IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結)   作:神羅の霊廟

44 / 174

 はあ……はあ……や、やっと書けた……。ネタが出てこないって、本当に大変ですよ。取り敢えず思い付いたネタで何とか書きました。
 コラボ第3段、第4話、始まります!




コラボ3 果実ノ勇士ト煉獄ノ使徒(4)

 

 三人称side

 

 レオンvsヘレナ

 

 箒も夏煉も、マスガンドとガンガンセイバーを構えて互いの動きを注視していた。初めて戦う相手故、戦法や能力といった情報が全く無く、下手に動けば敵の思うつぼである。そこら辺が分かっているあたり、二人とも相当な手練れと言えるだろう。

 夏煉「あの……」

 先に口を開いたのは、夏煉だった。

 箒「何だ?」

 夏煉「牙也さんでしたよね、さっき陽太義兄さんを引き摺っていったの」

 箒「ああ。それが?」

 夏煉「牙也さんって、いつもあんな感じなんですか?」

 箒「いや、今回が特殊なんだ。流石にいつもはあそこまでなる事はない」

 夏煉「良かった……いつもあんな感じなんじゃないかって思うと、ちょっと怖くて……」

 箒「まあそうだろうな。私も初めてキレた牙也を見た時は、身震いが止まらなかったからな……」

 夏煉「あ、あはは……」

 箒「だが、あれでも長年アーマードライダーとして戦ってきた猛者だ。お前の義兄でも、苦労するんじゃないか?」

 夏煉「いえ、負けませんよ。陽太義兄さんは」

 箒「……信じているから、か?」

 夏煉「そうです。そう簡単には陽太義兄さんは負けないって、信じてますから」

 箒「……義姉弟の仲が良いのは、良い事だな」

 夏煉「?」

 箒「ああ、こちらの話だ。だが、私とてそう簡単には負けるつもりはないぞ」

 夏煉「ええ、私も目的の為、負けられません!」

 箒「ならば……」

 

 

 箒「大切な力を守る為、」

 夏煉「私達の目的の為、」

 

 

 

 箒・夏『参る(ります)!』ダッ

 

 ガキインッ!

 

 互いの得物がぶつかり合う。実力は拮抗しているのか、どちらも押し負ける素振りは見せない。互いの得物を打ち合い、斬り合い、鍔迫り合い、互角の戦いを見せる。

 箒「成る程、只者ではないとは感づいていたが……これは少しも気を抜けないな!」

 夏煉「そちらこそ、相当な手練れですね!ですが、負けません!」

 焔『夏煉、早く私達も戦わせてくれないか?皆戦いたくてウズウズしてるんだ』

 夏煉「焔……うん、分かった。それじゃ、早速いくよ!」

 箒「?」

 夏煉は懐から別の赤と黒の眼魂を取り出し、横のスイッチを押した。そしてゴーストドライバーのバックルを開き、ヘレナ眼魂と交換した。バックルを閉じると、ドライバーから別のパーカーが現れた。それは赤いラインの入ったセーラー服で、フードには白い髪止めとポニーテールのようなモノが付き、肩と背中に合わせて七本の刀があった。

 

 『アーイ!バッチリミトケー!バッチリミトケー!』

 

 待機音が流れ、夏煉は再びレバーを引いて押し込む。

 

 『カイガン!ホムラ!目指せ最強!迸る六爪!』

 

 パーカーが被さると、何も書かれていない顔には、六本の刀を模した顔が描かれた。夏煉は肩の刀を抜いて片手に三本ずつ持ち、箒に向けた。

 夏煉「私達の結束、そう簡単には破れません!」

 焔『いざ!紅蓮の如く舞い散れ!』

 箒「面白い……ならば、それに答えねばな!」

 

 『ホオズキ』

 

 『ロック・オン!』

 

 『ハイー!ホオズキアームズ!爆炎・ボーボーボー!』

 

 箒はホオズキアームズにフォームチェンジして、炎刀鬼灯丸と無双セイバーを構えた。

 

