相変わらずの駄文ですが、よろしくお願いします。
さて、テレビの中へ入ってみた訳だが。
「濃霧にも程があるだろ…前が全く見えんぞ」
普通の霧なら少し位は見える物だが、これは全く見えない。
母さんからもらったメガネがあれば大丈夫らしい。
リュックからメガネを取り出してかけた。
「!? 視界が本当にクリアになってる!
いや、疑ってた訳では無いんだが」
回りが良く見えるようになっていた。
後ろには、脱出用であろう古い型のテレビがある。
ここは広い正方形の広場になっているようだ。
真ん中には、まるで魔法陣のような模様が書かれていた。
その模様の中央に紙切れがある。
「この魔法陣、踏んでも構わないよな?…よし、入れた。えーと、なになに?」
『拓真さんへ
初テレビの中ですね。
ここが拓真さんの拠点になります。
この魔法陣は中にシャドウや他の何かが侵入するのを防ぐと言う役割と探査を妨害する効果があります。
探査されると、目をつけられる危険がありますので。
そこの階段から下に降りると、安全地帯から離れてシャドウが出現しますので注意してください。
また、右にあるタンスの中には、つけるだけで探査を妨害する缶バッチが入っています。
忘れずに付けてください。
では、気をつけて』
…まずは1つ。
探査を妨害って、何か物騒。
目をつけられるって誰に?
まだ主人公も来てないのに、何てホラー?
とりあえず、タンスを開けてみた。
中にあったバッチは4種類。
赤、青、黄、緑の4つである。
黄のバッチを取り出して、付けた。
おっと、大切な事を思い出した。
「エンキドゥを出したいが…どうすればいい?」
もう一人の俺であり、相棒。
エンキドゥを出したい訳だが、本当どうしたら良いかね?
『分からないのか?しょうがない、教えてやるよ』
まさかのもう一人の俺からメッセージ!?
しかも、何気に上から目線。
『まぁ気にするな。まずは右手を前に、手のひらを上に、イメージするのはタロットカード』
一気にたくさん言うなよ!
とりあえず、手を出して、手のひらを上に。
『イメージしたらカードが出てくるから、ペルソナ!とかエンキドゥ!とか言って、カードを壊せ』
おっ、身体中から青い炎が!
カードってこれか?
壊せ、ってか。
まぁ、やってみるか。
「ペルソナ!」
そう言って、持っていた木刀を降り下ろした。
パリンと言う音と共に、目の前に現れた影。
「エンキドゥ、教授ありがとー」
『どういたしまして、俺』
今、俺は参考書がわりの『THE 武士道』を見て、刀の型を真似ている。
大体覚えた。
相手がどんな物か分からないが、無駄にはならないだろう。
ついでに俺のペルソナの技を覚えた。
雷の魔法に物理攻撃。
防御力低下魔法まであるとは、予想外のスペック。
「じゃ探索行くか、エンキドゥ」
頷いて同意したエンキドゥと共に階段の下へ向かった。
階段の途中、下に何かの影が見えた。
初戦闘の相手になるだろうし、油断は出来ない。
一体どんな奴が相手なんだ?と思い、目を凝らした訳なんだが、
「うぅわ、え、マジでか?」
そこにいたのは、黒とピンクの縞模様の丸い何かだった。
それだけならまだいい。
大きな口からは黒い舌が出ていて、後ろには仮面のような物がついている。
気持ち悪い事この上ない何かが3体漂っていた。
まだ階段にいるからだろうか、気づかれてはいないようだ。
「普通、初戦闘はスライムとかゴブリンとかが定番だろ…、しかも何気に大きいし」
サポートアプリで相手を調べてみた。
名前は『失言のアブルリー』
電撃に弱いって事らしいから、エンキドゥのジオで不意討ちしてみるか。
まずは階段にいるうちにエンキドゥを出しておく。
「エンキドゥ、頼むぞ」
コクッ
頷いてエンキドゥは自らの剣に手を掛けた。
俺も木刀を構え、一気にかけ降りた。
安全地帯から出てきた俺達に気づいたアブルリー達がこっちを向くと同時に、
「ジオ!」
と叫んだ。
エンキドゥのジオが3体の内1体に見事ヒットした。
ぐったりするアブルリー。
仲間がやられて、動揺する他2体。
チャンスを無駄にしないよう、俺は木刀をぐったりしたアブルリーに力一杯フルスイングした。
思いの外クリーンヒットした一撃でアブルリーは消え失せた。
まだ敵は2体いる。
アブルリー2体が同時に体当たりをかましてきた。
1回はかわせたのだが、
「ちょ、それは無理、グハッ」
後の1回をほぼ無防備で喰らってしまった。
受身は取れたものの、これは地味に痛い。
「やって…くれるじゃないか。ならお返しだっ!エンキドゥ、ジオ!」
ジオを受けたアブルリーとは別のアブルリーにもジオを浴びせると、2体とも動かなくなった。
「折角だ、エンキドゥ、スラッシュ!」
俺も木刀でアブルリーに一閃。
俺の初戦闘は何とか勝利する事ができた。
さっきの初戦闘から何回も戦ってみた。
レベルアップもし、金も貯まってきた。
もちろん、失言のアブルリーだけではなく、色々と戦ってみた。
例えば、色ちがいで黒白の縞模様をした虚言のアブルリー。
電撃に弱いのは一緒だったので、戦い方で苦労する事は無かった。無かったんだが…
「戦利品が歯って、何か、なぁ…」
シャドウ(敵の総称)が消え失せると、金と戦利品が落ちるわけだが、初めて戦利品としてみた時は、一瞬拾うのをためらってしまった。
まぁ、慣れればこっちのものな訳で、どんどん集まってきた。
今日の成果はこんな物だ。
レベル4アップ(レベル5)
New Skill
二連牙(物理攻撃小2回)
能力値
力 8
魔 8
耐 7
速 6
運 6
取得アイテム 多数
この取得アイテムと言うのが、なかなか大量に手に入った。
戦闘の戦利品もだが、宝箱からの取得が大きかった。
戦闘しながら歩いていたら、たまに置いてあったそれは、
鍵がかかっている物もあったが、特典で難なく奪取。
このリュックが無ければ、こんなに運搬する事は出来なかっただろう。
あえて何個か紹介するなら、
ケブラーベスト
防御 58
回避 10
来ました、念願の防具!
