ARMORED CORE WOLF TO REVENGE   作:KOSO

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ゲームで戦った所のさらに奥に第2の守備部隊がいる。そんなイメージです。




『ラインアーク襲撃』

 私は忘れない 死にかけだった私を助けてくれた鋼鉄の巨人を

 

 私は忘れない あの孤児院で暮らすみんなの暖かさを

 

 私は忘れない 強くて優しくて不器用なあの人を

 

 

 私は――――忘れない

 

 

 

 

 

 通信を報せる電子音が鳴る。女は通信を開いた。

 

 「リンクス。ネクスト『ストレイド』はミッションを終了しました。貴方は直ちに戦闘を開始してください」

 

 「…………了解」

 

 女は通信を切ると心を落ち着かせるために深呼吸をした。

 

 女と、先程名前の出た『ストレイド』の操縦者はリンクスになったばかりだ。

 

 今回のミッション、『ラインアーク襲撃』は企業とクレイドルに敵対する地上最大の反体制勢力である、ラインアークの守備部隊の撃破である。話し合いのための示威行為であると同時に新たなリンクスたちの力量を見極める目的がある。

 

 初めての戦闘だが緊張はしていない。何度もシミュレーターで訓練をした。機体の調子もいい。不安要素は何もない。

 

 私は初めて人を殺すだろう。

 

 大丈夫。覚悟は既にできている。 

 

 さあ、始めよう。

 

 

 

 

 

 ブーストを吹かし前進していると、破壊されたMTやノーマルの残骸があちこちに転がっていた。どうやら『ストレイド』とやらが派手に暴れたらしい。

 

 向こうから何かが近づいて来る。黒いネクストだ。恐らく、あれが『ストレイド』という名のネクストだろう。別々で来たため見る機会がなかった。

 

 全身が見えてくる。確か、リンクス戦争のときに崩壊した、今はなきレイレナード社のAALIYAHだったか。

 

 『ストレイド』はすれ違い様にこちらを見たが女は無視して進む。 ふと、レーダーを確認したら味方機だと報せる緑のマークが動かない。後ろを振り返る。どうやら、『ストレイド』は立ち止まりこちらを見ているようだ。だが、女は特に気にせず先に進む。

 

 

 

 

 レーダーに敵を報せる赤いマークが表示された。 MTが数十機とノーマルが約十機。数は多くない。所詮MTとノーマル。ネクストの敵ではない。

 

 女はシミュレーターでの訓練を思い出す。何度も戦った。大丈夫だ。

 

 女のネクストは、アルゼブラのSOLUHフレーム。防御力は低いが、高い機動力と安定性能を持っている。右手には突撃ライフル『ACACIA』、左手にはショットガン『MBURUCUYA』、左背には散布ミサイル『MP-0200』を装備している。 機動力を活かした中距離での高速戦闘が女の戦闘スタイルだ。

 

 「リンクスだ!」

 

 「企業め、本格的に攻めて来たのか!」

 

 「撃て! 撃て!」

 

 前方から迫りくる幾多の銃弾。だが、女からすれば止まっているにも等しい。

 

 QBを使い危なげなく回避する。回避したと同時にライフルを撃つ。ちゃんと当てることができた。MTが壊れる。QBでさらに近づいたところでショットガンも撃つ。敵部隊の攻撃はかすりもせず、逆にこちらからの攻撃は、一発でも致命傷である。苦戦せずにMTを全滅させた。

 

 「クソ!バケモノめ!」

 

 ノーマル部隊が必死に撃ち続けるが当然当たるはずもなく、一機、また一機と徐々に数を減らしていく。

 

 付近の敵は全部倒した。残りは向こうのハイウェイにいるようだ。

 

 そういえば、ミサイルをまだ使ってなかった。実践ではどんなものか。試しに使ってみよう。武器をミサイルに切り替える。ロックオン完了。ミサイルが発射されノーマルに向かう。爆風で煙が舞う。

