ラブライブ! ガンプラバトルフェスティバル! 〜奴を添えて〜 作:紅蒼の魔神
蒼魔「どうした作者。まるで『FXで有り金全部溶かした顔』みたくなってるぞ?」
蒼魔……。最初に言っておく。指が勝手に動いてしまったんだ。考えも纏まってないのにな……。
蒼魔「は?」
さて、理事長の後をついて歩いてはいるが……。時間はまだ午前中であり、いわゆる休憩時間?休み時間?と言うのか、ここの生徒が外に出ていたりするのを見かける。そして、俺への視線も向けられている。幸い、悪感情的なモノは一切感じられないが、困惑、疑問などの感情が向けられている。
蒼魔「教師から説明はなかったのかよ」
龍姫「職員室にいる先生にはキチンと説明しているわ。全クラスの担任がいたのも覚えているもの。ただ…未だに信じられない、真偽不明だっていう考えもあるかもしれないわね」
そりゃ今日唐突に決まったんだからわかるはずもないだろうに。俺は内心でやれやれと(理事長に対して)思いつつ足を進める。
龍姫「ところで、どんなガンプラを作って来たか、教えてもらえる?」
蒼魔「ん?ガンプラか。ちょいと改造を加えてはいる程度のザクだ。もっとも、バックパックを外せば直ぐに戻せるシンプルなカスタムだが」
龍姫「ザクかぁ〜。分かってるわねぇ〜。最近はやれガンダムだ、ダブルオーだ、ユニコーンだーって子が多いのよ。確かに基本的な設計や設定もそうだけど、彼らは主人公機だからーって。その程度しか考えてないのよね」
蒼魔「そいつはいただけないな。パイロットの腕や覚悟を知らないのか?様々な苦難と試練、選択と離別、仲間の死や疑問を乗り越えて、彼らはガンダムを自身の機体として扱えたんだ。それはザクやジム、グフやドムなどの機体にも言える事だ。『機体性能の差が、戦力の決定的差ではない』とシャアも言っていたろうに」
それでもガンダムは作品の象徴であるからな。ガンダム神話なんて言葉もあるくらいにガンダムは魅力を持っているんだ。
というか、理事長はどうしてそのガンプラにしたのか?とか分かるのだろうか。テストに出したのか?
そんな会話をしつつ体育館に到着する。この体育館はかなり珍しい三階建ての建物となっていて、一階が運動用(バスケ、バレー)兼集会用、二階が体操・卓球用、三階がガンプラバトル用となっているとのこと。ただし、利用するには生徒会か学年主任以上の教師から許可を得て、一時許可証という利用券を発行して初めて使えるとのこと。因みに生徒会は全員、学年主任から許可を貰わないと利用できないとのこと。まあ、そうしないと生徒会に独占されるようなもんだしな。
龍姫「因みにしばらくは新台入れ替えの為に利用できない事は通達されてるから、生徒はいないわ」
蒼魔「現在入れるのは、入れ替え作業をしている業者と、進捗確認の為に理事長が、そして、理事長が『手伝ってくれ』と頼んだ人物のみ。例え学年主任であろうと、生徒会長であろうと、理事長の娘であろうと入るのは許されないってか」
龍姫「そういうこと。勝手に入ろうとしたら、補習授業を受けてもらうわ。既に何人か補習行きになっちゃってるけど……」
通達したにも関わらず、既に突撃した奴がいるのかよ……。
キョウコソハ…
マタカ!ヤザワ!
ゲ!?
イイツケヲヤブッタモノハホシュウダ!
イヤァァァァァ!!
蒼魔「ん?なんか聞こえたような……」
龍姫「そう?私には聞こえなかったけど……。ここって防音機能が高いから、普通他のフロアの声とかは聞こえないはずよ」
階段に向かうと、教師らしき人物が降りてくる。
教師「おや、理事長。進捗の確認ですか?」
龍姫「ええ。準備が出来たら、彼にテストを手伝ってもらうわ」
教師「彼……?共学化のテスト生ですか。理事長が既に許可を出しているのであれば、問題はないですね。おっと、失礼。私は音ノ木坂学園の体育を担当している『
会話をしていた教師は俺に自己紹介と、何をしているかを簡単に説明してくれた。
蒼魔「初めまして。紅神 蒼魔だ。申し訳ないが、事情により敬語というものが分からず、常にどんな相手にも敬語を使いはしないが、そんな奴もいると認識してくれ。ところで、先程貴女ともう1人が何か争っていなかったか?」
深月「ふむ、訳ありか。まあ良いだろう。で、さっきのか……。聞こえてたのか?」
蒼魔「少なくとも、俺は聞こえてたし、理事長は聞こえてはいなかった。何やら調整中のシミュレータに突撃しそうな生徒がいたのかとは思っているが」
通達は全生徒に行っているはずだが、それを無視してまで行く奴は流石になぁ……?
深月「ああ……。生徒の1人……。3年の奴が突撃してきたんだ。これで6度目だよ……。最上級生の自覚があるのかと疑いたい」
龍姫「3年生が?元気があるのは良い事だけど、ちょっとはしゃぎすぎね。それにしても、よく聞こえたわね。ここ防音なのに」
蒼魔「耳がもともと良いからな。……で、そろそろスルーしてるのも面倒だから聞くが、肩に俵担ぎしてるのがその3年生か?」
篠宮教諭が来てから気にはなっていた、肩に担いでいる生徒。ツインテールでちっこい。ぐでーっとしてるから気絶してるんだと分かるが、これ3年?残念の間違いじゃないの?