 箒「その熱き心に、私も全力で答えさせてもらう!」

 夏煉「私も、貴女の心、全力で受け止めます!」

 

 熱き炎が、ぶつかり合う。

 

 

 

 

 

 白夜vs煉王

 

 千冬「しかし、見た事のないベルトだな。アーマードライダーとはまた違う異質の力を感じる……」

 薫「そう?あたしはそっちのベルトの方が珍しいと思うけどね。それ、戦極ドライバーとは違うの?」

 千冬「これは【ゲネシスドライバー】だ。ロックシードには二種類あってな、これはエナジーロックシードを使う為のベルトだ」

 薫「じゃああの二人は戦極ドライバー使ってるから、普通のロックシードしか使えないんだね」

 千冬「いや、そうでもない」

 薫「?」

 千冬「エナジーロックシードを戦極ドライバーで使う方法がある。まあ教えんがな」

 薫「えー!?教えてくれたって良いじゃないの、おばさん!」

 千冬「おばっ……!?」イラッ

 薫「えー?だって見た目からして30から40くらいに見えるよ?どう考えてもおばさんじゃない」

 千冬「……私はこれでも<ピー>歳なのだが……」イライラ

 薫「うっそー!?信じらんない!明らかにサバ読んでるでしょ!どう見てもおばさんにしか見えないって!」

 千冬「」ピクピク

 薫「嘘はつける範囲でつく物だよ!?素直に認めなよ、サバ読んだって!」

 千冬「(#゚Д゚)」ブチッ

 

 その瞬間、薫の周囲ギリギリにソニックアローの矢の雨が降ってきた。

 薫「」ヘ?

 千冬「ほほう……それ程に私を馬鹿にしたいか、小娘よ……ならば、存分に私を馬鹿にするが良い……その分、貴様の命が危うくなるだけだがな……」ゴゴゴゴゴ

 薫(し、しまったぁぁぁぁ!この人も怒らせちゃ駄目な人だったぁぁぁぁぁ!)ガクブル

 だが、時既に遅し。千冬は薫に向けてソニックアローから矢を連射した。

 薫「ちょおおおおおおお!?」

 薫は慌ててベルトに付けた武装【レンガッシャー】をソードモードにして矢を切り裂く。

 薫「ちょ、おbーーじゃなかった、お姉さん!容赦無さすぎじゃない!?」

 千冬「……貴様が馬鹿にしなければもう少し抑えていたのだがな……あれだけ散々に馬鹿にされたら、黙ってはおれんのでな……」ゴゴゴゴゴ

 薫(ヒ、ヒイイイイイイ!?怒ってらっしゃる!怒髪天になって怒ってらっしゃる!ついついからかいすぎちゃった!誰か助けてー!?)

 そんな薫の心の叫びなど、届くはずもなくーー

 千冬「ほら、どうした?その程度か?」ゴゴゴゴゴ

 千冬は矢を次々射て、薫に攻撃の隙を与えない。

 薫(ええい、こうなったら自力でどうにかするしかない!)

 

 こっちの方がカオスであった。

 

 

 

 

 

 蝕vs隷汽

 

 牙也「……さて、何か申し開きはあるか?」ゴゴゴゴゴ

 鬼崎「」ガクブルガクブル

 牙也は学園近くの海岸に鬼崎を引き摺って来た。そしてその場に鬼崎を正座させ、殺気のこもった目で睨み付ける。

 牙也「まあ別にお前があの戦闘員達を呼び出したのは特に何も言わない事にしよう。だがーー」

 鬼崎「」ビクッ

 牙也「……俺にばかり戦闘員が集まってきたのはどういうわけだ?流石にあればかりは、お前らの作為を感じたぞ……」ゴゴゴゴゴ

 鬼崎「あ、はい……すみませんその通りです。作為的に集中させました。召喚した戦闘員を次々倒してたので、ついつい……」

 牙也「……はあ。もういいよ」ガクー

 鬼崎「え?」

 牙也「なんつーか、もう面倒臭いから。さっさとお前の用件とやらを確認したいからな。それで?お前らは何でこれを必要としてるんだ?」

 鬼崎「え、あ、はい。僕達は仕えている主に頼まれて、ブルーベリーをはじめとしたロックシードを採りに来たんです。それでここに目的のロックシードがある事を突き止めて、ここに来たんです。そしてーー」

