IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結)   作:神羅の霊廟

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 原作より、あのライダーを引っ張ってきました。
 あとBGM付けました。
 さあ、牙也達は勝てるのか!?

 では、どうぞ!




コラボ2 異世界ニ立ツ侵食者(6)

 三人称side

 

 ある日、一夏とセシリアはアーマードライダーの特訓の為に第1アリーナを訪れていた。

 一夏「少しの間だったけど医務室で寝たきりだったから、体が鈍ってそうだね」

 セシリア「今日の特訓は軽いものにして、少しずつ感覚を取り戻していきましょう」

 一夏「鈴達とも一緒にやりたかったけどね…………」

 セシリア「仕方ないですわ。鈴さん達もやるべき事があるのですから」

 一夏「うん。でも久しぶりだなぁ、セシリアと戦うのは。クラス代表決定戦の時以来だったよね?」

 セシリア「そうですわね。あの時の一夏さんは、とても凛々しかったですわ、今でも思い出します」

 一夏「えへへ、そんなに凛々しかった?」

 セシリア「ええ、惚れ惚れいたしましたわ。あの時改めて一夏さんが好きになりましたから」

 一夏「////」カァ

 セシリア「」クスッ

 ??『反吐が出るわねぇ、貴女達を見てると』

 一・セ『!?』

 その声に二人が振り向くと、

 

 

 

 

 

 

 ??「全く、貴女達みたいな人に我らが神が負けただなんて、信じられないわ」

 

 

 

 

 

 上下を黒のライダースーツで包んだ女性が立っていた。

 

 

 三人称side end

 

 

 

 

 

 

 牙也side

 

 「………………ん…………ここは……………………?」

 俺は目が覚めると、何処かの屋敷にありそうな西洋の庭園に寝転んでいた。

 ??「…………あ、起きた」

 ん?この声…………クラックに吸い込まれる直前に聞いた声だ…………。

 俺は体を起こし、声のした方を見た。そこには、

 ??「…………大丈夫?」

 白いワンピースを着た一人の少女が、心配そうに俺を見ていた。

 「お前は…………?」

 ??「…………カンナ。それが、私の名前。そして、貴方達を呼んだのも私」

 カンナと言う少女はそう言って、近くにあった椅子に座るよう促した。俺は未だ重たい体を起こし、椅子に座った。

 カンナ「…………どうぞ」つ紅茶

 カンナは俺が座るなり、机に置いてあったティーポットから紅茶をカップに注ぎ、俺に差し出した。

 カンナ「…………大丈夫、何も入ってないから」

 俺はカップを手に取り、口に当てて少し飲んだ。が、すぐにむせてしまった。

 「ゴホッ、ケホッ、ケホッ」

 カンナ「だ、大丈夫?」アワアワ

 「ケホッ…………大丈夫だよ。実を言うと、紅茶飲めないんだよな…………」

 カンナ「……ご、ご免なさい…………」

 「いいよ、謝らなくても。知らなかったんだし」ナデナデ

 カンナ「…………はぅ////」カァ

 あら可愛い。って、そんな事してる場合じゃないや。

 「ところで、カンナだったな。何で俺達を呼んだんだ?」

 するとカンナは、ティーポットの後ろに隠すように置いてあった物を手に取り、俺に差し出した。

 「…………ロック、シード…………!?」

 カンナ「」コクリ

 それは、白く輝くロックシードであった。

 カンナ「…………これを、貴方に」

 カンナはそう言って、俺の手にそのロックシードを握らせた。

 カンナ「…………それを使って、助けて欲しい人がいるの」

 「助けて欲しい人?」

 カンナ「……そう。それは私と話がしたいときに解錠して」

 「ああ…………だが、その助けて欲しい人ってのは、一体誰なんだ?」

 カンナ「…………それは、まだ言えない。でも、それは貴方を助けてくれる。だから、持っていて」テギュッ

 すると、俺の周りの景色が段々光に包まれていった。

 カンナ「…………時間切れ、みたい…………目を覚まして。皆に、危険がーー」

 そこで俺の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 「………………ん………………ここは…………?」

