黒い光による救済者   作:九つの大罪

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やっと投稿できたーーーーーーーーー!!

前回から空き過ぎた!!泣

色々忙しかった上にイメージは出来てるけどいざ文にしようとするとまとまらなくなってしまう。

永らくお待たせしてすいません。泣

待ってくれている人がいるか分かりませんけど・・・。


今回は土砂ゾーンでの戦闘話です。


雄英襲撃 VSシキガミ

山岳ゾーン

 

ビシッ!!ビシッ!!ビシッ!!

 

 

 

「いつまで逃げ続けるつもりだシ!!」

 

 

 

シキガミの猛攻に八百万は自身の個性で創造した刀で受け流し、耳郎は必死になってかわしていた。

 

 

 

(雄英生徒とはいえイヤホン女の方は大体想像通りの行動だシ。問題は・・・)

 

 

 

シキガミは八百万の事を睨む。

八百万は先程からシキガミの攻撃を受け流しているが、時には切り裂いてもいる。

シキガミからしたら気に食わないだろう。

 

 

 

(あっちの創造女だシ。多分エリートタイプだと思うけど明らかにイヤホン女と違いすぎるシ。多少は腕があっても空想と実際の戦闘は違うものだシ。・・・・・・けど。)

 

 

 

八百万のことが気に入らない反面、シキガミの中で好奇心が徐々に湧き上がってきた。

 

 

 

(気に入らないけど・・・・・・倒しがいがあるってもんだシ。!!)

 

 

 

シキガミは思わず嬉々とした表情になる。

 

 

 

(おっと・・・今の状況で喜び過ぎるのは危ないシ。)

 

 

 

シキガミは口元を押さえ嬉々とした感情を抑える。

再び緊迫した空気が流れ、戦闘が再開しようとしたその時・・・

 

 

 

「ウェイ!?」

 

 

 

個性を使い頭がショートした戦力外の上鳴のこの場に水を差すような間抜けな悲鳴が聞こえてきた。

 

 

 

『!?』

 

 

 

「動くなよ。個性も禁止だ。使えばこいつを殺すぞ。」

 

 

 

見てみると上鳴が一人のヴィランに捕まっていた。

 

 

 

「上鳴さん・・・!!」

 

 

 

「やられた・・・!!あの女の攻撃を避けるのに必死で油断してた・・・・・・」

 

 

 

「お前・・・・・・・・・あの電撃から逃れてたのかシ。」

 

 

 

「地中に身を潜めてたんで電撃から逃れたんっスよ。・・・さてと、同じ電気系個性としては殺しはしたくねぇが・・・しょうがないよな。」

 

 

 

「ウェ・・・ウェ~~~イ・・・」

 

 

 

ヴィランの指から電気がバチバチと音を立てて上鳴にギリギリ当たらない距離で構えている。

 

 

 

「全滅させたと思わせてからの伏兵と人質・・・・・・こんなことも想定できていなかったなんて・・・」

 

 

 

「電気系・・・!恐らく轟さんの言っていた通信妨害している奴ね・・・!」

 

 

 

八百万と耳郎は今の状況に悔しがるが後の祭りである。

 

 

 

「シキガミの姐さん。これでこいつ等は妙な真似は出来ませんぜ。」

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

ヴィランの言葉にシキガミは答えることはなかった。

しかし、先程の嬉々とした感じはなく無表情で八百万・耳郎とヴィランを見ていた。

 

 

 

「・・・上鳴もだけどさ・・・電気系ってさ。【生まれながらの勝ち組】ってやつじゃん?」

 

 

 

「あ?」

 

 

 

「耳郎さん何を・・・」

 

 

 

「だってさ。ヒーローでなくてもいろんな仕事あるし引く手数多じゃん。いや純粋な疑問ね?何で敵|ヴィランなんかやってんのかなって・・・・・・・・・。」

 

 

 

耳郎はヴィランに見えないように自身の個性【イヤホンジャック】のプラグを自身のブーツのスピーカーに伸ばしていた。

 

 

 

(!なるほど!耳郎さんならプラグさえつなげればノーモーションで攻撃出来る!シキガミからの攻撃を私が出来るだけ抑えられれば上鳴さんを救える!!)

