明久一行のSAO   作:コクトー

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卒業式終わりました。
みんなとあんまり会えなくなる…(泣)


僕と雄二と秀吉

 扉に入った僕のまえに現れたのは普段僕が呼び出している幻影だった。

 

明「あれ?僕スキル使ってないはずなんだけど…」

 

『ここはユニークスキル『ダブル』の試練の間です。これより試練の説明に入ります』

 

 頭上から女性の声が響いた。

 

『この試練では、あなたはただ戦って勝ってもらいます。負けたら終了。ただそれだけ。これからあなたの相手となるのはあなたの幻影。あなたと同じ能力をもついわばあなた自身。では試練を始めます』

 

 声が終わると同時に幻影は片手剣を構えた。

 

明「僕自身に勝てってことか。よかった、勉強とかなくて。わかりやすくていいや」

 

 そして僕も剣を構えた。

 

 先手は幻影。『ソニック・リープ』で突っ込んできた。明久はそれを横にかわし、硬直したところを攻撃した。

 

明(ドラゴンナイト仕様ではないみたいだね。ならスキル後の硬直を狙っていけば…)

 

 明久は基本的な指針を決め幻影に切りかかった。一発はあたったが、その後はすぐに体勢を立て直した幻影の剣で塞がれてしまった。

 そして、明久の思惑とは裏腹に、幻影はスキルなしの攻撃で攻め始めた。それを剣で受けつつ弾いたところに攻撃をあて、逆にあて返される。それが数度続く。

 

 明久と幻影には大きな差がある。

 それはスキルだ。幻影は明久の使える片手剣スキルはすべて使えるが、他のスキルは使えない。いや、そもそも存在しないのだ。幻影は基本的に明久の行動をまねるか明久の指示で動くもの。そのためパッシブスキルやエンチャントスキルが使えないのだ。

 これにより、かなりのアドバンテージとなるのは明久の持つ『バトルヒーリング』だ。これはFA騎士団のオーラル以外は全員持っているスキルだが、戦闘時に、十秒毎にHPを一定量回復するスキル。つまり、明久はHPを削られても回復していくが幻影は回復しない。徐々に差が広がる。

 

 突然幻影が距離をとり、剣を構える。片手剣の奥義『ファントム・レイブ』僕の使える最大の威力をほこる技だ。でもあれは威力が高いのに引き換え隙がでかい。外れたら確実に大ダメージをうける。

 明久が使えるということは当然対処法もわかるということにつながる。逆もまた言えるので決定打にはならないのだが…。それでも放とうとしている幻影。

明久の頭にはなぜという疑問とラッキーという興奮が浮かんでいた。

 

 そして幻影が動いた。一撃目を剣で受け、二撃目を流す。三撃目をかわし、四撃目もかわす。五撃目を受け、最後の六撃目、明久はバックステップで距離をとり、『スター・Q・プロミネンス』の構えをとる。

完全に相手の技が終わった。それを逃さずすかさずスキルを使う。

 

 がここで予想外のことがおこる。

 

 幻影の剣が続けざまに青く光った。幻影が『バーチカル・スクエア』にスキルチェインしたのだ。

 幻影の剣と明久の剣が交差する。1、2、3、4そこで幻影の攻撃が終わる。バーチカル・スクエアは四連撃技。一方、スター・Q・プロミネンスは六連撃技なのだ。防ぎきれなかった二撃が幻影をとらえる。幻影は最後で己が使うスキルの選択を間違えたのだった。

 

(もし同じスキルだったら負けてたな。でもあの様子だとスキルチェインできないんだろうな)

 

 そして幻影はその身を消した。

 

『おめでとうございます。『ダブル』の試練達成です。あなたの『ダブル』の可能性を開きました。以上となります。自動的に扉の外へと移ります』

 

 僕は目の前が真っ白になった。

 

 

 

 

 

 場所は変わりユージの入った扉のなか。

 

『ここはユニークスキル『爆裂拳』の試練の間です。これより試練の説明に入ります』

 

 突然空間に無数の穴が開く。

 

ユージ「うおっ!なんだ?」

 

『これよりあなたを攻撃し続けます。耐えてください』

 

ユージ「はぁ?なにいって」

 

 穴の一つから岩が飛び出る。慌ててそれを撃ち抜くと、すぐ次が出される。それも打ち砕く。次第に岩の飛ぶスピードとペースがあがる。

 

ユージ「いっ、たい、なん、こ、くだけ、ば、いいん、だ、よ!」

 

 それをすべて砕いていくユージ。破片が体にあたるがダメージはない。ユージのまわりには砕けた岩が積み重なりユージを囲むようにして落ちている。

 

 その試練は五分ほど続いた。

 

ユージ「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

 肩で息をするユージ。無数にあった穴がすべて消えたのだ。これだ終わりとほっとしたユージだが、そうはいかなかった。

 

『最後の一発です。一撃で壊してください』

 

