柊四四八の人理修復   作:雨着

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たまには王道回帰も悪くない。


柊四四八の人理修復

 炎と血と荒廃が全てを塗りつぶしたかのような世界。

 そんな中で、彼―――藤丸立香は思う。

 

 このままではまずい、と。

 

 死がそこら中に転がっているかのような状況下で、彼は自分を先輩と呼んでくれる少女マシュ・キリエライトと自らの上司であるオルガマリーとで戦闘を行っていた。

 相手は過去の英霊、サーヴァントと呼ばれる存在。

 彼らは一騎当千。普通の人間は勿論、魔術師と呼ばれる者達でさえ歯が立たない。自分は魔術の毛も生えていない素人同然、上司であるオルガマリーは魔術に精通しているらしいが、しかしそれも相手がサーヴァントとなれば意味を成さない。

 唯一対抗できたのが、ここに来る直前の事故によってデミサーヴァントとなったマシュのみ。

 しかし、そのマシュもデミサーヴァントとなったばかり。相手が骨人間(スケルトン)等の下級相手ならいざ知らず、本物のサーヴァントとなれば圧倒されるのは当然だ。

 まして彼女は実戦経験はないという。逆に今の今までよく耐えているというべきだろう。

 身の丈以上もある巨大な盾。それを上手く使い回しながら敵の攻撃を必死に抑えている。飛んでくる無数の刃を自分達にいかないよう全力で応戦しているのだ。

 

 なんとかしなくては。

 

 防御だけなら何とかなっている。だが、攻撃をしかけなければ相手に勝つことはできない。ならば逃走はどうだろうか? 無理だ。そんな隙を見逃してくれる程、相手も甘くなく、そして弱くもなかった。

 先程から飛んでくる短剣の数々。その一本一本が徐々にマシュの死角から放たれてくる。恐らくこちらの動きを見定めているのだろう。どこを攻撃すればいいのか、どこが弱点なのか。今はそれを見極めているからこそ、マシュは互角に渡り合っている。そういう風に見えるのだ。

 これがもし、相手が本気になってしまえば、マシュ一人ならともかく、自分達を庇いきることは難しくなるだろう。

 殺されるのは時間の問題。自分達の力ではどうすることもできない。

 ならば諦めるのか?

 折角今まで頑張ってくれた後輩の努力を、勇気を、無駄にして? 自分はあっさりと死を受け入れる?

 否、絶対に否だ。

 そんなことは何があっても認めない。

 現状、確実なことは自分達三人だけでは目の前の敵には敵わない。それは受け入れなければならい事実だ。そこを覆すことはできない。

 ならば、

 自分達以外の者を呼ぶしかない。

 つまり、英霊召喚。

 

「バカじゃないの!? こんな状況で英霊召喚ができるわけないでしょう!? サークルの設置は簡単にできることじゃない!! ましてここはレイラインでもなければ、英霊召喚に必要な魔力もないのよ!! もし仮に、万が一にでも召喚できたとしても、どんな英霊が来るのか見当もつかないわ!! どう考えても無理、不可能よ!!」

 

 無理? 不可能? だからどうした。

 無理ならそれを通すまで。

 不可能ならそれを可能にするまで。

 これは素人だからこその考えなのかもしれない。自分よりも魔術に詳しいマリーが出来ないと言っているのだから。

 だが、それでも実行しなければこの状況は覆せない。

 

「……ああ、もう分かったわ!! サークル設置の準備は何とかしてあげる!! 魔力も私の分を貴方に回してあげるからそれで召喚しなさい!! ただし、サークル設置はマシュが持ってる盾が必要不可欠よ。準備出来次第、タイミングを見てあのサーヴァントを押し返す。その隙にサークルを作成、英霊を召喚する。分かった!?」

 

 了解です、という言葉と同時にマリーは準備に取り掛かる。やけっぱちのような声音と文句をぶつぶつと言いつつも、彼女は自分の仕事をこなしていく。

 ならば、自分もやるべきことをやるのみ。

 目の前にいる紫髪の少女。その苦悶する表情を見ながら、けれどもまだだと心の中で呟きながら待つ。

 刃が盾の隙間に入り込み、マシュの身体を傷つける。

 

「だい、じょうぶ、です……」

 

 こちらの心配を察してか、そんな言葉を呟く。

 身体のあちこちから血を流し、息を切らせ、動きも先程よりも鈍くなっている。疲労が身体に表れているのだろう。

 自分を助け、命懸けで戦っている女の子に対し、けれども立香は何もできない自分に怒りを覚えながら拳を握る。

 そして。

 

「―――よし、藤丸!!」

 

 マリーの合図と共に、立香は強く念じると左手の令呪が輝き出す。

 令呪。それは自らのサーヴァントに強制的な命令を下すもの。これによって命じられたサーヴァントは一時的に奇跡すら起こすことができる。

 

―――令呪を以って命じる。敵サーヴァントを退けろ!!

