明久一行のSAO   作:コクトー

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僕と成果と

しばらくボーッとしていた僕達は、ムッツリーニが遠くに《索敵》スキルで一匹の《ブルウルフ》を確認したことで慌てて《ホルンカ》の村へ向かった。幸いモンスターに遭遇することはなく無事に村へついた。

 

ついてすぐ宿に入り、全員が腰かけた。

 

雄「さっそくなんだが明久、あれはなんだったんだ?」

 

秀「わしも気になったのじゃ。明久がスキルを使うとなにやら不思議な影ができておったからのう」

 

ム「……明久と同じ攻撃をしていた」

 

霧「……攻撃したらすぐ消えていた」

 

 みんなが言っているのはおそらく僕の攻撃の時に僕の周りにいた幻影のことだろう。正直僕にもなんなのかわからない。僕もただ単に僕が攻撃するとなにかも攻撃するとしか理解していない。

 

明「そんなこと聞かれても困るよ。僕はただ攻撃スキルを使っていただけなのに…」

 

優「でもこれまで《スラント》も《レイジスパイク》もなにもなかったわよね?」

 

明「うん。昨日はなんともなかったよ?」

 

雄(昨日から今日にかけて何かが起こったということか。昨日と今日で違うところ……レベルくらいか?レベルになって変わったのはたしか…)

 

雄「明久、お前ステータスを確認してみろ。スキルスロットもだ」

 

明「スキルスロットも?どうして?」

 

雄「レベルが2になってスキルスロットも増えただろ?それにもとのスキルもどうなってるか確認しとけ。なにかおかしなところはないか?」

 

 若干の疑問はあったが雄二に言われるがままに僕はステータス画面を開いた。とくに変わったところはない。STRよりもAGIに重点を置いたステ振り。おかしなところはない。

 

 続いてスキルスロット。一番上に僕の武器である《片手剣》スキル。次は片手剣ならではの《盾》スキル。その下には見たこともないスキルがあった。

 

 ユニークスキル《ダブル》

 

明「ユニークスキル…《ダブル》……?」

 

秀「なんなのじゃその《ダブル》というスキルは?」

 

明「わかんないけど、今見たら新しく増えたスロットにあったんだ」

 

雄「おそらくそれがあの幻影の正体だ」

 

明「どうゆうこと?」

 

雄「明久、そのスキルの内容見てみろ」

 

 ユニークスキル《ダブル》の能力は熟練度がまだ低くほとんどが「???」で埋まっていた。しかし、一部は読むことができた。

 ・スキル攻撃時に《ファントム》が自動召喚され、使用者が攻撃を当てた対象に同じ攻撃をする。攻撃後に消滅する。

 ・《ファントム》を任意で召喚する。一度に一体までで、能力値は熟練度による。使用者が念じることで操作可能。

 

明「今読めるのはこれだけだね」

 

雄「今から《ファントム》を召喚してみてくれないか?」

 

明「わかった。《ファントム》!」

 

 僕が声を出すのと同時に僕の隣に僕にそっくりな幻影があらわれた。体は透けていて、向こう側がかすかに見えた。そしてその頭上には短いHPバーがあった。

 

雄「どうやらモンスターと同じ扱いみたいだな」

 

 そんなことを言いながら雄二が軽く頭をたたいた。すると、HPは0になり幻影は消滅した。

 

 いやいや少なすぎだよHP。いくら熟練度がまだ30だからって軽くたたいただけで0とかモンスターの攻撃なんか絶対に防げないじゃん。

 

 僕の幻影を消滅させた張本人である雄二はぽかんとしていた。まぁ誰もあれだけで消えるとは思わないからね。

 

秀「軽い一撃で消滅するとはまるでわしらFクラスの召喚獣みたいじゃの」

 

優「それ笑い事じゃないわよ秀吉。あんたここから出たら勉強についてお話しするから」

 

秀「いやいやいやいや姉上よ、わしはそこまでひどくないぞ。だからお話だけは嫌なのじゃ!」

 

 秀吉の冗談によって普段見れない秀吉の慌てた姿がみられた。みんなで笑っていると、

 

愛「そういえば明久君はほかに変わったところってないの?」

 

 愛子さんが唐突に聞いた。

 

明「僕自身は何もなさそうだけど…あっ、そういえば…」

 

 僕はあることを思い出してアイテムストレージから1枚の羊皮紙と手のひらサイズの輪をを取り出した。

 

霧「…明久、それは?」

 

明「さっき《フルヒトベアー》を倒した時に獲得したアイテムなんだけど、こっちの紙にはなんか文字がびっしり書いてあるんだ」

 

優「へぇ、明久君貸してみて」

 

