ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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遂にクチナシさんの大試練となります

そして今日からUNITEにアマージョ参戦


ウラウラ島大試練!VSクチナシ!

ウラウラ島の大試練を受けるためにポータウンへと向かって歩いていたリーリエ。現在彼女の目の前には大きな壁がそびえ立っていた。

 

「ロトム図鑑さん。もしかしてここが?」

『ビビッ!間違いなくここがポータウンだロ!』

 

ロトム図鑑によればこの内部にポータウンがあるようだ。以前リーリエも連れてこられたことはあったのだが、正直当時の事はあまり記憶に残っていない。あのような状況では記憶に残せる余裕はないのも仕方ないだろう。

 

試練とは違う大試練の緊張感がリーリエの体に伝わってくる。気持ちを落ち着かせるために一度深呼吸をする。「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせることで心拍数を少しずつ下げていく。

 

「……では、行きます」

 

リーリエはポータウン入り口の扉を開ける。すると内部は外とは違いほぼ廃墟と言ってもいい光景が広がっていた。未だに元スカル団が集会していたりもするため手を加えることができないので仕方がないところでもある。まるで都市伝説にでも出てきそうな場所である。

 

かつてはバリケードが張られていたりもしたのだが、さすがに今では撤廃されている。リーリエが真っ直ぐ進み、奥にはボロボロの大きな屋敷が建っていた。その前には猫背の男性の後ろ姿が見えた。あの特徴的な立ち姿は紛れもなくしまキングのクチナシである。

 

ロトムにそう言われたリーリエは覚悟を決めてクチナシの元へと歩いていく。彼女が近付いた時、気配に気づいたクチナシが口を開いた。

 

「……はぁ、やっと来たか。」

 

クチナシはため息交じりにそう呟いた。するとどことなく気だるそうにゆっくりとこちらへと振り向いてリーリエの顔を見る。

 

「ねえちゃん。ここに来たってことは、大試練を受ける覚悟ができたってことでいいんだよな?」

 

リーリエはクチナシの言葉に「はい」と真っ直ぐな視線で答える。その答えにクチナシは少し口を零す。

 

「……まったく、そんな返答されたら何も言えねぇな。アセロラに言われたんじゃなければ……」

 

クチナシの言葉にリーリエはなるほどと納得する。アセロラが出かけて解決した問題とはクチナシの件のようである。

 

クチナシはしまキングと言う立場ではあるが、何分彼自身が少々面倒くさがりな面もあるため大試練を受ける島巡りのトレーナーにとって意味鬼門と言われている。そのたびにアセロラが説得してしまキングの職を務めさせているわけではあるのだが。

 

「さあねえちゃん。おれの大試練は使用ポケモン2体のシンプルなルールだ。その方が手っ取り早いからな。」

 

クチナシは表情を変えることなくモンスターボールを手に取る。

 

「ここに来ちまった以上あとはねぇ。まぁ、軽くやろうや。」

 

そう言ってクチナシはモンスターボールを投げる。中からは大きな体と突き出た口が特徴的なポケモンが姿を現した。

 

『ビアァ!』

『ワルビアル、いかくポケモン。じめん・あくタイプ。強力な顎で鉄板をも砕く凶暴なポケモン。砂のギャングとも呼ばれ、砂漠ではとても恐れられている。』

 

最初のポケモンはワルビアルであった。クチナシはあくタイプの使い手だが、ワルビアルはじめんタイプも併せ持っている。ならばあのポケモンであれば相性は抜群であろうとリーリエはモンスターボールを手に取る。

 

「お願いします!シロン!」

『コォン!』

 

リーリエが繰り出したのはこおりとフェアリータイプを持つシロンであった。タイプ相性で言えばワルビアルに対して圧倒的有利なため、マニュアル通りのセオリーに従ったチョイスである。

 

『ワッビィ!』

『コン!?』

 

ワルビアルの特性、いかくだ。場に出た時相手の攻撃力を下げる効果が発動する。これによりマリルの攻撃力は下げられてしまったが、シロンのメイン攻撃は特殊攻撃であるためそこまで影響はないだろう。

