IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結)   作:神羅の霊廟

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 執筆頑張ってます。




コラボ7 初恋ノ記憶(6)

 

 数日後ーー

 

 

 

 箒「牙也~」

 牙也「なんだ~?」

 箒「買い物行かないか?」

 牙也「買い物という名のデートだな」

 箒「なあなあ、良いだろ~?」

 牙也「そうだな、久し振りに外に行こうか!」

 箒「やった~!」

 

 

 

 束「よし、あと一息だね。あとは束さん達に任せて、二人は買い物にでも行ってきたら?」

 カルマ「よろしいのですか?」

 束「うん、あとは束さんとクロちゃんだけでもなんとかなるしね」

 クロエ「ごゆっくり羽を伸ばしてきて下さいね」

 カルマ「それではお言葉に甘えて、そうさせていただきます。デネブ、出掛けるよ」

 デネブ「おう!あ、今のうちに飴をストックしておかなくてはな……刀奈はどうする?」

 カルマ「私から聞いてみますよ」

 

 

 

 一夏「鈴はまだかな~♪」

 鈴「いっちか~♡お待たせ~♡」ギュムッ

 一夏「おー、今日はいつもよりラフな服装だな!やっぱり鈴は何を着ても似合うなぁ!」

 鈴「も~、褒めても何も出ないわよ~♡」

 一夏「いやいや、鈴の俺への愛が沢山出てきてるよ」

 鈴「えへへ、当然でしょ!さ、行きましょ!」

 

 

 

 という訳で、上記三組がそれぞれ買い物に出掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学園のある人工島と日本本土を結ぶ電車。その一番後ろの車両ではーー

 

 

 

 

 箒「牙也牙也、何か欲しい物はあるか?今日は私が買い物のお金出してあげるから、欲しい物があったら何でも言ってくれよ?」

 牙也「良いのか?」

 箒「これくらいはさせてくれ。それにお前は物欲が無さ過ぎる、私達の部屋なんか、ほとんど牙也の私物が無いではないか。少しは何か欲しがれ、あと私をもっと頼れ」ズイッ

 牙也「分かった分かった、じゃあ今日だけはそうさせてもらうよ。ところで、今日買い物する場所はレゾナンスなのか?」

 箒「いや、レゾナンス以外に良い場所を簪が教えてくれてな。今日はそこに向かう」

 牙也「おっ、楽しみだな」

 箒「私も初めて行くから、どんな物が売っているのか楽しみだ」

 牙也「へへっ、何を買ってもらおうかな~♪」ワクワク

 箒(ふふっ、子供のように無邪気な顔をして……初めて見たな、こんな牙也の顔)ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一つ前の車両ではーー

 

 

 

 

 カルマ「取り敢えずゼロライナーの補修の目処がたって良かったです。とは申せ、束さん達に残りの作業を任せた事は気が引けますが……」

 デネブ「まあそう言うな、カルマ。せっかくああ言ってくれたんだ、今くらいは羽を伸ばそうじゃないか」

 カルマ「……そうですね」

 デネブ「ところで刀奈は?置いてきて良かったのか?」

 カルマ「この世界の刀奈達と色々話をしたいとの事でした。『帰ってきたら沢山甘えさせてね!』とも言われましたよ」

 デネブ「そうか。それじゃあ問題ないな」

 カルマ「私も刀奈達に何か買っていきましょうかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一番先頭の車両ではーー

 

 

 

 鈴「いっちか~♡」ゴロゴロ

 一夏「鈴~♪」アスナロダキ-

 鈴「そう言えば、一夏とデートも久し振りだね~」

 一夏「束さんの研究を手伝う為にずっとラボに閉じ籠ってたからな~。ごめんな、寂しい思いさせて」

 鈴「ううん、良いの。束さんも今の世界を変えたいって考えてその研究をしてるんでしょ?その為に一夏の力が必要って言われたら、そりゃあたしからは何も言えないわよ」

 一夏「でも寂しかったろ?」

 鈴「本音ではね。でも離ればなれになってて良かったかもって思うの」

 一夏「なんで?」

 鈴「えっと……離ればなれになってると、毎日ずっと一夏の事ばかり考えてて……確かに寂しかったけど、こうやってまた久し振りに会えた時の高揚感って言うのかな、それが大きくて……そしたら『ああ、やっぱりあたしは一夏の事が大好きなんだな』って改めて思えるから♡」エヘヘ

