IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結)   作:神羅の霊廟

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その3


ジオウ・オンパレード NextStage 2019(3)

 牙也「雷牙也です。今日はよろしくお願いします」ペコリ

 

 小会議室に設けられた簡易的面接スペースに、面接担当の真耶と一人の青年の姿があった。動揺を作り笑いによって無理矢理隠し、真耶は目の前の青年を見る。目の前の青年は間違いなく自分達の知る人物。しかし一方の本人はあまりにも無表情で、しかも自分達の事をまるで知らないかのように振る舞っていた。

 

 真耶「え、えっと……こちらこそよろしくお願いします、牙ーーじゃない、雷君。それでは早速、学園清掃員の面接を始めます」

 

 

 

 

 

 

 

 そしてその様子を部屋の外のドアガラスから見つめているのは、ソウゴ、箒、千冬である。

 

 ソウゴ「あの人が箒ちゃんが言ってた牙也君なんだね」

 箒「牙也……!」

 

 箒は急いで中に入ろうとするが、千冬に腕を掴まれ静止させられた。

 

 箒「どうして止めるんですか!?せっかく牙也にまた会えたのに……!」

 千冬「……今あいつと顔を合わせた所で、無駄な事だ」

 箒「どうして……!」

 

 箒が千冬に詰め寄る中、ソウゴは先程の自身の説明からある仮説を立てていた。

 

 ソウゴ「……もしかして、記憶が無いんじゃないかな?」

 千冬「……恐らくそうだ。牙也は私達の事を何一つ覚えていないようだった。さっき廊下で会ったが、私を見て会釈しただけで他に何の反応も示さなかったからな」

 箒「そんな……!」

 

 すると会議室から真耶と牙也が出てきた。

 

 真耶「あ、織斑先生。学園清掃員の面接、滞りなく終わりました」

 千冬「ご苦労。正門まで彼を送ってやれ」

 真耶「はい」

 千冬「雷。面接の結果は後日連絡する、帰る前に連絡先を山田先生に教えておくように」

 牙也「……はい」

 

 真耶は牙也を連れて三人の脇を通り過ぎる。牙也は三人をチラッと横目に見ただけで、後は何の興味も示す事なく真耶の後を追っていった。箒は彼を追い掛けようとして、しかし動けなかった。

 

 千冬「篠ノ之。今日はもう休め、お前には気持ちの整理の時間が必要だ」

 箒「……はい」

 

 箒は二人に一礼して去っていった。その様子はソウゴから見ても分かるように、無理して落ち着いているようであった。

 

 千冬「……ところで常磐。お前、何故牙也が記憶喪失だと考えた?」

 ソウゴ「さっきも言いましたが、アナザーライダーが誕生した時点で変身者は徐々に変身する力を失い、最後にはライダーであった事すら忘れてしまいます。簡単に言うとこの世界の仮面ライダーは、アナザーライダーの誕生によって『存在そのものを乗っ取られた』んです」

 千冬「存在を乗っ取られた……?つまり奴が仮面ライダー零に成り代わったという事か!?馬鹿な、あれのどこが仮面ライダー零なのだ!?誰がどう見てもあれは偽物ではないか!」

 ソウゴ「今はあれが仮面ライダー零なんです」

 

 ソウゴは初めてアナザーライダーと相対した時にウォズに言われた言葉を思い出しながら答えた。

 

 ソウゴ「貴女達からすれば偽物でしょうが、他の人達からすればあれが本物なんです。そう認識するように歴史が改竄されているんです」

 千冬「馬鹿な……」

 ソウゴ「ただ、一度アナザー零を倒せば一時的ではあるけどライダーの記憶は戻ります。ですが、アナザーライダーを生み出すアナザーウォッチを破壊しない限り、アナザー零は再起動して何度でも蘇ってきます。アナザーライダーを倒した上でアナザーウォッチも破壊すれば、アナザー零は二度と蘇りません」

 千冬「ならば奴を倒してそのアナザーウォッチとやらを破壊すれば、牙也の記憶は戻るのだな?よし、ならば一刻も早く奴を倒す為に作戦を練らなければ!」

 ソウゴ「あ、ちょっと!まだ話は終わってーー」

 

