ペルソナ4って何?   作:★Sprite★

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すいません、遅くなりました。
たぶん1週間に1回ペースになるかと…orz

今回は設定説明回みたいな物になってます。
バトルやペルソナ4らしい部分は次からとなります。
すいません!

では、どうぞ!


1話目

「知らない天井だ。…くぅ異世界に来たら言ってみたかった台詞、まさか言える機会が来るなんて、感動」

 

とはいっても、目覚めたのは元の世界にもあったような、ごく普通の天井なのだが。

ベッドから起き上がり回りを見てみる。

広さや雰囲気的に、ここは俺の部屋のようだ。

勉強机の上には教材一式と思われる本の山がある。

 

「勉強からは逃れられない…か」

 

勉強机とは別に真ん中に小さなテーブルがあった。

テーブルの右、窓際にはソファー、テーブルを挟んで右側には立派なテレビ台に乗ったこれまた立派で大きなテレビがあった。

 

「異世界への入り口…これか、触れてみるか」

 

画面に触れると、画面が手に吸い付くように、というかマジで吸い込まれそうなんだが!?

俺は右足をテレビ台に乗せ、思いっきり引っ張った。

 

「これで、どうだ!ってうわっ!」

 

ガンッ(勢い余ってテーブルの角に頭をぶつける音)

 

ゴロゴロゴロゴロ(痛みの余り床を転がり回る音)

 

バンッ(転がり過ぎて体を奥の本棚やタンスに打ち付ける音)

 

「痛い、めっさ痛い」

 

床が剥き出しじゃなくてカーペットで良かった。

じゃなきゃ、余計に体を痛めつける所だった。

 

痛みが落ち着いた所で改めて部屋を見渡した。

タンスの中には、驚いた事に元の世界で使っていた服が入っていた。

神様が送ってくれたのだろうか。

 

本棚には勉強で使うような辞典しかない。

ここら辺には本屋があるのだろうか。

このままでは寂しいから何か買っておくことにしよう。

 

テーブルを見たら、封筒が置いてあった。

中には神様から俺宛の手紙が入っていた。

 

『無事に、異世界に着けたようですね。

まず、勉強机の上には教材一式と筆記用具などが用意してあります。

また、1階の居間には4月12日から通う八十神高等学校の制服とジャージがあります。忘れずにその日持っていって下さい。

ちなみに今日は4月4日。転校一週間前です。

この一週間で町に慣れる事はもちろんですが、テレビの中にある異世界にもなれてもらいたいと思います。

本格的にこの世界で主人公にあたる人物が関わるのが 18日。

その前にも何回か入りますが、本格的に事が大きく動くのもその日です。

その日まで約2週間あります。

なので、折角ですし、主人公より先に異世界に行ってみてはいかがと言う事で、早めに送らせてもらいました。

ここから先は、あなたの好きな様に学校生活を送って下さい。

主人公と共闘するもよし、別行動をとってみるもよし、行動は自由です。

 

なお、生活費については、居間に財布がありますのでそこから出して下さい。

一応不自由無い位、毎月入れておきますが、それでも足りない場合は、テレビの中にある異世界での戦いでお金を貯めたり、バイトをするなどしてください。

また、その町には戦利品を買い取って武器や防具を作ってくれる店もあるようです。

詳しい情報はスマートフォンのサポートアプリを見てください。

何かあれば、遠慮無く連絡してくださいね?』

 

なるほど。ここまでアドバイスしてくれるとは、神様優しいわ。

正直今日の日にちすら分かってなかったから、助かった。

 

ん?

手紙に続きがあったのに気づいた。

裏だったので気づかず、しまう所だった。

 

『PS 暇な時でも電話とかメールして下さいね?