 次に俺が目を覚ましたのは、学園の医務室のようだった。

 「…………戻ってきたんだな…………ん?」

 すると、右手に何かの感触かあった。俺に掛けられた布団から右手を出すと、

 「…………これ、夢の中で受け取った…………」

 カンナから受け取ったあのロックシードが握られていた。そしてその近くの机には、俺が使っている戦極ドライバーとロックシードが置かれていた。

 俺はベッドから出て机に近づき、ロックシードの内の一つを手に取った。それは、仮面ライダークライムーー神崎朧から受け取った『L-S-15』のロックシードだった。

 「……いずれは必要になる、か」

 そう呟いたその時、何処かから爆発音が聞こえた。

 「この方向…………第1アリーナだな……」

 俺はベルトとロックシードを腰に付け、いつでも変身出来るようにしてから医務室を飛び出した。

 

 

 

 牙也side end

 

 

 

 

 三人称side

 

 牙也が目覚める数十分前。第1アリーナでは、一夏とセシリアが謎の女と対峙していた。

 一夏「貴女、誰?ここに許可を得て入ってきたの?」

 セシリア「場合によっては、捕縛いたしますわ」

 ??「フン、私を捕縛だと?笑わせるな!貴様らでは、私を捕らえることなど出来はしない。何故なら…………」

 女はそこまで言って、懐から何かを取り出した。

 一夏「戦極ドライバー!?」

 セシリア「貴女、まさか…………!?」

 ??「変身」

 

 『ダークネス』

 

 一夏「黒い…………リンゴ…………!?」

 セシリア「そんな……まさか…………!?」

 

 

 『ロック・オン!』

 

 『黒!ダークネスアームズ!黄金の果実!』

 

 女の頭上から真っ黒いリンゴアームズが現れて女に被さり、黒いライドウェアが全身を包む。そしてアームズが展開され、鎧となった。

 ??「アーマードライダー邪武…………今日この日が、貴様らの命日だ…………!」

 一夏「くっ!行こう、セシリア!」

 セシリア「はい、一夏さん!」

 

 「「変身!!」」

 

 『オレンジ』

 『バナナ』

 

 『『ロック・オン!!』』

 

 『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!』

 『カモン!バナナアームズ!Knight of Spear!』

 

 一・セ『はあっ!』

 鎧武とバロンは大橙丸とバナスピアーを構えて邪武に攻撃した。が、

 邪武「甘い!」ザンッ

 一・セ『きゃあっ!?』

 邪武は左腰の無双セイバーを居合いの要領で引き抜いて二人を迎撃。さらに何処から取り出したのか、黒い大橙丸を無双セイバーと連結させてナギナタモードで攻撃してきた。

 邪武「はあっ!」ザンッ

 一夏「くっ!こいつ、強い!」

 セシリア「このままでは…………!」

 しかし邪武は二人に反撃の暇を与えない。ダーク大橙丸・ナギナタモードを振るい、鎧武とバロンに連続攻撃をかける。鎧武とバロンも、大橙丸とバナスピアーを振るって応戦するが、攻撃はいなされ、カウンターを何度もくらう。そして、

 邪武「ふんっ!」ザシュッ

 一夏「きゃあっ!」

 セシリア「一夏さん!?きゃあっ!」

 遂に鎧武とバロンの変身は解除されてしまった。

 一夏「ぐっ…………」

 セシリア「勝てる……訳がありませんわ…………!」

 邪武「…………やっと気付いたか、自分達の弱さに。その弱さを嘆きながら、二人仲良く死ぬが良い!」

 邪武はそう言って二人に近付き、ダーク大橙丸を振り上げた。

 

 

 

 