 ソウゴが止めるのも聞かず、千冬は拳を握り締めながらズカズカと行ってしまった。

 

 ソウゴ「行っちゃったよ、まだ大事な話があるのに……でも、この事を果たして言うべきなんだろうか……?」

 

 ソウゴが懸念しているのは勿論、この世界の仮面ライダーの記憶についてである。ソウゴが先程説明していた通り、過去でアナザーライダーが誕生した場合、仮面ライダーに変身する人物もその関係者も、徐々に仮面ライダーに関する記憶が消えてしまう。そしてアナザーライダーを倒す為には、ジオウーーソウゴが零の力を受け継がなくてはならない。そしてそれはつまり、仮面ライダー零の記憶は二度と戻らない事を意味していた。ジオウが力を継承する事は、同時にその記憶すらも継承する事に他ならないのである。現代でアナザーライダーが誕生した場合は、ジオウの継承後は変身能力を失うだけで記憶まで消える事はないが、今回はそうはいかない。

 勿論今のソウゴは、アナザーライダーに対応するライドウォッチを使わずともアナザーライダーの完全撃破は可能だ。しかしそれを行ったのは現代でアナザーライダーが誕生した時だけであり、過去で誕生したアナザーライダーに対してはこの時はまだ試した事がなかった。

 

 ソウゴ(この世界の人達は、アナザーライダーの誕生がどれだけ悲しい現実を生み出すのかを知らない。いや、知る事すら出来ないんだよな……)

 

 この世界に存在するライダーの記憶は、『仮面ライダー零』ただ一つ。そして彼女達はその記憶をーー雷牙也を取り戻したい、そう考えている。しかしアナザーライダーを倒せば、取り戻そうとしたその記憶は途端に消滅する。だからこそソウゴは、この事実を千冬や箒等の学園の人達に打ち明ける事を躊躇っていた。

 

 ソウゴ「はぁ……こればかりは正直に打ち明けられる気がしないよ……」

 

 この事実を彼女達に教えれば、彼女達は絶望してしまうかもしれない。かといってこの事実を話さない訳にもいかない。たとえ消えてしまう記憶であったとしても、その記憶に関わってきた彼女達にも知る権利があるし、アナザーライダーを倒すにあたって大事な話である事に変わりはないのだ。今までに19もの仮面ライダーの力を継承してきたソウゴであったが、ここに来て思わぬ壁にぶつかってしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 数日後。

 

 結局ソウゴはその話を誰にも打ち明けられないまま時は過ぎていき、その間アナザー零の襲撃はおろか音沙汰すらなく、千冬達は昼夜問わずの警戒網を張り巡らせて神経を尖らせていた。またそれと同時に千冬は去年学園を卒業した楯無に頼んで、アナザー零の仕業とおぼしき事件が無かったか調べさせたが、こちらもヒットしなかった。どうやらつい最近になって急に出現したようだ。

 

 ソウゴ「学園全体がピリピリしてるなぁ……当たり前だけど」

 

 そんな学園内を彷徨きながら、ソウゴはこれからの戦いに思いを馳せていた。ふと周りを見ると、余程自分がいる事が珍しいのか、あちこちから女子生徒の好奇の目線が飛んできていた。

 千冬達と話した後、ソウゴは戻ってきた真耶からこの学園についての説明を受けた。それによると、ここは女性にしか動かせないパワードスーツ『インフィニット・ストラトス(通称IS)』を操縦する人材を育てる専門学校のようなものらしい。ISは現状女性にしか動かせない(一夏が動かせる事は、実はまだ束は公表していない)為、IS学園をはじめとした育成機関に通う生徒は必然的に女子のみとなる。つまりIS学園は実質女子校と対して変わらない故に、男性であるソウゴが学園にいる事自体非常に稀なのだ。

 

 ソウゴ(うぅ……周りの女の子達の目線が痛い)

 

 針のむしろになりながらもソウゴは学園内を歩く。そうしてアリーナの入り口に差し掛かった時、

 

 ??「誰ッ!?」

 ソウゴ「うひゃっ!?」

 