 

「ねえちゃんから来な。軽く腕前、見てやるよ。」

 

クチナシの言葉にならば遠慮なく、とリーリエは先手で攻撃を仕掛ける。しまキングであるクチナシに出し惜しみや後手に回る行動は悪手だからだ。

 

そしてクチナシのその言葉と同時に、リーリエのウラウラ島大試練が開始されたのであった。

 

「シロン!こおりのつぶてです!」

『コォン!』

 

開幕は牽制としてこおりのつぶてを放つ。シロンも経験を積んでいるため、こおりのつぶてのスピードも明らかに上昇していた。

 

ワルビアルはそこまで素早さの早いポケモンではない。これだけのスピードであれば避けられないだろうと確信するが、クチナシは驚くべき方法でその攻撃を防ぐのであった。

 

「かみくだく」

『ワルビィ!』

 

ワルビアルは突き出た口を大きく開き、鋭い牙で無数のこおりのつぶてを全て噛み砕いて破砕した。その行動にはリーリエも驚かずにはいられなかった。

 

攻撃力が下がっているとはいえこおりのつぶてはじめんタイプに対して効果が抜群である。その攻撃をいとも容易く、それも一撃で全て正面から粉砕したのだ。このような芸当ができるポケモンはそうはいない。彼の態度や見た目とは裏腹に、非常に良く育てられていることがその行動だけで分かる。

 

「……すなじごく」

『ワッビ!』

 

ワルビアルが鋭い爪を地面に突き刺す。するとシロンの足元が急激に崩れ、砂の渦の中へと吸い込まれていった。

 

『コン!?』

「シロン!?」

「これで動きは封じた。さあ、抜け出せるか?」

 

すなじごくは相手の動きを封じて、脱出しようと藻掻く相手の体力を蝕んでいく技だ。砂の渦に巻き込まれてシロンもかなり苦しそうにしている。

 

シロンは必至にもがくが、それでも体力だけが徐々に奪われ息を切らしてしまっている。強力なすなじごくに、シロンはなすすべがなくなってしまっている。

 

「ワルビアル、がんせきふうじ」

『ワッビ』

 

ワルビアルは続けてがんせきふうじで身動きをうまくとれないシロンに畳みかける。

 

シロンの周囲、四方にがんせきふうじを落として文字通り退路を断つ。そして完全に相手の動きを封じたワルビアルはシロンの頭上により大きい岩石を落とす。

 

「っ!シロン!れいとうビームです!」

『コォン!』

 

シロンはれいとうビームで頭上の岩石を迎え撃つ。シロンのれいとうビームで岩石にヒビが入り、次第に砕け散って大きな衝撃が周りに響き渡る。その衝撃によりシロンの周囲にあった岩石もすべて駆除される。

 

また、その大きな衝撃でシロンの体も辛うじてすなじごくからの脱出に成功する。しかしそれでもかなりの体力を消耗してしまっているようだ。現にシロンは肩で息をして余力があまり残っていないように思える。

 

(もう一度すなじごくを受けてしまえば……)

 

今回は運よく抜け出すことができたが、次に受けてしまえば間違いなく体力の限界が訪れてしまう。それだけワルビアルのすなじごくは強力なものであった。

 

「今度はおれから行かせてもらう。あなをほる」

『ビィア!』

 

ワルビアルは勢いよく穴を掘り地中に姿を消す。リーリエのチラチーノも覚えているから分かることだが、どこから攻めてくるか不明なため非常に厄介な技だ。

 

「どこから……シロン!警戒してください!」

『コォン!』

 

シロンもワルビアルがいつ攻めてきてもいいように眼を瞑って最大限神経を研ぎ澄ませる。ワルビアルの気配を五感を使って感じ取る。

 

長い間静寂に包まれ、フィールドには緊張が走る。次の瞬間、シロンが何かに気付いたように目を見開いた。その時……

 

「……すなじごく」

 