 牙也「俺らがそれを使ってたから、貰っちゃおうと考えた、と」

 鬼崎「はい。ちなみにロックシードですが、主がそれを元にして何か作ろうとしてるんじゃないか、と僕は見てます」

 牙也「……一つ聞くが、お前の主とやらは、世界征服とか企んでる訳じゃねえだろうな?」

 鬼崎「そ、そんな事はありません!主はそのような馬鹿な事を考えるお方ではありません!」

 牙也「……ふむ。その必死な弁明から察するに、間違いは無さそうだな……」

 牙也は少し考えを巡らせ、鬼崎に聞いた。

 牙也「……もしこれを手に入れたとして、これを絶対に悪事に利用しないと約束出来るか?」

 鬼崎「……はい。主は少しでも世界の為に貢献しようと考えていらっしゃるお方です。それだけは信じて頂きたい」

 牙也「……」

 返答を聞いた牙也は、暫し思考していたが、

 牙也「……分かった。シュラに頼んで、ヘルヘイムの森への道を開いてもらうようにしてもらおう」

 鬼崎「あ、ありがとうございます!これで役目を果たせます!」

 牙也「ただし!その際には、俺達も一緒についていくからな」ビシッ

 鬼崎「何故ですか?」

 牙也「理由は三つある。まず第一に、ヘルヘイムの森に入る為の入り口だ。これを俺らはクラックと呼んでいるが、これは時間が経つと勝手に閉じてしまう。すると、ヘルヘイムの森から出られなくなるからな。他のクラックを見つけたとしても、同じ場所に繋がっているとは限らない。下手すれば、潜り抜けた先が海の上でした、なんて事もある」

 鬼崎「……あったんですか?」

 牙也「……あったんだよ」

 実際、牙也がシュラと初めて会った時はシュラに脱出の為のクラックを開いてもらったが、脱出した先が何故か海の上だった。そのまま漂流して、たまたま通りかかった漁船に助けられたのは、牙也にとって忌々しいながらも懐かしい記憶である。

 牙也「んで第二に、ただヘルヘイムの果実を手に取ったところで、ロックシードに変化する訳じゃない。戦極ドライバーかゲネシスドライバーを装着した状態でヘルヘイムの果実に触れなきゃならない。つまり、ロックシードを手に入れる為には、俺らが不可欠なんだ」

 鬼崎「成る程……」

 牙也「それと後もう一つ。目的のロックシードをピンポイントで手に入れたいからだ」

 鬼崎「?」

 牙也「ヘルヘイムの森は凄まじく広い。その中から目的のロックシードを探し出すのは骨が折れるんだ。単に果実を手に取ったとしても、目的の物になるとは限らないからな」

 鬼崎「そうですか……そこまでは知りませんでした。是非ともお願いします」

 牙也「ああ。さて、話はこれくらいにしてーー」スッ

 牙也は紫炎を構えた。

 鬼崎「?」

 牙也「おいおい、俺の実力が見たいと言ってたのはお前だろ?」

 鬼崎「おっと、そうでした。ではーー」

 鬼崎も隷汽ガントレットを構えた。

 

 

 鬼崎「参ります!」

 牙也「行くぞ!」

 

 意外となんとかなった。

 

 

 

 

 

 学園の医務室。ここのベッドには、夏煉に散々に叩きのめされた春輝が寝転んでいた。

 春輝(くそっ!あんなガキにこの天才の僕が負けるだなんて……屈辱だよ!僕にもあの力が……アーマードライダーの力があれば……!)

 そう考えつつ外を見ていると、春輝はあるものを見つけた。

 春輝(あれは……!)

 それを見た春輝は、狂ったような笑みを見せた。

 

 

 

 三人称side end

 

 

 

 





 さて、春輝は一体何を見つけたのかーー?

 牙也達の戦いは、まだまだ続きます!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。