 突然入り口から声がしたかと思うと、そこから青龍刀が伸びてきてソウゴの首に向けられた。驚いたソウゴは思わず尻餅をついてしまう。すると入り口の影から、青龍刀の持ち主らしき少女が出てきた。

 

 ??「あら、あんた……そうだ、千冬さんが言ってた人よね?ごめんね、少し殺気立ってたわ」

 

 現れたのはツインテールの髪型の小柄な少女だった。少女・凰鈴音はソウゴに向けて紅い装甲ーー甲龍を纏った手を差し出し、ソウゴはその手を掴んで立ち上がる。

 

 ソウゴ「えっと……君は確かーー」

 鈴「中国代表候補生の凰鈴音よ。宜しくね、異世界の仮面ライダーさん。それと、あたし達を助けてくれてありがとね」

 ソウゴ「あ、あぁうん……別に気にしなくて良いよ。凰さんはアリーナの警備?」

 鈴「鈴で良いわよ、別に。まぁ警備というよりは、もしもの時の迎撃要員の方が正しいかもね。それとアナザーライダーって奴の件、千冬さんから聞いたわよ。牙也の力を奪ったのあいつなんでしょ?」

 ソウゴ「そうだね、その認識で間違いないよ。俺はそのアナザーライダーを倒す為にここに来たんだ」

 鈴「みたいね。期待してるわよ、今のあたし達は、あんたを一番頼りにしてるんだから」

 ソウゴ「ぐ……そう言われると緊張するな……」

 ??「あら、常磐さんに鈴さん。ご機嫌よう」

 

 するとアリーナから別の女子生徒が出てきた。こちらは蒼い装甲ーーブルー・ティアーズを纏っている。生徒会長のセシリア・オルコットだ。

 

 鈴「セシリアじゃない。警備地点外れて大丈夫なの?」

 セシリア「先程別の方と交代しましたわ。なので他の方達の様子を見に……そう言えば常磐さんとこうして顔を合わせるのは初めてでしたわね。私がイギリス代表候補生でありこのIS学園の生徒会長を務める、セシリア・オルコットですわ。どうぞよろしく」

 

 お嬢様らしい優雅な挨拶にソウゴはドキッとしながらも挨拶を返す。

 

 ソウゴ「あ、どうも……常磐ソウゴです、よろしく。ところでオルコットさん、ライドウォッチの事なんだけど……どうかな?」

 

 するとセシリアは残念な表情を見せた。

 

 セシリア「……真に申し訳ありません、まだそれらしき情報は掴めておりませんの。何しろ学園の生徒教員のほとんどが、牙也さんの事も仮面ライダーの事もご存じない方ばかりなので、情報収集が遅々として進まないのが現状でして。新聞部の方達が総動員で情報収集に協力してくださっているのですが……」

 ソウゴ「そっか。あれさえあれば、アナザーライダー撃破が出来るんだけど……」

 

 すると突如、何処かから爆発音が響き渡った。

 

 ソウゴ「爆発!?何処で……」

 鈴「音の方向からして……この第一アリーナ内部ね!行きましょ!」

 セシリア「何もなければ良いのですが……」

 

 鈴を先頭に、ソウゴ達はアリーナ内部へと走り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時を少し遡り、こちらは第一アリーナ内部のフィールド。そこを警備していたのは、

 

 ??「私達が留守にしている間に、まさか襲撃が起こるとはな」

 ??「怪我人はそれほどいなかったみたいだから良かったけど……」

 

 金色に輝く装甲を纏った金髪ショートカットの女子生徒と、黒き装甲を纏った銀髪ロングに眼帯の女子生徒であった。

 

 ??「それは喜ばしい事だが、一番の問題はそこではないぞ、デュノア。襲撃者が牙也のーー仮面ライダー零の偽物だと言う事だ」

 ??「そうそう、そこだよね。なんの目的でここを襲撃したのかな……?」

 

 金髪ショートカットの女子生徒はフランス代表候補生のシャルロット・デュノア、銀髪ロングの女子生徒はドイツ代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒである。アナザー零の襲撃があった日、シャルロットは会社の重役会議の為、ラウラは母国ドイツで行われる軍事演習参加の為にそれぞれ帰国していたのだが、今回の襲撃を聞き付け予定を早めて学園に戻ってきたのだ。そして現在二人は各々のISを纏いこの第一アリーナの警備をしている。

