ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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兎にも角にも現在はバトルツリーでBP稼ぎ中ですね。最高ではゲンガブギャラで149連勝までは行ったので、今はテテフゲンハッサムで試しているところです。流石に見せ合い無しでブイズで勝ち抜くのはキツイです……。


スカル団再び

試練を終えた僕は茂みの洞窟を出る。するとそこには特訓を終えたのかミヅキが待機していて、僕が出てきたのを確認して近づいてくる。

 

「シンジ君!試練は無事終わったの?」

 

「うん、なんとか主ポケモンを倒して試練を突破できたよ。」

 

ミヅキは少し不安そうな顔をして僕に試練をクリアしたのかを尋ねてくる。僕はその問いに頷きながら答えるとミヅキは安心した顔を見せる。

 

「よかった!流石シンジ君だね!私も特訓してきて強くなったからそろそろ受けようかなと思って戻ってきたんだ。」

 

「丁度良かったね。主ポケモンはかなり強敵だけどミヅキなら大丈夫だよ。自信もって挑戦してみて!」

 

僕はミヅキに激励の言葉を贈る。その言葉にミヅキは「ありがとう」と返事をする。イリマさんはその光景を笑顔で見届け、ミヅキを洞窟の奥へと案内する。僕もミヅキの姿が見えなくなるまで、その背中をしっかりと見届ける。

 

「さてと、僕は先に進もうかな」

 

試練を終えた僕は先に進もうと判断する。リーリエも先に進んだからあわよくば合流できるかもしれない。

 

僕は道なりに進むとある場所に出た。そこは山吹色の花がいっぱい咲き誇っている花畑だ。そこには見たことのないボンボンを持った黄色い鳥ポケモンがいた。ロトムにあのポケモンの詳細を聞いてみると、どうやらオドリドリというポケモンらしい。オドリドリは吸った花の蜜によって姿やタイプを変えるようだ。

 

僕がオドリドリのことを観察していると、近くでなんだか戸惑っている女の子がいた。花が中々に大きくて確認しづらかったが、あの白い帽子と服を見間違えることはない。間違いなくリーリエだろう。僕はそう思いリーリエに近づく。

 

「リーリエ?こんなところでどうしたの?」

 

僕はリーリエにどうしてここにいるのかを問いかける。するとリーリエもこちらの存在に気が付いたようでこっちに近づいてくる。

 

「シンジさん!あの……ほしぐもちゃんがあんなところまで一人で行ってしまって……。」

 

リーリエが指をさした方向を見ると、ほしぐもちゃんがなんだか楽しそうな顔をしながら踊っている。どうやら花畑が珍しいのか、少し羽目を外しているようだ。

 

「どうしましょう……。花畑をあまり荒らしたくはありませんし、シンジさん、なんとかなりませんか?」

 

リーリエはどうにかして花畑を荒らさずにほしぐもちゃんをこちらに連れてくる方法がないか僕に頼み込んでくる。僕はその時ある提案を思いつき、モンスターボールを手に取る。

 

「出てきて!エーフィ!」

 

僕がモンスターボールから出したのはエーフィだった。エスパータイプでサイコキネシスの使えるエーフィはこの場では持って来いだろう。

 

「この子はエーフィさんですね?確かイーブイの進化形の一体で、エスパータイプを持っている子だと記憶していますが……」

 

流石はリーリエだ。トレーナーでなくてもポケモンの知識は随一と言えるだろう。この子がトレーナーになれば僕の強敵となりそうな気がして少し怖いところでもある。

 

「エーフィのサイコキネシスでほしぐもちゃんをこっちに連れ戻すんだよ。」

 

「え?でもほしぐもちゃんが傷ついたりはしないのでしょうか……。」

 

「大丈夫だよ。攻撃技とは言え投げ飛ばしたり乱暴に扱わなければ傷ついたりすることはまずないから。」

 

「そうなんですか、それならよかったです。流石はシンジさんですね!」

 

僕の言葉にリーリエは安心したのかホッと胸をなでおろす。そして僕はエーフィに指示を出す。エーフィはサイコキネシスでほしぐもちゃんを宙に浮かばせてゆっくりとこちらに引き寄せる。そしてゆっくりとリーリエの元へと無事に連れ帰ってくる。

 

「よかったほしぐもちゃん!まったく……いつも心配させるんですから。気を付けてくださいね?」

 

ほしぐもちゃんは首を傾げて、分かったのか分かってないのか分かりにくい反応をする。僕はその二人をみて何だか微笑ましい気分になりながら眺める。

 

「あっ、シンジさんごめんなさい。またほしぐもちゃんが迷惑をかけてしまい……。」

 

「そんなこと気にしなくてもいいよ。ほしぐもちゃんが無事で何よりだよ。」

 

僕は首を横に振り謝るリーリエに対して気にしなくてもいいと言う。そして僕たちは花畑を後にしようとその場から離れると、そこにはまた例の二人組があらわれる。

 

「おっ?あの時邪魔した奴じゃないでスカ!?」

 

「ん?え~と、あなた達は確か……スカスカ団?」

 

「スカスカ団じゃない!スカル団!」

 

スカル団の二人は名前を間違えられたことに腹を立て怒鳴りつけてくる。正直ごめん。今のは素で間違えた。うん、でもこの口癖的にもしかたないよね?

