とある研究所―――――――――
二人の男が何やら話し合っている。
かたや椅子に座りながら、かたや壁に背を持たれながら。
「本当にいいのかい?」
「あぁ」
「後悔は――ないんだね?」
「無論だ」
「そうか、にしても君が私を手伝ってくれるとは思わなかったよ、なにせ私は君をそうしてしまった人間の一人だ」
椅子に座っている男はそう言いながら男の
その表情からは後悔の念が少し見えた。
「そんなことはない、むしろお前は恩人だ」
男は機械でできた腕を触りながらも笑いながら話しかける。
男のその言葉に理解ができなかったのか男は問い返した。
「恩人?私がかい?」
「そうだ、お前は俺の間違いを教えてくれた」
「間違い?」
「あぁ、俺は今まであんなものを守るために今まで頑張ってきたかと思うと今にも反吐が出る」
男の顔からは嫌悪感しか見られない。
「しかし私も君から大切なものを奪った人間だ」
椅子に座っている男の目線は立っている男の胸の中心に位置するところに向かっていた。
男は胸のあたりを触りながら「これのことか?」と答えた。
「こんなものは気にするなもう役に立たなくなっていたものだし、代わりのものも手に入った、それにお前は俺にちゃんと腕を
歯ぎしりをしながら言う男に椅子に座っている男は笑いながら「そうだったね」とかえした。
「それにしても代わりのもの?それは初耳だね、そんな話は聞いてなかったが」
「制御が効かなくてな、今日の今日まで訓練の毎日だったさ」
「まで、ということはもう使えるのかい?」
「あぁ、まだ不安定なところはあるが問題はない、おいおい修正できる」
「そうか」
「それにお前のしようとしていることと俺のしようとしていることは目的は違おうと過程と結果の一部は同じだ、お互いに利用したいてはないだろう?」
「それはそうだが利用、という言葉はやめてくれないかい?」
椅子に座っている男はそう言いながら立ち上がると男の目の前まで歩き出す。
その言葉を聞いた男は目を丸くしながら立ち上がった男に目を合わせていた。
「お前がそう言うなんて珍しいな、利用でないなら何と言うんだ?」
「これでも私は君のことを友人だと思っているのでね、協力と言わせてもらうよ」
「友人?俺とお前が?」
「おや、ダメだったかい?」
「友人……友人?俺がこいつと?………………………ハハッ!アッハッハハハハハハハ!」
立った男のその言葉を皮切りに相手の男は急に大笑いをしだした。
「そこまで笑わなくてもいいだろうに」
「ハハハハハ!……はぁ!いや~悪い悪い!急に変なこと言い出すから思わずな。」
「私でも心は傷つくんだそう言う言葉はやめてほしいものだよ」
「今更何言ってんだよそれに俺とあんたの関係は共犯者、だろ」
「共犯者、か。まぁそれでもいいよすることは変わりないしね」
「違いない」
そう言うと二人はそろって黒い笑みを浮かべていた。
しかし片方の男が表情を真剣なものにするともう片方も釣られて表情を変える。
「もう一度聞くが本当にやるんだね?」
「何度も聞くな俺がやることは変わらん」
男ははぁっとため息を着くとあるものを手に取り男に渡す。
「これは?」
「正体だけでも隠すといい、それをつけるだけでも印象はかなり変わる」
男が渡したものは仮面だった。
仮面を受け取った男は小さく笑みを浮かべると「仮面にいい思い出はないんだがな」と呟いた。
その言葉を聞いた男は肩をすくめながら「そうだったね」を笑い返す。
「まぁいい、ありがたく使わせてもらおう」
男はそう言いながら仮面に手をかける。
「それをつける以上後戻りはできないよ?いいのかい?」
男の目は真剣そのもの。
それを聞いていた男は仮面を顔につけながら答える。
「わかりきったことを聞くな、ジェイル。俺は―――――――――管理局に復讐する」
天月:なんか変な感じになっている気がする、描写って難しいな~というかセリフ多いなぁ~みんなよんでくれるといいな~コメント、感想待ってます!