ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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剣盾で忙しく書いてる暇がなかったため、今回かなりは短い話を挟ませていただきます。最近休んでいたので適当な話で誤魔化していくスタイル。

これから今のヌシの剣盾の進行状況を毎度伝えていこうかなと思います。

ストーリーは1日で終わらせたのでイーブイの厳選をしております。マックスレイドを一人で回し夢イーブイは確保しました。現在は最初のブイズの厳選がようやく終わり努力値を振っているところです。

ただボックスがほぼ全てイーブイで埋まってしまい空きが無い状況に……。ボックスが全然足りねぇぞ増田ァ!

夢イーブイを自力でゲットしようとするとあまりに難易度が高く確立が低いので、夢イーブイが欲しい方は個人メッセージで言っていただければお渡しします。

あとがきには今作のブイズ変更点を載せたいと思います。


対策!新たなUB!?

捕獲したUBをバーネットに渡すべくアーカラ島の空間研究所を訪れていたリーリエ、ミヅキ、ハウ、ヨウの4人だが、バーネットにウルトラボールを預けた直後にビッケからの緊急の通信が入ったのだった。

 

『ウルトラガーディアンズの皆さん!大変です!新たなウルトラオーラがポニ島にて確認されました!』

 

ビッケから伝えられたのは更なるUBがポニ島に出現したという情報であった。そのまさかの事実を伝えられ動揺するリーリエ達。すぐに急行したところではあるが、アーカラ島からポニ島までにはかなりの距離があるため今すぐに現地へと赴くことは無理である。

 

どうすればいいのかと最善策を考える4人だが、そんな4人の背後から1人の男の言葉が耳に入る。

 

「心配するな、すでに手は打ってある。」

「お、お兄さま!?」

 

背後から声を掛けてきたのはリーリエの兄、グラジオであった。グラジオはバーネットの横に立ち、今の言葉はどういう意味なのかを伝える。

 

「日輪の祭壇があるにも関わらずポニ島にのみUBが現れないのがどうしても気がかりでな。四天王に様子を見に行ってほしいと依頼してある。もうすぐポニ島に到着する頃だろう。」

「へぇ~、ってことはじーちゃんもポニ島に言ってるんだねー」

 

グラジオの言葉に「だったら安心だね」といった様子でハウが答える。リーリエも「さすがお兄様」と自慢の兄の行動力に感嘆する。

 

「この人ってリーリエのお兄さんなんだ~。…………お兄様!?」

 

ハウはグラジオがリーリエの兄だと聞いて驚きを隠せない。ヨウも「言われてみれば確かに似ている」と同意の声をあげた。

 

初対面でも分かるほどこの2人は性格は全くの逆といってもいいほど違いがある。だが髪、瞳の色など、性格を総合的に重ね合わせれば兄妹なのだということは分かるだろう。

 

「改めて自己紹介する。俺はグラジオ。訳あって今はエーテル財団の代表代理をしている。」

「俺はヨウだ。よろしくな」

「おれハウー!よろしくねー!」

 

グラジオは互いの自己紹介を終えると、まずは皆に伝えたいことがあるといい改めて口を開いた。

 

「俺はお前たちがUBと戦う前に一度、シンジと一緒にUBと交戦した。」

「え?シンジさんとですか?」

 

シンジの名前が出てきてリーリエは咄嗟に反応する。グラジオはリーリエの言葉に反応して頷き、そのまま話を続ける。

 

「奴のコードネームは“UB01 PARASITE”」

「!?そのコードネームって確か……」

「はい、2年前の……お母様の……」

「ああ。俺たちがウツロイドと呼んでいる存在……因縁の相手だ。」

 

2年前の忌まわしい事件。ルザミーネが欲望のままに操られてしまった事件の主犯ともいえる存在だ。2年前にアローラにいなかったハウとヨウもある程度の話は聞いていたため、話を理解することができている。

 

「残念だが捕獲をすることはできず逃げられてしまった。しかし痛手を与えることはできた。少しの間は姿を現すことはないだろう。」

 

現れたとしてもビッケに探索を続けているため問題ないとみんなに諭す。

 

四天王の強さはここにいる全員が知っている。ポニ島に出現したUBであれば四天王たちに任せておけば問題ないだろう。チャンピオン、シンジの呼びかけによりアローラ中の人々の混乱は収まりつつあるということも伝えられた。

 

「おじいちゃんたちがUBと戦うってことは、私たちはこれから何をすればいいの?」

「今はポニ島が片付くまで待機だ。ウラウラ島の方も捕獲に成功したようだしな。」

「現状ポニ島を除けばウルトラオーラの反応は極めて低いの。恐らくこれ以上のUBは訪れないでしょうね。」

「逃げたウルロイドが再び出現する場所はこのアーカラ島の可能性が高い。奴らはウルトラホール間を移動する能力はあっても、アローラ中を一瞬で飛び回るほど万能な力は備わっていない。だからこそここでの待機が一番無難だろう。」