見た目は黒いベストだから、普段着ていても大丈夫だろ。
早速着て、アブルリーの体当たりをくらってみた。
「痛っ…けどダメージはあまり無いな」
防具としての性能は十分なようだ。
魔石
個人のHP30%回復。
見た目、神秘的で綺麗に光る石で、ファンタジーを感じたのだが…、
「効果はポテロ○グに劣るってどうなんだろ。」
正直、今回手に入ったHP回復アイテムもポテロ○グには敵わないという微妙な効果ばかりだった。
※これは特殊な状況であるため、魔石が微妙に感じられますが、ゲームでは貴重な回復アイテムです。
素材に関しては、歯に薄紙、布やカンテラなど大量だ。
初めて魔法を喰らった時はさすがに焦ったものの、戦闘は大きな問題もなく、今日の探索を終えた。
ただいま、午後5時。
まだ急げば、間に合うかもしれない。
今俺は、戦闘で消費したHPをポテロ○グを食べながら、『だいだら.』に向かっていた。
素材を売るためだ。
素材は数えていないが、幾らになるか楽しみだ。
何気に『だいだら.』の店主と初エンカウント。
中は様々な武器や鎧が並んでいた。
カウンターの奥には、立派な工房があった。
そこで俺に背中を向けて、金槌を振るっている男性の姿が見えた。
ぶっちゃけ緊張が半端ないです。
いや、マジで。
声かけていい、よな?
「あ、あのすいませ「座れ」へ?」
「そこに椅子があるだろう?あと少しで終わるから待っててくれ」
「あ、はい分かりました」
言われた通りにカウンターの近くにある椅子に座った。
声をかけられた時に横顔を見たが、まるで幾多の戦場を掻い潜ってきたかのような交差した傷痕のインパクトが凄かった。
作業を終えた様で、汗を拭いながらこっちにきた。
俺の顔を見て一言。
「良い目をしているな」
「へ?あ、ありがとうございます」
目を褒められるとは、予想外だった。
店主は続ける。
「真っ直ぐな目をしている。お前これから何かしようとしているな?それも凡人には理解出来ない様な偉業を為し遂げようとしている。違うか?」
まず一言。
この店主凄かった。
偉業かどうか知らないが、テレパシーかよっ!と思わず突っ込みかけた。
「それに俺も手を貸そう。お前のやろうとしている事に興味がわいた。何か素材を持ってくれば、それで武具を作ってやろう」
「あ、ありがとうございます!」
とりあえず、協力してもらえるようだ。
そうでなきゃ、この素材がガラクタになっちまう。
「それにお前が持ってくる素材があれば俺も最高の作品が作れる気がするんだ」
店主は目を輝かせてそう言った。
なら、断る理由は無いな。
「これからよろしく頼むぞ、坊主」
「俺の名前は神崎拓真ですよ、これからよろしく」
「拓真、だな。よろしく」
俺と店主はがっちり握手した。
この後、リュックの中身を出したのだが、あまりの中身の多さに俺自身驚き、店主は一層目を輝かせていた。
結果。
大きい乳歯 10
精神の薄紙 5
軽くて丈夫な布 2
黒鉄のカンテラ 15
軽鉄 8
合計額 6380円
戦闘で消費したアイテム
ポテロ○グ 5個
計550円
利益 5830円
来たっ!これは来た!
まさか、ここまで利益がでるなんて!
(頑張ったな、エンキドゥ)
照れるからやめろよ。と聞こえた気がした。
いや、マジで頑張ったな。
店主に関しては、
「この調子で行けば、新しい挑戦をしてみても…。拓真、これからもよろしく頼むぞ」
何かやってみたい事があるようだ。
それが成功する事を期待する。
尚、黒鉄のカンテラでロングソードが作れるらしいので作ってもらった。
木刀の攻撃が50、命中が95だったのに対し、
ロングソードは攻撃60の命中92だった。
(サポートアプリ参照)
明日から、ロングソードを持っていこうと思う。
防具は今の所、ケブラーベストで十分なようだ。
こうして、大きな収穫を得て、帰路についた。
やっと投稿できました。
いや、本当にごめんなさい。
次回は一気に1週間飛ばしますよ。
この間に、タグにある主人公最強?が目立ってくるのではと(笑)
では、また。