俺の名前は青木暮人、異世界で勇者をやっている者なんだが、なんと王国の騎士団に新しく若手貴族が入ってきたみたいなんだ、そいつの名前がロベリア・ラルグリスって言うんだ。
どんな奴かって?とても良い奴だぜ、俺に話しかけてくれるし、訓練だって一緒ににやってくれるんだ。何せ自分の友達を紹介してくれて一日、訓練を一緒にやったりしたんだ、嬉しくて張り切ったよ。
僕はロベリア・ラルグリス。王国の大貴族の息子であり、次期当主でもある。
父様の口利きで騎士団に入団したのだが、平民上がりの分際で勇者だのなんだの言われている奴がいて、僕に頭を下げることもしてこない愚か者がいるんだ。締め上げる為に取り巻きの連中と共に訓練で恥をかかせるつもりだったんだが、あの化け物澄ました顔で一日中訓練し続けて1本も取ることができなかった。
「ちっ、何かアイツに屈辱を与えれる事は無いのかっ。」
そう考えている所に取り巻きの一人が、
「あのクレトとか言う奴は、聖女様と仲が良いようですよ。」
そうか、あの聖女様と仲が良いね、そうか、それはいい、容姿は良いし何より聖女という肩書きも使えるから手に入れて損はない、よし僕の物にしてやろう。
この頃、クレト君以外に私に話しかけて来る人がいます。何て言いましたか、名前も覚える気が無いので分かりませんが、めんどくさい人です。何故なら私がクレト君と話している時に割り込んできたりしてきて鬱陶しいのです。
あぁ、けどクレト君はいつもに比べて嬉しそうにしています。素敵です。けどその全てが私に向けられているものでは無いのです。
「あぁ、クレト君全ての感情を私に向けてください。私の全てをクレト君にあげますから。私だけを見てください。」
今俺は訓練所で沢山の騎士達に囲まれ、目の前にロベリアが剣を構えて
「さぁこいっ、シルフィは僕の物だ!!」
と言っている、どうしてこうなったかって?そうだな話はすこし前に遡る。
俺はこの頃一緒に訓練をしている騎士達と一緒にいたのだが、急にロベリアが、僕はシルフィが好きだ、僕の物にして見せるといったから、
「やめておけ、そもそもシルフィは物では無いし(人は物なんかじゃないし、女性に、ましてや好きな女の子に)物なんて言っている君に告白する資格などない。(嫌われたら嫌だろ?)」
言っただけなんだか。何故か怒って決闘だ!と言われ、今此処にいる訳なんだがどうしてこうなったんだ。
この頃、新しく入ってきた貴族ロベリア様だがやっている事が酷すぎる、アオキ殿に多人数で一日中訓練させ続けたりなど、目に余る行動が多い訳なのだか何と、今回ロベリア様と決闘する事になったのだ、立場的にはロベリア様を応援しなければならない。だが、どうか勝ってくださいアオキ殿。
そういう事で、これから戦う訳なんだか元日本人の俺が勇者と呼ばれ程戦える理由が、やはり神様から貰ったチート能力のお陰である。英霊並の身体能力、直感EX、千里眼B、心眼(偽)、矢よけの加護、頑健EX、魔力放出Aがある為だ、
ロベリアはロングソードを構えて突撃して来た。
「はぁぁぁ、さっさとケリをつける。攻撃などさせてたまるか!」
うおっ、案外に重い、だが舐めるなよっ、これでも勇者って呼ばれてんだ負けてたまるかよっ。
「良い太刀筋だが、シルフィをモノ扱いする男に負ける程弱くはないっ!」
俺はロベリアが振り下ろした剣を避け、逆に胴に一撃を入れて吹き飛ばした。
「俺の勝ちだ、これでシルフィを物扱いするのを辞めることだな。」
そうして、俺とロベリアの決闘が終わったわけなんだが、何故かシルフィの機嫌がとてもいい、ふむやはり好意を持たれるのは嬉しいんだな、イイなぁモテて俺なんか彼女どころか告白された事も無いのに。
こうして勘違い勇者と寂しがりやな聖女の物語は続いていく。
どうも紅蓮の聖女です。今回は初の戦闘描写ありです。えっ、戦闘描写下手くそ?戦闘短い?文章めちゃくちゃ?し、失礼何のことかな?
因みに直感等のスキルのランクですが。あくまで目安であります。
まぁ何やかんやで2話目です。この作品なんですが、連載にしようか迷っています。もし良かったらそこら辺も含めて感想書いて頂けると幸いです。ログイン無しでも送れます。
( ´・ω・`)ノ~