 

 ラウラ「教官の話によると、奴の狙いは篠ノ之の体内に眠る禁断の果実の可能性が高いそうだ。奴はそれを手に入れて何か企んでいると、教官は見ているそうだ」

 シャルロット「それって不味くない?僕達はともかく、篠ノ之さんは今ISを点検に出してるんでしょ?」

 ラウラ「篠ノ之博士が急ピッチで点検を進めているそうだ。ただ狙われている事を考慮すると、前線に立って戦う事は出来ないだろうな」

 

 そんな話をしていると、ふとシャルロットが思い出したかのようにラウラに聞いた。

 

 シャルロット「ところであの話聞いた、ラウラ?今度入ってきた清掃員の人、牙也さんなんだって」

 ラウラ「牙也だと!?まさか、そんな筈はーー」

 シャルロット「うん、だから僕も気になって昨日見に行ったんだけど……信じられないけど、あれは牙也さんだったよ。ほら、あれ見て」

 

 シャルロットが指差した先には、アリーナに続く廊下を掃除する牙也の姿があった。

 

 ラウラ「そうか……生きていたか……!」

 シャルロット「……でも、素直には喜べないかな」

 ラウラ「どういう事だ?」

 シャルロット「……何も覚えてないんだよ、牙也さん。私達の事も、自分の事も」

 ラウラ「なんだと……!?」

 

 それを聞いたラウラが驚きながら牙也に目を向けると、掃除をしていてふと顔を上げた牙也と目があった。しかし牙也はラウラに向けて一礼しただけで、掃除用具を持ち上げるとそのまま奥へと引っ込んでしまった。

 

 ラウラ「なんという事だ……奴が記憶喪失とは……」

 シャルロット「せっかく再会できたのに……」

 

 二人は思わぬ事実に肩を落とす。

 二年。人によっては長くも短くも感じる二年という月日は、この二人だけでなく学園に在籍し、二年前の出来事を知る者達にとってもあまりにも残酷な長さであった。

 

 シャルロット「……早く元の牙也さんと話がしたいな」

 ラウラ「そうだな……話したい事が山とある」

 ??「ナラ、会ワセテヤロウカ?」

 シャ・ラ「「!?」」

 

 謎の声に二人が振り向くと、いつの間にアリーナに侵入したのか、全身をフード付きのロングコートで隠した人物がそこにいた。

 

 ラウラ「貴様何者だ!?どうやって私達に気づかれずにここに侵入した!?」

 シャルロット「答えて!返答によっては、実力行使も辞さないよ!」

 ??「ハハハハハ、元気ナ小娘共ダナ。マァソンナ質問、答エル気ハ更々無イ」

 ラウラ「ほう。では大人しく私達に捕まってくれるのか?」

 ??「……ダト思ウカ?」

 ラウラ「まさか。無駄だとは思うが……何となく聞いてみただけだ!」

 

 ラウラはそう言うと、自身のIS『シュヴァルツェア・レーゲン』の両肩からワイヤーを伸ばしてフードの人物を拘束しに掛かる。しかしワイヤーが触れるか触れないかの所で、ワイヤーは次々と切断されていった。見るとフードの人物の手には、いつの間にか剣が握られている。

 

 ラウラ「ちっ!そう簡単には捕まらんか……」

 シャルロット「援護するよ、ラウラ!僕の新しいISの力、見せてあげる!行くよ、『ゲイル・エボリューション』」

 

 ワイヤーの拘束が不可能だと察したラウラは、両手のプラズマ手刀を展開して斬り掛かる。シャルロットもこの二年の間に実用化されたフランスの新たな第三世代IS『ゲイル・レボリューション』の翼を羽ばたかせて飛翔、拡張領域からアサルトライフル『ファルコン』を引っ張りだし、フードの人物の足元を狙って撃った。フードの人物はシャルロットの銃撃を回避すると、ラウラの攻撃を剣で防いだ。

 

