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海SIDE
ある日の僕らは樹海でバーテックス討伐をしていた。
「今回は特に赤嶺が出てきたりしないな」
「あら、残念そうね。海」
「先輩、からかわないでくださいよ」
敵を撃退していくとある違和感を感じた。それは芽吹も気がついた。
「敵が団子状に集まっている……あそこに何かあるのかしら?」
「アンビリバボー!?誰かが戦ってる」
もしかしてまた誰かが召喚されたって言うことか?だとしたら……
「助けに行きましょう」
「海、当たり前のことを言わないの」
僕らはバーテックスが集まっている所に行くと、見知らぬ女の子たちが襲われていた。
「勇者パーーンチ!!」
友奈は直ぐ様助けに入ったけど、この子達は誰なんだ?
「あ、あれ?誰?」
「大丈夫?私、結城友奈です」
「あ、源モモです」
「百地、本名を名乗るのはダメよ。誰かはわからないけど、相手が姿を表した以上は!!」
「えっ?」
何か思いっきり勘違いしてるな。片目の子が友奈に向かって刀を抜いた瞬間、僕は咄嗟にワイヤーで片目の子の腕を縛り上げた。
「とりあえず落ち着いてくれないかな?」
「ワイヤー!?それにこれは……」
「師匠!?ハァ!!」
今度はモモって子が襲ってきた。すると若葉さんが僕の前に出て攻撃を防いでくれた。
「まずは話を聞いてくれないか?私達は敵じゃない」
「えっ?」
「敵じゃないって……」
「あの化物みたいな奴らの親玉じゃないの?」
黒髪の子とオレンジ髪のサイドテールの子は冷静みたいだった。
「敵じゃないって……」
「楓ちゃん、ここは私が」
するとモモって子が友奈に近寄り……
「失礼します」
突然手をなめ始めた。というか何で舐めてるの?というかそんな事をしたら……
「…………」
東郷から思いっきり殺気を感じるんだけど……とりあえず東郷を押さえつけるように珠子さんにアイコンタクトを送るのであった。
「師匠、この子達は嘘はついていないです」
「そうか……」
「今ので分かるの?」
「はい、私は人の肌を舐めるとその人の体調が分かるので……」
特殊能力的なものか……どっかの騎士が見たら、大喜びで舐めてくれって頼み込みそうだな……
「とりあえず色々と話をしたいんだけど……」
「そうね……見る限りじゃ勇者じゃないみたいだし」
「勇者?私達はツキカゲだが……」
そこら辺の詳しい話をしておくべきだしね
部室に戻り、ひなたお姉ちゃんたちに何かしらの神託が来ていないか確認を取ると……
「特にはないですが……」
「イレギュラー的なものですね」
「姫野さんみたいな感じでしょうか?」
「にしてはこの子達は特には変わった力を持っていないけどね」
まぁ姫野さんと比べたらだけど……とりあえずお互いの自己紹介を済ませ、片目の人……半蔵門 雪さん、眼鏡の人……青葉 初芽さん、サイドテールの人……八千代 命さん、黒髪の子……石川 五恵さん、背の低い子……相模 楓さん、あとはモモさん……みんな高校生で、僕ら勇者とは違い、一応一般人みたいだな
「つまりここは四国で……未来だということか……」
雪さんが説明を聞き、それとなく理解はしてくれた。まぁ四国以外はないとかは伝えてないけど……
「まぁ色々と複雑な世界だったりするけどね。ちなみに、海、桔梗、姫野たちはこの子たちのことは?」
「「「知らない」」」
知り合いってわけじゃないし、本当に別の世界から来たみたいだけど……
「神樹様からの神託があればいいのですが……」
「いや、もっといい方法があるぞ」
桔梗さんは何かを思いついたみたいだけど……あぁこういうときに便利な人がいたな……
「天の神ですね」
「あぁ彼女だったらね」
「「「「「?」」」」」