ラブライブ! ガンプラバトルフェスティバル! 〜奴を添えて〜   作:紅蒼の魔神

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蒼魔「…………」
ふっ、分かってるさ。今までで一番遅い更新だからな。
蒼魔「そうだな。だが、文章量はこれまでで一番多いし、機種変をしていたり、忙しさもあったんだろう?」

蒼魔「だがな、それを差し引いても『プリンセスコネクトRe:』や『八月のシンデレラナイン』など新しくいや、再びやり始めるゲームに没頭したり、YouTubeで実況者様のゆっくり実況見てたり『グラブル』で水着キャラ来なくて絶望してたりと……」
待て!ガンプラだって購入作成してる!ギャラクシーコスモスとか!
蒼魔「それを差し引いてもマイナスだ!喰らえ、『ユニコーン・ヒートインヒューズ』!」

彼方からハイパー・ビームジャベリン飛んできたァァァ!!


テストプレイ開始ィィィィ!!

ガンブレ学園のチームを聞いた俺は心の中でシャウトしてしまったが、一旦れれれ冷静に考えることにした。

 

蒼魔(確かにどっちも俺が知っているチームだ。ただし、向こうが俺を知っているという確証は無いし、『あいつら』であるという筈もない。並行世界やら異世界やらは俺みたいな転生者とか、特殊な存在であれば移動が可能ではあるが、『あいつら』はそれぞれの世界の住人だ。もし見た目や名前が同じであっても、瓜二つとか、他人の空似だろう。うん)

 

よし落ち着いた(この間0.5秒)。

 

軽く息を吐いたら理事長がこちらを心配そうに見ていた。

 

龍姫「だ、大丈夫?一瞬、白目剥いてたけど……」

蒼魔「大丈夫だ、問題ない。冷静に思考した結果、落ち着いたからな。それより、早く試験稼働をするんだろう?どちらのスタイルを選べばいい?」

龍姫「そ、そう……。えっと、どちらも現在最新式の物になっているから、両方ともになるわね。どちらから始めるかは、選んでいいわ」

 

なるほど、両方とも体験できるのか。やっぱベースあった方が良かったかな……。ま、無いものねだりをしても意味がないし、まずは『テーブルスタイル』から体験してみますか。

 

蒼魔「では、まずはテーブルから。どの位置に立てばいい?」

龍姫「テーブルね。四隅の角のところに立ち位置があるから、そこにスタンバイして。手前の斜めになってるところにベースを、すぐ奥のパネルの上にガンプラを置くのよ。今回はテストモードな上に、ベースは無いからポイントの変動とかは無いわ」

 

理事長の指示により、四隅の一角に立つ。そこにはガンプラを置く為のパネル(四方直径30cm程か。相当大きな改造ガンプラもあるんだな)と、その手前に斜めになってる窪みがある。これとソリッドビジョンを組み合わせてガンプラバトルとなるのだろう。

 

龍姫「さて、と。それではテストプレイを始めるわよ?」

『Test Mode standing By……complete』<キュィーン!

『GPbase……Skip。Set.your Gunpla』

 

理事長がテストモードの操作を行い、機械音声が流れるが……。おい、これの製作者絶対555に影響受けただろ。効果音まで殆ど同じだぞ!まぁいい。とにかくテスト優先だ。

 

俺はパネルの上に(バックパックを外して素の状態に近い)ザクを置く。すると……

 

『GPベースなし。最も類似した機体、『ザクⅡF型』として扱います』

目の前にいきなり画面が現れ、この文章が日本語で出てきた。文字は日本語かよ……。

 

龍姫「本来は、先にベースをセットしてからガンプラをセットするの。今回はベースが無いから、改造元に最も近いザクとして扱われるから、改造した場所のパーツは使えないわ」

 

次の瞬間、周囲が暗くなり腰の近くに、いや臍近くに2つの球体が現れる。なるほど、これが操縦桿っぽいやつか。つまり、ソリッドビジョンでコクピットの中を模した状態になり、目の前が真っ暗なのも出撃用ハッチが開いてないということだろう。座れないからずっと立ちっぱなしなのは辛いが。

 

『粒子充満率100%に到達。これより、テストプレイを開始します』

 

フィールド、ガンプラにプラフスキー粒子が充満、浸透しハッチが展開する。それと同時に視界に光が差し込み、青空が見えた。

 

蒼魔(確かに、これは凄いな。正直、予想を上回ってた。問題は、俺がこのバトルシステムを上手く扱えるか、だ。『()()』を使えば楽ではあるが、使ったらチートにも程があるからな。余程の相手でもない限り封印だ)

