「ここが長浜か・・・」
僕は高坂蒼真(たかさかそうま)。一応都会人。
第一志望であったS大学に受かったピカピカの一年生。
なぜ沼津市長浜に住んだのかというと・・・
僕にもわからない。
「(本当に大丈夫かな・・・)」
5割の期待と5割の不安と言いたいが、そうとも言えないだろう。
なぜなら、10割不安であるから。
「気分転換にゲーセンでも行ってくるか」
「ここが、沼津のゲーセンか」
思いのほか建物は大きかった。
中に入ってみると、地元のゲーセンと置いてある筐体がほぼ一緒みたい。
そこに関しては、嬉しい。
しかし、少し違った点があった。
前々からやりたいと思っていた、アケフェスがあった。
近くまで寄ってみると、端っこの台セーラー服を着た二人組がいた。
「よ、ようちゃん!μ’sが踊っているよ!✨」
「ちょっと、ちかちゃんプレーにも集中してよ~」
二人組の女子高生だろうか、アケフェスをやってるようだ。
オレンジ色の髪の毛の子と、灰色の髪の毛の子。
そして、身長は・・・
・・・はっ
つい見とれてしまった。
周りから見たら変態だと思われてしまう。
そう思った僕は、財布からお金を取り出し、極力見ないように筐体の前に立った。
[プレイ中]
初めてやってみたが、とても面白い。
ラブライブについてあまり知らない僕でも十分楽しめる。
(周りにうまい人がいて困惑したが)
「さてと、帰ろうかな」
少しでも不安が紛れたのか、バス停までの道はとても体が軽い。
「18時2分か・・・」
そわそわしているせいか、ついつい何回も携帯の時計を見てしまう。
少ししたらバスが来たので、余裕をもってバスに乗れた。
疲れた体を座席に、ゆっくりと腰かけた。
そしたら、向こうから走ってくる二人組がいた。
「ちかちゃん!早くしないと乗り遅れちゃうよ!」
「ま、まってぇ~~~~~」
「ギリギリ間に合ったねハァハァ」
「ちかちゃんがμ’sを何回も見たいからって言うからハァハァ」
二人とも駅からダッシュしてきたのだろうか、かなり息が上がっている。
俺が走ったら・・・
心肺停止して死ぬね(ドヤァ)
小中高とも文化部もしくは帰宅部だったからだ。
そう思いつつ彼女たちを見ると、前かがみのせいか見えてしまった。
恐らくこれは世間一般ではラッキーと言うのだろうか。
だがしかし、僕は見なかった。
まだムショ送りにはされたくない気持ちがある。
「(目的のバス停まで時間があるから寝ようかな)」
・・・・んっ
少し重たくなった瞼をゆっくり開けた。
日差しが眩しかったせいか、目が覚めた。
ふと日差しが射している方のの窓側を見た。
「うぉ・・・すげぇ・・・」
気づいたら、声を出していた。
なぜなら都会では見れない、夕焼けと海岸そこにはあった。
よく夕焼けと海岸のシーンは想像できるが、たいして風景に関心を持っていない。
けど、僕には感動的なもの。
この風景を毎日見れるなら悪くはないかな。
こうして僕の沼津ライフが始まるみたいだ。
最後まで見てくれてありがとう。おっふ