IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結) 作:神羅の霊廟
もっと精進しなければ…………
数々のリクエスト、感謝です!
これからも、よろしくお願いします!
では、最新話、どうぞ!
牙也side
「いやはや、便利だなあ、この弓。近距離も遠距離も対処出来るなんてね」
俺は、手に持った弓『ソニックアロー』を両手でお手玉しながら呟いた。
「それで、あれをどう見る、シュラ?」
シュラ『不味いな、あのままだと』
箒「不味い、だと?どういうことだ?」
箒が聞いた。するとシュラは、信じられない言葉を口にした。
シュラ『あの二人は、恐らく何らかの手段で体に入れられたロックシードに飲み込まれている。早くあれを倒さないと―――――体がロックシードに侵食され、消滅する』
牙・箒「「何!?」」
ラウラとシャルロットにロックシードが埋め込まれている事にも驚いたが、最悪消滅だと!?冗談じゃない!
「それなら、尚急がなきゃな。早いとこ奴等を倒して、二人を助けねえと!」
シュラ『うむ。では、私は黒いISを付けたインベスを相手しよう』
そう言って、シュラは一方の巨大インベス――――レーゲンインベスと名付けるか――――に向かった。
「俺達はシャルロットを助けるぞ」
箒「了解だ」
俺と箒は、もう一方の巨大インベス――――ラファールインベスと名付けるか――――に向かった。
ラウラ、シャルロット、耐えてくれよ。すぐに助けるからな!
牙也side end
三人称side
楯無「新しい、フォーム…………?」
楯無は今までとは違う姿をした二人に、驚いていた。今まで彼らが纏っていたのは、果物や木の実の要素が濃く表れた鎧だった。しかし、今彼らが纏っていたのは、戦国時代の武将が着ていたかのような甲冑だった。しかもベルトを見ると、二つのロックシードが使われており、一つは彼らが使っていた物とは明らかに違う、透明感のあるロックシードだった。
しかしそれ以上に驚いたのは、もう一人別のベルトを腰に付け、例の透明感のあるロックシードをベルトに施錠したアーマードライダーが戦っていることだ。
鈴「何なの、あの赤いの…………」
セシリア「仲間、なのでしょうか?一緒に戦っていますし…………」
簪「でも、牙也さん達とは違うベルトを付けてる。あれも、アーマードライダー…………?」
鈴、セシリア、簪がそれぞれ言葉を発するが、それに答えられる者は、誰もいなかった。
蝕とレオンは、ラファールインベスをソニックアローで切り裂くが、ISの防御力もあってなかなか決定打を与えられずにいた。すると、チャンスと考えたのか、ラファールインベスは空に飛び、蝕達に向かってハンドガンやアサルトライフル等の銃火器を次々持ち変えて撃ち込んできた。
牙也「高速切替(ラピッド・スイッチ)か!厄介な……!」
箒「シャルロットと同じ技だと!?」
シャルロットと同じ高速切替(ラピッド・スイッチ)を使ってくるラファールインベスに対し、二人はソニックアローから矢を放って応戦した。しかし、インベスが空中で作る弾幕により近づけない状態だった。だがそれでも、蝕は勝ち目があると考えていた。
牙也(このままじゃジリ貧…………だが、敵にも必ず隙が出来る。ラファールは織斑の馬鹿のお陰でダメージを蓄積しているからな。いずれすぐに不調を引き起こす。そこを狙う!)
実際、インベスが使っているラファールからは、時々バチバチと火花が上がっていた。そして――――
ボンッ!