 

「トレーナーはどうやらお前ひとりのようスカ。ならば二人でリンチしてあの時お返しをするスカ!」

 

どうやらあの時のことをまだ根に持っているみたいだ。僕はあまり印象に残ってなかったけど、よく悪役の下っ端は「ここで会ったが100年目!」とかいって襲ってくるとか聞いたことがある……気がする。

 

うん、取り敢えず僕がもう一度相手をすれば気が済むよね。じゃあ仕方ないから相手してあげようかな。

 

正直僕はあまり乗り気ではないけど、このまま逃げられそうもないし二人の相手をすることにした。

 

「問答無用スカ!行け!ズバット!」

 

「出てこい!スリープ!」

 

スカル団の二人はあの時と同じ二体のポケモンを繰り出す。どうやら成長はしていないみたいだね。

 

「だったらここはエーフィ!そのままお願いするよ!」

 

僕はボールに戻していないエーフィをそのままバトルに参加させることにした。エーフィも分かっていたかのように僕の声に合わせて同時に前に出る。

 

「シンジさん!一人では無茶では!」

 

「大丈夫だよ。ここは危ないから下がっていて。」

 

リーリエが僕の心配をしてくれるが、僕は大丈夫だと伝えリーリエを下がらせる。僕のエーフィはそんなにやわじゃないから簡単には負けないよ。

 

「先手必勝っスカ!ズバット!ちょうおんぱ!」

 

ズバットはエーフィ目掛けてちょうおんぱを放つ。しかし僕もエーフィも微動だにせず回避行動を一切取らなかった。

 

「よし!これで奴はこんらん状態に……。」

 

「さあ、それはどうかな?」

 

僕の言葉にスカル団はその言葉に動揺し、再びエーフィの方を見る。しかしエーフィは混乱どころか何事もなかったかのように平然と立っている。

 

「なっ!?今ちょうおんぱが直撃したはずスカ!」

 

「ズバットの方を見てみたら分かるよ。」

 

「なに!?」

 

僕は彼らにそう言うと彼らは驚きの表情を隠せなかった。なぜなら、混乱しているのはエーフィではなく、ちょうおんぱを放ったズバット本人だったからだ。

 

「僕のエーフィの特性はマジックミラーでね。相手の変化技を跳ね返すことができる特性なんだ。だからこそちょうおんぱはエーフィではなく、君のズバットを襲ったってわけ。」

 

「な!?そんな特性ありっスカ!?」

 

再びスカル団は驚きの表情を見せる。なんかこの人たち表情豊かだね。

 

「シンジさん……あなたはそこまで読んで……。」

 

リーリエも感嘆の声をあげる。まあ前回の戦いでは単調な戦闘で返り討ちになってたし、今回は少しくらい対策取ってるかな?と思ったらドンピシャだったね。

 

「く!?だったらこれはどうっスカ!スリープ!シャドーボール!」

 

「ジャンプして躱して!」

 

スリープはシャドーボールを放つもその攻撃は地面にあたり、エーフィは空中にジャンプして避ける。その後、スカル団はズバットにきゅうけつを指示するが、混乱状態のため訳も分からず岩にぶつかり自分を攻撃している。

 

「エーフィ!ズバットにサイコキネシス!そのままスリープに投げ飛ばして!」

 

ズバットはエーフィに捕らえられ意のままに操られる。そして自由が利かないままスリープ目掛けて飛ばされる。スリープも突然のことで反応できず一緒に飛ばされてしまう。

 

「とどめだよ!シャドーボール!」

 

エーフィはシャドーボールを放ち怯んで動けないスリープとズバット直撃する。シャドーボールが直撃したズバットとスリープはそのまま戦闘不能になり、スカル団のモンスターボールに戻っていく。

 

「く、くそ!なんなんっスカ!こいつ!」

 

「つ、次こそコテンパンにしてやるスカ!」

 

それだけ言い残しスカル団は全速力で逃げていく。相変わらず逃げ足だけは速い人たちだね。

 

「シンジさん!エーフィさん!大丈夫でしたか!?」

 

リーリエが僕たちのことを心配して小走りで近づいてくる。僕はいつも通り「大丈夫」と答えると、リーリエは一安心した顔を見せてくれる。

 

「それにしてもシンジさんはすごいトレーナーさんですね。二人が相手でも問題なく勝ってしまうなんて。」

 

「そう?ありがと。」

 

「お礼を言うのはこちらの方です。なんだかシンジさんの姿を見てると私も頑張れそうな気がしてきます。」

 

リーリエはそう言い僕に笑顔を見せてくれる。でも僕も、なんだかリーリエの笑顔を見ていると頑張れる気がする。気のせいかな?

 

「取り敢えずこの道を真っ直ぐ行こうか。そうすればリリィタウンまで戻れるはずだから。」

 

「はい!」

 

僕はリーリエとリリィタウンまで向かうことにした。その間、僕はリーリエにイリマさんの試練の話をした。

 

「そんなにデカいデカグースさんだったんですか?」

 

「うん、あれは通常の3倍近くはあったね。」

 

「そんなにですか!?それは是非見てみたかったです。」

 

そんな他愛もない話をしながら……。




前の話で誤字があったようで、心の優しいお方が態々教えて下さりました。いくら注意して見ててもやっぱり誤字脱字は無くなりませんね(泣)

また誤字脱字があれば気軽に教えてください。

そう言えば今週のアニポケはカスミさんのメガギャラでしたね?先週は初代ファンには嬉しい懐かしの展開があって面白かったですね。特にプリンの演出を見たら当時の放送から大分経つんだと実感しました。ニャース(の尻尾)に噛み付くブルーなんかも思い出しました。サトシのピジョットも出てくれないかな……。早く迎えに行ってあげてください。
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