 

『リニアボルテージMAX。発進、どうぞ』

蒼魔「出撃する」

 

その言葉と共に、体に少し圧が来た。どうやら、衝撃すらも再現出来るようだ。この技術は素直に感心だ。え?ガンダム作品みたく、名前と機体名を言って出撃しないのか?悪いな。その名乗りは『アイツ』でしか使いたくないのさ。アスランだってザクの時は「発進する!」くらいしか言ってないが、ジャスティスやセイバーでは機体名も言って出撃してるだろ?それと同じようなものだ。

 

 

 

 

そして、俺のザクが空中のカタパルトから出撃し、そのままーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼魔「あいてっ」

 

地面に激突した。

 

龍姫「……………………え?」

蒼魔「……。体験するどころか、マニュアルすら読んでなかったな。すまない理事長、マニュアルかなんか、操作が分かるものはないか?」

 

取り敢えず球を握りながら腕を振ると、ザクも同じ動きをした。もしやと思い、両腕を使い腕立てをすると、ザクもその場で腕立てを始めた。これは面白いww

 

龍姫「マニュアルを読んでなかったの……?それに、何故立ち上がらないで腕立てをするのよ!」

蒼魔「始めて触れたからに決まってるだろう?それに、腕の動きがリンクするとは思わなくてな。思わず腕立てをしてしまった」

龍姫「な、成る程ね……。ある程度の動きなら、握ってる操縦桿と、足下に設置してるセンサーで問題なく出来るわ。スラスターは操縦桿の親指で、武器は人差し指。武器選択は、操縦桿を回して選択、人差し指で決定するわ。初心者向けの設定だけど、これで世界大会まで上り詰めた猛者もいる、汎用的な操作方法なの」

 

なるほど、理解した。大体殆どがビルドファイターと同じか。

俺は即座にザクを立ち上がらせ、スラスターを吹かす。すると、ザクは上昇し、俺の視界も青一色に染まる。

 

蒼魔「ハハッ、こりゃすげえや!誰もが楽しめるってのも納得だ!」

 

しかもちゃんと重力などの衝撃も来ている。これは病みつきになるのも分かるが……。

 

蒼魔「ふむ、しかしやはり、立ったままで衝撃が来ると言うのはいただけないかな。体制を崩してそのままボコられる可能性しか見えない」

龍姫「やっぱり?アニメじゃしっかりシートに座ってるのが多いから衝撃を受けてもーなんて、都合のいいことは無いのよね……」

 

やはりその辺りはポッドスタイルに譲るんだろうな。リアルソリッドビジョンでも、衝撃までリアルだからそのうち対策措置とかとらないとヤベーイ!ことになりそうだ。最悪、コンソールから後ろに倒れたり、酔って吐いたなんてこともあり得る。操作の際は前傾姿勢の体勢でいるが、それでも予期せぬ衝撃が多いガンプラバトルで耐えられる時間は長くはないだろう。

 

それから数分、俺はテーブルスタイルでザクを動かすことでガンプラの操作と、テーブルスタイルの操作に異常が無いか、随時理事長と話しながら確認を行った。因みに、テーブルスタイルで動作確認を行っている最中、俺は()()を使い異常が無いかチェックし、異常が確認されたら即修正を行っていた。小さな異常だったし、使ってもバレない頻度だから全く問題なかったしな。

 

蒼魔「さて、次は『ポッドスタイル』だな。こっちはこっちで楽しみだ」

 

内装は不明だが、俺の予想が正しければ見た目はモビルスーツのコクピットとほぼ同じか、『戦場○絆』と同等な筈。ただ、ガンプラを出撃させる都合上、どうしても大型のタイプにならざるを得ず、狭いゲームセンターや大会では『テーブルスタイル』にせざるを得ないってとこか。あと、関係ないがヨ○バ○カメラ近くの書店に寄った時『○○せざるを得ない』が『○○せざるおえない』だの、『○○せざる負えない』だの誤字ばっかな本があったな。今度出版社にリークしておこう。出版社としても、誤字脱字は見せたくないだろうし。

 

ーー後日、リークされた情報により、その文庫本は軒並み回収され、販売店、ネット、SNS等に謝罪文や謝罪ポスターが掲載され、作者は厳重注意、編集者も見過ごした罰として給料がカットされたらしい。

 

 

閑話休題(それはともかく)