 

ミヅキの質問にグラジオが答え、バーネットの言葉にグラジオがそう補足する。であるならば自分たちはその指示に従うしかない。

 

その時、グラジオの通信機にビッケからの通信が届く。グラジオは通信機のボタンを押し、ビッケとの通信を繋げた。

 

「どうかしたのか?ビッケ。」

『グラジオ代表。ウツロイドの件で一応お伝えしたいことが。』

「何かわかったのか?」

『現在アーカラ島にてウルトラオーラを感知しております。恐らくウツロイドのものと見て間違いないものと思われます。』

「やはりまだここにいたか。それでウツロイドの状況は?」

『はい。シンジさんとグラジオ代表と交戦したウツロイドのウルトラオーラは微量ながら回復しております。ですがかなりのダメージを負っているようで、すぐには現れることはないと予想されます。』

「そうか。分かった。引き続きウツロイドとポニ島に出現したUBの調査を頼む。」

『了解しました!』

 

そう言ってビッケは笑顔で通信を切る。大変な仕事を一任してしまっているという自覚はあるが、それでもビッケは一切文句を言うことなく請け負ってくれている。そんな優秀な秘書である彼女にグラジオは心の中で深く感謝する。

 

……約一名役に立たず気に入らない部下もいるが目を瞑っていてもさほど問題はおきないだろう。

 

「というわけだ。暫くはここで休息し体力を温存しておいてくれ。」

「ここにいる間、研究所の中を自由に見学しても構わないわ。好きに使ってちょうだい。」

 

4人はグラジオとバーネットの言葉に甘えて暫く空間研究所の中で気を休めることにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはポニ島にあるポニの原野と呼ばれる場所だ。ポニの原野にウルトラオーラの反応があると聞き、四天王である2人が足を運んだのであった。

 

「しまキングは やるキング♪」

「今はしまキングじゃないでしょ?」

「なぁに、四天王になっても私の心はいつまでもしまキングですぞ。」

「なにそれ」

 

機嫌よく歌を歌っていた男性はかくとうタイプの使い手ハラ、もう一人の女性はいわタイプの使い手であるライチ。

 

ハラの言葉に呆れ気味な反応をするライチだが、元しまクイーンの彼女もハラの言葉が何となく理解できた気がした。

 

こう見えてこの2人は四天王と呼ばれているだけはあり、実力はアローラにおいてトップクラスである。特にハラはメレメレ島の元しまキング、ライチはアーカラ島の元しまクイーンでもあるため、各島からの信頼は誰よりも厚いだろう。

 

「さて、それよりそろそろ来たようですぞ」

「ええ、そうみたいね」

 

そんな2人の前に上空から巨大な物体が降ってくる。台形のような形状をしたその物体は着地する直前にブロックが連なったかのような形をした足を生やして地に降り立つ。

 

その生物はいくつかのブロックでできているのか、一部が裏返り複数の青い目がこちらを見つめている異形すぎるほどの姿であった。見ただけでもUBと判断できる姿である。

 

「じゃあ早速行きましょうか!」

「ハラハラさせますぞ!」

 

そうして四天王ハラ、ライチのタッグによるUBとの戦いが始まるのであった。




今作のブイズ変更点
強化された部分
・ニンフィア、ブースターがマジカルフレイムを習得
・グレイシアがフリーズドライをレベルで習得
・リーフィアが宿木の種、ソーラーブレード、にどげり、リーフストームを習得
・ダイマックスによりフィールド、及び天候の操作が比較的簡単に操れる
・ブイズ全体がウェザーボールを習得可能
・ブラッキーの特性“精神力”が威嚇の効果を無効にできるように変更された

弱体化された部分
・毒毒が習得できずブラッキー、シャワーズが大きな痛手
・めざパが撤廃されブイズの貴重なサブウェポンが減少
・影響は少ないがおんがえし、ほえる等も習得不可

その他の変更点
・リーフィア、グレイシアの進化条件がそれぞれリーフの石、氷の石に変更
・ニンフィアの進化条件がなかよし度2からなかよし度3に変更
・めざパの撤廃により厳選が比較的楽に

強化された部分も多いですが弱体化点があまりに痛すぎるので中々難しいところではあります。
ですがリーフィア、ニンフィアの強化点が非常に大きく、グレイシアでギャラを相手できるのは大きいのではないかと思います。寧ろ今作ではダイマックスとマジカルフレイムの習得によりブイズ最強まであります。ダイバーンでナットレイ飛ばせますし。
ダイマックスシステムも面白そうなので早く対戦したいでござる

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