その、えっと、母さんなんですからね?』

 

気づいて良かった。

いやぁ、神様、いや母さんの可愛い所が見えた2文だったね。

 

さて、じゃ1階に行ってみるか。

 

 

 

2階は自分の部屋と空き部屋だけだったが、1階は居間とキッチンがつながっていて、階段を降りて右に居間、左は玄関となっていた。

風呂や洗面所の場所も覚えた。

居間には母さんが言ってたように制服が掛けられており、ジャージが綺麗に畳まれていた。

そして、居間のテーブルの上には黒の財布が。

中を開けると、

 

「うわぁ、諭吉さんが一杯だわ」

 

こんなにたくさんの諭吉さんにエンカウントできるとは。

感動していたが、生活費とか考えると、これは普通より少し多い位なのかと意識を改めた。

 

ふと、居間の窓から外を見たら、桜の花びらが舞っていた。庭には桜の木があるようだ。

あとは倉庫があるようだ。

テレビの中にある異世界の探索には何か護身用の武器があるべきだろう。

エンキドゥがいるとはいえ、油断大敵だ。

後で倉庫は要チェックだな。

 

さて、これから何しようか。

 

そうだ。

町に行こう。

携帯と財布を持って、外に出た。

 

 

 

 

そうだ。京都へ行こう。みたいな乗りで出たは良いんだが

 

「ここどこよ?」

 

田舎町って雰囲気は分かるんだが、道がさっぱり分からん。

ふと携帯を見て思い出した。あのアプリを。

 

「んーと、あっこれか?P4サポートアプリってやつ」

 

押してみたら、初めての方へと出て、説明文が出てきた。

 

と言っても簡単だ。

メニューからただ選ぶだけだ。

 

項目にはマップナビ(町、異世界両方)、戦闘モードなど色々あった。

 

今回は町のマップナビを使う。

 

近くに商店街、少し離れた場所に『ジュネス八十稲羽店』という大型ショッピングセンターがあるようだ。

近くと言っても、歩いて10分位だろう。ジュネスは20分位のようだ。

 

まずは商店街に行ってみるかな。

 

 

 

商店街メインストリート到着、で、いいんだよな?

何か言っちゃ悪いが、人通りが思ったほど無い。

あぁ、あれか?

大型ショッピングセンターが地方に出来ると、便利だからってそっちにばかり行く。

結果商店街は寂れていく、的な?

まぁよくある負の連鎖(?)だよな。

 

とりあえず、散策しますか!

 

 

 

何!?

いきなり本命の本屋発見!

名前は『四目内書店』?

 

「よつめ?よんめ?何て読むんだ、これ」

 

店先でうんうん悩んでいたら、店から人が出てきた。

格好からして店主だろう。

 

「君、見かけない顔だね?そんな所で何してるんだい?」

 

「あぁ、今日引っ越してきたんです。本屋があったので、立ち寄ろうと思ったのですが、ふと店名が気になって」

 

そう俺が言うと、店主はハハッと笑った。

 

「愉快だろ?本屋なのに『よめない書店』なんてさ?店始めてからその失敗に気づいたんだよ。元々こんな小さな町だ、本屋もあまり人気が無くてね。今じゃ自分の趣味に合った本しか無いんだよね」

 

それでも良かったら、見ていってよ。

そういう店主の言葉に甘えて、見てみる事にした。

 

「んーと、何か良い本は、と。」

 

出来たら、ファンタジー系の本が欲しいのだが、『自分の趣味に合った本』とか言ってたし、無理か?

あとは、何か良い本は…

 

「おっ?これはいいんじゃないか?」

 

見つけたのは、『THE 武士道』と言う本だった。

見た所、武士の生きる道について熱く書かれた本らしく、他にも、刀の型など色々書かれていた。

値段は1500円だったのが半額の750円にまで落ちている。

 

「すいません、これ下さい」

 

「え?買うのかい?」

 

店主は大層びっくりしたようで、お金を受けとると、「ちょっと待っててくれな」と良い、奥へ駆けていった。

 

どうしたんだろ?