再びシロンの足元が砂の渦に崩れ落ちていく。それに気付いたシロンは咄嗟にジャンプして躱す。

 

「今です!ムーンフォース!」

『コォン!』

 

シロンはムーンフォースを真下のすなじごくに向かって放つ。すなじごくに着弾したムーンフォースによる衝撃で、ワルビアルは無理やり地中から引き釣り出された。

 

「っ!?やるじゃねぇか。」

 

先ほどまでは仏頂面だったクチナシだが、今の対応に感心したのか口元をニヤリと上げ笑みを浮かべた。ようやくやる気が出てきた、ということだろうか。

 

「こおりのつぶてです!」

『コン!』

「尻尾を地面に叩きつけろ!」

『ビア!』

 

シロンはすかさず吹き飛ばされたワルビアルにこおりのつぶてで追撃を仕掛ける。しかしワルビアルは大きく強靭な尻尾を地面に叩きつけ砂を撒きあげ、こおりのつぶてを確実にガードする。どのような状況でも冷静に対処する方法を持っているのはさすがしまキング、と言ったところか。

 

「がんせきふうじ!」

 

こおりのつぶての後隙を狙ってがんせきふうじによる反撃を仕掛ける。すなじごくの時と同様にシロンの動きを塞ぎ退路を断とうとする。

 

「シロン!走ってください!」

『コォン!』

 

シロンは駆け出してワルビアルのがんせきふうじを回避する。シロンの素早い攻撃を捕らえることができずにワルビアルのがんせきふうじは無効化される。

 

(今のシロンでは体力的にも厳しいです。チャンスは一度のみ!)

「シロン!そのままワルビアルさんに近付いて下さい!」

 

シロンはリーリエの指示に従い残りの体力を振り絞ってワルビアルに近付く。ワルビアルはがんせきふうじを連続して放ちシロンを突き離そうとするが、シロンは冷静に躱して止まることはなかった。

 

「なにを考えてる?」

 

遠距離攻撃が得意なキュウコンが接近して何をするのかが分からず考えるクチナシ。必死に抵抗するがそれでもシロンはやはり止まらない。

 

そしてワルビアルのがんせきふうじを交わしきり、遂に目と鼻の先まで接近することに成功する。シロンはそのタイミングを見計らってワルビアルに飛びかかる。

 

「っ!?ワルビアル!かみくだく!」

『ビア!』

「シロン!れいとうビームです!」

『コォン!』

 

シロンはほぼゼロ距離でワルビアルにれいとうビームを放つ。クチナシはリーリエの考えに気付きかみくだくで咄嗟に抵抗を見せる。

 

シロンのれいとうビームがワルビアルの目の前で発射する。一方ワルビアルのかみくだくも同時にシロンを襲った。シロンとワルビアルの周囲を包み込む衝撃がフィールド中央で発生する。

 

「シロン!」

「…………」

 

先ほどまでの騒々しさから一変、ポータウン全域が静寂に包まれる。リーリエとクチナシが緊張する中、遂に衝撃が晴れて2匹が姿を現す。

 

そこにはシロンとワルビアル、両者が立っている姿が確認できた。どちらもボロボロで、今のでも駄目なのかとリーリエは歯を噛み締める。

 

その時フィールドに変化が起こる。両者が建っていたかと思いきや、次の瞬間に片方が崩れ落ちた。倒れたのはリーリエのポケモン、シロンであった。

 

「っ!?シロン!」

 

リーリエはシロンに駆け寄る。シロンは目を回しており、戦闘不能状態となってしまっていた。

 

「……お疲れ様ですシロン。ゆっくり休んでください。」

 

健闘したもののシロンが倒せなかったことにショックを受けるリーリエ。手ごたえを感じたため倒せると確信していたため余計にであった。

 

次のポケモンに託すしかない、そう感じた時にクチナシは眼を瞑ってモンスターボールを手にする。

 

一体どうしたのか、とリーリエは思ったが、ワルビアルの姿をよく見たらその理由が分かった。

 

