黒い光による救済者   作:九つの大罪

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わーい久々の投稿だー(泣)


雄英襲撃 VS ジャンパー

入口

 

 

 

「13号。災害救助で活躍するヒーロー。やはり戦闘経験は一般ヒーローに比べ半端劣る。」

 

 

 

「あーらら。自分で自分をチリにしてやんの。」

 

 

 

「先生------!!!!」

 

 

 

悲痛な叫びが響く。

 

 

 

(ワープゲート!やられた・・・・!!)

 

 

 

状況整理すると黒霧とジャンパーに13号の個性である【ブラックホール】で残った生徒達を守ろうと発動するも黒霧の【ワープゲート】で背後にゲートを開きブラックホールの吸収を逆に自分を吸収してしまう結果になってしまった。

 

 

 

「飯田ァ!!走れって!!!!」

 

 

 

13号が傷つき、残った生徒が焦り・呆然・不安といった感情の中一人の生徒が飯田に指示を叫び急かした。

 

 

 

「くそう!!」DRRR

 

 

 

飯田は個性【エンジン】で入口へと猛ダッシュする。

しかし、そんな飯田をほっとく訳もなく・・・

 

 

 

「散らしもらした子供・・・」

 

 

 

黒霧・ジャンパーを含め、ヴィラン連合の目的はあくまでオールマイトのみ

故に・・・

 

 

 

「他の教師達を呼ばれてはこちらも大変ですので・・・」ズッ

 

 

 

「出すわけにはいかねぇな。」シュン

 

 

 

飯田の目の前に黒霧のゲートを開き、その横にジャンパーが移動する。

このままだと飯田自ら黒霧に飛び込んでいく形になってしまう。

 

 

 

(皆を・・・僕が!任された!クラスを!!僕が!!!)

 

 

 

ガバ!!「行け!!」

 

 

 

バッ!!「早くしろ!!」

 

 

 

「!」

 

 

 

飯田が黒霧に突っ込む直前に障子が黒霧の靄部分を自身の巨体で覆い被さり飯田の突っ込みを防ぎ、近くにいたジャンパーの前には砂藤が立ちはだかり、飯田への接触を防いだ。

 

 

 

「くそっ!!」「チッ!!」

 

 

 

二人の妨害に悪態をつく黒霧とジャンパーを背に猛ダッシュする飯田。

自動ドアまであと少しと迫る飯田に対し妨害されたとは云えそう簡単に諦める黒霧とジャンパーではなくすぐに飯田に追いつき再び飯田の前に立ちふさがる。

 

 

 

「生意気だぞメガネ・・・!」「外には出さねぇって言ってるだろ!!」

 

 

 

「「消えろ!!」」

 

 

 

飯田を包み込もうとする瞬間、黒霧の身体が突如突っ込む飯田から離れ、ジャンパーの身体にテープが巻き疲れる。

 

 

 

「「!?」」

 

 

 

「理屈は知らへんけどこんなん着とるなら実体あるってことじゃないかな・・・!!!」

 

「俺達だってただ見てるわけにはいかねぇんだよ・・・!!!」

 

 

 

『行けええ!!!飯田あああ!!!/飯田くーん!!!』

 

 

 

黒霧・ジャンパーが飯田に集中し過ぎていた為他の事がおろそかになり、その隙に麗日と瀬呂がそれぞれの個性で二人を飯田から引き離した。

そんな二人のサポートを好機に飯田は扉を開け外へと飛び出し、更にスピードを上げ猛ダッシュした。

 

 

 

「・・・・・・・・・応援を呼ばれる・・・。・・・・・・ゲームオーバーだ。」

 

 

 

その様子を見て黒霧が静かに呟き諦めて死柄木の元へ戻り報告しようとするが・・・

 

 

 

「黒霧!!俺があのガキを始末する!!あんたはリーダー達にこの事を伝えろ!!!」

 

 

 

「!!」

 

 

 

拘束されているジャンパーが黒霧に向かって叫ぶ。

そんなジャンパーを逃がさまいと瀬呂は踏ん張るがジャンパーはそんな瀬呂を睨み付ける。

 

 

 

「テメーも来い!!クソガキ!!」

 

 

 

そう叫ぶとジャンパーと瀬呂の姿が同時に消えた。

 

 

 

 

 

USJから雄英への道中

 

 

 

 

 

飯田はガムシャラに雄英校舎、職員室、先生、ヒーローへとに向かい走り続けた。

自分に託してくれたクラス皆の為に。

 

 

 

アアアアアアアアアア・・・・・・・・・

 

 

 

ふと、何処からか声が聞こえてくることに気付き、飯田は脚を止め辺りを警戒する。

しかし、警戒して辺りを見渡すもヴィランらしき姿は全然見えない。

されども声は確かに聞こえ、それが徐々に近づいている。

そして飯田はその声が周りではなく上空から聞こえてくることに気付いた。

そこで飯田は上空を見上げるとそこに黒い影が徐々に近づいてくる事に気が付いた。

その影をヴィランと思い身構える飯田だが影の姿を正確に認識できる距離になり飯田はギョッとした。

落下してくるものはヴィランではなく同じクラスメイトでUSJにいるはずの瀬呂範太であった。

 

 

 

「!?瀬呂君!!?」

 

 

 

「飯田アアアアアアアアアアアアァァァァァアアアアアアア!!!」

 

 

 

何故瀬呂が上空から落ちてくるのか解らなかったがこのままでは瀬呂が多々では済まない。というより死んでしまう。

飯田は落下してくる瀬呂に向かって走り出し、瀬呂をキャッチする。

 

 

 

「瀬呂君!!USJにいるはずの君が何故空から!?」

 

 

 

「そ、それが俺も何が何だか・・・・・・ッ!!アブネェ!!!」

 

 

 

瀬呂が何かに気付き飯田の身体を引っ張りその場から少し離れる。

離れるとさっきまでいた場所に数本のナイフが突き刺さった。

 

 

 

「ただでさえそこのメガネのクソガキを外に出しただけでも失態なのにオールマイト以外のヒーローを呼ばれたらリーダーに申し訳ないんだよ。」

 

 

 

上空から声が聞こえ二人は見上げるとそこには空中に浮いてナイフを構えているジャンパーが苛立ちながら殺意を向けていた。

 

 

 

「だからここで大人しく死んでおけクソガキ共。」

 

 

 

 




今回は決着付かずな展開にしました。
決して手抜きではありません。イヤ、ホント、マジで(汗)

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