 一夏「鈴……」ドキッ

 鈴「えへへ、やっぱり一夏と一緒にいる時が一番好き♡」

 一夏「」プルプル

 鈴「一夏?」

 一夏「ああもう鈴はやっぱり可愛いなぁ!」ギューッ

 鈴「きゃっ!?も~、くすぐったいよ~♡」ゴロニャーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして本土に到着ーー

 

 

 

 鈴「あら、牙也にアガレスじゃない。奇遇ね、あんた達も買い物?」

 牙也「おっ、鈴に一夏、それにアガレス達も。本当に奇遇だな、俺達も買い物だ」

 カルマ「まさか同じ電車に乗っていたとは驚きですね」

 一夏「ゼロライナーは大丈夫なのか?」

 デネブ「あと少しで修理完了するところまできたぞ」

 カルマ「それで束さんに『あとは任せてゆっくり休んで』と言われまして、それでこうやって買い物に」

 鈴「そうなんだ。あたしと一夏はレゾナンスで買い物デートよ!箒は?」

 箒「最近できた娯楽施設とかを回ってからレゾナンスに行く感じだな。簪がよい場所を教えてくれてな」

 鈴「へぇ~、良かったら後でその場所教えて!」

 箒「勿論だ。アガレスとデネブはどうするんだ?」

 カルマ「私達もレゾナンスに行こうかと。せっかくの二組のデートの邪魔は致しませんので、ご安心を」

 デネブ「飴を買い込まなくてはいけないからな」

 鈴「そっか、それなら途中までは一緒ね。行きましょ」

 デネブ「え、良いのか?」

 鈴「良いわよこれくらい。それとも、何か不服でも?」ズイッ

 カルマ「い、いえ、そのような……」

 鈴「だったら行くわよ。ほら、ついて来なさい」

 デネブ「ならばお言葉に甘えて……」

 一夏「牙也と箒は?」

 箒「私達は別ルートだ。ではお互い楽しく過ごす事にしよう」

 鈴「それじゃ、また学園でね!」

 牙也「おう」

 

 駅でバッタリ会った六人は、牙也と箒は商店街へ、一夏達はレゾナンスへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その様子を、物陰から見つめている雪だるまがいた。

 

 ??「ふふ。まさか時の番人がここにいるとは計算外でしたが……契約の為です、消えていただきましょうか」

 

 雪だるまはボソッと呟いて、一瞬で消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 牙也「おおう……これは凄いな」

 

 牙也達が最初に訪れたのは、簪が箒に教えた店。

 

 なのだがーー

 

 

 

 

 

 箒「……まさかコスプレ服専門店とはな……」トオイメ

 

 

 

 

 店頭から店の奥に至るまで、店全体にコスプレ服が飾られている。簪に教えてもらった店は、簪行き付けのコスプレ服専門店だったのだ。

 

 牙也「おー、種類も色も豊富だな。よし、色々試着してみようかな。すいませーん、試着したいんですけど」

 店員「はいはい、どれの試着ですか?」

 牙也「えっと、あれとそれ、あとそれも。箒はどれにする?」

 箒「へ?え、えっと……じゃあ、取り敢えずこれを」

 店員「はいはい、サイズは?」

 牙也「Lでお願いします」

 箒「私もLを」

 

 二人がそう言うと、店員は「少々お待ち下さい」と言って店の奥に引っ込んだ。戻ってくるのを待つ間、牙也は混雑する店内をあちこち見て回っていたが、その中に見知った人物を見つけた。

 

 牙也「簪、本音!」

 簪「ふえっ!?あ、牙也さん……」

 本音「牙っちやっほ~♪牙っちも買い物?」

 牙也「箒が連れて来てくれたんだ、簪に教えられてさ」

 簪「そう、ですか……ここは私の行き付けで、コスプレ服が豊富なので、よく利用してます」

 本音「ところで牙っち、もう試着した~?」

 牙也「いや、これからだ」

 本音「じゃあじゃあ、かんちゃんの試着も見てあげてほしいな~」

 簪「本音っ!?」

 牙也「俺は構わんぞ。箒、お前は?」

 箒「私も見てみたいな」

 簪「うう……わ、分かりました……じゃあ、ちゃんと見てて下さいね?」

 

 

 こうして様々なコスプレ服を全員で試着する事三十分ーー

 

 

