

「その話はまた後で。取り合えずさっきの音で他の奴らもこっちに来るだろうから移動しよう。」

「う、うん。」

移動する際にちらっと窓の外を見たらどうやらここは建物の2階らしい。なので最終目的は下に降りて脱出だ。でもまずは部屋の移動だね。

「何の音だ!誰か調べて来い!」

「やべ、急げ。」

そそくさと移動を開始する。ドタドタと大きな足音を立ててくれるからそちらとは違う方向に移動して部屋に隠れる。

「な、なんだこりゃ?床に穴が空いていやがる。ってガキ共がいねえじゃねえか!探すぞ!」

「おう!せっかく金のためにやったってのに無駄になったんじゃたまんないからな!」

「見つけたら月村以外のガキは二度と逃げ出そうなんて考えられないくらいに痛めつけておけ。月村のガキには逃げようとしたら他のガキをもっと痛めつけるつっとけ。」

「おー、おー怖いこと考えるね。ま、了解。」

マズイな。聞こえてきた声だけでも3人か。ほかにもまだいると考えるべきだろうな。マジどうするんだよ。俺こんな経験したことねえよ。1人くらいならまだしも1度に2人以上来られるとこっちがみんな無事な保証がねえや。まあ、怪我はいくらでもなかったことにできるけど痛いのやだしな。それに何か飛び道具でも持っていたら後ろの2人も危ないしな。そうだ!2人はこのままここに隠れててもらって俺が囮になればいいのか。そうと決まれば、

「2人共ここにいてくれ。ちょっと俺が何とかしてくるわ。」

この際だ痛いのは我慢しよう。今の俺の体術がどこまで通用するかも確認することも出来るし、うん!ポジティブに考えれば可愛い女の子を助けることも出来るし、実践経験も積める。一石二鳥だね!

「はあ?あんた何言ってんの!大人にあたし達みたいな子供が勝てるわけないじゃない!頭冷やしなさいよ!」

「ちょっ、声大きいって。ここにいるのがバレたらどうする。」

「ごっ、ごめん。だけど元はといえばあんたが変な事を言い出すからでしょう。」

「アリサちゃんの言うとうりだよ。むしろ私を囮に使って2人はその間に逃げて。私には乱暴するつもりがないみたいだから2人が行くよりずっといいよ。」

「ちょっ、すずかあんたも何言ってんのよ。そんな事やれるわけ無いじゃない。」

「だけどアリサちゃん。さっきの人達の会話聞いていたでしょ?2人が見つかったら何をされるかわからないんだよ。そんなことをされるのを私は見たくない。だから私が自分から行ってその間に逃げれば2人共無事に逃げれると思うからだから、」

「だが断る!」

俺はすずかの言葉を途中でぶった切った。

「巫山戯るなよ。俺はお前の事を今はまだまだだがこれからもっと仲良くなれる友達だと思っていたんだよ。そんな友達が自己犠牲行為で俺達を助けたとしてもちっとも嬉しくねーよ。むしろその時に何もできなかった自分をずっと許せない。だから俺はお前の考えを許せない。」

「だけどそれなら他にどうしたらいいって言うの?さっき駿君が言っていた事も自己犠牲だっていう事だからそれも無しってことだからね。」

「あー!もう!さっきから2人だけで何話を進めようとしてんのよ!あたしだってね2人のこと友達だと思っているんだからね。3人でいい案を考えましょう。」

「流石だなアリサ。小声で怒鳴るなんて器用だな。」

「んなことはいいから、さっさと案を出しなさいよ。みんなが無事に脱出出来る方法を。」

「アリサちゃん。3人が無事に脱出できるとは思えないよ。ここは2階だから窓から逃げる訳にもいかないし、廊下に出れば私達を探してる人達に見つかっちゃう。だけどいつまでもここにいてもいつかは見つかる。ほとんど詰み状態なんだよ。この状況をどうにかするにはやっぱり誰かが犠牲になるとしか思えないんだよ。」

「うっ、それはそうなんだけど。だけど絶対に諦めたくない。あたしだって2人みたいに誰かを見捨てるのは嫌よ。」

「あ、そういや携帯はある?」

「そういえば確認してなかったわね。ポケットに入れていたけどっとあったわ。誘拐した人達馬鹿なんじゃないかしら。」

「今回はその馬鹿さに救われたんだ。早速月村家にかけてくれ。」

「?なんで?あたしンちじゃダメなの?」

「いやね、月村家の夜の一族って秘密があるみたいだから出来るだけ他には情報を漏らさない方がいいかなって思って。そこんとこどうよすずか。」

「うん。できたらあまりみんなには知られたくないな。」

「じゃ、決まりだ。よろしくアリサ。俺はその間周りを見張っているから。」

 

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