ポッドは左から入り、右側のボックスにガンプラを、右側のレバー近くの窪みにベースをはめ込むことで準備が出来る。そして、片手で握れるレバーが左右に一つずつ、両足のフットペダルもあり、俺のイメージと程近い作りのものであった。

 

蒼魔(なるほど……。これはこれは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。お、よく確認したらこっちにもいくらかリアルソリッドビジョンが使われてるな。ふうむ……)

理事長「では、『ポッドスタイル』のテストを始めるわ。こっちはフルスクリーンの画面とイスとシートベルトを着用してのプレイになるから、車酔いだとか、3D酔いになる人もいるけど、極稀ね。右のボックスはPGのガンプラや、ミーティア、HALユニットすらも入れられる程の大きさがあるけど、操作に影響は無いから心配はないわ。それどころか、モビルアーマーのハシュマルすらも入れられる設計らしいわよ?」

 

それはそれで色々とおかしいだろう!ネオングやミーティアを入れられて、かつ操作するのに邪魔にならないとかどうなってんだ!?

 

と、とにかく、俺はボックスにガンプラを入れて蓋を閉じる。そして、レバーを握り……

 

龍姫「あ、蒼魔くん?衝撃緩衝の為のシートベルトをしてないわよ?『ポッドスタイル』も結構衝撃が来るから、シートベルトしてないと痛いわよー?」

 

……しめる前にシートベルトを着用する。どうやら、どんな人物でも問題なく着用できるように伸縮は5m程はあるらしい。それと、衝撃をセンサーが感知した時に伸縮せずにロックをかけ、イスから離れるのを防ぐ仕様のようだ。……それなんてトランスフェイズ?

 

※トランスフェイズ……『機動戦士ガンダムSEED』に出てくる、電力を消費し続けることでミサイル、バルカンなどの実弾を無効化する『フェイズシフト装甲』の進化系の一つ。エネルギー消費を抑える為、衝撃を感知した瞬間にのみフェイズシフトを展開する装甲。これだけ聞くと使い勝手がいいが、フェイズシフトはカラーリングも変わるため、ホイホイ作動しては敵にバレてしまう。なので作中では予め塗装を施しておきトランスフェイズが展開する瞬間を分からせずにいた。実弾を多く使うZAFTには有利になる筈だったが、強奪されたGシリーズ(イージス、バスター、デュエル、ブリッツ)のデータを基に製造されたフリーダム、ジャスティス、プロヴィデンス及び、ゲイツといったビーム兵器搭載MSもZAFTは製造した(フリーダムとジャスティスはZAFTから離反)ため、装甲自体はあまり役に立たなかった。

 

俺的にフォビドゥンはかなり強敵だったと思う。ビーム兵器は『ミラージュコロイド』から派生した『ゲシュマイディッヒ・パンツァー』で、実弾はトランスフェイズで対抗できる為に、プロヴィデンスのようなオールレンジかつ囲んで攻撃できるドラグーンを使うことや、核動力など、無尽蔵のエネルギー機関が備わってないことを利用して物量でエネルギー切れを狙うこと、原作のデュエルのようにアサルトシュラウドなどの追加装甲を楯にしてビームサーベルで速攻を仕掛けないと、恐らくコイツ一機相手に全滅する可能性もあるからな。それとカラミティは正直微妙なとこだな。バスターの後継機だが、レイダーの様な変形機構とエネルギー消費が少ない武器が無いこと、フォビドゥンの様な防御機能と飛行機能が無いこととか欠点が多く見つかるからな。……この辺仮○ライ○ーゾルダに知られたらボコボコにされるかもな。

 

しかもぶっちゃけ火力だけで言えば、ZAFT製造で核動力を持ち、ストライクの4倍以上の火力を持つフリーダムやストライカーパックを換装して戦えるストライク、その量産型のダガーを編隊を組ませて戦わせるなどがあるし。シールドも確か武器として使う筈。でもそれだと誘爆したら一瞬で無駄になるし、ビーム兵器も多いからガス欠になるのがかなり早い。これならまだバスターを量産した方がマシと思ったくらいだ。当時最新鋭機だったバスターなら、ビーム兵装もそんな多くなかったし、連合、ZAFTどちらもフェイズシフト装甲持ちなんて多くなかったからミサイル、実弾も有効に使えるし、バカスカ撃ちまくることも無かったからもう少し稼働時間はあったと思う。この辺はやっぱパイロットの違いだな。別作品なら、拠点攻略と役割は同じだがしっかりと防御機能もあり、永久機関を持つヴァーチェが対抗馬だ。別作品になってるけど(大事なことなので2回言いました)。

