明久一行のSAO   作:コクトー

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リズと二人と無限槍2

 

 ユーコと二人でアスナを弄りたおし(休憩し)たあと、私たちはいよいよ例の槍をドロップするというボスのいる広場に入った。

 

ユーコ「こっからは気を引き閉めるわよ。出てきたら私が牽制するから二人は後ろに回って」

 

アス「それなら私は左から行くね」

 

リズ「私は右ってわけね。でも少し遅いからね?レベル的にも差があるし」

 

ユーコ「大丈夫よ。アスナはともかく、私はバランスよくふってるからそんなに早くないの」

 

 そうは言うが私と二人には10以上にもなるレベルの差がある。少人数で攻略組トップギルドの一角を担っているのは伊達ではないのだ。それに引き換えたしかに迷宮にはよくはいるけどあくまでも職人として行動しているリズとは差が開くのは無理もない。

 

 三人が作戦をたてて広場の中央辺りに来たとき 、地鳴りと共に奥の通路からいわゆる中ボスクラスの体長2メートルほどのモンスター、『クルー・ベア』が現れた。

 威嚇しようと両手を上にあげてこちらをにらみつけている。

 

アス「大きさは2メートルってとこかな?作戦通りでいい?」

 

ユーコ「問題ないわ。とりあえず私の先行で行くわよ。6発中2発当たれば十分かしら?」

 

リズ「そうよ。さ、私は後からだから。できれば私の出番がないいまま終わりたいわ」

 

ユーコ「そういうこと言ってるとわざとはずしちゃうかも♪」

 

アス「もう、そうゆうこと言わないの。私も頑張るから行くよ!」

 

 そういってアスナは洞窟の壁に沿うようにしてクルー・ベア後ろに回り込もうと走り出した。私も遅れて反対側から走り出す。ユーコは真正面からクルー・ベアに向かう。そして槍の射程に入ったと同時に槍を突き出した。狙いは心臓の位置。それを宙に浮く5本の槍が追うようにしてそれぞれクルー・ベアに飛んでいく。右腕、左腕、右足、左足、眉間。すべてを防ぐことはできないようにそれぞれがばらばらの場所を狙う。もうこれだけでも普通のソードスキルより強い気もするが、これはユーコのコントロールによって成り立っているだけで常に使えるものでもない。

 

ユーコ「はぁ!!」

 

 一番目の槍がクルー・ベアを捉える。威嚇のために防ぐのが間に合っていなかった。その後、次々と飛んでくる槍をよけることなくすべて受けた。

 

ユーコ「全部当たっちゃった…。こいつって中ボスクラスじゃなかったっけ?」

 

 あきれながらももう一発攻撃を当てたユーコ。またしてもよけずにすべてくらい、3本目の槍でHPはなくなった。

 

アユリ「「「え?」」」

 

 私たちはただただ茫然としていた。いくら二人が最前線トップクラスの実力を持っていてなおかつここが前線から少しとはいえ離れた階層だとはいえ、中ボスクラスといわれていたそれを通常攻撃数発だけで倒したのだ。茫然としないほうが無理というものだ。

 

ユーコ「あれ?これで終わり?」

 

リズ「みたいね…」

 

アス「なんかあっけなかったね。でも奥の仕掛けも消えたしまあラッキーだったんじゃない?」

 

ユーコ「そう…よね。じゃあ行きましょうか」

 

リズ「鉱石があるのはこの奥だしね。早くいきましょ。復活したら厄介だし」

 

ユーコ「そういえば槍ドロップしなかった…帰りにもう一回やるわよ」

 

リズ「忘れてた…まあ今度もユーコに任せればいいから安心ね」

 

アス「もうリズったら」

 

 私たちはその後、数体のモンスターと戦いながらだんだんと奥に進んでいき、その最中もいろんな鉱石をゲットした。30分もすると突き当りまできてしまい、来た道を戻ることにした。そんなに珍しいものは少なかったけど、数自体は多くてしばらく取りに行かなくてもいいくらいは確保できたと思う。

 

アス「結局お目当ての鉱石はなかったね。嘘だったのかな…?」

 

ユーコ「はぁ…今日ゲットした鉱石で槍5本くらいなら何とかならない?」

 

リズ「できると思う。まあそこまで性能がいいのは期待しないでよね。ありきたりの鉱石しかないんだから」

 

ユーコ「そうよねー…」

 

 そしてきた道を戻っていると再び広場に出た。今度も来た時と変わらずクルー・ベアが構えている。

 