 

 「ぐああ!」

 

 「アランがやられた!クソ!」

 

 こちらの攻撃は全く当たらず、横にはネクストのミサイルによって破壊されたノーマル。恐らくアランは助からない。よくも仲間を! と前を見たがネクストはいない。

 

 「ネクストは何処にいった!」

 

 「右だ!エリック!」

 

 慌てて振り返る。が、遅い。

 

 女はショットガンで、ノーマルを蜂の巣にする。何も出来ず破壊されたノーマル。残るは一機。ブーストを吹かす。

 

 「くっ来るな!」

 

 ノーマルは恐怖を誤魔化すかのように撃ち続ける。

 

 前方にQB、そのままノーマルの背後に回る。そしてQT。真後ろでショットガンを放つ。ノーマルは破壊され、パイロットは悲鳴を上げる暇もなく死んだ。

 

 レーダーに敵を報せる赤いマークはない。敵部隊を全滅させることができた。通信が入る。

 

 「守備部隊の全滅を確認。ミッション完了です。お疲れ様でした。帰還してください」

 

 ミッションを完了することができた。初めての任務だったが、無事に終わらせることができた。女は安堵すると、来た道を戻った。

 

 

 

 

 

 戻る途中、女は作戦エリア外付近に『ストレイド』を見つけた。どうやら見ていたようだ。女は『ストレイド』の横で止まった。

 

 「……何か用か?ストレイド」

 

 『ストレイド』のリンクスは何も言わずじっと見つめる。待っても何も言わない『ストレイド』のリンクスに、痺れを切らした女がしゃべろうとしたとき、『ストレイド』は何も言わずOBを展開して去って行った。

 

 何だあいつは、と思ったが、すぐどうでもいいと思い、帰還した。

 

 

 

 

 

 帰還途中、女は考えに耽る。とりあえず目標は達成した。動きに何処もおかしくはなかった筈だ。これからは正式なリンクスとなり、傭兵として戦場を駆けるだろう。

 

 当面も目標は、様々な戦場を駆け抜け強くなることだ。いつか、企業連によるラインアークの本格攻撃が開始することは間違いないだろう。それまでに、『ホワイト・グリント』の撃破を依頼されるように強くならなければ。

 

 ラインアーク。企業に敵対する地上最大の勢力。それが今日まで存在することができたのは、ひとえに『ホワイト・グリント』のお蔭だ。 守護神、コロニーの英雄、カラードランク1オッツダルヴァを超える最強のネクスト、いろんな逸話があるが、女が注目したのはある噂だった。

 

 『ホワイト・グリント』のリンクスは、リンクス戦争の英雄『アナトリアの傭兵』ではないか

 

 女はすぐ調べた。

 

 いわく、『ホワイト・グリント』のリンクスは単体で企業を壊滅させた。

 

 いわく、『ホワイト・グリント』のオペレーターはフィオナ・イェルネフェルトである。イェルネフェルトはリンクス戦争の時、『アナトリアの傭兵』のオペレーターを務めていた。

 

 確固たる証拠はなかったが、女は確信した。『ホワイト・グリント』のリンクスこそが『アナトリアの傭兵』だと。

 

 女は振り返る。ビルが並ぶ海上都市ラインアーク。『ホワイト・グリント』との決戦はここになるかもしれない。ラインアーク自体はどうでもいい。私の目的は『ホワイト・グリント』のみだ。

 

 あの時、誓ったのだ―――――あの人を殺した『アナトリアの傭兵』を、私が必ず殺すと―――――

 

 今戦えば、さっきの守備部隊のように何も出来ずに殺されるのがオチだ。必ず時期が来る。それまで絶対に強くなってやる。

 

 女はOBを展開し、帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーダーマッチ

 NO.26

 最近カラードに登録した、独立傭兵のリンクス

 中距離での高速戦闘をこなし、あらゆる依頼を遂行する

 その機体構成から『砂漠の狼 アマジーグ』との関わりがあったのではないかと疑われている。

 