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい。気付かれないとでも思ったか?」

 

 

 

「ウェイ!?」

 

 

 

ヴィランは先程より強い電気を出し、耳郎を睨みつける。

 

 

 

「くっ!!」

 

 

 

「子供の浅知恵など馬鹿な大人しか通じないさ。ヒーローの卵が人質を軽視するなよ。お前達が抵抗しなければこのアホ面は見逃してやるぜ?他人の命か自分らの命か・・・!さぁ・・・動くなよ・・・」

 

 

 

ヴィランの言葉に恐怖を感じる耳郎。八百万も恐怖を感じてはいるがあの時の理央の恐怖に比べれば軽いものだった。

しかし内心焦っていた。

これで自分達は下手に動けない上にシキガミからの攻撃をまともに受けるからだ。

シキガミ以外のヴィランだったらうまくいけば何とかなるチャンスは幾つかあっただろう。

だけどシキガミは他のヴィラン達とは明らかに違うものだった。

 

 

 

「シキガミの姐さん。後はこいつ等を好きにしてください。」

 

 

 

「・・・・・・ああ。わかったシ。」

 

 

 

シキガミが再び静かに動き出したことに二人は諦めかけた。

しかし・・・・・・

 

 

 

ビュ!!   ドカッ!!!

 

 

 

「グハァアアアア!!?」

 

 

 

「ウェ!?」

 

 

 

『!?』

 

 

 

この場にいる全員が予想していた結果とは全く違う結果となった。

シキガミが攻撃したのは八百万と耳郎ではなく、人質を取っていたヴィランだった。

 

 

 

シキガミの攻撃をもろに受けたヴィランは上鳴を掴んでいた手を放し、ぶっ飛んだ。

自分達に攻撃が来ると思っていた二人は呆然とし、攻撃をした本人であるシキガミを見た。

 

 

 

当の本人はどこかスッキリした感じの空気を漂わせている。

 

 

 

「全く・・・余計なことをするんじゃないシ。・・・そこのイヤホン女!サッサとそこの間抜けバカ面を連れてどっかで守ってろだシ。邪魔でしょうがないシ。」

 

 

 

「え!?あ・・・わ、わかった。」

 

 

 

指名された耳郎は驚いたが言われた通りに上鳴を連れて近くの岩場に向かった。

 

 

 

「さて、これで邪魔する馬鹿はいないシ、足手纏いもいないシ。・・・続きを始めるシ。」

 

 

 

シキガミは再び戦闘態勢をとる。

そんなシキガミに八百万は尋ねる。

 

 

 

「どうして味方を攻撃したのですか?あのままでしたら確実に私達を倒せたでしょう。」

 

 

 

八百万の質問にシキガミはハァとため息を吐きながら答えた。

 

 

 

「つまんないこと聞くなだシ。いいか。確かに人質という手は有効だシ。ヴィランどころか時と場合によってはヒーローもするシ。でも、そんなことをして得た勝利なんて勝利とは言わないんだシ!まぁ、どのみちウチはお前たちを倒してリライト様にウチの勝利を捧げるんだシ。」

 

 

 

そう言うとシキガミが纏っている羽衣が八百万に狙いを定める。

 

 

 

「ウチのやり方でね!!【攻式:舞獅子】!!」

 

 

 

シキガミから繰り出される羽衣の容赦ない攻撃が八百万を襲う。

八百万がいる場所から土煙が舞う。

 

 

 

「百!!」

 

 

 

耳郎は八百万の名を叫ぶ。

耳郎は八百万がやられていると思った。

土煙が次第に薄くなりシルエットが見えてくる。

 

 

 

『!!』

 

 

 

土煙が晴れると八百万がシキガミの攻撃を全て切り裂いている姿が現れ、予想外の出来事に驚く耳郎と驚きはしたものの八百万の行動に再び嬉々とした感情がこみ上げてくるシキガミ。

 

 

 

「あなたみたいな人がヴィランなのはとても残念です。ですが、私達はヒーローを目指している身・・・ここで負ける訳にはいきません!あなたを倒して・・・・・・理央の元に行って、理央を止めてみせます!!」

 

 

 

