IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結)   作:神羅の霊廟

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 ヤバい表現が多々あることを、先にばらしておきます。

 原作より酷いんじゃないかな………………と書きながら思ってしまいました。

 お読みになる際は、ご注意下さい!

 「問題ない」という方だけ、どうぞ!



第17話 結束スル心、離散スル心

 

 

 三人称side

 

 タッグトーナメント一年生の部、決勝戦は佳境を迎えていた。春輝とラウラの戦いを傍観していたシャルロットと簪も戦闘を開始し、いよいよアリーナは熱狂に包まれた。しかし、戦況は依然として春輝&シャルロットペアが優勢である。

 春輝「ほらほら、さっきまでの威勢はどうしたのさ!?早く対処しないと負けちゃうよ?」

 ラウラ「ほざけ!」

 そう叫んでラウラはAICを発動させようとするが、春輝がまたもや銃撃してきたので、なかなか集中出来ない。

 簪「くっ、こんなところで足止めされる訳には…………」

 シャルロット「絶対に行かせないよ!」

 簪も、シャルロットの得意技『高速切替(ラピッド・スイッチ)』で絶え間なく攻められ、反撃の隙さえ与えられない。荷電粒子砲・春雷での応戦も、焼け石に水だ。

 (このままじゃ、こちらはジリ貧…………そうだ!)

 すると簪は、超振動薙刀・夢現を展開。おもむろにシャルロットに向かって―――――

 

 簪「ええええええいっ!」

 シャルロット「へっ!?」

 

 思い切り投げつけた。

 突然の簪の行動に、シャルロットは驚いて対応出来ず、夢現が右肩の装甲に当たり、そのまま簪の手元に戻ってきた。この時出来た隙を簪は見逃さず、更に素早く『打鉄弐式』最大の武装・山嵐を展開。

 簪「ラウラ、一旦離れて!」

 そう叫んで、春輝とシャルロットをまとめてロックオン。合計48発のミサイルが、二人を襲った。

 春輝「うわああああああああっ!!!!!」

 シャルロット「きゃああああああああっ!!!!!」

 数発外れはしたものの、そのほとんどが二人に当たり、大きな爆発がアリーナを包んだ。ラウラは簪の叫びが聞こえたようで、何とかミサイルを回避した。

 辺りが煙に覆われている間に、ラウラと簪は合流。

 簪「あ、あの……」

 ラウラ「……フッ。貴様、中々やるではないか」

 バシンッ!

 ラウラは簪の背中を強めに叩いた。

 簪「キャッ!?あ、ありがとう……」

 ラウラ「しかし、先程の織斑春輝の銃撃はどこから……?」

 簪「そ、それは……」

 簪は、先程のシャルロットの説明をそのままラウラに話した。

 ラウラ「なるほど、私の死角から、か。分からなくて当然だな。しかし、今のミサイルは……?」

 簪「私のISの最大の武装・山嵐。マルチロックオン・システムを積んでる……」

 ラウラ「そうか。感謝するぞ、これで心置き無く奴を叩き潰せる」

 ラウラは再びレールカノンを構えた。

 ラウラ「奴らもこのままでは終わるまい。簪だったな、そのISに遠距離武装は他に積んであるか?」

 簪「あ、うん。荷電粒子砲を二門積んでる……」

 ラウラ「そうか。ならば、それで私を援護してくれ。シャルロットにも気を付けろよ」

 簪「……うん!」

 ようやく、タッグとして形を成してきたラウラ&簪ペアであった。

 

 春輝「くそッ!なんだ、今のは!?」

 春輝とシャルロットは、先程簪の放ったミサイルに撃ち落とされ、地面に転がっていた。

 シャルロット「ラウラとペアの簪って子が撃ったミサイルだよ。僕と春をまとめてロックオンしたんだ」

 春輝「何!?くそッ、面倒な。よし、その簪って奴から片付けるぞ!」

 そう言って、春輝はスラスターを吹かせて未だ広がる煙に突っ込んでいった。

 シャルロット「あ、ちょっと待ってよ、危険だっt――――ああ、もう!」

 シャルロットも仕方なく春輝を追いかけて、煙の中に突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 牙也「勝負あったな」

 観客席の出入口付近で試合を観戦していた一人の男が言った。ご存知の通り、牙也である。牙也はこの決勝戦の後に行われるIS対アーマードライダーの模擬戦に出るため、ピットのテレビ付の部屋で待機していたのだが、その目で決勝戦を見る方が良いと考えたのか、観客席まで上がってきたのだ。牙也は、試合状況を冷静に分析していた。

 牙也(簪とラウラのペアは、ようやくタッグらしさが出てきた。あのままなら十分勝ち目はあるだろう。だが、シャルロットのペアは、どうやらタッグがタッグでなくなり始めたな。やはり簪のあの一手がよく効いたのだろう。ま、これ以上見る理由もないか)

