黒い光による救済者   作:九つの大罪

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前回登場したキャラですが、元々はオール・フォー・ワンにする予定でしたが、オール・フォー・ワンは死柄木弔を後継者とするため動いているので、理央とは目的が違うため、オリキャラ・オリ組織を作りました。

色々言いたいことはあると思いますが何卒ご了承ください。


cristo ークリストー

【ライフメーカー】

超常黎明期、社会が超常に対応しきれていない混沌の時代に、圧倒的な力・計画的な悪行で瞬く間に悪の支配者として君臨する・・・という存在、【オール・フォー・ワン】同様に裏社会に君臨する・・・という都市伝説な存在。

死亡説があってもなお、確信を持ち畏れられていた。

 

「・・・信じられないな。」

 

集まったメンバーの一人が呟く。

 

それもそのはずだろう。

いきなり現れて、自分が伝説の存在だと言われても信じろというのが無理だろう。

 

「大体、仮に本人だとしても黎明期からの存在だろ?何故生きている?」

 

確かに・・・超常黎明期からの伝説。声は機械音声などでどうとでもなる。だが肉体は別だ。黎明期から今の今までもつわけがない。

 

〖「フム。まぁ・・・無理もない。しかし私は本人さ。二代目やら機械仕掛けのサイボーグとかいうものじゃない。・・・・・・簡単に言えば・・・個性による不老不死モドキさ。」〗

 

『!?』

 

不老不死・・・・・・だと?

 

〖「モドキだと言っただろ?私の個性は【生と死】(ライフ&デッド)っといってね。強力な生命力と死を司る個性なんだよ。私自身が死んでも死の個性で死体の状態でも会話でき生の個性で活動できる。もう死んでいるから歳なんて関係ないしね。」〗

 

どこか軽く話すライフメーカーに俺たちは呆気に取られた。

 

〖「さて、私のことはこのくらいでいいだろう。そろそろ君たちの事を話してくれないかな。」〗

 

『・・・・・・』

 

軽い個性の説明だけだろ・・・。本質を見せない存在だな。

仮面男以外の全員がどこか釈然としていないみたいだった。

 

そんな沈黙のなか、仮面男が最初に沈黙を破った。

 

「それでは、僭越ながら私から・・・。私の名は【能未統眞】(のうみ とうま)。コードネームは《サイコ》個性は[記憶操作]です。以後お見知りおきを。」

 

「・・・・・・【黒須繋介】(くろす けいすけ)。個性は[五感]。コードネームは《アンチ》で通す。」

 

「【望美願魔璃】(のぞみね まり)。個性は[ヴァリュアブルジャック]。コードネームはそうね・・・《サバト》とでも名乗っとくわ。」

 

「【剣魔神】(けんま じん)。今は《怪剣クロード》と名乗っている。個性は[金属変殻](トランスフォーム)だ。」

 

「・・・【大神白夜】(おおがみ びゃくや)。今は名を捨て《探シ者》として行動している。個性は[絶対空間]・[細胞再生]の二つだ。」

 

「【宇崎瞳】(うざき ひとみ)。個性は[獣王](じゅうおう)。コードネームは《ブルート》だ。」

 

「・・・黒光子理央。個性は[黒い光]・[超越]・[MDR]の三つ。[・・・コードネームは《リライト》だ。」

 

それぞれの自己紹介が終わり、理央と白夜に視線が集まる。

それもそうだろう。基本的に個性は一人一つというのが普通だ。

それを二つ三つ持っていることが特殊なのだ。

 

視線は好奇心・驚愕・物珍しいものを見るといった感じであり、視線が集まっている二人はイラつき始める。

 

〖「さて、自己紹介も終わったし本題に入ろうか。」〗

 

全員の視線がモニターに向く。

 

〖「早速だが、君たちは今の社会もしくは世界をどう思っている?」〗

 

『腐っている・醜い・ウソくせぇ・偽善の塊』

 

ライフメーカーからの問いに意見はバラバラだが全員が即答した。

 

〖「・・・素晴らしい。全員が私と同じ考えだよ。」〗

 

顔を仮面で覆っているので表情が読みづらいがライフメーカーは喜びを表していた。

 

「・・・今のが本題か?だとしたら聞くだけ無駄だ。大体大方ここに集まった連中は今の社会に牙を剝くことを考えている奴等だろう?そんな連中同士で交友深めるために集めた訳じゃないだろう?」

 

探シ者がイラつきながら尋ねる。

 

「・・・キッカケは一年前に届いたムービーメール。」

 

『!!』

 

理央、もといリライトが静かにここに集まったわけを振り返る。

それに全員が反応した。

 

「そこにいるサイコがムービー付きの添付メールを送信してきた。そのムービーを開いた瞬間・・・・・・今の今まで感じていた社会への不信感が増幅され、さらに個性が今までとは違うように感じられた。」