『キシャッ!?』
案の定ラファールが爆発し、ISが解除された。インベスはISが解除されたことで、空中で動く術を失い、地面に叩きつけられた。その瞬間を二人は見逃さず、
牙・箒「「ハアッ!!」」
一気に距離を詰めてインベスをソニックアローで切り裂いた。
『キシャッ!』
すると、インベスの腹が大きく割け、中からシャルロットが倒れるように出てきた。
牙也「箒!」
箒「任せろ!」
掛け声と共に、レオンがシャルロットの腕を掴み、蝕がインベスを蹴飛ばしてインベスとシャルロットを完全に引き剥がした。
牙也「箒、シャルロットは無事か!?」
箒「気を失っているだけだ。問題あるまい」
牙也「そうか、良かった!んじゃ、決めるぞ、箒!」
箒「ああ!」
二人はゲネシスコアからそれぞれオレンジエナジーロックシードとブドウエナジーロックシードを取り外し、ソニックアローの窪みに施錠した。
『『ロック・オン!!』』
そしてそれをインベスに向けて構え、弓の弦を引いた。
『キシャァ、キシャァァァァァ………………!』
インベスは飛び上がって逃げようとするが、
牙・箒「「逃がすかよ(ものか)…………!吹き飛べ!」」
『オレンジエナジー!』
『ブドウエナジー!』
ソニックアローに橙色と紫色のエネルギーがそれぞれ溜まったと同時に、弦を離して矢を放つと、矢は高速で撃ち放たれ、インベスの体の中央を的確に貫いた。
『キシャアアアアアアアアアアアッ!』
インベスは断末魔の叫びをあげて爆散した。爆風が晴れると、
カシャンッ!
地面に何かが落ちた。それはシャルロットのISの待機状態であるペンダントと――――
金色のリンゴが描かれたロックシードだった。
シュラ――――アーマードライダー赤零がソニックアローを振るい、レーゲンインベスが放ったワイヤーブレードを弾くと、それを待っていたかのようにレーゲンインベスは右手を突き出してAICを発動した。それにより、赤零の動きは無理やり止められた。
シュラ「ふん、この程度か」
『ゴアッ!?』
だが赤零はこれをものともせず、AICを振り払って強制解除した。さらにソニックアローでISの右手と両肩を撃ち抜いた。それにより、AICは使用不能となり、レールカノンは破壊された。
シュラ「その力、これで使えまい。大人しく私にやられろ」
だが、レーゲンインベスはそんなこと聞こえないかのように右手からプラズマ手刀を展開し、スラスターを吹かせて赤零に向かって突っ込んできた。
『ゴアアアアアアアアアアッ!』
シュラ「愚かな」
そう一言呟いた赤零は、やれやれと首を振りながらシーボルコンプレッサーを一回押し込んだ。
『イーヴィルエナジースカッシュ!』
赤零の右足に赤黒いエネルギーが溜まり、ギラギラと光を発した。そして赤零は、
シュラ「ハアッ!」
ドガッッッッッッッ!!!!
『ゴアアアアアアアアアアッ!?』
突っ込んできたレーゲンインベスにカウンターで延髄蹴りを叩き込んだ。
これを食らったレーゲンインベスは、その場に倒れてそのまま爆散した。
爆発が収まると、そこには気を失って倒れたラウラと――――
銀色のリンゴが描かれたロックシードが落ちていた。
気を失ったラウラとシャルロットを、無事だった教員に預け、蝕とレオンは金色のリンゴのロックシードを拾い上げて赤零に見せた。
牙也「これが、今回の暴走の原因らしいな……」
シュラ「十中八九間違いない。しかしこれは……」
赤零はその金のリンゴのロックシードと、自らが持つ銀のリンゴのロックシードを見比べた。それを見たレオンは、不思議そうに聞いた。
箒「どうした、何かあるのか?」
シュラ「ああ。このロックシードは、《黄金の果実》と呼ばれるゴールデンロックシードと、《白銀の果実》と呼ばれるシルバーロックシードだ。だが、この二つはすでにこの世にはない筈だったのだが……一体何故……?」
牙也「ある筈のない物が、完璧な状態でここにある?……しかも、ラウラ達の体に埋め込まれていただと?……どうなってやがる!?誰がこんな事を!?」
蝕は、やり場のない怒りに拳を握りしめ、肩を震わせていた。
シュラ「牙也、その怒りはごもっともだが、今は抑えろ。とにかく、これは私が預かる。こちらで解析してみよう、何か良い情報が掴めるかもしれ――」
楯無「動かないで」
いつの間にか赤零の首筋に、楯無のIS『ミステリアス・レイディ』の武装・蒼流旋の先端が突き付けられていた。
三人称side end
次回、IS学園の面々とオーバーロード、初めての顔合わせ。
しかし、そう易々とは受け入れられないようで――――?