 ラウラ「……あまり生身の人間にはISを使いたくはないのだが。貴様が応戦する以上、私達は本気を出して貴様を捕らえさせてもらうぞ」

 ??「クク……」

 ラウラ「何が可笑しい?」

 ??「オ前ハ一ツ勘違イシテイルナ。俺ガ生身ノ人間ダト誰ガ言ッタ?」

 

 フードの人物の言葉に何を感じ取ったのか、ラウラは唐突にシャルロットの腕を掴んで後方に飛び退いた。と、さっきまで二人が立っていた地面に銃撃が撃ち込まれた。見るとフードの人物の左腕は機械仕掛けの義手になっているようで、正面に突き出した左の義手からは煙が上っている。どうやら義手に小型のガトリング砲か何かを仕込んでいるのだろう。

 

 シャルロット「ありがとう、ラウラ。助かったよ」

 ラウラ「構わん。それよりも奴に集中しろ、次に何をしてくるか分からんぞ」

 ??「フン、運ノ良イ奴等メ。マア良イ。ドウセ俺ニモコイツニモ勝テンノダカラナ」

 

 その言葉に、ラウラとシャルロットは揃って首を傾げる。と、後方からの殺気に二人は同時に左右に飛び退いた。そして二人がいた位置に巨大な青龍刀が振り下ろされ、辺りが衝撃で起こった煙にまみれる。煙が晴れるとそこには、ボロボロになった鎧を纏った鎧武者がいた。

 

 ラウラ「む……もしやこいつが例の『アナザー零』という奴か?」

 シャルロット「多分そうだね。見た目だけなら零にそっくりだよ」

 アナザー零『グルル……!ガアッ!!』

 

 アナザー零は青龍刀を持ち直すと、再び二人に向けて振り下ろしたので、

 

 ラウラ「AIC!」

 

 ラウラがAICを使用してアナザー零の動きを止め、

 

 シャルロット「吹き飛んじゃえ!」

 

 そこにシャルロットが弾幕を張ってアナザー零を吹き飛ばした。アナザー零は吹き飛ばしされながらもなんとか空中で受け身を取ると、低い唸り声をあげながら青龍刀を構え直す。と、

 

 セシリア「食らいなさいな!」

 鈴「龍砲!」

 

 アリーナの非常口から、セシリアのレーザーと鈴の龍砲が放たれ、アナザー零に命中した。アナザー零は再び吹き飛ばされるが、素早く受け身を取ってまた立ち上がる。アリーナの非常口からは、ISを纏ったセシリアと鈴、更にジクウドライバーを腰につけたソウゴが飛び出してきた。それを追いかけるように千冬達教員も駆け付ける。

 

 ラウラ「オルコットと凰か!」

 セシリア「常磐さん、アナザー零ですわ!」

 鈴「シャル、ラウラ、あんたらは下がりなさい!ソウゴ、頼んだわよ!」

 ソウゴ「分かってる!」

 

 《ジオウ!》

 

 ソウゴ「変身!」

 

 《ライダータイム!仮面ライダージオウ!!》

 

 ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、ジカンギレードを剣モードにしてアナザー零に攻撃した。しかしアナザー零はその攻撃を青龍刀で易々と受け止め、ジオウに連続攻撃を浴びせる。ジオウもジカンギレードを振るって攻撃するが、攻撃はアナザー零に立て続けに避けられ、更に反撃を受けた。明らかに動きが良くなっている。

 

 ソウゴ「なんだ……!?前に戦った時よりも強くなってる気がする……!だったら!」

 

 《ディディディディケイド!》

 

 ジオウは懐から『ディケイドライドウォッチ』を出して起動しジクウドライバーにセット、ロックを外して一回転させた。

 

 《ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!KAMEN RIDE(WOW)!ディケイドディケイド!ディケイド!!》

 

 《ライドヘイセイバー!》

 

 ジオウの周囲にジオウのライダーズクレストが描かれたカードが現れ、それぞれがアーマーの一部を装着したジオウの幻影となる。そしてすべての幻影がジオウと重なり、『仮面ライダージオウ ディケイドアーマー』に変身した。ジオウは更に『ライドヘイセイバー』を呼び出して構える。

 

 ソウゴ「よし……今度こそ、行ける気がする!」

 

 ジオウはライドヘイセイバーを構え、アナザー零に向けて再び攻撃を始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

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