 僕は優子さんに羊皮紙を渡した。その紙に書かれた内容を読んで雄二に渡した。

 

雄「なになに……《イルファング・ザ・コボルトロード》に関する情報?」

 

 そこにあったのは聞いたこともないモンスターの情報だった。

 ・青灰色の毛皮をまとい、隻眼の3メートル弱の体躯を持つモンスター。

 ・基本武器は骨を削って作られた斧と大きなバックラー。

 ・HPゲージがラスト1本になったとき、上記の武器を捨て1本の刀に武器を変える。

 ・取り巻きとして、《ルインコボルト・センチネル》が3体ついており、HPゲージが1本減るごとに3体ずつ再度3体現れる。

 

愛「《イルファング・ザ・コボルトロード》ってなんだろ?」

 

雄「わからんが今後上層にそんな名前のモンスターでも出るんじゃないか?」

 

ム「…おそらくボスモンスター」

 

優「そうね、取り巻きがいるって書いてあるしね」

 

明「とりあえずそれは雄二に預けとくよ。僕が持ってても意味ないしねあと、これなんだけど」

 

 僕はもう一つのアイテムをみんなに見せた。

 

雄「なんだその輪は?」

 

霧「…チャクラム」

 

愛「チャクラムってたしかあ古代インドで使われてた投擲武器だっけ?」

 

 いや二人ともなんで知ってるのさ。

 

雄「投擲武器だとムッツリーニ、お前が使えそうだな」

 

ム「……使えない。なにか条件があるかもしれない」

 

 ムッツリーニが受けとって試してみようとしたがだめだった。

 

明「そういえばみんなはどこか変わったとこないの?」

 

 みんな忘れてたというように自分のステータスを調べ始めた。

 

雄「俺は特にないな」

 

愛「ボクもないかな」

 

ム「…ない」

 

霧「…私もない」

 

秀「変わりないのじゃ」

 

優「私は……あ」

 

明「どうしたの優子さん?」

 

優「そういえばさっきの戦いで槍が折れちゃってたのを忘れてたわ。新しく調達しないと」

 

雄「そういえばそうだったな。今から買ってこい。多分この村にも武器屋はあるはずだ」

 

優「そうね。じゃあ行ってくるわ」

 

 そう言って優子さんは扉のほうに向かおうとした。

 

明「一人で行くの?」

 

優「そのつもりだけど?」

 

愛「一人だとなにかあったら危ないし明久君についてきてもらいなよ♪」

 

優「えっ!愛子!?」

 

秀「それは名案じゃな。明久もよいかの?」

 

優「秀吉まで!何言ってるのよ//」

 

明「僕は別にいいよ。じゃあ行こうか優子さん」

 

優「えっ?あっ、じゃあお願いします//」

 

 僕と優子さんは槍を買いに武器屋へ行った。

 

 出るときにみんながなにやらニヤニヤしていたけどどうしたんだろう…?

 

 

 

 

 

 

 しばらくして僕たちは宿に戻った。

 

 無事に槍も買えて、僕は予備のために1本剣を買った。

 

 これといって何も起こらなかった。しいて言うならば僕が途中で「まるでデートみたいだ」って口を滑らしてそれを聞いた優子さんが真っ赤になって僕がひたすら謝ったくらいだ。

 

 それを言ったらみんなに鈍感って言われた…。ひどいなぁ、僕は鈍感なんかじゃないのに…。

 

 

 

 

 

 そして次の日以降僕たちは迷宮区にもぐりつつ順調にレベルを上げていった。

 

 そして僕たちが20階からなる第1層迷宮区の13階に到着したころ、《トールバーナ》の町で1回目の《第1層ボス攻略会議》が開かれるという情報が入ってきた。




どうもコクトーです。
高校生活最後の学園祭が終わって受験モードに転換しようとがんばってます。
完全に変わるとあんまりかけないので今のうちにアイデアをためとかないと…。

今回は前回よりも短い間でかけました。
このやる気を勉強に回せって親に言われますが気にせずいきます。


それでは物語の話へ入ります。
今回は前回倒した《フルヒトベアー》から得られた戦果です。
羊皮紙とチャクラム
熊と全く関係なさそうなものをだしてみました(・ー・)
今後両方とも物語に絡ませます。


前回の話に関する謝罪ですが
こちらのミスで同じ話が何回も投稿されてしまいました。接続不良の関係で数回クリックしてしまい、何度も投稿されてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
今後はこのようなことがないように気を付けます。

最後になりますが
感想をくださった皆様
お気に入りに登録してくださった皆様
評価してくださった皆様
そして読んでくださった皆様
ありがとうございました!
次回も温かく見守ってください。
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