木場が修行を終えて精神世界から帰ってきた
かれこれ3時間経過していた、その間木場のスマホがウルサかったよ。
でも何で賢さんノリノリなんだ?ズバッと参上!ズバッと解決ぅぅぅって憶えちゃったじゃん、しかも何か頭の中でリピートしててやばいわこれ
「お疲れさん、鳴り響いてたぜお前の携帯」
「はは、そうみたいだね」
「いい顔になったな、それなら復讐も果たせるだろうって歴代が言ってたぜ」
「あぁありがとう、とりあえず僕は主の元に戻るよ。本当にありがとう、特に一悟さんにはよくお礼を言っておいて欲しい」
「あいよ」
1時間前・・・・・・木場精神世界
「今の気分はどうだい?」
修行が終わりを迎えた木場は、一悟と対面していた。一悟との修行は半年前に終わり、魔剣創造との対話と戦闘を繰り返していた。
木場の魔剣創造は、鍛冶屋とその鍛冶屋が剣を与えた青年の魂が封じられていた。その青年との修行が続いていた。
鍛冶屋が作った剣は呪いをかけられ魔剣となり、その魔剣となる前の一振りの剣を使っていたのがその青年である。
通常の魔剣創造は魔剣を造った人物の記憶を、一本の鞘に封印したものがこの世界での魔剣創造の成り立ちである。
気付いたのは過去最強の魔剣創造使いが、堕天使に与したからと言われている。
そして、魔剣創造に認められたら木場はようやく禁手の鍵を手にした。憶えていて欲しい禁手に至には二つの方法がある。
1つは通常の世界の流れに逆らうほどの変化
2つ目は神器との対話で認められた後、1つ目の条件を満たすことである。逆のパターンでも可だが2度目の禁手に至ほどの変化が必要となる
この二つ目こそが、鎧創造の歴代が言う真の禁手である
「あぁ最高だよ、今なら聖剣だって・・・・・・ククク」
『一悟、俺に代われ。このバカは一度叩きのめさなきゃならんようだ』
「賢さん・・・・・・どうやらそのようですね。よろしくお願いします」
『あぁ、何?行く方法?日本一の俺に不可能はないぜ』
「と言うわけで木場君、修行続行だよ。次は早河賢さんが、君を指導してくれるよ」
「邪魔をするのかい?」
「そうじゃねぇさ木場。俺と同じ復讐者・・・・・・」
どういう意味だ?木場はそう思い戸惑った、この人は一体何者なのだ。鎧創造の歴代所有者の1人なのは確かだ。
だが何故だ?何故かはわからないが、最近兵藤君から感じる親しみを・・・・・・この人からも感じる。そして、何故自身と同じ眼をしている?
「俺はな木場、俺はまだ復讐を完了しちゃいないのさ。だが俺のターゲットと、お前のターゲットはこの事件で一同に集まるのさ。俺のターゲットは・・・・・・」
そう言って、木場に自身の歩みを教え、復讐だけに捕らわれることの愚かさを説いた
「それだけかい?君が何者かは良く分かったよ。でも僕はこの気持ちを抑えることができない。だから!魔剣創造!!」
「なら戦闘で俺に勝って見せろ!鎧創造禁手化!ズバットスーツ!!赤龍帝の鎧!!」
「分身!?」
「分身じゃねぇさ」
「覚悟しろよ、木場ぁぁぁぁぁぁ!」
半年後・・・・・・現実世界での30分後
「はぁはぁ・・・・・・さすがだよ・・・・・・まさかここまでとは思わなかったよケン君」
「ったりめぇだ、アイツに逃げられてから寿命までずっと鍛練してきたんだ。死に際に会得したこの禁手も、歴代で俺だけしか使えねぇし、俺にしか感知できねぇんだよ。
復讐・・・・・・お互いに成し遂げようぜ。」
「そうだね、ありがとういっ「その名前で呼ぶな、俺は復讐者・・・・・・早河賢だ!」そうだったね」
「時間だ、一悟に代わるぞ」
「あぁ、本当にありがとう」
「じゃあな、まだまだヒヨッコの俺を頼むぜ」
「確かに頼まれたよ、ただしコレは悪魔の契約だ。対価はお互いの復讐の完遂でね」
そう木場が言うと賢はニヤリと笑い消えていった。
「木場君、これで修行はお終いだよ。さぁ現実世界に戻って。君を心配している仲間が連絡してきているよ
今の君なら、必ず完遂できる!だから」
「分かってるよ、一悟さんもありがとう。僕は復讐を完了して、真の騎士になるよ」
「頑張ってね。鋼造君の中から応援しているよ。それとここでの経験は全て現実の肉体にフィードバックされるからね。戻ったら17歳の姿になることをオススメするよ」
そう一悟が言うと木場は現実へと帰って行き、一悟も鋼造の精神世界へと帰って行った
「ただいま、賢さん少し話を聞かせてくれるかい?」
「・・・・・・嫌だと言ったら?」
「残月で斬る!!僕達の誇りを無断で使う君をね!幸い今は君と僕しかいないからね」
「仕方ないな・・・・・・、いいぜ教えてやるよ鎧創造真の禁手をな」
現実世界
「申し訳ありません部長・・・・・・勝手な行動をしてしまいました」
「良いのよ祐人。罰として・・・・・・今から任務を与えます。一度しか言わないからしっかり聞きなさい、良いわね?」
「はい」
「コカビエルの討伐が終わるまで、町の警戒任務に付いてもらうわ。その際に不審な人物への攻撃と、不審物の回収・破壊を許可します。不審である事の判断は任せます。以上!」
「ぶ、部長!」
「二度は言わないわ、分かったら行きなさい!人員にイッセーと小猫を連れて行っても構わないわよ」
「はい!その任務必ず遂行してみせます!」
リアスは木場に命じ送り出すと、冥界へと連絡を取った
『やぁリーアどうしたんだい?連絡をくれるなんて珍しいじゃないか』
「ルシファー様・・・・・・実は・・・・・・」
『・・・・・・把握してるよ、既に対策を検討中だから、無茶はするんじゃないよ。
相手は最上級、君は良くて上の中だ。勇気と無謀は違う、わかるね?』
「はい」
『近日中に最上級の誰か向かわせる予定だから、憶えておいてくれ』
「はい、それと・・・・・・暫く報告をしていなかったのですが・・・・・・」
『・・・・・・わかった。技術局に調べさせよう』
通信は終わり、リアスは夜空を見上げた後、姫島朱乃に悪魔家業休業のお知らせを配布させ、自身はこれからの対策を協議すべく親友ソーナ・シトリーのもとへと向かった
うん前後編の意味なかったね中身的に