 

 令呪から流れた魔力がマシュを包み込む。その全てを盾に集中させ、マシュは敵サーヴァントに体当たりをぶちかます。令呪による特攻は流石のサーヴァントも防ぎようがなく、そのまま直撃し、十数メートル先まで吹き飛んでいった。

 しかし、それで喜ぶわけにはいかない。今の一擊は直撃だったが、しかし致命傷には程遠い。すぐさま反撃をしてくるに違いない。

 そうなる前に、だ。

 

―――マシュッ!!

 

「はいっ!!」

 

 立香の声と共にマシュはマリーが準備した場所へと駆け寄ってくる。そして、そのまま地面に盾を置くと青白い陣が出現し、サークルが起動した。

 これで後は英霊を召喚するだけ―――

 

「っ、藤丸!!」

「先輩っ!!」

 

 マリーとマシュの声音、そして後ろから感じる殺気に立香は理解する。既に彼の背後にサーヴァントの刃が迫っていることに。

 マシュの盾はサークル設置に使用しており、故に彼女は盾が使えない。よって彼女がサーヴァントの攻撃を防ぐのは不可能。

 ならば回避か? いいや、ここで回避するわけにはいかない。折角作ったサークルが壊されしまうのは目に見えている。

 ならば。

 ならば、だ。

 やることは一つのみ。

 

「来てくれ、俺のサーヴァントッ!!」

 

 サークルが回り出す。光が爆発的に膨れ上がり、揺らぎ、それはまるで天まで届くかのような柱となす。

 そして、光が収束しようとした刹那。

 立香の首筋に鋭い刃が振り下ろされた。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 

 目前に神話が迫っていた。

 

 それは比喩ではなく、厳然たる事実。

 狼が槍を飲み込み、蛇と雷神が相討ちとなり、魔犬と戦神、巨人と光、女神が黒に焼き尽くされる。

 本来、敵対することなど有り得ない、関係性すら持ち合わせないはずであった神々。それを相対させ、争わせ、殺し合わせる。そこから生じるエネルギーは最早計測不可能。

 そもそも一柱の神ですら、凄まじい猛威を振るうというのに、それを何百、何千、何万と同時に召喚されればそれは世界の破滅と意味する。

 キリスト、イスラム、ヒンドゥー、ギリシャ、マヤ、エジプト、バビロニア、その他世界中のありとあらゆる神々の大戦争。 

 この先にあるものはただ一つ。

 神々の戦いから生じる力場に飲まれ、何も残らず、誰も残らない黄昏となるだけ。

 敢えて名をつけるとするのならば――――。

 

「おまえの愛を俺に見せろォ―――神々の黄昏(ラグナロォォォク)ッッ!」

 

 男の叫びは全身全霊そのものだった。

 今ここに顕象している神々の最終戦争は、しかしてもはや原典の規格を既に超えてしまっている。当然だ。既に登場(キャラ)は北欧に留まらない。全ての神、全ての神話がここに集結しているのだ。

 故にデタラメ、故にどうにもできない。

 ならば逃げるか? それは無意味だ。確かにこの黄昏は発動しているものの、未だ放たれてはいない。要はマグマのそれと同じ。噴火はしているものの、火口から射出されていないのだ。故に時間はまだある。けれども、結局のところそれだけだ。これは世界中の神の戦争。ありとあらゆる場所の神々が集っているのだ。ならば、どこへ逃げたとしてもその範囲から逃れることはできはしない。

 

 これぞ魔王の一擊。

 人を愛し、人の未来を信じたい男の意志。

 どうしようもなく馬鹿で、けれどもどうしようもなく真っ直ぐな願い。

 

 これに対抗するにはどうすべきか。

 簡単だ。こちらも同じような力を使えばいい。

 無論、ただではすまない。本来、目の前で起こっていることは奇跡に等しい。それを同じように顕象させようというのだ。よくて廃人、普通ならば死だ。

 それでも目の前を男を倒すにはその選択肢しかない。

 

 だが、青年・柊四四八は言うのだ。そんなものはお断りだ、と。

 