ワルビアルは倒れることなく、立ったまま戦闘不能状態となってしまっていたのだ。つまりこの勝負はドローとなり、お互いに戦闘不能となっていたのである。

 

「……ご苦労だったな、ワルビアル。」

 

失礼かもしれないが普段のクチナシとは思えない優しい言葉をワルビアルに投げかける。少し無茶ではあったがシロンの戦いは無駄ではなかった。

 

「まさかねえちゃんがここまでやるとは思わなかった。年甲斐もなく焦っちまったよ。」

 

クチナシはワルビアルの入ったモンスターボールを懐にしまう。そして次の、最後のポケモンの入ったモンスターボールを手に取った。

 

「だがこいつは一筋縄ではいかねぇぜ?ねぇちゃんの実力、おれに見せてみな。」

 

そう言ってクチナシはニヤリと口角を上げてモンスターボールを投げる。中からは彼のパートナーとも呼べる黒いポケモンが姿を現した。

 

『ペッシ!』

『ペルシアン、アローラのすがた、シャムネコポケモン。あくタイプ。滑らかな毛並みと高い身体能力を持つ。気性が荒く懐かせるのが非常に難しい。鋭いツメによる一撃は深い傷を負ってしまう。』

 

クチナシのパートナー、アローラの姿をしたペルシアンである。その立ち姿は非常に優雅で、見るからに強者の風格が漂っていた。当たり前ではあるが、油断できる相手では毛頭ないだろう。

 

「マリルさん!お願いします!」

『リルル!』

 

リーリエの最後のポケモンはみず・フェアリータイプのマリルである。あくたいぷであるペルシアンにフェアリータイプを持つマリルは無難なチョイスだろう。

 

しかし先ほどのマッチングと同様に、タイプ相性が圧倒的有利だからといって勝負が決まるわけではない。リーリエもそのことは重々承知しているだろう。

 

「パワージェム」

『ペッシ』

 

ペルシアンは煌めく光を無数に発射して攻撃する。いわタイプの技であるパワージェムだ。

 

「マリルさん!躱してバブルこうせんです!」

『リル!』

 

マリルはパワージェムをジャンプして回避する。回避後すかさずバブルこうせんで反撃して、ペルシアンに襲い掛かる。

 

「シャドークロ―!」

『ペルシャ!』

 

ペルシアンは影から作った鋭いツメ、シャドークローによりバブルこうせんを正面から切り裂く。バブルこうせんはシャドークローによって容易く防がれてしまった。

 

「シャドークロ―で攻めたてろ!」

『ぺシャ!』

「マリルさん!アクアテールで迎え撃ってください!」

『リル!』

 

ペルシアンはシャドークロ―で反撃、大してマリルはアクアテールで対抗する。互いの強力な技はガキンッと金属音が出るかのように弾き合い、お互い再び距離が開く。

 

「マリルさん!ころがるです!」

 

マリルはころがるを使い反動による隙をなくす。その戦術にクチナシはなるほどね、と関心の声をあげる。

 

「だけど甘い。いやなおと」

『ペシアァ』

 

ペルシアンはいやなおとを発生させ、その音によりマリルの動きは止まってしまう。いやなおとは威力こそないが、相手の防御力を大きく下げる効果を持っている。より強力ないやなおとほど、相手の動きを止めることにも利用できるのである。

 

「イカサマで投げ飛ばせ」

 

ペルシアンはそのしなやかな体を絡みつけ、マリルを前方に投げ飛ばして叩きつけた。あくタイプの技ゆえ効果はいまひとつだが、いやなおとによる防御力低下によりダメージはかなりあるようだ。

 

「……これで終わりだな」

 

クチナシはそのまま腕をクロスさせてポーズをとりはじめた。あくタイプのZ技のポーズ。つまりこれでこの戦いに決着を着けるつもりのようだ。クチナシの腕に装着されているZリングにハマっているアクZが輝きだした。

 

 

 

 

 

 

 

――ブラックホールイクリプス

 

 

 

 

 

 

周囲は禍々しい雰囲気に包まれる。一面黒く染まり、ポータウンの雰囲気も交わって一段と恐怖感が増してくる。

 