 

 僚機選択

 カラードランク26

 リンクスは○○(リンクス名)、独立傭兵

 低ランクではあるがあらゆる任務を

 こなしたため経験は豊富

 機体の防御力は低いので留意が必要

 

 

 

 セリフ

 

 ミッション開始時

 「○○(ネクスト名)だ。さっさと始めるぞ」

 

 負傷時

 「チッ食らいすぎたか。撤退する」

 

 ミッション終了時

 「終わりか。この程度では足りん。もっと強くならなければ」

 

 『ホワイト・グリント』撃破ミッション開始時

 「この時を……待っていたぞ!」

 

 『ホワイト・グリント』によって女のネクストのAPが一定値まで減少した時

 「お前を殺すまで、死んでたまるか!」

 

 『首輪付き』によって女のネクストのAPが一定値まで減少した時

 「邪魔をするな!お前の相手をしている暇はない!」

 

 『ホワイト・グリント』によって撃墜された時

 「すまない……アマジーグ…………仇は………」

 

 『首輪付き」によって撃墜された時

 「動け!動けよ!まだ殺してない!仇は取れてない!クソが!」

 

 『ホワイト・グリント』を撃破した時

 「殺った…?やっ殺った!アハハ!私が殺した!アハハハ!」

 

 別のキャラが『ホワイト・グリント』を撃破

 「なっ!お前!……………チックソが!」

 

 

 

 

 

 

 おまけ 

 もし過去に何もなくそのまま成長したら

 

 ミッション開始時

 「○○(ネクスト名)よ。よろしくね」

 

 「○○(ネクスト名)よ。それじゃ、始めよっか」

 

 負傷時

 「ごめんなさい。撤退します」

 

 『首輪付き』負傷時

 「大丈夫?無理しないで」

 

 「私がやるから。君は下がってて」

 

 ミッション終了時

 「任務終了か。お疲れ様」

 

 「任務終了っと。君、強いね。憧れちゃうな」

 

 メイ・グリンフォールドがいるとき

 「メイ。盾役よろしく。危険と思ったら下がっていいからね」

 

 「無茶しないでね、メイ」

 

 ダン・モロがいる時

 「あー、ダン君?私が前に出るから、後ろで援護してもらえると嬉しいな」

 

 社長がいる時

 「よろしくお願いします。露払いは任せてください」

 

 「さすが有澤重工。敵にしたくないわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




機体はバルバロイとほぼ同じ
機体の色は灰色か黒色
エンブレムは灰色か黒色の狼
ネクスト名とリンクス名は未定(一応候補はいくつかある)

普段は無口で落ち着いているが、『アマジーグ』『マグリブ解放戦線』 『アナトリアの傭兵』 『ホワイト・グリント』 これらが関係すると人が変わったように暴れる

メイとは友人関係。関わりたくなかったがメイからグイグイ来て、結局諦めた。
いろいろあって肥溜めさんと仲良くなり、装備を譲り受けるかもしれない
蜘蛛女に気に入れられてメイとちょっとした修羅場が起こそう
あとハラショーさんから使うかどうか分からないが、とっつきをもらうかも。それが女が使用する唯一の格闘武器
ダンや麺類コンビともいろいろあって仲良くなり、一緒に任務とかこなしそう
最終的には情が移り、戦いはしても止めは刺さない

のちに精神不可を受け入れることによりに2段QBが使用可能になる。 WG戦では2段QBしまくり、何度かダメージを与えることが出来たが、身体が保たなくなり自滅。止まったところを攻撃され、壁に激突。そのまま戦闘不能に。だが戦闘不能と判断されたため、結果的に生き残った。
というWG戦での妄想。
もし需要があれば続きを書くかもしれません。

読んでいただきありがとうございました
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