 それは廃人になるのが恐ろしいから、死ぬのが嫌だからなどという理由からではない。

 そんなものでは、男を倒せないないと理解していたのだ。

 男――――甘粕正彦は前人未踏の邯鄲を制覇した者。

 そして人類初の盧生となり、今ではその枠組みからすら飛び抜けてしまっている。

 一方の自分達はどうか。

 確かに苦戦という苦戦、試練という試練を乗り越えてきた。しかし、それらは全て後追い。意味が無かったとは絶対に言わないが、しかしそこには確かなゴールが存在していたのだ。

 故に最初、たった一人で、絵空事としか思えないような夢に命を懸けた彼の勇気は凄まじいものであることは語るまでもない。現状のままで、四四八にそれを超えることは不可能だ。何故なら、どんな手段を取っても二番煎じになってしまうのだから。

 ならばこそ、甘粕に勝つとするのなら。

 

「おまえに勇気を見せつけるには、お前が絶対ができないこと……!!」

 

 そして。

 

「かつ、おまえと同じく史上初の道を踏破すること」

 

 神々の猛威の中、肉が爆ぜ、骨は砕け、魂が粉微塵に崩れていく。

 激痛が、死が、恐怖が四四八の全身を襲う。

 当然だ。何故ならば――――。

 

「夢に頼っている限り、おまえの勇気は越えられないッ!!」

 

 今の彼は正真正銘、嘘偽りなくただの人間。

 夢という力、その根源たる阿頼耶とのリンクを切った上で生身の身体で特攻しているのだ。

 

「―――っ」

 

 四四八の行為を理解した甘粕。その動揺が神威の波から伝わる。

 あの甘粕が、あの馬鹿が、驚くのも無理はないだろう。

 何故ならそれは神々の黄昏を引き起こす以上に馬鹿げた行為なのだから。

 盧生が邯鄲を攻略した際、与えられる権限は二つ。夢を現実に持ち帰ること。そして夢を夢のままで封じること。四四八がしていることはまさに後者だ。

 本来なら夢を夢のままに封じる、というのは眷属に対して使われるものであり、当の盧生が使うなど前代未聞。当然だ。なぜならそれは大前提を否定していることに他ならない。

 甘粕は己の野望のために夢を求めた。そして四四八もそれに対抗するため夢を求めた。

 生身の人間では不可能だから、と。

 夢を使わなければ、同じ盧生にならなければ打倒はできない、と。

 それは当然の帰結。絶対的な真理。だらこそ、盧生は夢を捨てられない。

 万単位の歴史統合。

 階層事に発生する死の試練。

 かつ、ループ回数分それが襲い来る難易度。

 その果に得られる阿頼耶という超越との接触、理解、同調の恩恵。

 

 だからこそ、生半可な覚悟ではない。

 それらの努力の結晶を捨てることなど普通はできない。できるわけがない。四四八自身も努力家を自称する人間だからこそ、そのあたりはよく理解している。

 

 初めから放り捨てること前提で得られるものなど、何もないのだ。

 たとえそれが、何かの間違いで巻き込まれたことが始まりだったとしても。

 それを捨てることは簡単にはできない。

 

 故に、だからこその前人未踏。

 

 一歩一歩、小さく、けれども確実に近づきながら彼は言うのだ。

 

「実際やらかせば、おまえでもびびるだろ甘粕ゥゥッ!!」

 

 叫び、そして全力を込めて駆け抜ける。

 

「盧生は夢を体験し、かつその果に悟る者―――。

 彼が得たものは人生の無常、真理、そしてそれに立ち向かう勇気。

 すなわち無形の輝きであり、その誇りこそが強さッ!」

 

 目に見える地位、財産、能力……そんな分かり易いものを、しかして彼は何一つ持ち帰らなかった。

 

「理解しろ甘粕――現実にない(ユメ)を持ち帰らなければ大儀を成せないと思っていた時点でおまえは弱い!」

 

 たとえたった一人で夢の神格に匹敵するほど強い意志を得ていても。

 たとえ自分の夢のためにどんな試練を乗り越える決意と覚悟を持っていたとしても。

 

 ならばこそ、こんな(ちから)は不要だと悟れなかった、自分の強さを信じられなかったことが甘粕正彦の弱さなのだ。

 

「世の行く末を憂うなら、自分の力でどうにかしてみろォォッ!」

 

 ここに踏み込んだ最後の一歩。

 同時に揮った一撃が、真なる前人未踏を成していた。

 これぞ、柊四四八が見つけた悟り。

 大儀を成すのは現実の意志。夢から持ち帰るのが許されるのは、そのための誇りだけ。

 その在り方に、その答えに、光の魔王は納得した。

 

「ならばよし。悔いもなし! 認めよう、俺の負けだ」

 俺の宝と、未来をどうか守ってくれ。

 おまえにならすべてを託せる。万歳、万歳、おおおぉぉォッ、万歳ァィ!」

 