「・・・・・・なんでお前がリライト様の名前を知っているかはお前を倒してからじっくり聞きだしてやるシ。」

 

 

 

シキガミがそう告げると羽衣の一部がシキガミの右腕に巻き付き今までの羽衣での攻撃形態ではなく羽衣の剣という攻撃形態へと変化した。

 

 

 

「ウチは別に羽衣を鞭のようにするだけの馬鹿の一つ覚えの個性じゃないシ。」

 

 

 

シキガミ:紙季織紙御莉/しきおり しおり

 

個性:式帯(しきおび)

自身が身に纏っている帯や反物・紙を自由自在に操る個性。

材質・強度・形状も自由自在。

しかし、洋服や着物といった完成された服は操れない。あくまで帯や反物状の物しか操れない。

自身が身に付けたり持っていない帯や紙・他人が持っている帯や紙、市販などで売っている状態のやつは操れない。

 

 

 

「お前には今までのスタイルじゃ倒しにくいからこれで殺ってやるシ。」

 

 

 

「臨むところです!」

 

 

 

向かい合う二人の間に目には見えない気迫が漂う。

離れたところから二人を見守る耳郎は二人からの緊迫した空気に息を吞む。

少しずつ時は進んでいくがまだ二人は動く気配はない。

 

 

 

「ウ、ウェ~イ・・・・・・」

 

 

 

カッ!!         シュン!!

 

 

 

上鳴のこの場に相応しくない間抜けな声が漏れた瞬間、シキガミ・八百万の姿は同時に消えた。

 

 

 

キンッ!     キンッ!!     キンッ!!!

 

 

 

耳郎の耳に聞こえてきたのは互いの武器をぶつけ合う音。音は次第に強くなってゆく。

 

 

 

 

 

                 キンッ!!!!!!    

 

 

 

 

 

そして最後の音が鳴り止み、二人の姿が互いに背中合わせで現れた。

 

 

 

「・・・・・・今更だけどお前名前は?」

 

 

 

「・・・八百万百・・・ヒーロー名はまだありませんがいずれヒーローになる者ですわ。」

 

 

 

「・・・・・・八百万。今回はウチの負けだシ。でも・・・・・・・・」グラァ

 

 

 

シキガミの身体がゆっくりと倒れこんでゆく。

 

 

 

「次は・・・ウチが・・勝つシ。」ドサッ

 

 

 

 

シキガミが倒れた後に八百万は息を切らし膝を付いた。

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

 

 

「百!!」

 

 

 

勝敗が決し、耳郎が八百万に駆け寄る。

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・やりましたわ。」

 

 

 

「うん・・・うん!!」

 

 

 

八百万が勝ったことにより耳郎は安心感のあまり涙を流す。

 

 

 

「そう言えば・・・百。さっきシキガミが言ってたことって・・・。」

 

 

 

「・・・ええ。今回のヴィラン襲撃の恐らく主犯メンバーの中に・・・私の幼馴染の姿がありました。」

 

 

 

そう言うと立ち上がろうとする八百万を耳郎は止めようとするがさっきの八百万の覚悟と散り散りになる前の八百万の表情を思い出し声を抑える。

 

 

 

「・・・行ってきなよ。百。」

 

 

 

「!!」

 

 

 

八百万は耳郎の言葉に驚き耳郎を見る。

 

 

 

「・・・てっきり止めるものと思っていましたわ。」

 

 

 

「本当は止めたいけどさ、それでも行かなきゃならないんでしょう?」

 

 

 

耳郎は苦笑いしながら八百万を起こし、トンッと背中を押し、ただし・・・と付け加える。

 

 

 

「絶対戻ってくること!。入学してそんな経たずに一人クラスメイトがいなくなったなんて御免だからね!!」

 

 

 

「・・・ハイ!!」

 

 

 

ニカッと笑顔で送り出す耳郎の顔を見て八百万は元気よく返事をして理央がいる中央広場へと向かった。

 

 

 

(待っていてください。絶対に貴方を止めて・・・取り戻して見せます。理央!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか前回同様に戦闘とは言えない戦闘描写になってしまった。

しかも最後らへんフラグだし・・・汗

次回は倒壊ゾーンの戦いです。
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