ペルシアンの頭上にはブラックホールが生成されていた。ブラックホールの吸引力が周囲の物を次々と飲み込んでいく。

 

それはマリルも同じであり、マリルは必死に耐えて見せるが、それでもずりずりと引き寄せられてしまっている。このままではブラックホールに飲み込まれるのも時間の問題である。

 

「マリルさん!バブルこうせんです!」

 

ならば発動元でもあるペルシアンを直接攻撃しようとバブルこうせんを放つ。しかしバブルこうせん程度の勢いではブラックホールの引力に抗うことは出来ずに吸い込まれてしまう。

 

それと同時にマリルもまたどんどん待機るのが難しくなり少しずつ、また少しずつと引き寄せられている。遂には伏せてもはや限界と言う域にまで達してしまっていた。

 

「っ!マリルさん!」

 

万事休すか、と思いリーリエは思わずマリルのことを心配して名前を呼ぶ。その言葉を聞いたマリルの中で、何かがはじける音が聞こえたのであった。

 

次の瞬間、マリルの中心が青く光る。まるで何か変化を起こす前兆のようであった。その変化に、リーリエはもしかしてと察した。

 

「マリルさん……もしかして新しい技を……?」

『っ!?リル!』

 

マリルは諦めていないと言った表情でペルシアンを睨みつける。その顔を見たさすがのクチナシも驚きの表情を見せざるおえなかった。

 

「マリルさん……私たちの全力、見せましょう!」

『リルル!』

 

マリルは体内に溜め込んだ力をペルシアンに解き放った。明らかにバブルこうせんとは威力が桁違いで、ブラックホールに飲み込まれることなく抗い、ペルシアン直線的に解き放った。その一撃はペルシアンを貫き、集中力の切れたペルシアンのZ技は中断されてしまったのであった。

 

鉄をも切り裂くような勢いによる強烈な水圧の一撃。間違いなく今のはみずタイプの中でもトップクラスの威力を持つハイドロポンプであった。

 

クチナシは予想外の展開に目を見開いた。Z技を抗っただけでなくましてや反撃して中断させてしまうなど思ってもいなかったからだ。

 

今の一撃でペルシアンは予想外の大ダメージを受けて足元がふら付いている。チャンスなら今しかないと、リーリエはマリルに合図を出した。

 

「行きますよ!マリルさん!」

『リル!』

 

リーリエもZ技のポーズをとりマリルと心を一つにする。それと同時にリーリエのZリングに装着されたミズZが輝き力を解き放つ。

 

「これが……私たちの全力です!」

 

 

 

 

 

 

――スーパーアクアトルネード!

 

 

 

 

 

『ペッシ!?』

 

水に包みこまれたマリルがペルシアンに突撃する。その後ペルシアンは巨大な渦潮の中に取り囲まれ、渦の水圧に引き裂かれている。

 

渦潮が終わると、ペルシアンは空中から力なく地面に落ちていく。さしものペルシアンもハイドロポンプからの強力なZ技に耐えることができずそのまま戦闘不能へと陥ってしまった。

 

「……戻りな、ペルシアン。」

 

クチナシはペルシアンをモンスターボールに戻す。表情から彼の心情は中々読み辛いが、次の時には口元を小さくニヤリと上げていた。

 

「……まったく、最近の若いやつは。おじさん、思わず熱くなっちまったぜ。」

 

しまキング、クチナシはどこか満足そうな笑みを浮かべていたが、リーリエがそのことに気付くことはなかったのであった。




ダイパリメイクの難易度明らかに初心者お断りすぎる。正直ポケモンプレイヤーとしてはあまりオススメできません。一週目から持ち物だけじゃなくて努力値まで振られてるのは流石にね……。第5世代以降の持ち物やポケモンが出ないのもマイナス。ORASと違ってストーリーも全く変化ないし、やはり外注じゃなくてゲーフリが作らないとね。

あっ、剣盾でようやく色ディアルガでました。苦行から解放されてようやく一息つけます。

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