 

擁護するなら、防御されてもその上から大火力を叩き込めるってくらいか。ガードベント(近くにいたお前が悪い)を使われても貫通して行く火力の高さ。後にソードカラミティという近接に対応する機体も出てきたから、近接に弱いという欠点も消えたしな。

 

レイダーは高評価だな。イージスの変形機構を受け継ぎ大気圏内でも問題なく飛行できるし、エネルギー消費の少ない、殆ど無いハンマーやクローを持つ。他のMSを一機乗せても問題ない推力もあるためSF S(ただしパイロットによる)としても機能する。スピードもあるため強襲を仕掛けるにはもってこいな機体だな。

 

っと、シートベルトから脱線しすぎた。テストに集中せねばな。

 

シートベルトを着用し、ちゃんと確認をした後は画面を向く。流石に全天周モニターでは無いようで、前面がモニター、また、近くにある小型カメラで通信会話をするらしい。通信会話の操作はボックスの上に出現するディスプレイから、登録したベースの持ち主の名前をタッチするだけとのこと。通信を終える時はもう一度タッチするんだと。こっちもこっちで高性能だな。

 

龍姫「あ、そうそう。言い忘れてたけど、『テーブルスタイル』も『ポッドスタイル』も、通信会話の操作は同じよ。スタイルが違っても、互換性があり、会話を円滑にする為にってことで共通の操作になってるの。今回は複数人でやる訳じゃないから、調整はまた後日ね。(ことりたちに手伝って貰おうかしら……)?」

 

確かに互換性があるのに、操作方法が違うってのは問題あるな。特に大会とかで手間取ると致命的ミスになる。が、おい。最後。何サラッと娘たちを巻き込もうとしてやがる。そんなもん生徒会に……いや、ダメだな。

 

確か生徒会ってのは、生徒による生徒の為の、学校生活をより良くしていく為のものだったハズ。今回のガンプラバトルのテストは、学校生活とは直接の関係はない。あくまでも国や学園運営で行うものだった筈。専用の業者や機材で行うからな。そこに生徒会が入り込む理由はない。やるべき事が違うから。生徒会長だから何でも出来るってわけではない。本当にそうだとしたら、学園運営とかに口出ししたり、自分に絶対服従などというフザケタ独裁者にしかならない。

 

そして今回のテストは生徒には極秘。流石に集会などで業者がシステムやらなんやらで入り込むことは聞いてるだろうが、テストプレイに関しては生徒は誰も知らない。が、職員が見張りでいたから、職員会議かなんかで知りはしていたんだろう。恐らくあのちっこいツインテールは、遅刻かはたまた盗み聞きかでテストプレイの事を知り、こっそりやろうとしていたのかもしれない。というか何で知ってたんだ?

 

蒼魔「ま、俺としちゃ関係ないことだがな」

 

システムがガンプラを認識して、GPベースの有無も確認が終わり、モニターのハッチが開くと同時に身体にズシンと衝撃がくる。カタパルトに移動が完了したためだ。

 

『Test Mode standing By……complete』<キュィーン!

『GPbase……Skip。Set.your Gunpla』

 

……このくだりはスルーだ。もういちいちツッコんでられん。何故か認識が終わってからガンプラをセットしろなんて指示が出てるが、それは後で修正だな。

 

『テストプレイを開始します』

蒼魔「出撃する」

 

カタパルトから射出されると同時にブーストペダルを踏み込み、スラスターから火を吹いたザクが宙を舞い、バレルロールを行ったのち、片足を伸ばし、片手を地面につき着地する(アクセルスマッシュ後のアレもしくは『ひとっ走りつき合えよ』のポーズに近いです)。

 

ふむ、やっぱりこっちの方がやりやすいな。座ってるから『操縦している』という感覚も実感もある。

 

龍姫「あれー……?何で『ポッドスタイル』だと操縦出来るのかな……?」

 

それはトップシークレットという奴ですよ。

 

その後の操作も難なくクリアし、『テーブルスタイル』同様いくつかの小さいバグを修正。これにより、今回のテストプレイと、確認が完了した。

 

龍姫「手伝ってくれて、ありがとう。現状では問題がありそうなところは無かったわね」

蒼魔「ソロプレイではな。複数人での通信の負荷とかが分からないから今後も不安が残るぞ」

龍姫「そうね……。やっぱり、ことりたちにも手伝ってもらおうかしら……?一応、メンテやテストプレイの期間は次の月曜までって決めているけど、教師があからさまにやる訳に行かないし、さっきのように生徒に勘付かれてこっそりやりに来られるのも避けたいのよね」