アス「また同じみたいだよ。ユーコまた行く?」

 

ユーコ「私よりアスナがやったほうが早いんじゃない?そんなに苦労しないわよ?あいつなら」

 

リズ「よーしアスナやっちゃえー!」

 

アス「もうリズまで……じゃあ行ってくるね。一応周囲の警戒はしといてね」

 

ユーコ「もちろんよ。その辺りはきちんとするわ」

 

 そんな話をしていると、前回は威嚇をしていたクルー・ベアがこちらに突進してきた。巨体を揺らして向かってくるそれは俊敏で、私とユーコは左右に走り出してかわした。アスナはそれをジャンプしてかわし、クルー・ベアの後ろにたつとアスナの持つスキル『神速』の力を使おうと構えた。

 次の瞬間、クルー・ベアのHPが減り始めた。アスナはまったく動いていないように見える。が、そう見えるだけなのだ。いつ突いていつ引いているのかわからないほどの速度で放つ4連撃スキル『流星』。その速度にアスナの正確性が加わって多大なダメージを与えていた。

そしてアスナが構えを変える。すると再び細剣がソードスキルを示す青色に変わる。

 クルー・ベアはそれを止めるべくアスナにむかっていき、腕を振り上げる。しかし、それを降り下ろした時、アスナは既にそこにいなかった。クルー・ベアから三メートルほど離れた先に細剣を振り切った状態でいた。

 それからすぐにクルー・ベアの全身に八回ダメージが入った。

 八連撃スキル『通針』。一瞬で相手の後方まで相手を抜き去り、すれ違い様に八発の攻撃を加える突進技。攻撃を与えた時と実際にダメージが入るときに多少のタイムラグがあるものの、基本的に大盾でもないかぎりガード不能の技だ。

 それが完璧に決まり、クルー・ベアはポリゴンとなって消えた。

 

アス「ふぅ。終わったね」

 

ユーコ「お疲れ様。あいかわらずそれ酷いわね。対人戦で使われたら勝てないじゃないの」

 

リズ「というか、攻撃したときの腕が見えなかったんだけどいつ攻撃したわけ?」

 

ユーコ「リズ、あれは攻略組でも見える人の方が少ないから安心しなさい」

 

アス「あはは。まあ『神速』って名がついてるんだからそらくらいじゃないと」

 

ユーコ「アスナ、槍はドロップした?」

 

アス「うーんと…あ、してるよ『サイレンススピア』」

 

ユーコ「やった♪こないだ手に入れたレイピア用の強化素材とトレードして!」

 

リズ「あれ持ってんの!?モンスタードロップで確率かなり低いって聞いてたんだけど…」

 

ユーコ「明久たちとエギルに仕入れを頼まれて狩ってたの。といってもそのモンスターの角を集めてたんだけどね」

 

アス「その時は私違うとこ行ってたんだよね。惜しいことしたな…」

 

リズ「キリトとデート?」

 

アス「違うよ!」

 

ユーコ「とりあえずその件は帰ってからアイコも交えて問いただすとして、アスナトレードアイテムの確認してくれない?」

 

 ユーコがアスナにトレードを申し込んで渡すアイテムの確認を促す。アスナもよしとうなずいてトレードを完了する。

 

ユーコ「あと5本ね。リズお願いね」

 

リズ「任せないって!それなりのやつは打ってあげるわ!」

 

ユーコ「そこは嘘でも最高のって言ってよ…」

 

リズ「まあいいの。それより、なんかさっきからおかしくない?」

 

ユーコ「たしかにね。クルー・ベアを倒したのに奥の魔方陣がでたまま。戻ってきたときはなくならないって訳でもないでしょ?」

 

アス「でも奥にいく予定はもうないし気にしなくていいんじゃない?」

 

ユーコ「……そうかしら…」

 

リズ「まあ私の杞憂よね。さっ帰りましょ」

 

 私たちは洞窟の入り口のある方の道へ歩き出す。

 

 

 

 

 が、すぐそこまで来たとき、床に突然大きな穴が開いた。私たちは抗えずに床下へ落下していった。

 

 

 




どうもコクトーです

ようやく書けたよ…
スランプ真っ最中なのに…

『神速』のスキルは勝手に考えてます
アイデア大募集!?

とりあえずリズ編は書けたからちょいちょいあげてきます
次は今のところアイデア浮かんでるのはプーさんかな?
まあのんびりいきます



ではまた次回
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