本一冊買っただけで、あんな驚いて奥へ駆けていくなんて。

 

数分後。

 

店主が1メートル位の細長い袋を持ってきた。

元の世界で剣道部がこんな物を持っていたのを覚えているが、まさか。

その予感は当たっていた。

 

「その本を買うなら、この木刀も持っていくと良い。本格的にやる必要は無いだろうが、たまに振ってみたらどうだい?良い運動になると思うよ?」

 

何でくれたのか理由を聞くと、

 

「最近の若い人はあまり本を読まなくて、うちにくる客も

年配者ばかりだからつい嬉しくて。

これからも贔屓にしてほしいからね。

その期待も込めて、それをあげるんだよ。」

 

どうせしまっとくだけで使わないし、持っていきなよ?と言われたので受け取っておくことにした。

 

やたら木刀にしては重いなと思ったら、中に鉄芯が入っているからだと言う。

また、木も丈夫な分、重い素材を使用しているらしい。

 

思いがけなかったプレゼントを持ち、店主に見送られて店を後にした。

 

 

 

とりあえず、商店街を一通り見てみた。

途中、スマートフォンのサポートアプリから、アラーム音が。

見てみると、だいだら.(だいたらぼっち)という店が、例の異世界での戦利品を買い取ってくれる店らしい。

場所も、本屋の前。

実に分かりやすい。

 

他にも、ぶらぶらと歩き回った俺は、そろそろジュネスに行こうと思い、いったん家に帰る事にした。

 

というのも、寄った店のうちほとんどの店で買い物をしたために両手が塞がってしまっていたためである。

それにジュネスに木刀を持っていく訳には行かない。

 

とりあえず、家に戻った俺だったが、そこである事に気付いた。

 

「…自転車、あったんだ」

 

歩いて移動したこの時間が無駄なように感じて脱力してしまった。

ジュネスに行くときは必ず使おう。

そう心に決めた。

 

 

 

 

ジュネス到着!

自転車があると便利だわ。

にしても、やっぱりこっちは人多いな。

商店街とはまさに対照的に賑やかだ。

 

案内図を見てみたのだが、ここに来たら何でも揃うだろう商品の充実した店なのだと分かった。

 

色々見て回りたい所ではあるが、今日の所は食料を買うだけにしよう。

夕方辺りまで異世界の探索に行くためだ。

 

とりあえず、まとめ買いしたい食材は取ったし、お菓子とか買ってみるかと、お菓子のコーナーに行ってみた。

 

「…冗談だろ?何だこの意味不明な菓子は」

 

『肉ガム』

 

作った人、何を考えてんだろう。

売れるのかね、こんな商品。

 

疑問に思っていたら、ふとスマートフォンがバイブレーションしているのに気付いた。

どうやらサポートアプリからの様だが、何だろうか。

 

『機能説明 アイテム検査 そのアイテムの写真を撮るだけで、効果が分かる。』

 

…使えって事か?これに?

 

物は試しなんで使ってみた。

 

結果。

味方単体HP25回復。

 

マジでか。

これでHP回復とか、なら他にあるんじゃないか?

探してみることにした。

 

数分後、俺はとんでもないものを見つけた。

 

ポ○ロング。

 

どうやらこの○テリングは、味方単体HP完全回復らしい。

値段は110円。

 

これは元々ゲームの世界らしいが、110円でHP完全回復アイテムが買えて良いんだろうか。

まさか、それほど、敵が強いって事か!?

 

※ゲームではそんな簡単にポンポン手に入りません。

 

用心には用心と言う事で、10個買っておく事にする。

他にも、SP(スキルポイントの略。魔法を使うときに消費。)10回復するミルクチョコも何枚か買っておいた。

 

このアプリのおかげで回復アイテムまでゲット出来た。

 

じゃ家に帰りますかね。

 

 

 

 

家に帰った俺は少し遅めの昼食を食べる事にした。

外食でも良かったかもしれないが、俺はずっと気になっていたのだ、この特典が。

 

「料理人の魂の実力見せてもらうぜ!今日はチャーハンだ!」

 

元の世界でも作ってはいたが、味は「不味くはない」だった。

そんな俺がどこまで変わるのか、試してやろうじゃないか。

 

調理開始。

その時に、頭の中に今からやるべき事やチャーハンを美味しくするためのアイディアが頭にポンポン浮かんできたのだ。

いつもと違うその感覚に戸惑いつつも、調理をしているんだが。

 

「凄い、俺料理できてる」

 

自分のやりたいように料理が作れると言えば良いだろうか。

自分の理想の中のチャーハンが出来上がっていく。

 

調理終了!