蒼魔「俺も知り合いとかこの辺にいないから、誰かに手伝わせるなんてことは出来ないな。ついでに言うと、今回のテストで被ダメージ食らってないからその辺の処理も不明だ。この辺は手詰まりだな」

 

どうにも厳しいな……。

 

龍姫「……うん、仕方ないわね。やっぱり、協力を仰ぎましょう」

 

蒼魔「ん?他の教師は難しいんだろ?それとも、娘にでも頼むのか?」

龍姫「ええ。私のワガママでバトルシステムに不備がある、なんてあってはならないわ。教育者として、1人のガンプラファイターとしてもね。ことり達に頼んでみるわ。流石に、なんのご褒美も無くやらせるのも可哀想だけど……」

蒼魔「成績の水増しや補修を取りやめ、というのは辞めといた方がいい。もし彼女らの成績が悪かったとして、いきなり跳ね上がったりしたらクラスメイトに、学年単位ですら訝しむ。となれば、ガンプラ関連のものか、何かしらのチケットを渡せばいいと思うが」

 

寧ろご褒美なくても良いのではないだろうか。彼女らにとってはすぐさまガンプラバトルが、理事長からの頼みであるが故に邪魔されずに楽しめるのだから。まあ、こちらが依頼してる上に、何かしらの不具合が残っていて(それを確認・発見するためなんだが)満足出来なかったと言われるのを想定して、なのかもな。

 

龍姫「うん、やっぱりことりたちに頼んでみましょうか。明日の放課後、生徒たちに知られないように注意しながらことりに相談してみるわね。というわけで、今日はここで終了とします。付き合ってくれてありがとう。何かお礼をしたいんだけれど……」

 

理事長は明日娘たちに頼むことに決めたようだ。それと、テストや調整を手伝ってくれた俺にも例をしたいとの事だが、まぁそれは不要だろう。

 

蒼魔「それなら別にいらない。女子校?とはいえ、俺を学生として迎え入れてくれた礼だと思ってくれればいいさ。ベースもこっちでなんとか見つけて、すぐにカスタマイズされたやつで挑戦してみるさ。今回はベースを使用してのテストプレイではなかったからな。図らずも、ベースなしでのテストプレイができたと思えばめっけもんだ」

 

その後も礼を出そうとする理事長と、拒む俺とでしばらく話し合っていたが、卒業までの学費を半分にするという事で落ち着いた。理由としては、

 

『国単位で大会が行われ、学校での授業等で使う大切な機材なうえ、最新型にいきなり不備があればそれだけであっても不審がる人がいるから』

 

だそうな。確かに、俺が見た限りでもいくつかのバグはあったが、『カドマツ』や『モチヅキ』、『ウィル』辺りならよそ見や会話しながらでも対応できるし、『レーア』、『エイナル』辺りでも対応可能なレベルだった。その程度のミスでもバトル中に重大な欠陥や異常を引き起こすし、そもそも企業がミスを抱えたままモノを出すってのもどうかしてるがな。納期が原因か?

 

ドッ

???「あっ……」

 

そんな事を考えながら理事長と別れて校門へ向かって歩いていると、角から歩いてきた生徒とぶつかってしまった。この時間に教室にいるということは、昼休みということか?

 

蒼魔「おっと、スマン。考え事しながら歩いていたからな。どこか怪我とかはしてないか?」

???「イエ、大丈夫デス。角は見え辛くてアブナイですよね」

 

どこかカタコトな日本語を話す相手の身を案じるが、相手も角は見え辛いからとフォローしてくれる。こっちがぶつかってしまったのに、ええ子や……。

 

と、相手を見ると、日本人ではまずない天然のシルバーブロンドを膝あたりまで伸ばしており黒のリボンをつけている。身長は160cm程でややタレ目だが童顔に『あの状態の俺と同じ』青い瞳でかなりの美少女であった。おそらく、普通の学校なら10人中25人は振り向くんじゃないかというレベルと、勝手に判断する。なに?なんかオカシイ?知らんな。

 

???「…………」

 

にしても、気の所為かメッチャ見てくるんですが……。

 