 

「それは俺も同様だ・・・・・・それと同時に無意識にセーブされていた個性の真の能力を理解したんだ。」

 

「確かに。一年前までは個性の真髄が理解できなかったのよね。」

 

「でもメールを見てから個性の真髄をフルに引き出す方法を理解することができたんだよね。」

 

クロード、サバト、ブルートが同意の意見を述べる。

残りのメンバーも頷く。

 

「しかしその後は放置。連絡することはあれど特にどうこうすることはなく俺たちに自由気ままに個性を使わせ続けた。そして今日・・・これがこの招集の実施。・・・・・・・・・何、この『機は熟した』感?酷く不愉快だ。」

 

リライトの言葉で全員がサイコ・・・正確にはライフメーカーを見る。

 

〖「・・・OK、全て話そう。これまでの経緯、そして私自身のことを・・・」〗

 

ライフメーカーは語った。

超常黎明期に知り合った親友が時代が流れ、一人のあるヒーローに敗れ去った。

それからの世界は酷く不快だった。

 

巨悪を倒したヒーローに憧れ多くのヒーローが生まれた。しかし、ほとんどのヒーローはハッキリいって偽善や欲の塊、そして・・・英雄気取りの贋者でしかなかった。

 

金・性・名声の為に活動するものがほとんどだった。

 

更に、正義や平和のために活動することが世間では正しい事と言われているが、実際の正義は嘘くさく、薄っぺらく、脆いものだった。

 

とある戦場にて繰り広げられる戦争。

片や主義主張の為と無差別テロを続けるテロリスト。片やそんなテロリストの制裁という正義を掲げ、人殺しにやって来た連中。

これをどっちが悪だと思う?答えはどちらも悪でしかない。

正義の名において増えていく犠牲・・・これが正義か?いや、悪でしかない。

 

だからといって罪のない者を殺す権利は誰にも存在しない。

しかしそんなことが本気でまかり通るものならば・・・この世に悪など生まれはしない。

 

正義は悪から生まれるものというが・・・光があるからこそ闇が生まれる。

 

悪に至っては惨めだった。

 

巨悪が消え去った後、蔓延る悪はちっぽけな欲の為に動くものだらけだった。

 

金・快楽・嫉妬・復讐・力を見せびらかすだけで行動する存在だけで、信念・想い・仁義といったものは全く存在しない。そんな連中しかこの世に蔓延っていない。

 

悪戯に恐怖や絶望を与えるだけのちっぽけな存在になってしまった。

 

しかし、最も問題なのは人そのものだった。

 

力無き者は力有る者を讃えるが、高すぎる力・スキルを持つと憧れや尊敬は恐怖へと変わり、力を持つ者を排除しようとする。

 

力有る者が敗北者になれば励ますどころか見限り、責めたて、見捨てる。

 

力有る者が力無き者を守れど、命の危機に晒されれば、力無き者は我が身大事と力有る者を責めたてる。

 

力有る者は力無き者を力で捻じ伏せて、優位になり、力無き者を見下し支配する。

 

力有る者は自身を過大評価し身勝手な行動をする。

 

そんな世界に酷く不服感を抱いたライフメーカーは世界が間違っていることを証明し新たに創り直すために反旗を翻したことを決意する。

 

腐ったものが周りに影響を及ぼす前に腐ったものだけを排除するのではなく。

その全てを排除し、新たな世界を創り出すことを・・・・・・・・・。

 

「・・・・・・自尊心と復讐心・・・実に人間的だな・・・。」

 

「それで俺たちのような連中を集めて行動開始しようと?」

 

「・・・悪いけどあたしらは集まりはしたもののアンタの部下になるつもりはないよ。」

 

アンチ、探シ者、ブルートが答える。

 

〖「・・・・・・いや、それは違うよ。ブルート。・・・・・・私達の間には上下関係はない。その行動や言動に縛りはないさ。簡単にいえは我々は同志さ。だが、一つの信念より複数の信念が集えばより素晴らしい世界が創れると思ってね。・・・各々好きに・・・自由に動くといいさ。・・・・・・来るべき【再世の日】までね。」〗

 

『・・・・・・』

 

その後、リライト達は解散した。

しかし・・・・・・すぐに全員が再集結した。

あの瞬間、一つの信念に魅了されたのだ。

 

今ここに、一つの新たなる組織。

 

 

 

 

 

             【Cristo】-クリストーが誕生した。

 

 




やっと出来たけど・・・酷い出来だよ(´;ω;`)

今回は理央を途中からリライトというコードネーム。
簡単にいうとヴィラン名でやりましたが、今後のストーリーでリライトと通すか、あくまでヴィラン名だけで、進んでゆく際は理央と通すかアンケートを募集します。

良ければお答えください。

感想・アドバイスお待ちしております。
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