 ユージの上に影ができる。上を見上げると、そこにあったのはもはや岩ではなかった。圧倒的なまでの大きさのそれ。先ほどまで戦っていたドラゴンほどのサイズを誇る大岩、いやそれは、もはや山。

 

ユージ「これを砕けとか…」

 

 あきれながらも構えるユージ。

 

(目の前の障害はどんなものだろうとすべてぶっ壊せってか?俺にはぴったりだな)

 

ユージ「あいにく俺はやり残したこともあるし、まだあいつらとばかやりたいからな。こんなところじゃ止まれねぇんだよ!」

 

 ユージの全力の拳が山をとらえる。

 山はヒビが全体に広がり、ついには崩れた。

 

『おめでとうございます。試練達成です。『爆裂拳』応用技『狼砲』の仕様が可能になりました。では自動的に扉の外へと移ります』

 

 そしてユージの目の前は真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 さらに場所はうつり、ヒデヨシの入った扉のなか。

 

『ここはユニークスキル『抜刀術』の試練の間です。これより試練の説明に入ります』

 

ヒデ「ふむ…わしのスキルは『抜刀術』か。刀使いならではのスキルと言えるかもしれんのう」

 

『あなたには10回のチャレンジ権があります。あなたにはこれより打ち出される弾を切ってもらいます。時間は30分以内。時間を越える、または弾をすべてキリ損ねたらそこで終了となります。一度でも成功できればクリアとなります。タイミングは自由で構いません』

 

 空中に拳銃が浮かぶ。

 

ヒデ「これの弾を切れとは…なんとも無茶な試練じゃのう。じゃが、姉上の槍のほうが怖い感じはあるのう…。とりあえずは一度試しじゃ。スピードに慣れんことには厳しいしの」

 

 ヒデは愛刀『新羅』を構え合図をだす。銃は銃口をヒデにあわせ、打ち出した。

 

 ヒデはそれをからぶってしまう。すると弾はチッと音をたてながら頬を掠めていった。

 モンスターとの戦闘において何度となく味わってきた感触だが、慣れるものでもない。今のが少しでもずれていたら。そう考えると血の気が引く。

 

ヒデ「感覚がつかめんのう。続けて二つほどやってみようかの」

 

 再び刀を構える。そして銃から弾が打ち出される、それを切る。が、今度は弾いただけで切れなかった。

 続けてもう一発。今度は当たらない。

 

 

 その後も、よ4、5、6、7、8と回数を重ねる。当たるようにはなった。しかし、なかなか切ることができない。

 残るはあと2回。時間も多くない。

 

ヒデ「なぜ切れんのじゃろうか…考えるのじゃわしよ…」

 

 しばし無言で考え込む。が、

 

ヒデ「考えるのは苦手じゃ………。ん?苦手?………それなら!」

 

 あーあーと、ヒデは自身の声を変える。その声は普段と違い、男らしい野太い声になった。

 

ヒデ「役は江戸の剣客。場面は銃を構えられた場面。後ろには守るべきものがいる。苦手なことは得意な分野に引き込めばいい。この大役演じきってみせよう!」

 

 ヒデの顔つきがかわる。苦手な考え事は捨て、得意な演劇にかえる。ヒデが至った結論だ。銃口がヒデに向き、弾が放たれる。

 

ヒデ「はぁぁああああ!!」

 

 刀が弾の中心をとらえる。

 

 

 

 

 が、弾は弾かれただけだった。残るは一発。

 

ヒデ「まだ足りん。演じきれておらんのじゃ。わしはこのデスゲームの1プレイヤー、ヒデヨシではない。今のわしは…拙者は!」

 

 最後の弾が飛び出る。

 どうしてか、ヒデにはその弾がスローモーションのように見えた。実際にはこれまでと変わらぬスピードで向かってくる弾なのだが、ヒデにはそう見えているのだ。それに刀を降り下ろす。

 

ヒデ「剣客、木下秀吉でござる!」

 

 弾は完全に二つになった。

 

『おめでとうございます。試練達成です。あなたにユニークスキル『抜刀術』を伝えます。なお、このあとは自動的に扉の外へと移ります』

 

ヒデの目の前が真っ白になった。

 




どうもコクトーです。

連続投稿がそろそろきついです。ストックはありますがそれでもきついです!

明久と雄二と秀吉の試練でした。
他のメンバーの試練は内容説明程度で終わるつもりでいます。
ご了承ください。


秀吉のユニークスキルは『抜刀術』でした!
同じ刀使いのクラインさんではありません!

次回で50層の話は終了となります。
その後はほかの作品の更新を少しはさんでからお待ちかねの
二文字のSさんの話です!
他にやってほしいキャラの話とかあったら言ってくれると考えます。もし文章にできたらあげます。作者の文章力が低いのは今までのを見てわかると思うので
『ダメでもともと』
くらいの感じでお願いします。
一応シリカ、リズベットの話は考えてますがうまくいってません。


最後に、読んでくれた方、お気に入り登録してくれた方、感想をくれた方
本当にありがとうございます!
ではまた次回
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