 ??「よせ!」

 邪武「?」

 邪武が声のした方を向くと、そこにはーー

 

 

 《推奨BGM eyes glazing over(仮面ライダー555挿入歌)》

 

 

 ゲネシスコア付きの戦極ドライバーを腰に付けた牙也が立っていた。

 一夏「牙也さん!」

 セシリア「目を覚まされたのですね!」

 

 

 

 牙也「変身!」

 

 『ブルーベリー』

 『ラズベリー』

 

 牙也はブルーベリーともう一つ、『L-S-15』のロックシードを解錠した。

 

 『ロック・オン!!』

 

 『ハッ!ラズベリーアームズ!破壊者・Dead・Stage!

ブルーベリーアームズ!侵食者・Hell・Stage!』

 

 牙也の周囲に展開済みのラズベリーアームズとブルーベリーアームズが出現し、牙也が纏った赤のライドウェアの上に装着された(原作のセイヴァーのアームズがそれぞれラズベリーとブルーベリーに置き換わってる感じ。勿論フェイスは蝕)。装着が終わると同時に、蝕の周囲に血のように赤い花びらが舞い散り、背中にあるこれまた血のように赤いマントがゆらりとはためく。

 新たな蝕のフォーム、『アーマードライダー蝕 ディープラズベリーアームズ』だ。一夏達も邪武も、これには動揺を隠せなかった。

 一・セ『!?』

 邪武「な…………!?貴様、何者だ!?」

 牙也「…………テメエなんぞに名乗るほど、俺は馬鹿じゃない」

 蝕は紫炎を構えて邪武に攻撃した。動揺の大きかった邪武は、これを避けることが出来ない。

 牙也「ダアッ!」ザンッ

 邪武「ぐあっ!?」

 斬撃を受けた邪武は大きく怯む。牙也はさらに薙刀『緋炎』を振るって邪武に追撃した。そして紫炎も同時に振るい、邪武に反撃の暇を与えない。

 邪武「ぐっ、があっ!?くそっ!こんなはずdーー《ガシッ》ぐっ!?」

 さらに牙也は邪武の首を掴んでアリーナの壁に叩き付け、投げ飛ばした。そして満身創痍の邪武に、止めと言わんばかりに蹴りを加えた。

 邪武「ぐあああああっ!くそっ!」

 邪武はフラフラと立ち上がった。そして自身の背後になんとクラックを開いた。

 邪武「ぐっ、今回は見逃してやる!だが、いつか貴様らを殺す!覚えていろ!」

 そう吐き捨てて、邪武はクラックに飛び込んだ。するとクラックは閉じ、消えてしまった。

 牙也「…………ちっ、逃がしたかよ…………」

 牙也はそう悪態をついて変身を解除した。ちょうどそこに、他のメンバーが駆け付けた。

 シュラ「牙也!起きていたのか!」

 牙也「ああ、なんとかな。ちょっと敵と交戦してたが、逃げられた。野郎、クラックを開いて逃げやがったんだ」

 シュラ「クラックを…………!?」

 凌馬「インベスかい?」

 一夏「いえ、アーマードライダーでした。黒いリンゴのロックシードを使って…………」

 凌馬「黒いリンゴ!?まずいな…………」

 千冬「凌馬、お前はそれを知っているのか?」

 凌馬「多分それは『ダークネスロックシード』。黄金の果実の成れの果てだ。ゴールデンと同等かそれ以上のスペックを持っている、危険なロックシードだよ」

 セシリア「あのアーマードライダーは、私達を殺す気でした。牙也さんが来てくれなかったら、今頃は…………」

 シュラ「戦極凌馬よ。どうする?」

 凌馬「取り敢えず、三人から話を聞こう。対策を立てなければ」

 

 IS学園に、また闇が訪れようとしていた…………。

 

 

 

 三人称side end

 

 

 




 次回、対邪武の対策会議。そして、カンナの真意が明らかにーー

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