 

 

 魔王の豪笑と共にこうして舞台は幕を閉じる。

 歴史に刻まれることもなく、誰にも語られることのない物語。

 そして、だからこそ思うのだ。

 それを『自分』が見た理由が何なのか。

 柊四四八は甘粕正彦に勝利した。しかし、それは彼が盧生だったからとか、特別な力を持っていたから、というわけではない。

 彼は甘粕に伝えたのだ。大儀を成すのなら、自分の力でどうにかしてみせろ、と。

 故に彼はその姿勢を見せ、盧生の力を捨てたのだ。

 

 だからこそ――――。

 

『だからこそ、俺は彼の召喚に応じることはできない』

 

 不意に聞こえてくるのは知らない、けれどもよく知った青年の声。

 

『俺は盧生の力を捨てた身だ。それが俺の導き出した答えであり、悟り。それを覆すことはできない。それは、自分の悟りを否定することだからな』

 

 故に。

 

『これは俺の我が儘だ。君にとってみれば傍迷惑もいいところだろう。だが、それを承知で聞かせてもらう。

 もしも、君が彼の力になりたいと思うのなら。

 もしも、君が彼を救いたいと心から願うのなら。

 俺の代役をやる勇気はあるか?』

 

 それは。

 それはあまりにも重い大役だった。

 自分はただの人間だ。戦場に趣いたことも無ければ、命を懸けて戦ったこともない。そんな人間が目の前の英雄の代理など務まるとは到底思えない。

 

 しかし、だ。

 

 一方で自分は思う。このまま彼を見捨ててもいいのか、と。

 必死になって生きようとしている人間を、後輩を守らんとするために懸命になっている少年を、このまま何もせずにただじっとしている……それでいいのか?

 否だ。

 そんなものは断じて否だ。

 

『そうか……これから始まるのは長い長い旅だ。彼らにとってもそうだが、君にとっても多くの出会いがあるだろう。そこで学び、出会い、そして成長して欲しい。それが俺の願いだ』

 

 故に。

 

『さぁ行け。まず手始めに、己の主を救ってこい―――!!』

 

 後押しされるかのような声音と共に、足を踏み出す。

 重く、辛く、けれども自分で選んだ道を進むがために。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 最初に聞こえてきたのは何かが殴り飛ばされるという鈍い音。次いで耳に入るのは殴られた者がそのまま後ろまで吹っ飛ばされ地面に叩きつけられた衝撃。

 必殺の凶刃は確かに立香の首元まで迫っていた。あと数ミリ、皮一枚というところまできていたというのに、彼は今もこうして息をし、思考している。

 何が起こったのか……それを考える前に『彼』は口を開いた。

 

「全く……召喚早々これか。ひどい状況だな」

 

 そこにいたのは眼鏡を掛けた青年。

 教科書等で見たところのある昔の日本軍の軍服に身を包み、一方で両手には仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字の文字が刻まれたトンファー。

 年齢は立香とそう違わない、けれどもその身に纏う空気は明らかに常人のそれではなかった。

 

「だが……いやだからこそ、か。よくここまで頑張ったな。後は俺に任せろ」

 

 今まで踏ん張って耐えてきた自分達への賛辞。そしてもう安心しろと言わんばかりの口調。その言葉一つ一つに何故だか立香は安心感を覚える。

 けれども一方でどうしても思ってしまうことがある。

 

―――貴方は一体、誰なんだ?

 

 ぶしつけな、けれども自然な疑問。

 そんな疑問に青年は笑みを浮かべて答えた。

 

「サーヴァント・キャスター、柊四四八。召喚に応じ参上した。絶対に諦めないというお前の願い、お前の想い、確かに聞き届けた。……それじゃあ早速だが、指示を頼む。マスター」

 

 こうして彼らは出会う。

 これは一人の少年、一人の少女、そして一人の青年の旅路の始まりであった。




相変わらずの一発ネタ。
最近思うのが、どこぞの魔王は色々とクロスオーバーに出てますが、四四八はあまり出ていない、というのが自分の印象。まぁ魔王の方が正直キャラが立ってて性格的にもクロスオーバーさせやすい、というのもあるでしょうが……。
でも、四四八もFGOに関わらせると面白いと思うんですよ、先生とかそういうポジション的な感じで。
結果、カルデアに来る自由奔放なサーヴァント達によってストレスでハゲるかもしれませんがww
まぁ今回の四四八は本人であって本人じゃないみたいな感じなんで。どういうことかは後で載せる設定資料とかで確認ください。

PS

続き? 無論書きませんよ。一発ネタなんで。
……本当ですよ?
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