深月「……そうだ。といっても、こいつ自身は生徒会役員でもなんでもないから、気に病む必要はない。では、私はこの問題児を補習に運びます」
龍姫「怪我しないようにねー」
それで良いのか、理事長……。
体育館3F
目的地に到着した俺が見たのは、『戦場○絆』みたいなポッドとバトルフィールドみたいな四角形の、俺の腰ぐらいの高さの机?だった。
蒼魔「理事長、これは?」
龍姫「ガンプラバトルは2種類あるのよ。こちらのバトルテーブルと、ソリッドヴィジョンシステムを使って戦う『テーブルスタイルバトル』と、ポッドに入ってよりリアリティの高い戦いが出来る『ポッドスタイルバトル』。『テーブルスタイル』は最新技術のソリッドヴィジョンを使う上に、操作も簡単だから人気が高いわ。『ポッドスタイル』はイスに座って、実際にコクピットに乗り込んで戦う気分になるし、座るから長時間の戦闘にも使われるわ。大会では基本的に『テーブルスタイル』の方が使われるわね。たまに『ポッドスタイル』もあるけど」
成る程、把握した。
『テーブルスタイル』が所謂ビルドファイターズのガンプラバトル。しかし、プレイヤーのスタミナを考慮すると長時間の使用は出来ない。恐らく、学園で使用する際も時間制限などを設けているのだろう。
『ポッドスタイル』はもろに『戦場○絆』だ。ただ、それよりは大型であるな。恐らく、様々なガンプラに対応させる為に、ガンプラを収納、出撃させる場所が大型になったのだろう。座って戦う為、長時間の使用は可能だが、ソリッドヴィジョンの方が人気があり、プレイする人は多く無いとか。
しかし、
蒼魔「ふぅん……。つまり、『テーブルスタイル』が完成するまでは『ポッドスタイル』が主流だったと。それなら、大人達は慣れている『ポッドスタイル』を、慣れていない子供達は、使いやすい『テーブルスタイル』を使うってことにはならないのか?」
龍姫「別にそう言ったことは無いわよ?慣れた大人でも『テーブルスタイル』を使う人は多いし、たまにだけど子供達が『ポッドスタイル』を使うとこも見かけるし。それに、横浜の方に『ポッドスタイル』をメインに据えて育成している学園もあるのよ。確か……『
……?ガンブレ学園?なんだそれは?転生前も含めて23億年以上前生きてきた俺が知らない名前だと?ガンダム関係者で?
ガンプラ学園なら分かる。かつてバルマのジジィやフレイヤ達と見たアニメ『ビルドファイターズトライ』に出てきたライバルの学園だ。ガンプラバトルの大会は主に静岡で行われることから、世界中から強豪を集めて育成している学園で、メイジン・カワグチ(2代目)が創設した。
しかし、ガンブレ学園なんぞ聞いたこともないし、どういったモチーフがあるのかも……
龍姫「なんでも、攻撃をひたすらに仕掛けては相手のパーツ外れを狙い、大きなダメージをそこから狙うのを得意としたり、母艦を守りながら、その母艦の武装も使いつつ戦闘をこなすエキスパートを集めた実力主義の学園らしいわ。特にチーム戦を得意としていて、相手がMG規格やPG規格でも有利に動けるんですって」
…………あるぇー?パーツ外れ?母艦防衛?チームで格上相手でも有利?
………………すっごく心当たりがあるんですが!!
蒼魔「……そ、そのガンブレ学園とやら、どういったチームが有名なんだ?」
この質問をしたところで、心当たりが確信に変わるだけで、帰って調べれば分かってしまう事ではあるが。それでも、聞かずにはいられなかった。
龍姫「有名どころとしては……、無改造の機体なのにかなりの強さを発揮する『チーム:アークエンジェル』。ダブルオー系統やゴッドガンダム、エピオンを搭載したアークエンジェルのチームと、故郷の商店街からチーム名を取った『彩渡商店街チーム』。こっちは改造をしているけど、チームの一体はSDガンダム系を使用するトイボットって噂ね。とにかく実力主義の強い学園だけど、この二チームは互いにトップを奪い合っているため、ガンブレ学園では最強チームとして名高いわ。他にも強いチームはいるらしいけど、この二チームが出ると話は別。まるで別次元の世界の戦いらしいわ」
……『ガンブレ』……、『ダブルオー、ゴッド、エピオンを搭載したアークエンジェル』……、『彩渡商店街』に『SDガンダムを使うトイボット』…………。
ガンダムブレイカーじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!!!!
蒼魔「なん……だと……?」
とにかくガンブレ要素を入れてみようと思ったら、最新作のガンブレが学園ものらしい……。
蒼魔「それをお前は知ったが、指が勝手に……と?」
イグザクトリィ。
蒼魔「μ’sの試練立ち塞がりまくりじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!!!!更新も遅れやがって!!ぶっ飛べクソ作者!極永流『双燕返し』!」
多次元屈折現象六連斬はイワァァァァァァク!!