 簪「沢山買えた……!」ホクホク

 本音「楽しかった~♪」

 牙也「それにしてもついつい沢山買っちまったな」

 箒「私は疲れた……」グデー

 

 店を出る頃には、四人は両手にコスプレ服を入れた紙袋を沢山提げていた。

 

 牙也「三人ともどれも似合ってたな。思わず見惚れたぜ」

 箒「そ、そう言う牙也こそ、試着した服全て似合っていたぞ////」

 簪「楽しかった……!また、一緒に買い物してくれますか?」

 牙也「勿論。またいつでも誘ってくれよな」

 箒「簪、分かってるよな?牙也はーー」ギロッ

 簪「分かってる……けど前に篠ノ之さん言ってたよね、『正室は駄目だけど、側室ならOK』って」

 箒「そ、そんな事言ったか?」アセアセ

 本音「言ったよ。ていうかかんちゃん……それ遠回しに牙っちが好きって言ってるようなもんだよ?」

 簪「あ……////や、やっぱり忘れて下さい////」カァー

 牙也「え~……」

 本音「牙っち、忘れなくて良いからね!隙有らばかんちゃんは牙っちの正室狙ってるから!」

 簪「本音!////」

 箒「……更識、正室は譲らんと前に言ったろう?」

 簪「うう……た、確かに言いましけど……けど、それで諦める私じゃありません……!」

 箒「ほほう……だが、私は絶対にこの座は誰にも譲らんぞ……!」ゴゴゴ

 簪「そうですか……なら、意地でも取って見せます……!」ゴゴゴ

 

 

 /バチバチバチ\

 

 

 牙也「……なんか急展開になっちまったな。読者さんに申し訳ないや」

 本音「メタイよ牙っち!」

 牙也「てか本音はどうなんだ?」

 本音「ふぇ?」

 牙也「いや、ふぇ?じゃなくて……」

 箒「おい。まさか布仏も牙也の正室を狙ってる訳じゃないだろうな……?」ハイライトオフ

 簪「いくら本音でも、絶対に負けないよ……?」ハイライトオフ

 本音「ふぇっ!?////そ、そんな事ーー」

 箒「正直に話せ。今話すなら何もせん」

 簪「正直に話して、本音。ライバルははっきりさせておきたいから」

 本音「あ、あぅ……////ね、狙ってました////」

 

 本音が消え入りそうな声で喋ると、箒と簪は本音を建物と建物の隙間まで引っ張って行き、何やら話を始めた。

 

 箒(良いな、二人とも。私達三人が揃って牙也に好意を持っている事が分かった以上、今日から抜け駆けは禁止だぞ)

 簪(分かりましたが、篠ノ之さんは特に気を使って下さいね……同室なんですから)

 箒(わ、分かっている!本音も分かったな?)

 本音(了解なのだ!ところでほーちゃん、牙っちとはどこまで行ってるの?)

 箒(へ!?そ、それはだな……////えっと……////さ、最後まで、だ////)

 簪(……篠ノ之さん、今日は本音と一緒に寝てね。篠ノ之さんがそこまで行ったのならわ、私だって……////)

 本音(抜け駆けは無しだよかんちゃん!私も参加するからね!)

 箒(むぅ……ならば今日は三人揃って牙也を……)

 簪・本(賛成)

 

 そんな事を三人が話している間、牙也は現実逃避をするかの如く空を見上げていた。

 

 牙也(まさか簪と本音にも好かれてたとはな……しかもまだ諦めてないという……好意は嬉しいが、箒の事を考えるとな……でもそれだと簪と本音を傷付けかねないし……)ウーン

 

 めっちゃ百面相しながら。と、遠くから爆発音が響いた。牙也達がその方向を見ると、ビルとビルの隙間から何かが飛び出してきた。

 

 簪「……雪だるま?」

 

 飛び出してきた雪だるまを追って、ゼロノスに変身したカルマと閃星に変身した一夏が飛び出してきた。雪だるまは手に持った杖をフェンシングの要領で突くようにして攻撃している。

 

 牙也「なんだあいつ?」

 箒「さあな。だがここは加勢した方が良いかもな」

 牙也「そうだな。簪、本音、荷物を頼む」

 

 牙也と箒は荷物を簪と本音に預けると、零とレオンに変身して雪だるまに攻撃を仕掛け始めた。

 

 

 

 

 

 





 次回、ある人物に危機がーー。

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