 牙也はその顔に少し笑顔を見せつつ、踵を返してピットに戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 ラウラ「来るぞ、構えろ」

 簪「うん!」

 ラウラは煙の中に殺気を感じ、簪に注意した。

 ラウラ「(殺気は正面から突っ込んで来ているな……これが「猪突猛進」というやつか)簪!正面に向かって荷電粒子砲を撃て!」

 簪「分かった!」

 簪は未だ晴れない煙に向かって春雷を撃った。すると、

 

 春輝「ぐあっ!」

 シャルロット「キャアッ!」

 

 二人の叫び声が聞こえた。どうやら当たったようだ。

 

 ラウラ「次は………………其処か!」

 次いでラウラが自身の右側の煙にレールカノンを撃ち込んだ。すると、

 

 春輝「ぐうっ!?」

 シャルロット「うわっ!?」

 

 また二人の叫び声。これも当たったようだ。

 簪「すごい、ラウラ!どうやって二人がいる場所を見つけたの?」

 ラウラ「織斑春輝が出している殺気を感じ、そこに撃っているだけ、つまりは『賭け』だ。しかし、ここまで上手くいくとはな」

 そう言いながらも、ラウラはレールカノンを撃つ手を止めない。簪もそれに続けて春雷を撃ち込む。

 そして、煙が晴れる頃には――――

 

 春輝「ぐうっ、くそッ………………!」

 シャルロット「うう、イタタ………………」

 

 春輝もシャルロットも、ボロボロで地面に転がっていた。ISのシールドエネルギーは春輝は半分以上、シャルロットは70%以上削られており、損傷も激しかった。

 ラウラ「さて、覚悟は出来ているな、貴様ら」

 春輝「ぐうっ、まだだ、まだ戦え――――《ドガッ!》ぐあっ!?」

 ラウラは未だ抵抗を続けようとする春輝を蹴飛ばした。

 ラウラ「喋るな。だが、せめてもの情けだ。二人共、私が一思いに止めを指してやる」

 ラウラは二人に向けてレールカノンを構え、

 

 

 

 

 ラウラ「さらばだ」

 ドドドドドオオオオオオオオンッ!!!!!!!

 

 

 

 弾が尽きるまで撃ち込んだ。

 

 

 

 そして、煙が晴れると、そこには―――――

 

 

 

 

 

 

 シャルロット「………な…………なん…………で…………?」

 

 春輝「…………僕の目の前にいた君が悪いんだよ」

 

 

 シャルロットを盾にして、攻撃を防いだ春輝がいた。

 

 

 ラウラ「な…………貴様まさか…………味方を盾に……!?」

 春輝「ふん、使えるものは使えって、アイツが言ってたから……ねッ!」

 ラウラ「!?ぐはっ!」

 春輝はさらに、盾にされてボロボロのシャルロットを、ラウラに向けて放り投げた。急なことにラウラは反応できず、シャルロットを受け止めきれずにふらついてしまった。

 そして、春輝はあろうことか―――――

 

 

 春輝「零落白夜ぁぁぁッ!!!!」

 

 

 シャルロットごとラウラを零落白夜を発動した雪片弐型で切り捨てた。

 

 

 ラウラ「ぐああああああああああッ!!!!」

 

 

 ラウラはシャルロットと共に吹き飛ばされ、アリーナの壁に激突。シャルロットはそのまま意識を失った。

 

 

 春輝「ふう、さてこれであの面倒な奴が脱落した。後は君を倒せば僕の優勝だ…………大人しくやられるのが身のためだよ?」

 

 春輝は狂気とも見える笑みを浮かべて簪に近寄っていく。簪は逃げようとするが、あまりの恐怖に腰が抜けて、動けない。

 

 春輝「それじゃあ、さよならだよ」

 

 そして、春輝が雪片弐型を振り上げ―――――

 

 

 

 

 

 

 ラウラ「ああアア嗚呼ああアア嗚呼ッ!!!!!!!」

 

 た途端、ラウラの狂ったような叫び声がアリーナに響いた。ラウラの大きく損傷したISからは紫電が走り、その目は血走っていた。

 その時、ラウラのISから黒いスライム状の何かが溢れだし、ラウラの体をISごと包み込んだ。

 そして、スライム状の何かは、だんだん形を成していった。その姿は―――――

 

 

 

 春輝「千冬…………姉…………?」

 簪「織斑…………先生…………?」

 

 

 現役時代の織斑千冬そっくりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三人称side end

 

 

 

 

 






 あ~あ、春輝め、やらかした。(だから、自分で書いたんだろ!?←自問自答中

 この話以降、更新が遅くなります。作者もこれから忙しくなってくるので、早めに示しておこうかと。

 次回、ラウラが暴走。
 さらに、最悪の事態が――――――――
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