悪魔になろう!なれるの?
高校生活1年目は魔力制御と新しい学園生活であっという間に過ぎた。制御は思ったより時間がかかってしまい苦労した。最初の頃は出力制御がうまく行かず軽くやったつもりで地面殴ったら直径10メートル深さ3メートルのクレーターができたり、朱乃の雷光で似たような大きさのクレーターができたり、イリナは戦闘スタイルのおかげかそういうのはなかったが縮地で移動距離が大き過ぎたりと苦労した。
それから、俺達にあてられたのか、リアス部長や祐斗もかなり修行を積んで実力を大きく伸ばしていた。
何回か修行に混ぜてもらったが結構ハードでこっちもいい経験をさせてもらった。もう一人の眷属とも会えたしね。
そんなこんなで1年経ち今日から2年生。
俺達はある決意をして部室に向かっていた。
部室に入り、みんなに挨拶をする。ソファーに一人小さい女の子が座っている。部長のもう一人の眷属 塔城子猫ちゃんだ。今年から駒王学園に入学してきた後輩だ。
モクモクとお菓子を食べている。
「先輩、今私のこと小さいとか考えてませんでした?」
「そ、そんなことないよ〜。あははは。」
鋭い!修行の合間で話したときもよく鋭いツッコミを入れてきてたな。さてさてそんな事考えてる場合じゃないな。
「部長、話しがあるんですが。ちょっといいですか?」
「何かしら、あらたまって。」
「この1年間考えて色々見てきたつもりです。その上で俺達を部長の眷属にしてください。」
「「「っ!!」」」
「いいの?私としては大歓迎だけど、実力もまだまだ差があるわ。」
「実力云々は関係無いですね。これからずっと付き合っていけるかが問題ですから。人柄とか考え方とか俺達なりに見て部長なら眷属にしてもらってもいいと、全員で考えて出した結論です。」
「わかったわ、イリナも朱乃もいいのね?」
「ええ、お願いします。」
「はい!勿論です。」
「じゃあ、早速!といきたいところなんだけど、お兄様達も立ち会いたいとおっしゃってたから少し待っててもらえるかしら?」
と言って奥の部屋に行ってしまった。
立ち合いってどういうこと?なんかあるんだろうか?
しばらくして部長が戻って来た。
「とりあえず場所を移動するからみんなも来てくれるかしら?」
そういいながら魔法陣を展開し、部員全員で転移した。
転移した場所は扉以外何も無い部屋だった。そこには2人の男性が待っていた。
「わざわざ来てもらってすまないね。わたしも立ち合いたくてね。それで彼は
「アジュカ・ベルゼブブだ、よろしく頼むよ。」
魔王はイケメン多いな。アジュカさんは中世的な感じだ。
「それではリアスはじめてくれ。」
「わかりました、お兄様。」
そう言って持っていた小さな箱を開けた。
「お兄様!これは!」
「これは・・・アジュカちょっと見てくれるかい?」
「これは・・・。」
箱の中身を見ている3人は驚いていた。
「ふむ、これはリアスくんの力と思いに反応したみたいだね。女王、騎士、兵士の駒が全部
「そんなことってあるのですか?」
「悪魔の駒には隠し要素があってね、主の力や思いによって変化したりするんだよ。」
「それは知っているが、それにしても。」
「そうだね、僕もここまでの変化は見たことが無いね。多分このままでも大丈夫だと思うが保険の意味もこめて少し調整しておこうか。」
そう言ってアジュカさんは小さい魔法陣を出して駒を調整し始めた。
「えと、大丈夫なんでしょうか?」
「アジュカが調整しているから大丈夫だよ。それと彼の腕輪も着けているんだろ?」
「はい、全員着けてます。」
アジュカさんて相当凄い人なのかも。
「これで大丈夫だと思うよ。」
「それでは始めようか。」
そして、朱乃が女王、イリナが騎士、そして俺は兵士の駒8個を渡された。
駒が光りだし俺達の胸のあたりに吸い込まれるように入っていった。
「どうやら無事に転生できた様だね。」
どうやら無事に悪魔に転生出来たようだ。
「特に劇的な変化とか無いんだな。」
「そうね、少し魔力が上がったかしら?」
「そうだね〜、あ、朝に弱くなって夜に強くなるんだっけ?」
「それも慣れれば気にならなくなると思うがね。これからはリアスの眷属としてよろしく頼むよ。」
「「「はい!」」」
「帰ってみんなで眷属が増えたお祝いしましょう!」
部長はそう言って魔法陣を展開して戻る準備をしはじめた。
こうして俺達は悪魔に転生した。無事に済んでよかったよ。
割とあっさり悪魔に転生しましたね。新章始めから本編と違ってます。
それとコカビエルまでが短いので番外編を入れようかと思ってます。