 

結果、見事なチャーハンが出来た。

 

めっちゃ旨そうなんだが。

俺が作ったとは思えない一品が出来た。

思わず、スマートフォンで写真を撮ってしまった。

 

すると、サポートアプリが発動。

 

『黄金のチャーハン』

効果、HP完全回復、状態異常(戦闘不能、ダウン以外) の解除。

 

思わぬ高スペック。

もはや笑うしかない。

サポートアプリによると、このアイテムはゲームの中には無いらしく、料理人の魂がどれだけチートなんだかよく分かった。

何せ、何気無く飯を作るだけで、最高級の回復アイテムが手に入ってしまうんだから。

 

飯を食べ終わった。

想像以上の旨さでした。

余ったチャーハンはおにぎりにして持っていく事にする。

 

「あとは、物置だけだな。行ってみるか」

 

 

 

 

物置は何処にでもあるような金属製、引き戸タイプで鍵は掛かっていなかった。

物置をあけた。

 

「工具類に、新聞紙が積み上がっていて、ん!?」

 

俺が見つけたのは、金色に光る宝箱だった。

新聞紙の陰にあるそれは実に異様だった。

蓋に手をかけるが、開かない。

 

「せーの!ふっ!…無理だな」

 

鍵穴があるみたいなので鍵が別にあるんだろうが、見当たらない。

 

「鍵、鍵ねぇ。…あ、特典」

 

盗賊王の鍵忘れてたわw

思い出した時、カチャッと音が。

 

目の前に金色の鍵が落ちている。

サポートアプリの解説を一応見てみた。

 

盗賊王の鍵

どんな種類の鍵でも何故か開ける事ができる最強のピッキングツール。

何回でも使用可能。

念じるだけで、出す、消すが可能。

 

まぁ、だろうな。

では、宝箱を開けてみようか。

鍵を差し込んで、鍵を外した。

開けると、一枚の紙と黒いリュックが入っていた。

 

『特典チュートリアル

この宝箱は特典『盗賊王の鍵』の使い方を学ぶための物です。

3つの特典を駆使してより良い生活を送って下さい。

ちなみにこのリュックはチュートリアル達成のいわば報酬であり、母さんからのプレゼントです。

容量、重量無制限なので、どうぞ使って下さい。』

 

○ラえもんのポケットかよ…

でも、母さん最高!

これは探索とか学校で使えるな。

 

とりあえず、今日買っておいた物やおにぎりを入れた。

リュックがある程度膨らんでいるように見えるが重さは全く感じない。

 

テレビの前にスタンバイ。

背中には母さんからもらったリュック。

右手には、書店のおじさんからもらった黒い木刀。

左手には書店で買った『THE 武士道』。

靴は玄関で母さんが用意したであろう普通の靴。

服装は至って普通のパーカー&ジャージ。

 

見た目は間違いなくお土産に木刀買った観光客。

『THE 武士道』がガイドブックに見えなくもない。

少なくとも今から異世界へ冒険しに行く格好ではないだろう。

 

「まぁ、探索すりゃ戦利品や金も集まるだろ。いざとなったら、帰ってくれば良いし」

 

さっきの事もあり、注意深くテレビに触れ、上半身、下半身といれ、俺はテレビの中の世界へ向かった。

 

 

 




次回、とうとうテレビの中へ!
やっとペルソナが活躍!

見ていただけたら幸いです!
では。

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