???「あの……、アナタが、今度編入してくる、男性であってますか?」

蒼魔「んぉ?あぁ、編入か。確かにそうだな。編入試験受けてたし。一応二年で入る事になってる『紅神蒼魔』だ」

???「ソウマさん、ですね。私は『エレクトリーチカ・フィンネ』といいマス。音ノ木坂の二年生でロシアから日本の文化とガンダムを学びに来ています。名前は正直呼びづらいので『レーチェ』と呼んで下さい」

 

ロシアから来たのか。しかし……。

蒼魔「ここまで綺麗なシルバーブロンドの髪と顔が整って似合っている子は初めて見たな」

レーチェ「へっ?えっ?それって、ああああの?」

 

※蒼魔は見た目かなりのイケメンです。

 

蒼魔「レーチェな、了解。俺もガンダムは好きだし、日本文化は(異世界だが)多少は知識もある。同じクラスになれたらよろしくな。今日はもう帰るが、また今度な」

 

軽く頭を撫でて再び校門へ向かう。

しかし……最後辺り声に出ちまってたな。

 

 

レーチェside

今日のお昼休みに、ワタシは購買でお昼ご飯を購入して教室に戻る途中、曲がり角で人にぶつかってしまいました……。その人は男の人で、身長は180cm程の大きな人でした。

 

その人は今日先生から話を聞かされていた『男子編入生』で、私の好きなガンダムや日本史の知識もあるとのことです!それに、お祖母様譲りのこの銀髪を似合ってると褒めてくれました……。エリーチカ達に続いて3人目ですが、男の人としては初めてで、それに頭を撫でられるのも初めてなのでドキドキしています……。

 

レーチェ「ハッ!これが、武者震いという奴ですか!?」

深月「いきなり何を言ってるんだお前は」

 

へぅっ!?今のを聞かれてたんですか!?

レーチェ「し、篠宮センセ……。いつからそこに…?」

深月「丁度あの男子編入生がお前の頭を撫でた時だ。それに、武者震いは身体が震えてる時のことだ」

 

あうぅ……。では、この感じは一体何でしょう……?

 

深月「(ほぅ…?兄に頭を撫でられる妹みたいなもんだと思ったら、存外意識してるな。一目惚れに近いか?)今はまだ分からないなら、アイツが編入した時に一緒に過ごせばいい。ま、一緒のクラスかどうかは知らんがな」

レーチェ「むぅぅ、篠宮センセ、意地悪です……」

 

篠宮センセは人は良いのですが、たまに人を揶揄ったり、意味深な事を言うのでちょっとだけ苦手です……。同じクラスの高坂さんや園田さんも授業中たまーにからかわれますし……。

 

深月「むっ、すまんなレーチェ。理由は教えてやれそうにない。また奴が体育館へ向かうのが見えた。まて矢澤ー!貴様性懲りも無くまたか!」

矢澤「げっ!?何でもう見つかるのよ!」

深月「レーチェと会話してたのが幸いしたな!さぁて、今度はどんな補習がいい?それとは別に、バトルシステムに行こうとした理由も理事長を交えて聞かせてもらおうかぁ?」

矢澤「イヤァァァァァァァァ……!」

 

バトルシステムに…?確か新台入れ替えのために暫く使えなくなると理事長からお達しが有ったハズです。その間生徒は立ち入り禁止の筈ですし……あ、捕まりました。一瞬見えたリボンの色から、三年生と分かりましたが……。

 

レーチェ「あ、お昼休み終わってしまいマス。早く教室に戻らないと!」

 

編入生のアカガミ ソウマさん、私以外に会ってる人はいるのでしょうか?高坂さん辺りに聞いてみましょう。

 

レーチェside out




蒼魔「オイ、このレーチェってのはオリキャラか?」
深月先生は完全オリキャラだが、レーチェはどっちかというとパロキャラだな。俺のお気に入りのPCゲームのキャラだ。
蒼魔「作者お気に入りの、ねぇ……。どんなゲームだ?」
恋愛シミュレーションなんだが、他のゲームと明確に差をつけてるのは、ヒロインが主人公の名前を呼んでくれる時、自分で設定した名前を呼んでくれるんだ!これは俺もマジかよ!と思ったね!

蒼魔「恋愛、ねぇ……。俺もアイツらに『作者権限で見させない!』されるまでそんなの知りもしなかったーーって、何見させないって!」
それは『アッチ』の盛大なネタバレになるから!
蒼魔「もうアッチ殆ど更新止まってるだろうが!あ、怒り沸いてきた。とっととあっちも更新しろやぁぁぁ!『双極・ゴッドデビルフィンガー』!!」
神と悪魔ならではの必殺技ウボァーーッ!!
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