「オイオイ、お前何者だよ。」
未元物質こと垣根帝督は驚いていた。
手加減をしているとしても、彼の翼は未元物質製なので、鋼鉄より堅く、竹のように撓る。
だが彼は、その翼を紙のように貫き、炎が出ないようにしても今度は水を出してくる。
それをしている張本人は
「オラァ、もっともっと本気を出してみろよ。」と挑発してくる。
「クソ、手が自由だったら。」
垣根は苛立ちながら呟いた。
それを聞いて
「言い訳も第二位だな(笑)」
と侮辱すると
「よほど愉快な死体になりたいと「ビューン。」は!」
垣根は邪魔に入ってきたほうを見た。
そこにいたのは、学園都市の第四位だった。
「足止めご苦労。あとは、私たちがやるから帰った帰った。」
「解ったよ。じゃあね。」
イラだっている第二位に背を向けて全力で逃げた。
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ここは、とあるアパートの一室
「ほれ、私は一人倒したぞ。輝樹」
ここに居るのは黒夜と絶対槍イヤ、遠峰輝樹である。
彼らは、暗部「アイテム」にその場を任すと駄々をこねる黒夜を連れて速攻で離脱した。
そんな時にもしっかり倒した相手の遺品を持って帰って自慢してきたのである。
まあ、今回の麦野は彼との戦いでイラついていた垣根に、フルボッコにされて、
さらに誰一人倒すことができずに半端なくイラついているのだが
それも別の話である。
「お前は一回絹旗と仲直りしろよ、な。」
「お前ェに人の関係に口だそうとすンなよォ。」
本気の殺気を向けてきたので
「ゴメン、ゴメン。」
と謝るといささか機嫌がよくなった。
黒夜はきになっていた事があったので聞いた。
「第二位はどんなのだった?」
「メルヘン。」
黒夜の問いかけにそう即答した彼は面白かったかのように嬉々とした顔をしていた。
「それ面白いのか?」
「ああ、だってあそこまで強かったんだぜ。そりゃァ愉しンじまうだろうがァ。」
「おい、遠峰、口調がおかしくなってきているぞ。」
駆動鎧のメンテナンスをしていたシルバークロースが戻ってきていた。
「にしても、もう帰ってきて良かったのか?」
そうである。まだ、任務があるかもしれないからである。
「「いや、仕事あってからでもよくね。」」
適当である。
「だめだろ!!お前らは良くても、それじゃ報酬が減るんだよ。」
この男、シルバークロースは金のため頑張っているようである。
「どうでもいいものはどうでもいいんだよ。」
などと皆で喋っていると。
「prrr」
遠峰の携帯が鳴った。
イラッ ガチャ
「うるせー。」
ガチャ
「何してるんだよ!!」
シルバークロースが電話をきったことに対してキレた。
「それ、仕事ようの携帯だろうが!!お前仕事断ってんじゃねーよ!!」
「面倒だったんだゴメンゴ。」
本気でシルバークロースがキレかけたところで
「prrrrrrr」
また携帯が鳴った。
「今度はちゃんと答えろよ。」
ガチャ
「ハイ。」
「ブロックが少年院に向かった。なんとか被害を少なくしろ。」
「ラジャー。」
ガチャ
輝樹は皆に向けて言った。
「仕事だ。」
次は「ブロック」との対決です。
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